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更新日:2024年4月3日

松本技術専門校

自動車整備科

自動車整備科について

2級自動車整備士国家資格取得を目標に、自動車の構造や整備技術の基礎から、現場に即した技術に対応できる自動車整備技術を学びます。
また、故障探求する能力などを高める実習も実践し、自動車技術全般にわたる知識を得るとともに、実習を通じ自動車整備工場で中堅サービススタッフとして、活躍できる技術、技能の習得を目指します。
修了すると、2級自動車整備士国家試験の実技試験が免除となります。当校の修了生は高い合格率を有しています。

 

自動車整備科実習風景写真

 

入校、修了、就職状況

入校者数
入校年度 応募者数 入校者数
R6 24 22
R5 19 14
R4 39

23

修了者数と就職者数

入校年度 修了者数 就職者数
R5

現2年生

R4

19

19
R3 20 19

 

資格取得状況

2級自動車整備士
入校年度

2級自動車整備士

ガソリン

2級自動車整備士

ジーゼル

R5

現2年生

R4

18(19)

19(19)
R3 20(20) 19(20)
R2

18(18)

18(18)

R1

17(17)

17(17)

(注)1:表の数値は合格者人数(受験者人数)である。

技能講習、特別教育

1年次及び2年次の技能講習及び特別教育の受講状況は以下のとおりです。

1年次

  • アーク溶接技能講習
  • ガス溶接技能講習
  • 自由研削砥石特別教育
  • 玉掛技能講習
  • 小型移動式クレーン運転技能講習
  • 低圧電気取扱業務特別教育

2年次

  • 小型車両系建設機械運転特別教育
  • フォークリフト運転技能講習

自動車整備科について

(自動車整備士の資格区分について)

自動車整備士の資格には1級自動車整備士、2級自動車整備士、3級自動車整備士、特種整備士の区分があります。このうち技術的には、2級整備士が通常の自動車整備業務が支障なく行える上位レベルと位置付けられています。このため、従来は1級自動車整備士試験は実施されてきませんでしたが、近年の自動車への新技術の普及やリサイクルの推進などから、平成14年度から実施されています。

(2級自動車整備士の区分は)

2級自動車整備士はガソリン自動車整備士、ジーゼル自動車整備士、自動車シャシ整備士、二輪自動車整備士の4種類に区分されています。

(2級自動車整備士の業務は)

自動車の整備工場には国土交通省から認証を得た「認証工場」と自社工場で車検が可能な「指定工場」があります。これらの工場には「整備主任者」や「自動車検査員」の資格が必要となりますが、その資格には1級または2級ガソリン自動車整備士または2級ジーゼル自動車整備士の資格が必要となります。

(2級自動車整備士を取得するには)

国が行う自動車整備士技能検定試験を受験する方法と、国土交通大臣が指定する「養成施設」で修得し、日本自動車整備振興会連合会(日整連)が実施する登録試験を受験して取得する方法があります。
技能検定試験で取得するためには、1年以上の実務経験ののちに3級整備士を取得し、その後3年の実務経験を経ないと2級整備士試験は受験できません。
養成施設は整備の実務経験のない方を対象とした「一種養成施設」と、整備工場などに勤務しながら講習を受ける「ニ種養成施設」があります。
当校は、「一種養成施設」として国の指定を受けております。2年間の訓練課程を修了すると、実技試験免除で日整連が実施する登録試験または国が行う自動車整備士技能検定試験を受験することが可能です。

(訓練の体系は)

(1)ガソリンエンジン、(2)ジーゼルエンジン、(3)電装、(4)シャシ、(5)総合の5ブロックに分けて実習を進めています。それぞれのブロックの作業は次のように、基礎的なものから応用的な内容に、4ステップに分けています。

  1. ガソリンエンジン
    センサー・アクチュエーター電子制御基礎→ガソリンエンジン制御プログラムシミュレーション計測→電子制御ガソリンエンジン車上整備→ガソリンエンジン故障原因探求実務→コモンレール式高圧燃料噴射装置
  2. ジーゼルエンジン
    噴射ポンプ単体燃料装置→ジーゼル車上点検(直噴式、渦流室式)→列・VE型噴射ポンプテストスタンド実務→ジーゼルエンジン故障原因探求実務
  3. 電装
    故障原因探求、シャシ/エンジン電装→空調装置(エアコンディショナ)→イージー・コンフォート電気装置整備→ジーゼルエンジン車電気装置整備
  4. シャシ
    油圧制御基礎、油圧式パワーステアリング→油圧制御式オートマチックミッション単体→油圧制御式オートマチック車上整備→電子制御オートマッチクミッション整備
  5. 総合
    機械操作実習(工場設備・診断機他)→継続検査実務(自動車定期点検整備)→4輪トータルアライメント測定調整→自動車板金塗装基本作業

(就職の状況は)

修了した方の多くが自動車整備業へ就職していますが、建設機械、農業機械の整備業へ就職を希望する人も見られます。自動車整備業ではディラー系の整備工場へ就職を希望する人と、一般自動車整備工場へ就職を希望する人が見られます。

ディラー系の整備工場の採用試験は他の業種に比べて早く、1年次の1月から3月頃には採用試験が実施され採用内定が出されます。(入校してから10ヶ月程度で入社試験を受けることとなります。)デイラー系へ就職を希望する人は、早目からの就職活動が必要となります。(入校者の状況)例年2~3倍の応募者があります。応募者には、転職希望者や大卒者、女性も増えています。

訓練カリキュラム

区分 1年次 2年次
学科 自動車工学概論
自動車工学
安全衛生
関係法規
自動車整備
自動車検査
職業資格など
(約750時間)
自動車工学
安全衛生
関係法規
自動車整備
職業資格
模擬試験など
(約570時間)
実技 工作作業
測定作業
自動車整備作業
自動車検査作業など
(約840時間)
工作作業
自動車整備作業
故障原因探求
自動車検査作業など
(約1020時間)
時間数 1,590時間 1,590時間 3,180時間

(訓練時間の1時限は45分です)

お問い合わせ

所属課室:長野県松本技術専門校 

長野県松本市寿北7-16-1

電話番号:0263-58-3158

ファックス番号:0263-85-1412

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