ホーム > 平成22年度長野県教育委員会定例会・臨時会会議録一覧 > 第919回 長野県教育委員会定例会会議録

ここから本文です。

更新日:2014年6月23日

第919回 長野県教育委員会定例会会議録

1 日 時

 平成23年(2011年)1月27日(木)

 午後1時30分から午後5時まで

 

2 場 所

 県庁教育委員会室

 

3 議 題

 ○ 議 事

  議第1号 平成23年2月県議会に提出される予定の議案に対する意見について

  議第2号 職員の処分について

  議第3号 平成24年度長野県立中学校入学者選抜要綱(案)について

  議第4号 中南信における併設型中高一貫校の設置計画について

  報第1号 平成22年度一般会計補正予算(案)について

 

 ○ 教育長報告事項

  (1)平成23年1月県議会臨時会の結果について

  (2)平成23年3月公立高等学校卒業予定者の就職内定状況について

  (3)平成22年度長野県学校保健統計調査の概要について

  (4)平成22年度全国中学校体育大会第31回全国中学校スケート大会について

 

 ○ その他

   現地機関の事例発表

   ・地域とともに歩む学校づくり 木曽青峰高校の取り組みについて

 

4 出席者

○ 委 員

   委   員   長   矢 﨑 和 広

   委員長職務代理者    耳 塚 寛 明

   委      員   野 村   稔

   委      員   伊 藤 かおる

   委      員   高 木 蘭 子

   教   育   長   山 口 利 幸

 

 ○ その他

   長澤教育次長、荒深教育次長、白鳥教育総務課長、北田義務教育課長、

小林高校教育課長、海野特別支援教育課長、髙栁教学指導課長、

花岡文化財・生涯学習課長、駒村保健厚生課長、飛沢スポーツ課長

 

矢﨑委員長

 ただいまから、第919回教育委員会定例会を開会いたします。

 それでは、議事に入ります。

本日の審議事項中、議第1号「平成23年2月県議会に提出される予定の議案に対する意見について」は、成案となる前の内容について、審議・検討をするものであります。

また、議第2号「職員の処分について」につきましては、特定の個人に関する情報が含まれている案件です。

ついては、議第1号及び議第2号を非公開で審議することが適当と思われますが、御異議ございませんか。

 

全委員

 異議なし。

 

矢﨑委員長

 御異議ございませんので、議第1号及び議第2号につきましては、非公開で審議することに決定しました。

なお、議第1号及び議第2号の審議につきましては、本日の最後に行うことといたします。

 それでは、最初に議第3号「平成24年度長野県立中学校入学者選抜要綱(案)について」、小林高校教育課長から説明してください。

 

小林高校教育課長

 (資料説明)

 

矢﨑委員長

 ただいま、議第3号について、高校教育課長から説明がありました。関係条例等が交付されるまでの間は要綱(案)として、条例等公布後は正式な要綱として取り扱いの説明もあったところですが、御意見、御質問がありましたら発言願います。

 

耳塚委員

 よろしいでしょうか。

 

矢﨑委員長

 はい、どうぞ。

 

耳塚委員

 開示請求のところについてお教えください。適性検査Ⅰ、適性検査Ⅱ及び面接のそれぞれの結果に関してと書かれておりますが、この面接は多分ABC以外にないと思いますけれども、適性検査ⅠとⅡの部分の結果はいろいろな提示の仕方があると思いますが、どのようなものを想定しておられるのでしょうか。

 

小林高校教育課長

 お願いします。

 

矢﨑委員長

 はい、どうぞ。

 

小林高校教育課長

 これについて想定しているものは、100点という得点ですので、点数を想定しております。

 

矢﨑委員長

 他にありますか。

 

伊藤委員

 よろしいでしょうか。

 

伊藤委員

 今の耳塚先生と同じ開示のところでお伺いしたいのですけれども、この場合、報告書については、開示請求に応じるというところが特に記載がないわけなのですが、昨年も高校の前期選抜の時に、ちょっと違う記述をされてしまったということを面接で気付いた生徒さんのお話があって、小学生さんがそのようにちょっとあれと思っても、なかなかこのようなところが分かりにくいという部分が生じないと限らないと思うのですけれども、その点についてはいかがでしょうか。

 

小林高校教育課長

 お願いします。

 

矢﨑委員長

 はい、どうぞ。

 

小林高校教育課長

 これにつきましては、高等学校の調査書もそうですけれども、個人情報でございますので、開示請求があればそれについて開示するという形になっております。報告書も当然そのような形になりますので、個人情報の開示請求をしていただいて開示をするという形になります。

 ただ、手続き的には時間が口頭開示のようにすぐというわけにはいきませんけれども、そのような形で開示していくということを原則としておりますので、全て見られるという形でございます。

 

伊藤委員

 よろしいでしょうか。

 

矢﨑委員長

 はい、どうぞ。

 

伊藤委員

 重ねてもうちょっと教えていただければと思いますが、報告書の作成のところで報告書作成委員会というところがあるわけですけれども、小学校の先生方もこのようなことは初めてという形になると思うのですけれども、実際にどのような形で生徒さんを評価し、それから報告書作成員会というのはどういうふうにそれに対して関わっていくのかというところを、もう一度、説明していただいてもよろしいでしょうか。

 

小林高校教育課長

 お願いします。

 

矢﨑委員長

 はい、どうぞ。

 

小林高校教育課長

 これにつきましては、小学校の場合かなりいろいろ差があると思うのです。例えば、極端な場合には複式学級のような場合も考えられますので、それぞれそのつくり方を具体的にどのようにしていくかについては、また今後マニュアルのような事務手続きの手引きの中で申し上げたいと思いますけれども、特に私どもが考えているのは、小学校の場合には教科が分かれているとはいえ、ほとんどが担任の先生の評価になってしまうケースが非常に多いだろうと考えております。ですから、それに他教科の先生がもし関わっている先生がいれば、当然そういう方の意見も聞けるという形で、そして最終的には学校長名で出していただくことでありますので、その子どもの評価について、より客観的な評価ができるようなシステムとして、やはりこういった委員会組織のようなものをつくらせていただきたいと考えておりますが、それぞれ小学校の大きさ等がございますので、今後、このことにつきましては、義務教育課とも詰めさせていただきながら適正な形になるようにして事務手続きの方でお示ししたいと考えております。

 

伊藤委員

 基準の辺りが担任の先生と小学校の場合は、お一人の評価で自分自身の報告書を作成しなければいけないということに対して、その評価が客観性がどのくらいあるかということを、例えば本当にどなたがアセスメントしていただけるのかというところは、なかなか難しいところがあるのかなと思いますし、来年のちょうど受験に対しては、

この5年生の今の段階でもう既に評価対象になってきます。そして、この6年生の例えば1学期、2学期までが評価対象になるかと思うのですけれども、先生方がどの生徒さんが自分のクラスから申込みをするかというのが分からない段階で、今お付けになっているわけですよね。その上で、本当にその客観性がどこまで今の5年生をその先生が客観的に評価していって、それからこれから6年生の1学期、2学期というのをどのように先生が見ていくかというところに、作成委員会という組織ができるというのは、そのような意味では安心材料かもしれないのですが、有機的に動くかというところが今ひとつ分からなくて、結局担任の先生にお任せになってしまうのかなというような点が多少不安になるのですけれども、いかがでしょうか。

 

小林高校教育課長

 お願いします。

 

矢﨑委員長

 はい、どうぞ。

 

小林高校教育課長

 その点につきましては、5年の場合には特に生徒指導要録が基準になっていくだろうと考えています。この生徒指導要録につきましては、どんな具合に生徒をみていくかということについて生徒指導要録の記入の手引きのようなものがございます。そういったものを受けて各担任が記入していくことになりますし、それがしっかりできているかどうかということについてチェックをしていくということはございますけれども、今の御心配の向きというものもございますけれども、その辺につきましてはまたこれは義務教育課を中心に、各学校へやはりしっかりと説明できるような形で、今後とも考えていきたいと思っているところでございます。

 

伊藤委員

 お願いします。

 

矢﨑委員長

 はい、どうぞ。

 

伊藤委員

 今回のこの中学へ向けての選抜というものが、ある意味で小学校の先生方が御自分の生徒さんを評価していくとか、またはどのような力を付けていくかということを新たに見つめていく機会になるのだろうなとは思うのですけれども、そのような意味で複数の目でお子さんを見つめていくというような、いわば評価についても複数の目で見つめていくような評価の形というのを、学校の中に取り入れていくようなきっかけになっていただくのも必要なのではないかという気がするのですが。

 そのような意味で、お一人の受験生のために評価をしていくというための、本当に報告書をつくるためというように評価をしていくというよりは、いわばこのようなものをひとつの機会にして、小学校の子どもたちをどのように担任の先生または違う先生といろいろな形で見て、その子の力というのを見ていくかということが、何かどうしてもこのようなものがあると、この子はきっと受験するだろうからという子どもについての評価は見ていっても、ではしない子はいいのかと、そのようなことでは全くないと思うので、そのあたりの小学校における子どもたちへの評価のあり方や、チームで評価するような多数の視点を持った見つめ方ということも、何か少しこのようなことに併せて考えていただくといかがかなと思います。

 

北田義務教育課長

 お願いします。

 

矢﨑委員長

 はい、どうぞ。

 

北田義務教育課長

 小学校の指導要録については、まず長野県の県教育委員会で手引きというものを作っております。それに基づいて、各学校で作っております。先程の高校教育課長のお話にあったように、報告書作成委員会といいますと、校長、教頭、担任、学年主任、そこに専科教員等が加わって作成委員会がつくられていくと思います。ただ、学校規模によって専科教員が1人の場合もあれば2人の場合もあるというように、その人数がかなり違ってくるのではないかと思います。

 それから、指導要録は目標に準拠した評価ですので、5が何人とか3が何人とかと割り振られたものではなくて、きちんと理解をしているかどうかを目標に準拠して評価をしていますので、大幅に客観性がないとかというようなことはないと我々は思います。ただ、複数の目で見ていくということは大事なことだとは思います。

 

矢﨑委員長

 よろしいですか。

 

伊藤委員

 よろしいでしょうか。

 

矢﨑委員長

はい、どうぞ。

 

伊藤委員

 ちょっと別の視点なのですけれども、一番最初のところの通学区域が、これはこの次のところでも諏訪地域のところでも出てくるかもしれないのですが、県内全域で先ほどのお話でも、自宅通学を希望するお話であったのですけれども、前回出していただいた資料の中でも、飯田地域から例えば通学してくるというと、本当に朝の5時前くらいに出ないと通学できないような地域にお住まいの方もいらっしゃいますし、中南信だと本当に大町から、木曽から、飯田からも通学できるかというと、非常にそれは受検したいなというお子さんに対しても、自宅通学が厳しい方もいらっしゃるのではないかなと思います。

 今回の第1期計画では、北信とそれから中南信に1箇所ずつというようなところでその次についてまだ決まっていないという段階ならば、やはり県内全域いろいろなところから受験したいという子どもたちに対して、きちっと配慮のある形で通学区域について。先ほどもあくまで基本であるから、要望があればそういうところからの何らかの自宅通学以外も認めるという話で考えていいのかどうなのか、確認させていただければと思います。

 

小林高校教育課長

 お願いします。

 

矢﨑委員長

 はい、どうぞ。

 

小林高校教育課長

 これにつきましては、事務的な手引きの方に書こうかと考えているのですけれども、下宿等は認めないという考え方でやっていきたいと考えています。ですから、どんなに行きたくても、やはり私どもは自宅から通うことを前提とすれば下宿は認めないということでありまして、それ以外の場合、例えば親戚の方の家があるのでということがあった場合、これについては学校と相談をしていただいて、それだから全てを許可するということではなくて、やはり学習の条件が整った場合それを学校として認めていくという形で、学校がその辺自宅以外の者については、最終的な判断を学校としていただくような形にしていけるような格好がいいのではないかと現在のところ考えているところでございます。

 

矢﨑委員長

 はい、どうぞ。

 

伊藤委員

 まず、入学資格ということなので、受験前の話だと思うのですけれども、そうしますと、例えば飯田から受験をしたいとか、大町から受験をしたいという時には学校長とお話をさせていただいてまず受験資格があるのかどうなのかということを相談しなければいけないということになるわけでしょうか。

 

小林高校教育課長

 お願いします。

 

矢﨑委員長

 はい、どうぞ。

 

小林高校教育課長

 基本的に、自宅から通う者については、先程の話がございましたけれども、何時に朝出てくるかとか、そういうところまではちょっと分かりませんので、これは自宅から通うということであれば、それを相談していただく必要はないのですけれど、自宅以外のところは、これは受験する前にやはり小学校を通して相談していただくという形になると思います。それで、やはり中学生が学習する環境としてふさわしいかどうかは、学校の方で判断させていただいて、それはちょっと御遠慮いただくという形もあるようにさせていただきたいと思っております。ですから、このように自宅から通うことを原則とすると言っておきながら、3分の1が下宿生であったというようなことにはならないような配慮をしなければいけないということは考えていますので、そこは相談させてもらうという形で考えさせていただきたいと思います。

 

山口教育長

 よろしいでしょうか。

 

矢﨑委員長

 はい、どうぞ。

 

山口教育長

 そのような疑問をなされるのは当然であるのですけれども、全てを学校に任せるというのではなくて、私どもとしてもある程度ガイドライン的なものを示しながら、個別に学校で相談に乗ってもらうというような形で、あくまでも自宅から通学というものを原則としつつ、モデル的なケース設置でありますので、生まれたところ、育ったところがここだからその機会を逃したという禍根になると、平等性の点でこれはまずいという部分もありますので、その辺をどうやってバランスを取るかということについて、基準をどのように定めていくかというところがひとつのポイントだと思っておりますので、そのような視野で進めていきたいと思っております。

 

伊藤委員

 よろしいでしょうか。

 

矢﨑委員長

 はい、どうぞ。

 

伊藤委員

 今、様々な新しい環境にチャレンジするように向き合って、問題解決をしていこうという力を伸ばしていくべきだというお話もあったように思うのですが、その中で受けてみたいという子どもたちが長野県という地域性からして、このようなところで勉強してみたいなという子どもたちに対して、学校は許したけれど通学に非常に時間がかかって、自宅通学が基本というようにすると、自然と遠い地域の子どもたちがその段階で足踏みしてしまうような計画であってはならないのと思います。ですので、本当に今のお話があったこともそのとおりだと思うので、ぜひそのような子どもたちが自分の地域を離れてでも学びたいという長野県にこのような教育があるなら、そこで学びたいという子どもたちが伸びようと思う気持ちに対して、それをぜひサポートするような形で認めていくような制度にしていただきたいと思います。

 

山口教育長

 よろしいでしょうか。

 

矢﨑委員長

 はい、どうぞ。

 

山口教育長

 実は、今までの教育委員会の検討の過程の中でのお話をさせていただきますと、この中高一貫について3つの形があるということで、本県の今までの議論の中で、併設型、それから連携型の2つは、実施に向けてやっていこうという形で今まであったわけです。今、伊藤委員さんがおっしゃられたような点で、例えば、きちんとした全寮制、つまり、近い遠いにかかわらず全員を寮に入れて、寮の舎監に相当する先生をここへ家族ぐるみで一緒に居住していくという形で、今の要望を実際には取り入れるというような中等教育学校をつくったところもございます。

 しかし、長野県ではそういったところまで結論を出せなかったということで、併設型と連携型については、いろいろな議論があったわけですけれど、本県の高等学校で寮を持っているところがありまして、例えば、今の飯山高校で、かつては、飯山南高校の体育科がスタートする時に寮を設置して、全国募集をかけたのです。これもプラスの部分はありましたけれども、相当大変な部分もありまして、特に寮における生活指導、生活管理といいますか、親御さんから見て大丈夫ですと言える部分というのはいろいろな意味で非常に難しいと思います。それをきちんとやるためには、相当の財政的な裏付けも含めた準備をしないとできないということで、見送った経緯がございます。だから、確かに今言われているようなことを完璧にやるには、寮を完備して、希望者はどこにいても入れますよというような形をつくらないと、これはやはりこのケースはどうも難しいと言わざるを得ないこともあろうかと思いますので、その辺は、モデル的に設置して良ければ、この次に向けて数を増やしていくということはあろうかと思いますけれども、そのような意味でも、ちょっと今の御指摘の点は、ひとつの重要な部分と考えておりまして、そのような結果の検討経緯があったということだけひとつ付け加えさせていただきます。

 

矢﨑委員長

 他に御意見、御質問がありましたら、発言願います。

特にないようでありますので、議第3号を原案どおり決定するとともに、関係条例等が公布されるまでの間は要綱(案)として取り扱い、条例等の公布をもって正式な要綱にしたいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員

 異議なし。

 

矢﨑委員長

御異議ございませんので、議第3号を原案どおり決定します。

 次に、議第4号「中南信における併設型中高一貫校の設置計画について」、小林高校教育課長から説明してください。

 

小林高校教育課長

 (資料説明)

 

矢﨑委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら発言願います。

特にないようでありますので、議第4号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員

御異議ございませんので、議第4号を原案どおり決定します。

 次に、報第1号「平成22年度一般会計補正予算(案)について」、白鳥教育総務課長から説明してください。

 

白鳥教育総務課長

 (資料説明)

 

矢﨑委員長

ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言願いします。

 

伊藤委員

 よろしいでしょうか。

 

矢﨑委員長

 はい、どうぞ。

 

伊藤委員

 これは、野村委員さんにお伺いさせていただければと思うのですけれど、以前、確か産業教育設備の関係についてお話が出た時があったのですけれども、企業の要請ではいろいろ従業員教育をされていて、それが企業の設備というのももっと高校の産業教育のところに利用していくような連携が取れないかというお話が、その中で出ていた記憶があるのですけれども、実際には、企業さんの中におけるいろいろな従業員さん用の教育設備という中に、特に高校生が御利用させていただく機会はあるかと思うのですが、今回はこのような予算はこのような予算として、そういった企業さんの中の教育設備をもっと高校の専門教育の中に連携をしていくという道というのは、いかがなものでしょうか。

 

野村委員

 よろしいでしょうか。

 

矢﨑委員長

 はい、どうぞ。

 

野村委員

 企業の事情によって一口で言うと違うと思うのですが、大変有効だと思いますし、各企業によっても遊休設備というのは結構ありまして、そのようなものを技術専門の特別講座などに使っていくということは十分可能だと思います。例えば今、来年の技能五輪の長野大会に向けていろんな準備が進んでいるわけですが、その基というのはそのような技術・技能の伝承ということを大変大きな目的にしています。そうしたことから、今各企業でそのような訓練、あるいは職業意識を高めるための場所というものもできつつあるように私も聞いていますので、そのようなところをインターンシップの機会を通じたり、あるいは企業見学を通じて認識していただいて、そのようなところで企業と学校が連携をして取り組みをしていくのは非常に可能性もあるのです。

 また一方で、職業訓練所とか技術専門校みたいなところの設備をもっと活用して、企業からも行くし高校生も行く、そして、そこで連携を図りながらそういった勉強をしていくということは、やりようによってはいくらでもできるという感じがします。

 ところが、それが県の施設であっても、あるいはそういういろんな施設が、思うように十分に生かされていないというところはちょっと感じています。これは、予算の問題ももちろんあると思うのですが、指導者の問題とかそのこと自体がPRをされていないということもありまして、なかなかそこで学びたいというニーズがうまくマッチングしていないというようなことがあるものですから、できればそういうことをもっと認識をして、そういう場を生かしていって、企業と学校が連携をしていけば、そのようなことは十分に可能だろうと思います。

 

伊藤委員

 学校側ではどのような設備が今欲しい、企業側には今どのような設備がある、または遊休設備があって、休んでいる機械はこのような機械がある、また、このような機械ならば適宜利用していただいても可能である、そういったマッチングの基礎データとなるような情報というものが少し整理されるような機会を、どちらから働きかけるかというのはあるかもしれないですけれども、ぜひ持っていただくと、今のお手伝いについても各高校の校長先生がそれぞれの企業の企業さんに伺って、こういうことを機械科ではやりたいのですけれどもとか、電気科ではこういうのをやりたいのですけれどもと、非常に施設が異なってきていると思うのですけれども、ではそれをしてもらえますかといったら、いや、うちは実はもう今はそれをやっていなくてねとか、こっちの方なら大丈夫ですけどというような、本当に校長先生がそれぞれの足で情報を集めているような感じがあるので、今の野村委員さんのお話のように、本当に企業の機械を触らせていただくという時の生徒さんの緊張の顔とか、それから、いかにきれいに機械を使っているのかというような、そのような1つひとつがものすごい学びになる気がするので、そういったそれぞれのニーズを出して、マッチングするようなものがぜひ経営者協会の方でも、それから、工業高校のみならず、農業高校ですとか、それぞれの学校さんの方の情報もまとめて、産業教育設備を有意義に連携して使っていくことを進めていただきたいと思います。

 

野村委員

 確かに、そのようなことを仕組みとしてつくっていくと、これはやりやすいかもしれませんので、例えば、私どもの場合だったら、岡谷工業高等学校の設備が不足しているから、ぜひ遊休設備の一覧表を出してほしい、そして、企業から出して、その中から岡谷工業高等学校の欲しい設備がどうかというようなことをやって、お世辞もあったかもしれませんが、大変喜ばれたという経緯があります。そのことが全県的な高校とあるいは企業とでいけば、かなりいろいろな設備や場所があると思いますので、今おっしゃられたように、それを仕組みとしてつくり上げてやっていくということになると、効果が更に上がるような気がします。

 

山口教育長

 ちょっとよろしいですか。産業教育振興会というものがございまして、そこに企業の方に会員として参加していただいています。そこには、工業高校それから農業高校、商業高校といわゆる専門学科を持つところが全部入っております。今までもインターンシップの受け入れ先とか、それからデュアルシステムの件とか、いろいろお世話になりながら連携しながらやってきた部分がありますので、そこに設備のことも組み入れて、今、委員がおっしゃられたような相互の必要なものをデータベース化して、即対応できるようなものができるなということは、ちょっと宿題としていただいて、また検討させてもらいたいと思っています。

 

矢﨑委員長

 キャリア教育とか職業教育という中で、ずっと言ってきたことですし、先程も経営者協会の方たちにもお願いしたのだけれど、今、伊藤委員が言われたように、担当の先生が一生懸命探さなければいけない状況です。校長先生が開拓するという段階から、野村委員も言われたように、それをこれからのキャリア教育のモデル地区なりモデル校をつくっていく時に、市町村単位だと難しいのですよ。市町村の中にはそのようなところと提携がない、農協しかないというようなところがあるわけだから、広域単位ぐらいで今言ったようなことを、課の方でも言ってきたけれども、新しいプラットフォームをつくるということはそのようなことですから、学校の中だけで体制をつくるのではなくて、地域の経済界と一緒になって、できたら広域で新しいプラットフォームをつくってシステマティックに、担任の先生や校長先生が苦労しなくても、キャリア教育や職業教育ができるような、そのようなことを考えてもらうということでいいですよね。あまり学校の中だけでキャリア教育を考えても仕方がないから、そのようなことで、ぜひ今のお二人の委員さんの意見も入れながら、少し大きな形でのモデル事業みたいなものをつくってもらいたいと思っています。

 他に何かありますか。それでは、報第1号を原案どおり承認したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員

 異議なし。

 

矢﨑委員長

御異議ございませんので、報第1号を原案どおり承認します。

以上で、議事を終わります。

 続いて、教育長報告事項に入ります。

最初に、教育長報告事項(1)「平成23年1月県議会臨時会の結果について」、白鳥教育総務課長から説明してください。

 

白鳥教育総務課長

 (資料説明)

 

矢﨑委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言願います。

特にないようでありますので、以上で、教育長報告事項(1)を終了します。

 次に、教育長報告事項(2)「平成23年3月公立高等学校卒業予定者の就職内定状況について」、髙栁教学指導課長から説明してください。

 

髙栁教学指導課長

 (資料説明)

 

矢﨑委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言願います。

特にないようでありますので、以上で、教育長報告事項(2)を終了します。

 次に、教育長報告事項(3)「平成22年度長野県学校保健統計調査の概要について」、駒村保健厚生課長から説明してください。

 

駒村保健厚生課長

 (資料説明)

 

矢﨑委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言願います。

 

耳塚委員

 御説明いただいた中で、4ページのところで疾病・異常の被患率というこのデータから時系列に見て、思ってもいなかったほど変化が大きく、こんなに変化するものかということに驚きました。それで、先程、御報告があったとおりの傾向だと私も読み取りましたが、裸眼視力1.0未満の者の幼稚園の平成12年が4割あったのが、今は27.4%になったということなのですけれど、これは4割というのはこんな高率に本当であったのかという疑問と、高校だけ近視の率の動きがおかしくて、他は一貫して増加しているのだけれど、高校は6割以上あったものがこの6年間が12から18と6年間の間に1割以上減って、再度増加しているという傾向ですよね。これは、ちょっと私には不自然に思えてしまうのですがこれは本当でしょうかというのが質問です。

 それから2つ目は、結構重要なデータで、一貫して減っているというのはやはり望ましいでしょうし、増加しているのはやはり問題だと思うのですけれど、こういうデータはどうやってこれから使われるのでしょう。つまり、傾向を確認するのはいいのですけれども、どのようにして学校やあるいは他の場所で使われることになるのかということについて、教えていただければと思います。

 

駒村保健厚生課長

 お願いします。

 

矢﨑委員長

 はい、どうぞ。

 

駒村保健厚生課長

 数値の信憑性という点について、幼稚園のところですが、幼稚園児は全員ではなく御協力いただけるところだけですので、その関係で少し違ってきているのかなという気がいたします。

 それから、申しわけありませんが、高等学校で6年間の間にぐっと下がったあたりはちょっと分析してございませんので、また関係者を集めてちょっと分析を進めたいと思います。

 それから、結果をどう使うかという御質問ですけれども、この結果は各学校の方でも見られますので、それぞれの学校で話題にしていただいて家庭での生活環境の改善ですとか、あるいはそれぞれの保健だより、それから、日々の保健指導といった場面で生かしていくということになります。

 

矢﨑委員長

 いいですか。

 

山口教育長

 よろしいでしょうか。

 

矢﨑委員長

はい、どうぞ。

 

山口教育長

 虫歯の件は、いろいろなお立場の方の取り組みがありまして、学校では養護の先生を中心として、歯磨きとかうがいとかいろいろありまして、長野県では歯科医師会等が中心となりまして、歯科保健の議員さんが提案された条例が成立しまして、来年あたりから特に衛生部関係、保健福祉部の保健関係の部署と教育委員会と連携した委員会を立ち上げて、更に一層進めて、最終的には「8020」と、80歳になっても20本自分の歯を持っているという形を目指してやっていくということで、より一層拍車がかかるかという感じがしておりまして、更に具体的な活動とか教育における活動につながっているケースもあります。

 ただ、裸眼視力について具体的にこのようなひとつの教育施策とか、あるいは運動とか、そういったものには今のところなってはおりません。

 

矢﨑委員長

 逆に言うと、裸眼視力が上へ上がるほどどんどん落ちているということになれば、これは間違いないのですよね。他に御意見、御質問がありましたら、発言願います。

 

伊藤委員

 よろしいでしょうか。

 

矢﨑委員長

 はい、どうぞ。

 

伊藤委員

 今の点に絡んでですが、非常にゲーム機もパソコンもそれから大型の液晶画面も、最近3Dの映画とか端末の開発は非常に進んでいるのですが、3Dの場合はものすごく瞬きを順番に繰り返しさせるようなものをある意味セーブするような形になるので、とても目に対する負担が大きく視力の低下が非常に懸念されるということを耳にしたことがあるのですが、機器の開発が先行して、それを本当に私たちは日常に動物実験をしているかのように、結局問題が起きてしまったということで気付く前に、いろいろな角度で使用に対しての啓発というか情報提供というものを親御さんも交えてしていただけるといいなと思います。

 

山口教育長

 スイッチを切るということを教育委員会としてクローバープランで平成14年度からやっていて、それがスイッチを切るというひとつの立場で入れたというのは、その当時とすれば画期的だったと思います。テレビとか、最近はゲームとか、3Dなんかはもう1回見るとくたびれてしまいますね。本当に、人間が持って生まれた自然的な感覚とはちょっと違う道へ技術開発というものは入り込みすぎているのではないのですかね。だから、ある程度、スイッチを切るとか、あるいは遠くを見て星でもながめろということを生活の中でちょっとやっていかなくてはいけないですけれども、どのようにやっていけばいいかということで、特に、クローバープランの学校によっては、ノーテレビデーとかノーゲームデーとか、親御さんと協力してそういう運動を展開して、結構、成果につながっているケースもありますので、これこそが本当に学校だけではなくて、家庭、地域あるいは関係者の知恵を具体的な形にしてやっていかなくてはいけないと思っております。

 

高木委員

 よろしいでしょうか。

 

矢﨑委員長

 はい、どうぞ。

 

高木委員

 教育委員会の管轄だからということだと思うのですけれど小学校未満の幼稚園児という調査については、なかなか数も少ないし大変だろうと思いますが、保健あるいは健康調査みたいなものは、少なくとも、子どもの成長というものについては、保育所と連携して一体的に見ていけるのではないかと思うのですが、そのようなことはどうでしょうか。

 

矢﨑委員長

 どうですか。

 

駒村保健厚生課長

 それぞれのところでは、規定に基づいて定期健康診断をやっているのですけれども、幼稚園、保育園につきましては、御協力いただけるところがちょっとまだ限られているというところで、全体的な数字が集まっていない状況でございます。

 

高木委員

 だから、調査をする、しないということではなくて、統計的にこういうものを一緒にまとめて重ねてやっていただければということで、お願いしたいと思います。

 

矢﨑委員長

 では、そのような要望をまた考慮してください。

それでは、以上で、教育長報告事項(3)を終了します。

 次に、教育長報告事項(4)「平成22年度全国中学校体育大会第31回全国中学校スケート大会について」、飛沢スポーツ課長から説明してください。

 

飛沢スポーツ課長

 (資料説明)

 

矢﨑委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言願います。

特にないようでありますので、以上で、教育長報告事項(4)を終了します。

 それでは、その他に移ります。

最初に、「1月、2月の主要行事予定について」、白鳥教育総務課長から説明してください。

 

白鳥教育総務課長

 (資料説明)

 

矢﨑委員長

 ただいまの説明にありましたとおり、次回の定例会は、2月10日木曜日の午後に開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。

 

全委員

 異議なし。

 

矢﨑委員長

御異議ございませんので、そのようにいたします。

 次に、「現地機関の事例発表」として、「地域とともに歩む学校づくり 木曽青峰高校の取り組みについて」、木曽青峰高等学校から発表してください。

 

植松木曽青峰高等学校長

 (資料説明)

 

矢﨑委員長

 ありがとうございました。大変多岐にわたって地域の活動を行われているので驚きました。今の説明で特に何かお聞きしたいことはありましたら、発言願います。

 

伊藤委員

 ありがとうございました。とても多方面で連携が図られている御発表を伺わせていただいてありがとうございました。

 2つお伺いしてもよろしいでしょうか。特に、キャリア教育等の面で、理数科や森林環境科やインテリア科のように、割と目標設定がしやすい科に比べて、一番人数の多い普通科は学力差の問題ですとか、それから進路を絞り込んでいくというところは、なかなか各学校さんでも難しいところがあるような気もするのですが、木曽青峰高校では特に広域の中であるところなので、ほとんどの子がここに来るというところがあると思うのですが、普通科における工夫やお悩みがもしあればお伺いしたいとおもいます。

 もうひとつは、寮生がいらっしゃるというふうに御発表の中であったのですけれども、実際に今何名くらい寮生がいらっしゃって、高校における寮生の勉学ですとか、それとやはり今までの教育委員会の事例ですと、なかなか大変なところもあるというお話を伺っているのですが、実際寮生の方々がどうお暮らしになって、どのような生活をされているかというところの、以上2点を教えていただいてもよろしいでしょうか。

 

矢﨑委員長

 説明をお願いいたします。

 

植松木曽青峰高等学校長

 最初のお話でございますが、普通科のキャリア教育の問題は、学校にも非常に大きな課題だと考えております。普通科の子どもたちにどうやって将来の目標ですとか、いろいろ職業などを教えていくかということは、その学習だけでは大学等へ進むための学力だけというよりも、意欲を付けさせるためにということで、先程、御紹介しましたように1年生の、特に夏休み中に職業インタビューというようなことですとか、何とかやろうということで今取り組んでおりますけれど、専門科の子どもたちというのは割と目標を持ちやすく、理数科の子どもたちも、確かに理数という中にありますので、普通科をどうやって元気付けようかというようなことで昨年も学校でも1年間普通科と家政科で、ずっと検討しているところでございまして、現在、まだまとまってはいないのですけれど、やはりキャリア教育を少し今以上に充実をさせて、勉強をする意欲の動機付けを行っていきたいと思っているところです。ですので、なかなかうまくいっていないというのが実情かとは思っております。

 それから寮でございますが、木曽山林高等学校に寮がございましたので、それを引き継いでおりますが、こちらの方は現在非常に数が少なくなってしまいまして、現在6名ほどになっております。2年ほど前までは10数名いたのですが、いろんな事情でちょっと今減っております。寮は木曽山林高等学校の時には学校のすぐ隣だったのですが、今はちょっと学校の場所が移りましたので、生徒は朝30分ほど歩いて学校まで来ております。寮生は規律がきちんと決まっていて、帰宅時間、食事の時間、それからお風呂の時間等決まっておりますので、時間どおりできちんとした生活をしております。食事も3食賄いが付いております。それから舎監といいますか、寮監が毎日交代で泊まっておりますので、何かあった時にはすぐに対応できるということで、寮生たちはしっかりした生活をしていると思っております。

 

伊藤委員

 ありがとうございました。

 

矢﨑委員長

 ありがとうございました。他に何かお聞きしたいことがありましたら、発言願います。特にないようでありますので、以上で、「現地機関の事例発表」を終了いたします。ありがとうございました。

 その他に何かございますか。

以上で公開による審議を終了します。

これから非公開の審議に入りたいと思います。

傍聴人の方は退出をお願いします。

 

(傍聴人退席)

(以下、非公開につき省略)

(以上)

 

 

お問い合わせ

所属課室:長野県教育委員会教育委員会

長野県長野市大字南長野字幅下692-2

電話番号:026-235-7421

ファックス番号:026-235-7487

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?