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更新日:2014年5月14日

第973回長野県教育委員会定例会会議録 

1 日 時

    平成26年(2014年)3月13日(木) 午前11時30分から午後3時30分まで

2 場 所

    県教育委員会室

3 議 題

   ○議 事

    議第1号 職員の人事異動について

    議第2号 職員の処分について   

    議第3号 平成25年度退職者の永年勤続教職員表彰について

    議第4号 平成26年度長野県教育委員会基本方針(案)について

    議第5号 「懲戒処分等の指針」の一部改正について

    議第6号 長野県教育委員会事務処理規則の一部を改正する規則案について

    議第7号 長野県教育委員会事務局及び学校以外の教育機関の組織に関する規則の一部を改正する規則案          

           について

    議第8号 長野県立高等学校管理規則の一部を改正する規則案について

    議第9号 長野県高等学校授業料等の徴収に関する規則の一部を改正する規則案について

    議第10号 長野県教育支援委員会について

    議第11号 平成26年度長野県教科用図書選定審議会委員の委嘱について

    議第12号 長野県信濃美術館協議会委員の任命について

    議第13号 平成26年度長野県教科用図書選定審議会への諮問について

    報第1号  平成25年度児童生徒教育委員会表彰について 

 

   ○教育長報告事項

   (1)県教育委員会におけるコンプライアンス体制等について

   (2) 「教職員の業務を改善し、子どもと向き合う時間の確保・充実を図るための総合的な方策」について

   (3)平成25年度長野県学校保健統計調査の結果について

   (4)平成25年度児童生徒の食に関する実態調査の結果について

   (5)第69回国民体育大会冬季大会の総合成績について

   (6)教職員評価と学校評価の概要(案)について

 

   ○その他

   (1)長野県いじめ防止等のための基本的な方針(案)について 

 

4 出席者

   ○委 員

    委     員     長   櫻 井 久 江

    委員長職務代理者   耳 塚 寛 明

    委          員   高 木 蘭 子

    委          員   生 田 千鶴子

    委          員   平 林 尚 武

    教    育    長   伊 藤 学 司

   ○その他

    青木教育次長、笠原教育次長、田中教育参事兼教育総務課長、柳澤義務教育課長、

    菅沼高校教育課長、成沢特別支援教育課長、武田教学指導課長、永原心の支援室長、

    小野文化財・生涯学習課長、丸山保健厚生課長、茅野スポーツ課長

 

 

櫻井委員長

 ただいまから第973 回教育委員会定例会を開会します。
 議事に入ります。
 本日の審議事項中、議第1号の「職員の人事異動について」、議第2号の「職員の処分について」、議第3号の「平成25 年度退職者の永年勤続教職員表彰について」は、特定の個人に関する情報が含まれている案件です。つきましては、議第1号、議第2号及び議第3号を非公開で審議することが適当と思われますが、非公開とすることに御異議ございませんか。

全委員  

 異議なし。

櫻井委員長

 御異議ございませんので、議第1号、議第2号及び議第3号は、非公開で審議を行うことと決定します。

 

【以下、公開審議】

 

 

櫻井委員長

 本日は、議案等が多数あることから、運営の都合上、通例とは異なり、午前中に議第1号「職員の人事異動について」、議第2号「職員の処分について」及び、議第3号「平成25 年度退職者の永年勤続教職員表彰について」の審議を、特定の個人に関する情報が含まれている案件のため非公開により行いました。
 それでは、会議を再開します。
 最初に議第4号「平成26 年度長野県教育委員会基本方針(案)について」、田中教育総務課長から説明してください。

田中教育参事兼教育総務課長

  (資料説明) 

櫻井委員長

 この基本方針案は、前回2月13 日の定例会におきまして原案が示され、各委員の御意見等を踏まえ修正を加えられたものとのことでありますが、ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言をお願いします。特にございませんでしょうか。
 無いようでありますので、それでは、議第4号を原案のとおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

全委員

 異議なし。

 

 

櫻井委員長

 

 御異議ございませんので、議第4号を原案のとおり決定いたします。
 事務局におかれましては、この基本方針に沿って児童生徒を中心にした教育の充実にしっかりと取り組むようにお願いをいたします。
 次に、議第5号「『懲戒処分等の指針』の一部改正について」、田中教育総務課長から説明をお願いします。

 

田中教育参事兼教育総務課長

  (資料説明)

 

櫻井委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、お願いいたします。わいせつ行為、ストーカー等を厳罰化ということでありますが、特によろしいでしょうか。
 それでは、議第5号を原案のとおり決定したいと思いますが、よろしいでしょうか。


全委員
 異議なし。

 

櫻井委員長

 議第5号を原案のとおり決定いたします。
 わいせつ行為、ストーカーを厳罰化するということでありますが、この基準を適用するような行為が絶対に起こらないように望むものであります。
 次に、議第6号「長野県教育委員会事務処理規則の一部を改正する規則案について」、田中教育総務課長から説明をお願いします。

 

田中教育参事兼教育総務課長

  (資料説明)

 

櫻井委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言願います。
 組織改編によるものでありますが、特にございませんでしょうか。
 特に無いようでありますので、それでは議第6号を原案のとおり決定したいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。

 

全委員

 異議なし。

 

櫻井委員長

 御異議ございませんので、議第6号を原案のとおりに決定いたします。
 次に、議第7号「長野県教育委員会事務局及び学校以外の教育機関の組織に関する規則の一部を改正する規則案について」、田中教育総務課長から説明をお願いします。

 

田中教育参事兼教育総務課長

 (資料説明)

 

櫻井委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言願います。
 これも組織改正によるものでありますが、特によろしいでしょうか。
 それでは、議第7号を原案のとおり決定したいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。

 

全委員

 異議なし。

 

櫻井委員長

 御異議ございませんので、議第7号を原案のとおりに決定いたします。
 次に、議第8号「長野県立高等学校管理規則の一部を改正する規則案について」、菅沼高校教育課長から説明してください。

 

菅沼高校教育課長

 (資料説明)

 

 

櫻井委員長

 

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言願います。
 これも統合及び学科の廃止に伴うものでありますが、特によろしいでしょうか。
 それでは、議第8号を原案のとおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員

 異議なし。

 

櫻井委員長

 御異議ございませんので、議第8号を原案のとおり決定いたします。
 次に、議第9号「長野県高等学校授業料等の徴収に関する規則の一部を改正する規則案について」、菅沼高校教育課長から説明してください。

 

菅沼高校教育課長

  (資料説明)

 

 櫻井委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言願います。
 特によろしいでしょうか。
 それでは、議第9号を原案のとおり決定したいと思いますが、よろしいでしょうか。

 

全委員

 異議なし。

 

 櫻井委員長

  御異議ございませんので、議第9号を原案のとおり決定いたします。
 次に、議第10 号「長野県教育支援委員会について」、成沢特別支援教育課長から説明をお願いします。

 

 成沢特別支援教育課長

  (資料説明)

 

 櫻井委員長

  ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言願います。
 教育支援委員会ということでありますが、よろしいですか。
 それでは、議第10 号を原案のとおり決定したいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。

 

全委員

  異議なし。

 

櫻井委員長

  御異議ございませんので、議第10 号を原案のとおりに決定いたします。
 次に、議第11 号「平成26 年度長野県教科用図書選定審議会委員の委嘱について」、武田教学指導課長から説明をお願いします。

 

武田教学指導課長

   (資料説明)

 

 櫻井委員長  

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、お願いします。
 特によろしいですか。
 それでは、議第11 号を原案のとおり決定したいと思いますが、よろしいですか。

 

全委員

  異議なし。

 

櫻井委員長

 御異議ございませんので、議第11 号を原案のとおり決定いたします。
 次に、議第12 号「長野県信濃美術館協議会委員の任命について」、小野文化財・生涯学習課長から説明してください。

 

小野文化財・生涯学習課長

   (資料説明)

 

櫻井委員長

  ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、お願いいたします。
 10 名の委員の方でありますが、特によろしいですか。
 それでは、議第12 号を原案のとおり決定したいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。

 

全委員

  異議なし。

 

櫻井委員長

 御異議ございませんので、議第12 号を原案のとおり決定いたします。
 次に、議第13 号「平成26 年度長野県教科用図書選定審議会への諮問について」、武田教学指導課長から説明をお願いします。

 

武田教学指導課長

  (資料説明)

 

櫻井委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、お願いいたします。
 三点の諮問でございますが、よろしいでしょうか。
 特に御意見無いようでありますので、それでは、議第13 号を原案のとおり決定したいと思いますが、よろしいでしょうか。

 

全委員

  異議なし。

 

櫻井委員長

 それでは、原案のとおり決定いたします。
 次に、報第1号「平成25 年度児童生徒教育委員会表彰について」、田中教育総務課長から説明をお願いします。

 

田中教育参事兼教育総務課長

 (資料説明)

 

櫻井委員長

 ただいまの報告につきまして、御意見、御質問ありましたらお願いいたします。
 過去最多ということで本当にうれしいことですが、何か御意見ございませんでしょうか。
 教育長、特にいいですか。

 

伊藤教育長

 小学生、中学生、高校生、特別支援学校生、それぞれ大活躍をしていただいて、たくさんの児童生徒を表彰できることになって、委員長がおっしゃったように大変うれしいことであります。

 

櫻井委員長

 それでは、報第1号を原案のとおり承認したいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。

 

全委員

 異議なし。

 

櫻井委員長

 御異議ございませんので、報第1号を原案のとおり承認いたします。

 以上で議事を終わります。

 続いて、教育長報告事項に入ります。
 最初に、教育長報告事項(1)「県教育委員会におけるコンプライアンス体制等について」、田中教育総務課長から説明をお願いします。

 

田中教育参事兼教育総務課長

  (資料説明)

  

櫻井委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問ありましたらお願いいたします。
 生田委員。

 

生田委員

 御説明ありがとうございます。
 非常にさまざまな角度から捉えてマニュアルを作って検討していただいて。本当に非違行為が起こらないようにと目指すところですけども、やはり過去のいろんな非違行為をされた方の言葉を見ていますと、自分のこととして考えてこなかったというのがどこに行っても突き当たる大きな壁となっています。だから色々な角度からこのように非違行為防止の支援をしていく中で、当事者である御本人が自分のこととして考えること、それがやはり最後には必要になってくるのかなと思っております。
 何点かお伺いしたいのですけれども、色々な不祥事が発生したときに、マニュアルに沿って色々な支援を県教委としてもやっていくと思うのですけれども、過去においても非違行為が起きたときに、スクールカウンセラーの派遣がされた例も幾つかございます。ある例で言いますと、1週間スクールカウンセラーが派遣されたにもかかわらず、相談者が1名しかいなかったというようなお話を色々なところから聞いたことがございます。マニュアルどおりカウンセラーを派遣することは大事かと思います。環境を作るだけではなくて、そこに心を通わせる、そういった工夫がこれから必要なのではないのかなと思いますね。ですので、ただ形だけに満足することなく、結局は人対人のことですので、相手の心に届くように、相手がそれを受け取るような、そういった工夫も形づくりの上に乗せてやっていただきたいと思います。
 それと、1つ質問なのですけれども、コンプライアンスアドバイザーの設置で、4月1日から設置されるという理解でよろしいでしょうか。

 

櫻井委員長

 田中課長。

 

田中教育参事兼教育総務課長

 先ほど最初のお話で、本当にこういう色々なことをしております。本当に不祥事を起こす方はほんの一握りの教職員であったわけで、普通にまじめにやっている教職員にとっては、本当にこれは重荷になっているのではないかと思って心配するところなのですが、全体でやはり意識をしていくしかないのかなと思っております。
 また、今のスクールカウンセラーのお話、状態を用意するということを最初の主眼として置いてしまっているのではないかと思いますので、児童生徒による通報相談の校内でのあり方みたいなものも行動計画の中にもありますので、そうした部分も併せて検討していく必要があろうかと思っております。
 それから、コンプライアンスアドバイザーですけれども、人選を3月中にしまして、予算が新年度予算になっておりますので、委嘱時期が4月1日というわけにはいかないと思いますけれども、早急にできるだけ早く人を決めて委嘱をしていきたいと、こういうふうに思っております。

 

櫻井委員長

 生田委員。

 

生田委員

 それでは、まだアドバイザーの方、人選は決まってないというような理解でよろしいでしょうか。
 それであれば1つ要望なのですけれども、できるだけ学校支援をされている方で、学校によく出入りされて状況をよく知ってらっしゃる方、そういった方に。現状をやはり知らないで机上の論だけになってしまうと、先ほど言いました子供たちの本当に置かれている状況、心をなかなか把握できずに形だけで終わってしまっても残念なことですので、そういった方の人選をぜひお願いしたいと思います。

 

櫻井委員長

 田中課長。

 

田中教育参事兼教育総務課長

 その御意見も参考にさせていただきますけれども、基本的には重大事案または通報相談の確認、チェックと言いますか、県教育委員会としてしっかりと事務局が対応しているかどうかという問題かと思いますので、それぞれの専門家にお願いしていきたいと思っております。御意見としてお伺いさせていただきます。

 

 櫻井委員長

  ほかに御意見ございませんか。
 耳塚委員。

 

 耳塚委員長職務代理者

  2つ質問があります。
 1つは、別冊の1ですけれども、これは実際の事例がそのものではないのですが載っていて、身につまされるような形で示されている資料で、有益ではないかと思いますが、例えばこれはどういう機会に配付をなさるのか。新任の先生方には必ず渡すとか、配付先と活用場所というのを教えていただきたい。
 それからもう1点、前にも伺ったかもしれませんけれども、教育委員会自体の問題を通報しようと思ったときに、教育長のところに来るだろうかという疑問がありまして。外部の通報窓口を設けたのではないかなという気がするのですけど、これはいかがでしょうか。

 

櫻井委員長

 田中課長。

 

田中教育参事兼教育総務課長

 配付先ということですが、まず県のホームページにはしっかりと掲載させていただいてダウンロードできるようにはしていきたいと思っています。できれば各学校に置いて、それぞれの校内研修でどう対処すれば良かったのか、というような形で。非違行為を起こさないためには、同僚としてどうすれば良かったのかということも議論していただけるかなと思っております。それから、今の新任研修についてですね、それは校長からしっかりとお話しして、また総合教育センターでの対応等を考えていきたいと思っております。
 それから、窓口の教育長というところでございますが、外部のというのもまさしく性悪説でいくと、県教育委員会に通報できない話だと思うのですけれども、前にもお話ししましたが、事務局にも知事に通報する制度がございます。そういう観点から、県教育委員会として委員長にしようかという声もあったのですけれども、やはり実質として県教育長が
しっかりと対応するのだという責任の明確化も含めて、決めさせていただきました。常時受付の窓口をやるということになるとなかなか外部の人も大変なものですから、どのぐらいの件数があるか分かりませんけども、運用状況のチェックをしていただくということで外部の意識を入れていきたいと考えております。当然、教育委員会にも御報告をさせていただくということだと考えております。

 

 耳塚委員長職務代理者

  大学の場合だと、ちょうどここで言えばコンプライアンスアドバイザーに委嘱する弁護士事務所を窓口に指定しておいて併用するというような形を取っているのですけれども、実際にそちらへの通報はあります。通報を躊躇した場合に、その数は掴めないので何とも言えないのですけれども、御一報いただければと。これはこれでいいのですけども。

 

 櫻井委員長

  他にございませんでしょうか。
 これは決定事項ですか。

 

 田中教育参事兼教育総務課長

  そうです。報告ですので、こういう体制でやらせていただきたいと思います。予算的には新年度からですので、改正も新年度からです。この別冊の1については、できるだけ早くホームページに載せて、学校で活用していただきたいと思っています。

 

 櫻井委員長

  それでは、そういうことでよろしくお願いしたいと思います。
 以上で教育長報告事項1を終了します。
 次に、教育長報告事項2、「『教職員の業務を改善し、子どもと向き合う時間の確保・充実を図るための総合的な方策』について」、柳澤義務教育課長から説明お願いします。

 

 柳澤義務教育課長

  (資料説明)

 

 櫻井委員長

  ただいまの説明につきまして、御意見、御質問ありましたらお願いいたします。
 生田委員。

 

 生田委員

  すみません、ちょっとお伺いしたいのですけれども、教職員の業務を改善し、子どもと向き合う時間の確保・充実を図るための総合的な方策について、と書かれていると思います。充実という言葉なのですけれど、何に係る言葉なのか聞かせいただければと思います。何の充実なのか。

 

 櫻井委員長

  お願いします。

 

 柳澤義務教育課長

  まず、子どもたちに向き合う教職員自体が本当に元気でなくてはいけない、健康でなくてはいけないと思います。
 従いまして、この方策を採りまして、業務等の精選、優先順位等を図ることによって子どもと真摯に向き合う時間をまずきちんと取ること。さらにその中身ですね、子どもとしっかり向き合えるという意味の充実ということを考えております。

 

 櫻井委員長

  はい、どうぞ。

 

 生田委員

  子どもとさらに向き合うための充実と今おっしゃったかと思うのですけれども、ということは、子どもとの時間を充実させるという理解でよろしいのでしょうか。そういうことになりますと、資料何ページかは忘れたのですけれども、ノー残業デーとか、とにかく学校で残業しないようにという方向性の取り組みがあったと思うのですね。ということは学校から出ていくということですよね、退校するということですね。となると子どもと向き合うというのと違ってきますよね。子どもとの時間の共有ということと違ってくる。そういった意味でこの充実という言葉がどこに掛かるかお伺いしたのですけれども。もしさっきおっしゃいました、先生方の多忙な中ストレスを抱えて自分のための時間も確保し、そこでストレスの解消も行いながら精神の健全を保つという意味での充実なのかどうか聞きたかったのですけれども。今の御説明ですと、子どもとの時間の充実というようなお話あったと思うのですけれども、そうなると内容的にタイトルと齟齬を感じてしまうのですが。

 

 櫻井委員長

  どうぞ。

 

 柳澤義務教育課長

  私の説明がまずかったかと思いますが、子どもと向き合うということは、1つは例えば教科ですね、1時間の授業の中で子どもと向き合う、つまり教科内容を充実させる。それから子どもたちの活動、その中で充実したものにする。また、生徒指導の場面でも子どもたちとじっくり話し合う、そういうことがございます。そのためにはやはり先生方が適切な時間と言いますか、余裕を持って子どもたちに向かうと。そういうことも必要になりますし、ただ単に子どもが学校にいる時間とか、そこに先生たちが関わる時間を増やすという意味ではなくて、1つ1つの時間を充実させるために必要なものは必要で残す、必要でない、短くできるものは短くするという意味で、子どもと向き合う時間を確保するというふうに書きました。
 その中身について充実したものに一層なるように環境整備を図っていくために、総合的な対策を取って、本当に本当の意味で子どもと接している時間の中身を充実させて、しかも先生方もそこに元気で取り組めるようにしたい、そういう願いからこういうタイトルにいたしました。

 

 耳塚委員長職務代理者

  趣旨も、それから提案も非常に重要なことだと思いました。
 1点だけ、これで勤務時間をまず把握しておいて、どういう改善計画が必要であるとか、学校としての全体の数値の設定から始まって、どういう改善をしていくのかということについて計画を立てるということになっていくのだと思います。ぜひその結果としてどうなったのかということについて余り多くの指標をつくると、またそれ自体多忙化しますので、少数の指標で測り続けていただければと思います。

 

 柳澤義務教育課長

  御意見ありがとうございました。私どももやはり成果の検証、PDCAというところできちっとチェックの部分を確実にして次のステップへつながるようなチェックをして参りたいと思います。ありがとうございました。

 

 櫻井委員長

  他に御意見ございませんでしょうか。
 よろしいですか。
 それでは、以上で教育長報告事項2を終了します。
 先程のコンプライアンス体制の整備をはじめ、信州教育の信頼回復に向けた行動計画に沿って、順次、取り組みが行われているところです。一日も早く非違行為がゼロとなるように、教職員による不祥事が根絶されるように、改めて県教委だけでなく、市教委、また学校みんなが一丸となって取り組んでいきたいと考えているところです。
 次に、教育長報告事項3、「平成25年度長野県学校保健統計調査の結果について」、丸山保健厚生課長から説明をお願いします。

 

 丸山保健厚生課長

   (資料説明)

 

 櫻井委員長

  ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。

 

 耳塚委員長職務代理者

  全国も同じだと思いますけど、虫歯の比率がどの学校段階でも平成15 年と比べると異様な速度で改善されているというのは驚きました。
 それから、心臓の疾病のとこなのですけれども、実数といいますか、絶対値は小さい、確かに小さいのだけれど、長野県の小・中の比率が随分大きいのですよね、全国に比べると。これは先程おっしゃっていましたけれども、二重にきっちりと診断していることに起因すると見たほうがいいのでしょうか。

 

 丸山保健厚生課長

  はい、ダブルチェックと言いますか、そういった点の影響が非常に大きいと思います。

 

 耳塚委員長職務代理者

  ありがとうございました。
 それと、全体的に身長、体重の頭打ちということをおっしゃっておられましたが、むしろ、もう人間の体が小さくなり始めているという印象で読んでいました。もしご存じだったら教えていただきたいのですけれども、気象とか食べ物とかほかの人種が入ってくるとか疫病だとか、何かそういうような大きい要因で人間の体の大きさは変化してきましたよ
ね、これまでも。今、これは縮小、小さくなりつつあるというのは何かの影響だと言われているのでしょうか。

 

 櫻井委員長

  丸山課長。

 

 丸山保健厚生課長

  その辺の学術的な分析まではしておりません。申し訳ございません。

 

 耳塚委員長職務代理者

  ちょっと不思議に思ったものですから。

 

 櫻井委員長

  他にございませんでしょうか。
 それでは、特に無いようでありますので、以上で教育長報告事項3を終了します。
 続きまして、教育長報告事項4、「平成25 年度児童生徒の食に関する実態調査の結果について」、丸山保健厚生課長からお願いします。

 

 丸山保健厚生課長

  (資料説明)

 

 櫻井委員長

  ただいまの説明につきまして、御意見、御質問ありましたらお願いいたします。
 よろしいですか、特に無いですか。
 それでは、教育長報告事項4を終了といたします。
 次に、教育長報告事項5、「第69回国民体育大会冬季大会の総合成績について」、茅野スポーツ課長から説明お願いします。

 

 茅野スポーツ課長

   (資料説明)

 

 櫻井委員長

  ただいまの報告につきまして、御意見、御質問ありましたらお願いいたします。
 北海道に次いで2位ということで、本当に健闘していただいてうれしく思いますが、御意見いかがですか。
 特に無いようでありますので、以上で教育長報告事項5を終了といたします。
 次に、教育長報告事項6、「教職員評価と学校評価の概要(案)について」、菅沼高校教育課長から説明お願いします。

 

 菅沼高校教育課長

   (資料説明)

 

 櫻井委員長

  ただいまの説明につきまして、御意見、御質問ありましたら、お願いいたします。

 

 生田委員

  すみません、ちょっと伺いしたいのですけれども、2ページですが、評価シートのフォーマットという項目があるのですけれども、この評価シートのフォーマットというのは例えば、質問の内容という理解なのですか。

 

 菅沼高校教育課長

  この提言の中にも、ここでこういう評価をするのだけれども、余り負担にならないように、簡素化しなさいというものがありまして、その中で、できるだけ簡単に児童・生徒や保護者の意見を採るかということがございます。
 基本的には、満足度評価、満足度調査をするという形を考えているのですけれども、その仕方もクラスごとに一人一人にやってもらいますとか、高校の場合、ホームルームで全ての授業を受けている先生についてやっていただくとか、色々な方法が考えられるわけです。そのやり方について、今日は資料としてお示ししませんけれども、今、事務局では、こんなやり方があるのではないかということで幾つかお示ししたものがございました。そんな意味で他の県の例を見ると、スキャナーを使って簡単に集計できるやり方もありましたので、来年度の予算関係ですけれども、県立学校については、各校にスキャナーを配置して、そのスキャナーを利用しながら、比較的簡単に集計できる方法を提案させていただいております。それが、評価シートのフォーマットとなります。

 

 生田委員

  すみません。もう一度確認したいのですけれども、例えば、質問項目で子どもたちの話を良く聞いてくれるかとか、そういった質問内容は、県で決めるということですか。または、各校の実情で進めて対応するということなのか、確認したいのですけれども。

 

 菅沼高校教育課長

 実は、もう既に学校によって、授業評価アンケートというような形でかなり進んでいるところもあります。それは、かなり細かい項目について答えてもらって、それを集計してというところもありますし、なかなか進んでいないという学校もあります。それから、基本的には記名でやっているという学校もあります。ですから、それと匿名性というのをど
う組み合わせるかということがありますので、まず、こちらとしては最低限こういう形でこれだけはやっていただきたいと。それと、今やっている学校で進めているものを組み合わせる中で、どういう形のものができるかと、これはやっぱり学校で考えてもらわなければいけない部分もあるのではないかなと、こんなふうに考えています。

 

 生田委員

  ありがとうございます。私が確認したかったというのは、まさに今、御説明していただいたところで、詳しくやっている学校となあなあでやっているような学校が現実あるかと思うのです。
 今回、このように県で評価ということを始める大きな意味として、最低限ミニマムの質問項目は全校にやっていただいて、プラスアルファで各校の実情に合わせて各校の色々な創意工夫、そんなに負担にならない程度でここまではやれるとか、こういった質問をすることによって授業改善につながっていくとか、それはその学校に応じて適切にやっていけばいいと思うのです。ですがミニマムの質問事項という最低限のところはやはり共通としてやっていただかないと、結果として十分に今後使えるものでなくなってくる。そういった危険性を感じて今、質問させていただきました。
 それと、あともう1点なのですけれども、このように今回、保護者、子どもたちに評価をしていただくということで、なかなか保護者自身も子ども達も慣れていない部分はあるかとは思うのです。やはり、回数を重ねるにしたがって慣れていくのであり、また、責任感も感じていくものではないのかなと思うわけです。そして、今回、評価が実施されたときに、
自分の評価した結果が、また、他のお子さん、保護者の方がどのように感じていらっしゃるのか、自分を含めて、その結果について評価者も気になるところではないかと思うのです。その結果については、どのようにその評価者に伝えていくのか、もし今現在、何かお考えがあれば、お聞かせいただければと思います。

 

 菅沼高校教育課長

  個別のものをどうするかということはあるかと思いますけれども、いずれにしても評価結果について、評価していただいた方に反映していくということは考えていかなければいけないと思っています。

 

 生田委員

  反映させていくのは、これは当たり前、大前提のことだと思うのですけれども、反映はもちろんのこと、こういった結果になりましたということを評価者に伝えていくということはお考えかどうか、お聞かせ願いたいと思います。

 

 菅沼高校教育課長

  もう既に提言の中でも、行った評価についてどう公表するかということが出ていたと思います。その公表の仕方をこれからまた、検討していかなければいけない部分もあるかと思いますけれども、いただいたものについて、学校として責任を持って説明していけるよう考えていかなければいけないと思います。

 

 櫻井委員長

  ほかに御意見ございませんでしょうか。

 

 耳塚委員長職務代理者

  大学でも授業評価は、保護者はありませんけれども、学生対象としたものはやっているのは当たり前で、認証評価の一つの要素にもなっています。ただ、使われ方、あるいは、公表のされ方は多様だというのが実情です。
 ただ、ここで言っているような評価項目は、満足度ではなくて、満足度は含んでいますけれども、もう少し質的な、例えば、大学生であるということもありますけれど、知的な関心が高まったとか、多面的に切っています。おそらく実際にやるとなると1項目だけ聞くのではなくて、もう少し多面的に聞くではないかと思うのです。なので、満足ではなく
て、色々な良さの発揮の仕方というものがあるので、もう少し具体的に項目を挙げたほうが分かり易いのではなかろうかというふうに思います。

 

 菅沼高校教育課長

  我々の方でも大学の評価というのを調べた部分もあるのですけれども、今、先生がおっしゃったように幾つか項目を挙げて、それぞれを聞いて最後にトータルとして満足度はどうですか、みたいな聞き方の調査もあったと承知しております。
 今の先生の御意見は他からもいただいておりますので、また、検討させていただきたいと思っております。

 

 櫻井委員長

  他に。
 平林委員いかがですか。

 

 平林委員

  教職員評価、学校評価、いろいろ御説明をいただきました。基本的には、こういうことをやっていく必要性も、また、時代の趨勢も感じておるわけです。いずれにしても、先生方が問題を逸脱するようなことも、不祥事といいますか、そういうこともあるにはあるのですけれども、他の先生方は本当に一生懸命取り組んでおられますので、基本としては先
生方を信用していただいて、そして、校務処理に当たるにしても、授業で生徒と向かうにしても、それぞれの持ち味を生かしておおらかに伸び伸びとやっていけると、大げさに言えば、朝起きて、学校に行くときになって、ちょっと憂鬱だなというようなふうなことにならないような状況というのを守っていってほしいなという感想を持っております。
 以上です。

 

 櫻井委員長

  高木委員。

 

 高木委員

  もうこの学校満足度に関して色々な御意見があったし、同じことだとは思うのですけれども、学校によって色々なやり方をしているという実例の一つなのですけれども、その学校の授業に対する評価の仕方の中で、質問項目が、例えば、自分の分からないことが理解できるようになった、あるいは、具体的に分からないことについて質問をできるようになったとか、そういう色々な評価の仕方というのは、もちろん御承知だとは思いますけれどもあると思いますので、おそらく最終的には満足度ということでまとめるかもしれないけれども、そういう具体的なものを聞いた上でこの先生の授業に満足しているという形で何%というような数字が出てくれば良いなとは思います。そんなことをちょっと考えていただきたいと思います。

 

 櫻井委員長

  他には、よろしいですか。
 菅沼課長、どうですか。

 

 菅沼高校教育課長

  ありがとうございました。今いただいた意見等を参考にしながら、もう少し検討させていただきたいと思います。

 

 櫻井委員長

  では、以上で教育長報告事項を終了しますが、この教育の評価、また、学校評価につきましては、2月県議会におきましても色々と議論をされたところであります。皆さん本当に注目しているところでもありますので、これから本当にしっかりと今一度議論していただき、今日の意見も取り入れていただき、しっかりした成果となるようにお願いしたいと
思います。
 それでは、その他に移ります。
 最初に、「長野県いじめ防止等のための基本的な方針(案)」について、永原心の支援室長から説明をください。

 

 永原心の支援室長

   (資料説明)

 

 櫻井委員長

  ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、お願いいたします。
 特にございませんでしょうか。
 よろしいですか。
 今月末の部局長会議で決定予定ということでありますが、知事部局と連携して、いじめ防止に向けしっかり取り組んでいただけるようお願いをしておきます。
 次に、「3月、4月の主要行事予定につきまして」、田中教育総務課長から説明をお願いします。

 

 田中教育参事兼教育総務課長

   (資料説明)

 

 櫻井委員長

  ただいまの説明にありましたとおり、次回の定例会は、4月10 日木曜日の午後に開催をしたいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。

 

 全委員

 異議なし。

 

 櫻井委員長

  御異議ございませんので、そのようにいたします。
 その他、何かございますか。

 

 田中教育参事兼教育総務課長

  すみません。先ほどの事例集のところですけれども、ホームページは基本的に一般向けのページでございまして、県立学校や市町村教員は電子データ、紙媒体等で周知したいと思っております。訂正させていただきます。

 

 櫻井委員長

  他にはよろしいですか。
 本年度の定例会は今日で最後となります。本年度末をもって定年退職されます笠原次長、丸山課長には、長い間、色々な場面で大変な御尽力をいただき、感謝と敬意を申し上げたいと思います。お二人の今後のますますの御健勝と御活躍を祈念しております。
 それでは、以上をもちまして、第973 回長野県教育委員会定例会を閉会といたします。
 お疲れ様でした。

 

 

 

 

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教育委員会事務局教育政策課

電話番号:026-235-7421

ファックス:026-235-7487

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