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更新日:2014年6月23日

第911回 長野県教育委員会定例会会議録 

1 日 時

  平成22年(2010年)8月12日(木)

 午後1時30分から午後4時30分

 

2 場 所

 県庁教育委員会室

 

3 議 題

 ○ 議 事

  議第1号 職員の処分について

  議第2号 長野県屋代高等学校附属中学校(仮称)の全体構想について

 

 ○ 教育長報告事項

  (1)退職手当の支給制限に係る審査請求の裁決について

  (2)地域とともに新校を考える懇話会のまとめについて

  (3)平成22年度全国学力・学習状況調査結果の概要について

  (4)学校経営概要について

  (5)平成21年度児童生徒の不登校の状況について

 

○       その他

 

4 出席者

○       委 員

     委   員   長   矢 﨑 和 広

     委員長職務代理者   耳 塚 寛 明

     委      員   野 村   稔

     委      員   伊 藤 かおる

     委      員   高 木 蘭 子

     教   育   長   山 口 利 幸

 

 ○ その他

   長澤教育次長、白鳥教育総務課長、北田義務教育課長、小林高校教育課長、

   海野特別支援教育課長、髙栁教学指導課長、町田心の支援室長、花岡文化財

   ・生涯学習課長、駒村保健厚生課長、飛沢スポーツ課長

 

 

 

矢﨑委員長

 ただいまから、第911回教育委員会定例会を開催します。

 それでは、議事に入ります。

本日の審議事項中、議第1号「職員の処分について」及び教育長報告事項(1)「退職手当の支給制限に係る審査請求の裁決について」は、特定の個人に関する情報が含まれている案件です。

ついては、議第1号及び教育長報告事項(1)を非公開で審議することが適当と思われますが、御異議ございませんか。

 

全委員

異議なし。

 

矢﨑委員長

 御異議ございませんので、議第1号及び教育長報告事項(1)の審議につきましては、非公開で審議することに決定しました。

なお、議第1号及び教育長報告事項(1)の審議につきましては、本日の最後に行うこととします。

 それでは最初に、議第2号「長野県屋代高等学校附属中学校(仮称)の全体構想について」、このことについては、前回の定例会で概要が説明されたところですが、委員さん方からいただいた御意見等を踏まえ、今回、議題として提出されました。

小林高校教育課長からポイントを絞って説明をお願いいたします。

 

小林高校教育課長

 (資料説明)

 

矢﨑委員長

 前回は、屋代高等学校附属中学校の基本構想という形で出させていただいたわけでありますが、むしろ全体構想という考え方でお示しした方がいいだろうということで、今回は全体構想という形でただいま説明がありました。前回、御意見をいただいたものについて、事務局として改めてまたこの文章の中で説明されているわけでありますが、御意見、御質問がありましたら、発言願います。

 

伊藤委員

 よろしいでしょうか。

 

矢﨑委員長

 どうぞ。

 

伊藤委員

 6年間を見通した学習の取り組みについて、少し分からないところがあるので教えていただければと思うのですが、11ページの資料の中で、屋代中学校の場合には、国語・数学・英語においては③の体系学習重視型で、社会・理科・体育等においてはスパイラル学習型にしていかれる構想であるという記載がありますが、ということは、内進生は1年生から高校までの6年間を国語・数学・英語においてはずっと同じ外進生とは一緒にならないクラスで学んでいかれていて、社会・理科・体育等ついては外進生とのコースを選ぶ部分においては、混合のクラスになる可能性があるという理解でいいのかというのが1点です。

 もうひとつは、6年間の学習全体を見通した教育課程というのは、具体的にどういうことであるのか、それが速度優先型でもなく、逆に早くやることでも深くやることでもない学習形態というのは、つまりどういうことなのか、その2つの点について教えていただいてもよろしいでしょうか。

 

小林高校教育課長

 お願いします。

 

矢﨑委員長

 どうぞ。

 

小林高校教育課長

 最初の点でございますけれども、屋代高校で現在考えているところでは、ただいま御指摘のように、体系学習型でやっていくものについてはなかなか混じりにくいだろうという考え方を持っています。ただ、スパイラルのものにつきましては、これは一度やったものをどんどん深めていいわけでありますので、出発点のところでまた同じになるわけですから、選択科目のようなものの中では、例えば理科や社会科のようなものは、これは随分混じって勉強することができるだろうと考えているところであります。

 ただ、これも実際の進路等入っていく中では、例えば同じ国語であってもある選択のものについては、一緒に混じるということも可能になってくるかもしれませんけれども、基本的な考え方としては今委員さんにご指摘いただいたような考え方を学校ではとっているということでございます。これで、この③の問題というのは、この①と②をちょっと比較していただくと分かりやすいのですが、①も②も中学校で行う教育課程、それから高校で行う教育課程というのがはっきりしておりまして、それを例えば①のような、このように典型的に絵のようにはならないかもしれないですが、中学のものを縮め、高校のものを縮めてどんどんやっていくということで、屋代高校でいいますと5ページに模式図がございます。縦の線だけはどんどん進んでいくということになっていると思うのです。ですから、進路優先型という形で考えているわけであります。

 ただし、③はそういうことではなくて、中学校と高等学校の教育課程につきまして、例えば教材の配列でありますとか、あるいはそういう中に派生的なものといいますか、調べ学習的なものを含ませることによって、6年間を見通した教育課程をもう一回組み直してみるということでありますので、模式的にいいますと、①や②のようにはっきりと中間に線がないということであります。ですから、順序が入れ違ったりしながら6年間進んでいくということでありますが、先ほど申し上げました5ページの図で言いますと、この中に縦だけどんどん進めるのではなくて、横糸の部分がございますよね。鳩学でありますとか、科学リテラシーでありますとか、こういったものを十分に加える、あるいは同じ専門教科で今の6年間の見通しの再構成の中でも、やはり立ち止まって調べ学習のようなものをしっかり入れていくとか、自ら発表するような機会を入れていくというような形で、横糸になる部分もしっかり結び付けながら、いかにどんどんと上へ伸ばしていくような考え方をとらないというのが、③番目の考え方ということで、屋代における考え方ということであります。

 

伊藤委員

 少し関連して、もう少し質問させていただければと思いますが、そうすると教科書ですとか、そういうものも、例えば、数学で幾何とか代数とか、まったくオリジナルなテキストを使って進めていくことになるのですが、ある意味でそういったちょっと教材等についても少しオリジナルな形で選択していくということであるのかということがひとつで、続けてもう1つだけ質問したいのが、そういう教育課程をしてきた時に、中学3年の段階で別の高校に行こうとか、またはそういった進路選択そのまま自分が6年間見通していないという生徒さんも、もしかしたらそこで新たな選択をしようとする方がいるかもしれないですが、そういう方についてはどう考えられるのか、その2点について教えていただいてもいいでしょうか。

 

小林高校教育課長

 恐らくそういったオリジナルな部分を何らかの形で、またそれは自主教材的なものになるかは分かりませんけれどもやっていかないと、こういったものを徹底していくことはできないと考えています。

 それから、6年間のゆとりを生かすという意味では、中間の特に普通の中学でいえば、受験勉強に当たるような時期がないということは非常に有効でありますので、そういう時期を有効に活用できるのが6年間一貫の教育と考えた時は、基本的には中学3年からよその学校へ移るというような考え方は取らないでやってもらいたいというのが、屋代の考え方だと思います。ですから、このままでもしそのようなところで今度はどうしても他を受けたいというような場合には、それもひとつの進路指導ですから、学校の方でも考えなければいけないでしょうけれども、御本人の方としてもちょっと厳しくなる部分はあるかもしれませんが、それは本人が努力していただくことと、学校の方でそういうものをどのように考えるか今後の問題です。基本的には、6年一貫の流れの中では、中学1年から高校3年までの間を同じ学校で過ごしてもらいたいと、この願いの元でやっていく形になります。

 

矢﨑委員長

 分からない方がいらっしゃるので、鳩学とは何かをちょっと説明してくれませんか。屋代高校独自の言い方ですよね。

 

小林高校教育課長

 この鳩学につきましては、そこにございますように、地域に密接した様々なテーマ、特に信州、松代の地震観測だとか、それから屋代では長谷川五作さんというエノキ茸のビンの栽培を初めてやった方がおられまして、そのような関係で世界初のキノコ栽培であるとか、みんなそれぞれ非常に身近なテーマであります。それを様々な教科の中でそういったものを学習しながら、教科横断的に1つのテーマについて学習していくということでありまして、学問というとどうしても非常に抽象的なものが多いのですけれど、より具体的な身近な題材を使って、今学んできた、自分が学んでいる学問をもう1回見直すとか、あるいはその意味を確かめるというような、そういった学習を総合的な学習の時間の中で。総合的な学習の中には、やはりそういう総合的なものがありますので、より具体的なテーマを様々な教科を横断的に自らテーマを見出しながら学習していくということになりますので、当然更に細分化して自分がそういう中からどういうものを勉強したいかというものがそれぞれ違ってくることも考えられますので、発表でありますとか、あるいは自分で調べ学習でありますとか、あるいは討論でありますとか、そういったものをふんだんに使ってやっていくような授業形態になるのではないかと思っています。これと似たようなものでは、前回もちょっと御説明申し上げましたけれども、屋代高校で最初にスーパーサイエンスハイスクールを受けました時に、SSH1を理系だけではなくて全部の教科でやろう、その余った時間の何時間でもいいから全部でやろうという形で、それぞれの教科が中で科学的なテーマを扱って1年生全員がSSH1の学習をしたことがございまして、このようなものがこういった学習の元になっていると思っています。

 

矢﨑委員長

 それがなぜ鳩なのですか。

 

小林高校教育課長

 この鳩は、先ほども申し上げましたけれども、校章が鳩なのですね。鳩が2匹おりまして、これが埴科中学の「はに」から来ているという説もありますし、ちょうどこれが開設された時期が大正デモクラシーの時期でありまして、それが平和の象徴である鳩というものを自然に選ばせたというような説もあります。

 

矢﨑委員長

 校章が鳩なのですね。

 

小林高校教育課長

 そうです。

 

矢﨑委員長

 校章が鳩であると先に言ってもらえれば、それだけで分かりました。他に御意見ございますか。

 

伊藤委員

 よろしいでしょうか。

 

矢﨑委員長

 はい、どうぞ。

 

伊藤委員

 あと、もうひとつお伺いしたいのですけれども、入学にあたって必要な費用というのは、基本的には義務なので入学金とか授業料はいらないと思うのですが、制服はオリジナルで中学オリジナルを着ると書かれてあるので、ここに入りたいなと思った場合に、中学校の段階で、高校は高校でまたあると思いますけれども、大体親御さんはどのくらいのお金のことを考えればいいのかという問題があります。

 

小林高校教育課長

 これについては、普通の学習につきましては、これは中学校によってそれぞれ違いがありますけれども、屋代附属中学では大差がないというふうに考えております。それで、あと今の御指摘のように、授業料とかそういうものもございませんので、それは普通の中学校と同じだと考えています。制服については、ちょっとまだ値段等は考えていないわけでありますけれども、これにつきましては制服があるなしということは逆に言いますと、制服があると非常に経済的な面もありますよね。例えば毎日服装について考えなくてもいいという点もあると思いますから、そういう周りと相殺しますと、制服がどのくらいというのはちょっと分からないのですが、ただ特別高い制服とか、そんなものをこちらとしても考えるつもりはないと思います。中学校としても考えるつもりはないと思います。むしろ、私学へ通えなくても子ども達でも屋代へ通学できれば、通学のための費用はかかるかもしれませんけれども、あとは普通の中学へ行くのと同じぐらいのものとしてここの学校へ通えるということでないと、せっかく公立で実施する意味も薄れるのではないかと思っているところであります。

 

伊藤委員

 宿泊研修ですとか、多彩で豊かな体験学習や交流活動を予定されているので、そういう意味で少し通常の義務教育とはまた違う差というのも、親御さんが強いられる可能性があるのかどうかということを確認したかったのですけれども、普通これらの多彩で豊かな体験活動や宿泊研修とかがあるけれども、通常の中学校のレベルとそれ程大きく変わらないと考えていただけばいいということですか。

 

小林高校教育課長

 これについて、特別にお金がかかるというようなことにはならないように当然考えていかなければいけないと思いますけれども、普通に中学校の中でもある集団宿泊行事というようなものと比較して、極端に多いということにはならないようにやっぱり考えていかなければいけないだろうとは思っています。必要なものについてやるということでありますので、こういったものだけがメインになるということはないというふうに考えております。

 

矢﨑委員長

 他にどうぞ。

 

耳塚委員

 よろしいでしょうか。

 

矢﨑委員長

 はい、どうぞ。

 

耳塚委員

 全体として、この全体構想というのは良く研究されていて、いいというふうに思いました。それと、前回申し上げたような早期の文理分けの可能性についても、そういう表記が削除されておりました。いいことだというふうに思います。

 1点目は細かなことなのですけれども、入学者選抜のところで適性検査の内容について、何カ所かにこの表現が出てくるのですが、適性検査の方の1は社会や人に対する関わりみる、適性検査2は自然や数理に対する関わりをみると。「関わりをみる」という表現が何を言っているのかよく分からないので、ちょっと説明をしていただければと思います。

 第2点は、同じ適性検査についてですけれども、2の方のサンプルは良く分かりますけれども、適性検査1の方のサンプルというのは、提示して見せていただくということは可能でしょうか。

 それから、3つ目でこれが最後です。前回、これをちょっと申し上げたつもりだったのですけれども、何年か経った時にここに掲げた教育目標がどう達成されたのかということを評価する、そして公表する時の視点とか指標について考えておく必要があると思います。というのは、非常に注目されるところだと思うからです。このような学校をつくって、一体目標は達成できたのかどうかということについて、下手をすると進学実績だけを指標に見なされてしまうということもあり得ると思うわけです。ですから、何かそうではなく、別のこのような点で評価をしていくんだ、ということをあらかじめ示しておくことは必要だと私は思うのですけれども、いかがでしょうか。

 

小林高校教育課長

 私の方であまりかみ砕いていって、そのとおりというようにいけるかどうか分からない部分がちょっとあるのですが、関わりをみるということにつきましては、例えばそういったものに対してどのように自分が関わっていくのか、あるいは、そのような事象についてどのように自分が考えられるのかとか、そういったものをこのような表現で扱ったということだと思っています。ですから、関わりをみるというのは非常に曖昧な言い方ではありますけれども、そういった2つの分けられた事象について、自分として主体的に関わってもらわなければいけないという願いがあって、このような言い方をしておりますけれども、そういったものに関連する事象についての後に言われるような、例えば思考力、あるいはそういったものを働かせるといった意味で、主体性を重んじた言い方と理解しているわけであります。

 それから今回分かりやすいだろうということで、実は例示の2の方を選んだわけであります。例示の1については、非常に多面的な方面にわたっておりますので、これが例だということがちょっと見つからないものですから、今回はここにお示ししなかったわけです。本当にそれぞれが多方面にわたっておりまして、2の方がどちらかというと、どこでも分かりやすいというところでありました。前回もちょっと申し上げましたけれども、実際にそのようなことを明確にするために適切な試行を行いますので、そこで見ていただくのが一番いいのかなと思っているところであります。

 指標については、御指摘のとおりであります。それで、どうしてもそういうところに行きますので、例えばどこの学校へどのくらい入ったとか、そういったことは社会的に注目する人があったとしても、学校の評価としては全然そんなことを考えるつもりは県としてはないわけでありますから、6年先とかそういうことでなくて、例えばどんな具合に力が付いているのかというものを、1年時から2年時、2年時から3年時と、常に形成的にしっかり見ていかなければいけないと思っているところでありますが、その指標をという問題につきましては、ちょっと宿題みたいな形にさせていただければと思います。

 

矢﨑委員長

 ただ、要するに生徒会活動を活発にできるかどうかとか、部活動が活発かどうか、生徒達の満足度はどうか、地域がどういうふうに見ているか、それはやっぱりいくつかのインデックスを利用していかないと、これはどこかへ何人入ったという話になってしまいますよ。基本的には、全人的なトレーニングをする、リーダーをつくるということですから、それは部活動や生徒会活動や地域のボランティアとか、そういう指標をいくつかのインデックスをつくっておかないと、偏差値だけでもって評価されるようになってしまってはいけないから、最初につくっておかないといけないと思います。そこはちょっと検討してください。オールラウンドなリーダーをつくるということですから、その辺はきちんとした目標をつくっておいた方がいいですね。

 他に御意見や御質問はありませんか。この前の時の質問の中で、24年度開校について本当に間に合うのかについて本部長としてどう考えているのか次長の方でまとめをお願いします。

 もう1点ですが、ここへ出てきたのはあくまでも屋代高校を中心に屋代高校の関係の方達がつくってきた教育課程ですよね。それは基本的には教育委員会というよりも屋代高校の考え方できちんとこれが行われてきていると考えていいのでしょうか。そのように考えると、中南信にもう1つということについての場合は、これと全然違った教育課程が出てきてもそれは構わないと考えているのか、これが長野県の中高一貫の1つのパターンと考えているのか、本部長としての見解を教えてください。

 

長澤教育次長

 まずは1点目の24年度開校に間に合うのかという御指摘でございますけれども、この点につきましては、先ほど高校教育課長からの方からも御説明申し上げましたけれども、私どもが予定している施設整備をやるとすれば、24年7月ということも考えられるという説明をさせていただいておりますけれども、たとえ施設整備の方が開校に間に合わなくて、24年7月ということになっても、私どもとしては既存の校舎というものを有効的に活用するということによって、授業の方の対応は可能ではないかという具合に考えております。これは、当然在校生とか新通学生の学びに支障を来さない範囲でという前提はございますけれども、いろいろな対応の仕方、既存校舎を活用するという方法もございますので、対応できるということで、当初の計画のとおり開校は24年4月にしていきたいという具合に考えております。

 それから、2点目の今回の教育課程について、学校の考え方が十分反映されているかどうかという点でございますけれども、この教育委員会定例会におきましては中高一貫校の大きな枠組みについてご議論いただいているというところでございます。教育課程などの具体的な教育内容、これは本来学校長の責任で決めるというものでございます。したがいまして、屋代高校では今回学校長を委員長といたします準備委員会というものを設置しておりまして、そこで熱心に検討を重ねていただいております。そういった検討をする中で、今回教育課程についても屋代高校の目指す教育目標とか、あるいは先ほど話題になった鳩学ですね。これも従来から屋代高校で積み重ねてきた成果というものがありますので、そういったものを生かして教育課程をつくっていきたいということでございます。今後、更に再度詰めていくということになろうかと思いますけれども、十分にその学校側の考え方が反映されたものとなっていくものと考えております。

 そもそも今回モデル的にというようなこともございましたので、こういった定例会でかなり教育課程の具体的な中身まで見ていただいているところでございます。中南信のモデル校につきましても、当然やはり学校の中でよく議論をしていただいて、そういった学校側の考え方が反映された形で、そこで内容等は検討されていくという具合に思っておりますので、ここでの検討が直ちに中南信にも当てはまるというものではないという具合に考えております。

 

矢﨑委員長

 もう1つ確認させてもらいますが、普通に考えるとハードが揃ったところで中学ができて、そこでスタートした方がいいというふうに一応考えますね。そのことについては、これから予算編成の中で、本当に確保できるかどうかということを含めて、今のままで行くと間違いなくハードが遅れる可能性が大きいです。そうすると、中学部分の学校整備が半年や1年遅れても、基本的には24年4月からやっていくということで、高校も地域もあるいは同窓会も、基本的に了解しているということでいいかどうでしょうか。何故、心配するかというと、一緒にスタートしようと思ったけれども施設整備が遅れた場合というのでは困るわけですよ。委員会にとっても、それはみっともない話になるので、そういう意味では、学校整備のハードが遅れることも前提に24年4月から始めるということでコンセンサスが取られているかどうか。そこだけ大事なところなのでお答えをしていただきたい。

 

長澤教育次長

 そこはちょっと難しいところなのですけれども、今回の開校時期24年4月というものも、中高一貫教育をいち早く導入してほしいという地域、同窓会の声があったということから、ソフト面では少なくとも24年4月ということで、今日も御議論いただいておりますけれども、十分間に合うというような中で24年4月ということにさせていただいたということでございます。

 施設整備の面でございますけれども、少なくとも教室等については既存の施設等を使うということも考えられるというお話を申し上げましたけれども、問題になるのは技術室とかという部分になりますが、そういったものについても授業の振替等技術科的なものは後半にするとか、そういった対応の仕方もございますので、十分理解が得られるものという具合に考えております。

 

矢﨑委員長

 24年4月にスタートすると言ったのにまだ間に合わない場合ということだとこれは全く変な話なので、そういうことでいいですか。地元や同窓会や学校が中高一貫校を早くスタートする、24年4月にスタートするということを、まず第一に考えるから施設整備は多少遅れても仕方がないというコンセンサスで動いているということでいいですね。そうでないと教育委員会が問われますからね。高校教育課長、そういうことでいいですね。

 

小林高校教育課長

 はい、分かりました。

 

矢﨑委員長

 もう1点ですが、中南信で進められていこうとする中高一貫教育について、今回決まってきた屋代のことは、何ら中南信でやろうとする中高一貫を拘束するものではないと言ってもいいですね。

 

長澤教育次長

 はい。

 

矢﨑委員長

 長野県の中高一貫のパターンをここで決めたわけではなくて、屋代のパターンだということでいいですね。分かりました。他に委員さん方で、この問題で御意見なり質問なりありましたら、発言願います。特にないようでありますので、それでは、基本的には今日合意いただいた内容で、これからの説明会等で周知徹底を図っていくということになりますが、御異議ございませんか。

 

全委員

異議なし。

 

矢﨑委員長

 御異議ございませんので、議第2号については、この形で説明会において県民の方にできるだけ御理解いただき、意を丁寧に説明していただきたいということでよろしくお願いします。

以上で、議事を終わります。

 続いて、教育長報告事項に入ります。

教育長報告事項(2)「地域とともに新校を考える懇話会のまとめについて」、小林高校教育課長から説明してください。

 

小林高校教育課長

 (資料説明)

 

矢﨑委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言願います。

 

高木委員

 よろしいでしょうか。

 

矢﨑委員長

 はい、どうぞ。

 

高木委員

 佐久の方なのですけれども、13ページの一番下のところで特別支援学校がありますが、これについても同時進行でやっていくということでしょうか、それとも、これはまた別に考えていくということでしょうか。

 もうひとつですが、最終まとめという17ページのところに普通高校の再編について、佐久地域は岩村田、野沢北、野沢南高校、それに当然子どもの数が減っていく中で普通高校が3校で、岩村田は定員増ということを考えているようですけれども、その辺のバランスがどのように変わっていくのか見通しのようなものと、更に進むと再編を検討するということで、その辺の見通しについてちょっとお願いしたいと思います。

 

小林高校教育課長

 特別支援学級につきましては、後に特別支援学校の分教室を設置するという方向までまとめていただいたということでございますので、これが開始年度等につきましては、これは特別支援教育課の方が中心になることでございますけれども、そことも連携を取りながら今後何年度開始ということを決めていくということでございますので、これも同時平行的ではないのですけれども、これは別々の事柄でありますけれども、当然連携させながらやっていかなければいけないことだと考えているところでございます。

 それから、普通科の再編につきましても、御指摘のように佐久地域だけではなくて今後更に減っていくというのは、おそらくどの地区でもそういうことになっていくだろうと思います。特に、佐久地区の場合には平成30年を越えていった場合に、現在この再編が終わっても10校があるわけでありますが、そういったものにつきましては私どもとしましては平成40年ぐらいまでを見通しまして、40年ぐらいまではまだ更に減っていくだろうと思いますので、その40年を見通したところで第2期の再編計画を平成25年度以降というようには申し上げていることでありますけれども、できるだけ早く第2期計画でもってその辺は考えていかなければいけないと、高校教育課としては重要な課題と考えておりますけれども、御指摘の面につきましては、岩村田は1学級増というような形で今お示ししましたが、これもいろいろな他の要素を見ながらということでありますけれども、基本的にそのような形で考えておりますが今後の推移を見ながら、非常に重要な問題としてまたお諮り願わなければならないと思います。

 

矢﨑委員長

 他に、御意見、御質問がありましたら、発言願います。

特にないようですので、以上で、教育長報告事項(2)を終了させていただきます。 次に、教育長報告事項(3)「平成22年度全国学力・学習状況調査結果の概要について」、髙栁教学指導課長から説明してください。

 

髙栁教学指導課長

 (資料説明)

 

矢﨑委員長

 正直申し上げて大変ショッキングな数字で、深刻に受け止めなければいけないと考えておりますが、このことにつきまして、御意見、御質問をお願いいたします。

 

耳塚委員

 よろしいでしょうか。

 

矢﨑委員長

 はい、どうぞ。

 

耳塚委員

 まず、第1点目は質問になります。私自身このデータを見た時に、平成19年度と22年度の結果を比較した時に、御指摘の分析をなさってこられたように、小学校6年生の国語ではあまり変わりはありません。ただ、算数の方はやや下がっているというふうに見た方がいいのではないかというふうに、私は思いました。それから、中学校3年生については、これは両方ともはっきりと下落傾向にあったというふうに見ることができると思います。特に、この今の中学校3年生は、問題別の分析がなされていましたけど、19年度の時の小学校6年生の同じ子ども達ということになります。19年度の小6の順位を、順位で見るのはいかがなものかとは思いますけれども、大体、国語だと全国の都道府県の中で15位前後、算数だと10位前後のレベルにあったものが、今回はすべて40位前後というところになってきました。そうなると、一体これは問題というのは中学校にあるのかというように推測されてしまうのですけれども、このようなデータをここにあるものだけしか見ていませんので、このような分析でいいかどうか、お考えをお聞かせいただきたいです。

 また、同じ長野県の子ども達の学力の時系列的な変化ということでいいますと、手元に昭和39年の昭和の学検の結果があったので比べてみると、小学校6年生は当時の文部省が報告したものではなくて、業者が集めて集計した結果ですけれども、長野県の小学校6年生は昭和49年の時点で国語が17位、算数が25位だったのですね。そうやってこのデータを基にしてみると、平成19年あたりにはそれよりも少し算数では上にあったのが、また今は昭和30年代の水準にまで戻ったようにも見えるのです。このような長期的な学力の変動ということについて、事務局の方ではどのような認識をお持ちかどうかというこの点について、まずお尋ねしたいと思います。

 

矢﨑委員長

 ちょっとその前に、耳塚委員にお聞きしたいのですが、悉皆調査と今度の抽出調査、学検についてずっと関わっていらっしゃって、大体同じように複数の結果を比較していい内容だと考えてよろしいでしょうか。

 

耳塚委員

 はい。データは元々母集団の値を示している悉皆調査の数値と、抽出調査では母集団の値をサンプルから推測をしているという違いはありますけれども、かなりの正確さで、要するに比べてみることはできると思います。

 

矢﨑委員長

 それでは、教学指導課長から説明してください。

 

髙栁教学指導課長

 まず、はじめの御質問の中学校に問題があるのかという点について、確かに結果的には中学校でこのようにガンと結果が下がっているという事実があるわけでありますけれど、ただ単に中学校に大きな原因があるというふうには考えておりません。それはまず、私ども自身の中に大きく反省しなければいけない点があると感じております。それは何故かと申しますと、先ほどの御指摘のとおり19年度、先ほど順位の話を出してみると恐縮なのですけれど、小学校の算数は10位でございました。それが経年的にだんだん下がっているというところが、国語、算数すべてあるわけでございます。では、それに対して私ども教学指導課はどのような手を打ってきたか、この数字の奥にあるものを精査して、つぶさにその奥にあるものについて分析をして、原因を出して現場に返していく、そのような点での我々の認識の甘さというものがひとつ大きく出ているということを自己反省しております。それは、もう御承知のとおり本県ではこの後、経営概要でも申し上げますけれど、本当に成すことを成すといいますか、体験を通して子どもを育てるでありますとか、行事という大きな中で子どもを育てるでありますとか、特にこの数値的なもの、いわゆる見える学力というものを特化して学力を図るということは、特に義務の中ではなかなかある意味で大事にされてこなかったというか、そのような面がございました。

 したがいまして、この平成2年からの高校進学率の45位からの取り組みにしましても、だんだんにそれを受けまして、義務としても特に数学は具体的なクリア問題等も作ったりしまして、先ほどの39年度の委員の御指摘の順位から比べると上がってきているところもあるかと思いますけれど、そのような点での長期的な展望に立った施策、つまり義務の成績というものが子ども達の幸せに非常に影響しているのだという認識、具体的に言いますと、高校の出口、昨年度163名が就職できなかったわけですけれど、この子達の本当に基礎学力があれば、もっと就職できた子があるかもしれません。1679人は浪人しましたが、40%でなくてもっと大学に受かる子が出るかと思います。その辺の義務の関係、我々の対応も含めまして、数字の奥にあるものの認識というものが非常に甘かったということを、深く反省しております。

 

耳塚委員

 よろしいでしょうか。

 

矢﨑委員長

 どうぞ。

 

耳塚委員

 私も口頭で申し上げたことの表面に、誤解を招くようなところがあって、正しくは小学校1先生の時から中学校3年生の間で、中学校という学校段階だけではなくて、一体何が起こっていたのかということをきちんと見ていく必要があるという趣旨でございます。

 それから、今のお答えのとおりと思いますが、教育委員会自身の課題もこのデータから読み取らないといけないということ、つまり、私達が考えなければいけない責任があるということ、そこから出発しなくてはならないと思います。おっしゃるとおり、長期的な展望に立ったやはり施策が必要で、何かそのためにはこれは意見ですけれども、まずはこのような形で報告されていますけれども、きちんと使えるだけのデータ全部を使って時系列な変動も含めて、やはり分析をもう一度してみるということから出発しなければいけないのではないかと思っています。プロジェクトグループをつくるとか、何かすることをしなければいけない段階ではなかろうかと感じております。まだ今の段階であれば、去年までの3ヵ年分の悉皆調査のデータもまだ生きていますので、使うことができるというふうに思いました。これは意見の1つ目でございます。

 それから、意見の2つ目ですけれども、それで、その時に意見の1つ目に付け加えることですけれども、高校段階についてもやはり同じような検討が必要ではないかというふうに感じております。

 意見の2つ目ですけれども、県内の小中学生の学力の水準や格差が一体どのように推移しているのでしょうか。ナショナルスタンダードの観点から見た時にどうということと、それから長野県が独自に掲げているような教育の目標とか、学力のあり方という観点から現在の学力の状況というのを評価する、この2つの目的を持った、やはり県が独自に作成する調査というのが、何年かに一度は必要ではないかと私は思います。何よりも、今日出していただいたようなデータの分析は、教育施策を考えるのに非常に重要であって、それをつくるための教育施策を考えるためのデータを常に県教委としては持っているべきだと思います。更に、全国学力・学習状況調査というものは、あくまでも国がナショナルスタンダードの観点から調査をしているものであって、長野県はその観点からいえば特に中学校の国語や数学の点で下落傾向にある等のことが分かり、そういう傾向が出てきましたけれど、しかし他の面で何か美徳があるのかもしれません。それは、県が伝統的に持ってきた側面であって、このような全国調査で計れないものかもしれません。そのような県の独自の目標という観点から考えてみても、やはり独自調査というのは持っておく必要があるのではなかろうかと思います。

 

伊藤委員

 よろしいでしょうか。

 

矢﨑委員長

 はい、どうぞ。

 

伊藤委員

 とても丁寧な分析の資料を拝見させていただき、ありがとうございます。7ページのところには、耳塚先生が大事な話をされたのですが、7ページのところの同じ生徒さんが今中学で今回テストを受けられたということで、何か小学校でつまずいたことを中学のこの3年間の間で解決できないまま中学3年になってきているのかなという感じがします。その解答の中で諦めてしまう、いわば手のつけようのない感じというと、本人もそのつまずきをどう解決していいか分からないでいて、そうすると、宿題はすごく一生懸命やっている子ども達でも自分がどのような問題のところで困っていて、ではそれをどうすればいいのかということについて、とても混乱していたり、困っているのではないかなという気がします。分からないから諦めてしまったり、手のつけようがないというように、取り組む手だてすら想像ができない子達がいるということが、やはり先生やそれから保護者の方々と点数そのものというよりは、どのようなところでつまずいていて、その結果がこのような点数になってきていると思うのですが、どのようなところで困ってしまったり、混乱したり、つまずいているのかということの情報共有が、先生と本人と保護者の間で本当に共有されているのかなと思います。そして、それに対してどういう手だてをしていけばいいのかというような、いろいろな教材やいろいろな取り組み方が今たくさん溢れていると思うのですが、マッチングですとかそのようなものを使ってこうしていけば解決できるのだということが分かるように結び付けられているのかなというところが、やはりちょっと心配になっています。そのような声を受けて、中学の先生方が小学校の問題をその後どのように受け取って中学の課題として考えていくのか、または、ご自身のお子さんのそういったつまずきを親御さんが気付いてサポートしてあげるような、そのような部分についての取り組みというのは、これから何か考えがあるのか教えていただけますでしょうか。

 

髙栁教学指導課長

 お願いします。

 

矢﨑委員長

 はい、どうぞ。

 

髙栁教学指導課長

 今、御指摘の諦めてしまうという現象につきましては、本当に子ども達の立場から御説明をいただいて大変ありがとうございました。子ども達からしますと、解くことに経験がないということではないかと思っています。と申しますのは、ぱっと見てできなかった問題というものを粘り強く考えていると出来るようになるのだという、その経験値が少ないのではないかなと感じています。では、なぜそのようになってきているのかということでありますが、これはこれから詳しく分析していかなければいけないと思うのですけれど、例えば本県はドリルでありますとか、漢字の練習でありますとか、こういう点は非常に良くやっておりまして、次回の定例会でもお出しいたしますけれども、高校の調査を見ますと義務のそういうものが実って、高校でも良い結果が出ております。

 しかしながら、こういうB問題をいうようなものにつきましては、やはり欠けるという点につきましては、そこのところを今委員が御指摘のとおり、私どももそうですし、子ども達もそうですし、具体的に保護者の方とも共有していくような形というものを取っていかなければいけないと思っています。したがって、まず私どもとしましては、授業の中でそういうふうに諦めずに問題を解決していくことができるような場というものを増やしていくことが大事かと考えました。そのためには県としましては、例えばこれは1つの例でありますけれど、この単元ではこの問題ができることが大事ですよ、というふうなことを現場が簡単に使えるように示していくことも1つの方法かと考えております。そして、更にはそういったものを保護者の皆様にこまめに連絡していって、今、このような算数の割合でこのように大切なことがあって、子ども達がこのようにつまずいているので、家庭の方でもこんな状況にありますので、こんなことをお願いしますというような、いわゆる意見交換といいますか、そのような場での共通理解というものを図っていくようなことが必要であり、各学校で学級便りや学年便り等々があるわけですけれど、ともすれば行事のことを書いたりすることが多いわけでありまして、そんな点でのそのようなものを連絡し合ってというものも必要かなと考えております。

 

矢﨑委員長

 教育長、この問題について御見解をお願いします。

 

山口教育長

 正直申し上げて、これだけの落ち込みというようなものは想像もしなかったのですけれども、実際の問題として、特に、今日資料でお示しした3ページ、4ページ、それから7ページのいわゆる類似問題の結果、平成19年の1回目の受験した子どもさんが今回抽出とはいえ受けているということ、このことを考えて、今日お示ししたものというのは、あくまでも現時点での私どもの行ってきた分析と受け止めていただいて、御指摘いただいたこともありますので、とにかくしっかりした分析を更にしていきたいと思います。それについて、私どもだけではなくて、現場の校長さん達、あるいは教科担当の方の考え方もお聞きしていかなければいけないと思いますし、またこの問題をどのような形で、関係者の共通の課題としての認識を持っていくかというようなところは、また案を持って御相談申し上げたいと考えております。教育振興計画などでも、智・徳・体というような長野県の従来からの目指すべき姿の中で、最終的に社会的な自立をする、そのような子ども達を育てるのだということが書いてありますけれども、学力によって子ども達が育つという面、それから、先ほど御報告申し上げましたけれども体力テスト、いずれも重要な根幹に関わることでありますので、今申し上げたようなことで改めてまた御提案申し上げたいと考えております。

 

矢﨑委員長

 はい。それでは、この教育長報告事項(3)について、他に御意見や御質問がなければ先に進みたいと思いますが、よろしいでしょうか。

 

全委員

 異議なし。

 

矢﨑委員長

 御異議ございませんので、以上で、教育長報告事項(3)を終了します。

 次に、教育長報告事項(4)「学校経営概要について」、髙栁教学指導課長から説明してください。

 

髙栁教学指導課長

 (資料説明)

 

矢﨑委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言願います。

特にないようでありますので、以上で、教育長報告事項(4)を終了します。

 次に、教育長報告事項(5)「平成21年度児童生徒の不登校の状況について」、町田心の支援室長から説明してください。

 

町田心の支援室長

 (資料説明)

 

矢﨑委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言願います。

 

伊藤委員

 よろしいでしょうか。

 

矢﨑委員長

 はい、どうぞ。

 

伊藤委員

 2点お伺いしたいのですけれども、1つは学校へ来ていないというお子さんの総数が、イコール不登校というものと考えていいのでしょうか。

 もう1点は、直接のきっかけの中にいじめを除く友人関係をめぐる問題とか、そういった対人関係的が割合として結構多いですし、それから極度の不安や緊張というところでの数値も中学などでも高いのですが、発達障害児に対するアプローチも非常に今年度対応が進んでいるようなのですが、例えばそういったところとの関係というのを考えるのか、その2点について教えていただけますか。

 

町田心の支援室長

 お願いします。

 

矢﨑委員長

 はい、どうぞ。

 

町田心の支援室長

 まず、長期欠席というのは4つの部分に分けておりまして、年間30日以上というのが大前提でございますけれど、その中で不登校あるいは病気、その他、経済的理由と、こういう4つのジャンルに分けます。そこの中で、ですから本校の不登校の数プラス病気の児童生徒、それからその他というように分類した児童生徒、そして経済的理由と、それを総じて長野県の長期欠席者というように学校基本調査の方では明記しております。この学校基本調査と私どもの学校にもう1つの生徒指導上のこの今の調査をやりながら2つまとめて分析を加えているという現状であります。ですから、今1つありましたいじめ等の人間関係とか、あるいは元気な不登校と言っていいのでしょう。そのような部分では、不登校の学校の様子によって不登校という範疇に入っていない生徒もいるかもしれません。あるいは病気その他というふうに分析している学校の方もいるかもしれませんが、それは学校の文科省の方でこういう事例はこういうふうにしなさいと一応例がございますので、そういう例に沿ってやっております。これが1点目です。

 2点目の発達障害の関係でございます。実は、昨年からこの調査に加えまして本県独自に発達障害の生徒の不登校との関係といいますか、どのくらいというのを調べ始めたところでありまして、まず昨年はいわゆる医療機関から発達障害という診断、あるいはものを受けている方が1つ目です。2つ目として、スクールカウンセラー等の方から発達障害の疑いがあるという方をBグループ、Cグループとしてスクリーニングチェックとかそういうものをやりながら、あるいは校内の委員会等で学校の発達障害の疑いがあるのかないのか、こういう部分の三層に分けてチェックいたしまして、それぞれ不登校の時どうだろうというふうに報告をいただきました。昨年の例でいきますと、小学校では昨年の不登校の児童の中の11.6%が発達障害の疑いあるいは発達障害と診断されていて、中学校では、昨年7.2%が同じように発達障害と言われており、小中合計して8.3%が昨年の調査で分かりました。それで、21年になりまして、同じこれは小学校の水準を見ますと15.6%。それから、中学校は9.2%になりました。小中の合計は10.6%だったのです。本県のいわゆる三層のABCという調査でありますので、それぞれこれも変動がありますけれども、いずれにしても1割近くはそういう診断を受けている、あるいはそういう可能性があるという部分で、それぞれの違った対応等も考えながらやっていかなければならないと考えているところであります。

 

伊藤委員

 今の説明と関係しますが、前半の教えていただいた長期欠席の中でも不登校とみなされず、その他と考えられている子達というのは、学校によっては何の対策も取られていないという可能性もあるということですか。もうひとつですが、スクールカウンセラーの評価というのは、何か行われているのですか。

 

町田心の支援室長

 まず、その他というふうに分析されたのは、不登校もあり、例えば病気でもあり、2つ要因があるという時に、その他というふうに振り分ける可能性が学校としてはあります。ただ、個人のいろいろな状況がありますので、どちらの比重がどうとか細かいところまでは言えませんが、複数の要因が考えられて断定ができないというような部分でその他にする傾向がございます。

 それから、例えば家庭的な背景もありというようなところも一応不登校というように長野県の場合は多くはやっておりますし、またその他に分類したから学校の支援が結びつかないかということはないと思います。加えまして、実はちょっと分かりにくいかもしれませんが、昨年度まではここの発表資料の中に継続している理由というのがありました。ところが、今年から全国調査の中でこの項目が落ちてしまいましたので、どうして継続しているのだろうというのが今回からありませんので、例えばちょっと悪さをしてそれがきっかけで学校に来ていないというのは、今までここ3年ぐらいを見ますと、不登校の3%ぐらい中学校の場合おりますけれども、今回はそういうものが統計の処理の中では見えてこなくなりましたが、委員の御指摘のその他になったから、あるいは病気だからということで学校のつながりが薄くなるということはないと思っております。

 スクールカウンセラーの評価は、本県はしっかりとできていると思っておりますし、評価によって本人及びカウンセラーを受けた方の保護者の方、あるいは高校だと生徒の部分もアンケートを取って、評価として定着しているところです。具体的には11月末に全配置校に書面を送りまして、学校の評価、それからスクールカウンセラー本人の評価、そして生徒及び保護者の評価を加えて、1月にスクールカウンセラーと面談を私どもも行って、その内容等を改善点があれば伝えていくようなことをやっております。

 

矢﨑委員長

 去年の不登校のカウントの仕方と、もう一昨年、去年と言ったらいいかもしれませんが、そのカウントの仕方は基本的には変わっていないと考えていいですか。

 

町田心の支援室長

 そのとおりです。

 

矢﨑委員長

 はい。他に、御意見、御質問がありましたら、発言願います。笑顔で登校支援事業は今年から、それで、この数字はその前の数字ということでいいですか。

 

町田心の支援室長

 はい、そうです。

 

矢﨑委員長

 それでは、特に御意見等がないようでありますので、以上で、教育長報告事項(5)を終了します。

 続いて、その他に移ります。

最初に、「8月、9月の主要行事予定について」、白鳥教育総務課長から説明してください。

 

白鳥教育総務課長

 (資料説明)

 

矢﨑委員長

 ただいま説明がありましたとおり、次回の定例会は8月26日木曜日の午後に開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。

 

全委員

異議なし。

 

矢﨑委員長

御異議ございませんので、そのようにいたします。

その他に何かございますか。

 それでは、以上で公開による審議を終了しました。

これから非公開の審議に入りたいと思います。

傍聴人の方は退出をお願いします。

 

(傍聴人退席)

(以下、非公開につき省略)

(以上)

 

 

 

お問い合わせ

所属課室:長野県教育委員会教育委員会

長野県長野市大字南長野字幅下692-2

電話番号:026-235-7421

ファックス番号:026-235-7487

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