ホーム > 平成22年度長野県教育委員会定例会・臨時会会議録一覧 > 第907回 長野県教育委員会定例会会議録

ここから本文です。

更新日:2014年6月23日

第907回 長野県教育委員会定例会会議録

 

1 日 時

  平成22年(2010年)5月27日(木)

 午後1時30分から午後3時20分まで

 

2 場 所

 県庁教育委員会室

 

3 議 題

 ○ 議 事

  議第1号 犀峡高校の地域キャンパス化に伴うセンター校について

 

 ○ 教育長報告事項

  (1)県教育委員会及び市町村教育委員会相互の任免及び人事等に関する連絡調 

     整について

  (2)平成22年度長野県公立高等学校入学者選抜の結果について

  (3)高校再編に係る懇話会の状況について

  (4)平成22年度「笑顔で登校」支援事業の選定結果について

  (5)平成21年度「子どもの権利支援センター」相談受付状況について

  (6)平成21年度教職員の長期療養休暇者・休職者の状況について

  (7)「武道の県的拠点施設のあり方研究会」について

     

 ○ その他

 

4 出席者

 ○ 委 員

   委   員   長 矢 﨑 和 広

   委      員 野 村   稔

   委      員 長 岡 秀 貴

   委      員 伊 藤 かおる

   教   育   長 山 口 利 幸

 

 ○ その他

   長澤教育次長、荒深教育次長、白鳥教育総務課長、北田義務教育課長、小林高

   校教育課長、海野特別支援教育課長、髙栁教学指導課長、町田心の支援室長、

   花岡文化財・生涯学習課長、駒村保健厚生課長、飛沢スポーツ課長

 

 

 

 

矢﨑委員長

 ただいまから、第907回教育委員会定例会を開会します。

 本日、耳塚委員長職務代理者から所用のため欠席する旨の報告がありました。

 なお、過半数の委員の出席を得ていますので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第13条第2項によりまして、本会議は有効に成立していることを申し添えます。

 それでは、議事に入ります。

 最初に、議第1号「犀峡高校の地域キャンパス化に伴うセンター校について」、小林高校教育課長から説明してください。

 

小林高校教育課長

 (資料説明)

 

矢﨑委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言願います。

 特にないようでありますので、議第1号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員

 異議なし。

 

矢﨑委員長

 それでは、御異議ございませんので、議第1号を原案どおり決定します。

 以上で、議事を終わります。

 続いて、教育長報告事項に入ります。

 教育長報告事項(1)「県教育委員会及び市町村教育委員会相互の任免及び人事等に関する連絡調整について」、北田義務教育課長から説明してください。

 

北田義務教育課長

 (資料説明)

 

矢﨑委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言願います。

 

伊藤委員

 よろしいでしょうか。

 

矢﨑委員長

 どうぞ。

 

伊藤委員

 2ページの人事の仕組みの検討のところで、人事の仕組みについて市町村の人事権の移譲のあり方を踏まえ、多角的に検討するというのは、これは義務関係教職員の方の人事のどのような部分について市町村との人事権の移譲ということは何を検討しようとしているのかということについて教えていただければというのがひとつです。 

 もうひとつは、3ページのところで、県教育委員会と市町村との間では主幹指導主事の方が非常に重要な役目を持っていて、連絡調整やいろいろな御指導等を行っていると拝見したのですが、主幹指導主事の方の役割というのは、不登校ですとかいろいろな問題を抱えている長野県の中では大きいのではないかなと思うのですが、現場を支える主幹指導主事の方々というのは、大体どのくらい学校訪問をされて、どのくらい相談に応じたり、管理職の方だけではなく現場の悩みを解決するにあたって、どういった役目が中心となっていて、それは現場にとって有効な形になっているのかどうかという役割の内容についてお伺いさせていただきたいと思います。

 

北田義務教育課長

 まず、1点目の人事権の移譲のことについてでございますけれども、平成19年3月の中央教育審議会の答申では、教職員の人事権を全面的に市町村へ移譲するということの価値について示されております。

 その中で全ての市町村において一定の水準の人材確保ということを図る上では非常に支障が大きいのではないかというようなことから、引続き検討してくということで現在に至っているものでございます。

 それが大阪の方で人事権の移譲というのが出てまいりましたが、今、中核市への人事権の移譲というものが一番の課題になってくるかと思います。

 長野市が中核市になるわけですけれども、長野市へ人事権が移譲になった時には、今の行っている人事異動というようなものを根本的に変えていかなければいけないという問題があります。

 そのような意味で、中核市を含む市町村への人事権の移譲ということも含めて考えていかなければいけないということで、ここにあるような仕組みというものを全般的に見直すという必要が出てくるということで、そうなった場合には検討していくというような形で載せてあるということでございます。

 それから、主幹指導主事ですが、各郡市等に配置されています。例えば、中信でいきますと、木曽、安曇野、北安曇を担当する主幹指導主事1名、塩尻東地区、それから松本市1名というように配置されていて、その主幹指導主事が学校訪問を行います。学校訪問の校数は、大小ありますけれども、60校から80校を訪問していきます。その中では、学校の施設ですとか、管理の面、それから人事的な面等を校長先生、それから教育委員長、教育長と一緒に相談をしたりしていきます。

 直接的には各学校の不登校の問題ですとか、悩みですとか、児童の数とかそのような課題について把握はしておりますけれども、それについてすぐに主幹指導主事が対応していくということではなくて、その情報を生徒指導主事ですとか、各指導主事のほうに下ろしたりしながら、それぞれの教育事務所の指導主事をはじめとして全員で対応していくということです。また、緊急に対応しなければいけないものは義務教育課や教学指導課と連携しながら対応していくということになっております。

 

伊藤委員

 今の様々な学校の抱える課題の中で、この後も今日の定例会の中でもいろいろなテーマがあると思うのですけれども、今までの役割の中で、学校の抱える問題について、主幹指導主事の方が学校を訪問されて、そういったお話をされる中で、その学校の問題を十分把握したり、このようなところと連携して解決してくださいという提案をしたりするのかなと私はイメージしているのですが、実際はどのような機能になっているのかというところを別の機会でもいいので教えていただければと思います。

 

山口教育長

 御質問についてですけれど、教育委員会制度が果たして今の形のままでいいのかどうかという議論がずっとここのところありまして、今後、現場の課題を解決するためにその責任と権限をどのようにしてより良い形でもっていくかということが一番のポイントです。

 日本ではどうしても都市へ人口が集中する傾向がありますから、例えば、中核市は人口も多いし教員になる方も多いのですが、それをこのままやってしまうと、郡部では教員の質が確保できないとか異動が困難になってしまうとかの問題があり、現在の仕組みになっているわけですけれども、全体として地方分権といいますか、地域主権という考え方が大きな流れとして出てきていますし、また、そうしないと現場の課題がなかなか解決できない部分もありますので、将来的にどのような方向を目指しながら、どのようなことをクリアしながら仕組みを作っていくかというところを皆さんで意見交換しましょうということを始めているところであります。

 

伊藤委員

 例えば、長野市の教育委員会と県教育委員会において、常時における人事権は、例えば対応は県でやったほうがいいだろうし、しかしその後の異動などについては、選択制にするとか、そういったいろいろな議論というのは、何回か行われていて、また近年度もそれを引続きやりましょうという話ということなのですか。

 

山口教育長

 それについては、意見交換をしたりしていますが、難しいのは異動ひとつをとってみても、先程申し上げたように政令市に居を構えていて政令市を希望する人が多くて、外へ出たがらない場合どうするということで政令市と県で協定を結んだりしていて、だからひとつはやはり財源の問題です。

 今は国庫負担の形がありますので、これを同時にやっていかないとなかなか難しい点があり大きな課題でありまして、課題を整理しながら議論をしていかなくてはいけない時代になってきていると思います。

 

 

矢﨑委員長

 人事権の中には採用も含めてということですね。今、国のやっている地域での方向性とすると、具体的に言えば、市町村単位で採用して市町村職員にして、財源は三分の一が国から市町村に直接来て、三分の二が県から市町村に移譲するということで、

できるか出来ないかは別として、最終的には財源と権限を完全に移譲して、地方自治体で採用して異動していくという形ですよね。

 ただ、長野県のように市町村がこれほど多いところではとても無理ですが、私も今まで言ってきた中では人口が10万人以上の市になればそれは可能だと思います。

 例えば、諏訪の平で人口が20万人だったらそれは可能だろうと検討をしたことがあります。ひとつは地域の子どもで地域を育てるという考え方と、もうひとつは地域の人が地域の子どもを育てるという方が、教師の質が変わってくるのではないかということで、変な言い方ですが、異動がなくて親の面倒を見ながら生まれ住んだところに居ながら教師を続けることができ、そして郷土の子どもたちのために一生懸命教育に携わるという方がいいのではないかという議論はあるのですよね。

 

山口教育長

 市と郡部の考え方は相当違いがあります。例えば、私どもは木曽の教育委員会の皆さん方と意見交換したことがあるのですけれども、開口一番、人を付けてもらっても、実際に人を確保できるかどうかは至難の技だとおっしゃるのです。人を見つけて確保して教壇に立ってもらう、先生を確保するというのは至難の技ということです。

 従って、そのようなところの生徒さんが、将来教員になってその地に骨を埋めてくれるとか、あるいは都市部出身の教員もそのようなところへ行って教育活動に従事してもらえる何等かの形の仕組みを同時に作っていかなければいけないと思います。今のところは県全体を見回してやっておりますが、その点の難しさはやはりあります。

 

矢﨑委員長

 教育委員長連絡会議などに行くと、長野県の場合は基本的に市町村教育委員会が普通の先生方の異動をやっていますが、珍しい例なのですってね。

 だから、今の流れの方向を先取りしているという部分もありますよね。

 

北田義務教育課長

 市町村教育委員会が人事を行うのですけれども、校長会と連携を密にしながら行っているということです。

 

矢﨑委員長

 校長先生方は実際に先生を知っていてノウハウが判るからイニシアティブを持って異動を決めているということでいいのですか。

 

北田義務教育課長

 はい。特に長野県の場合には、小学校は小学校、中学校は中学校へ異動ではなくて、小学校、中学校の校種間の異動がありますので、非常に複雑多岐にわたります。

 そうしたときに、教職員をよく知っている校長が行うということは、非常にやりやすいということです。

 

矢﨑委員長

 会議に行ってその話をしたら、「珍しい、大抵みんな県でやっている」と他県の方は言うのです。

 それでは、よろしいでしょうか。

 特にないようでありますので、以上で、教育長報告事項(1)を終了します。

 次に、教育長報告事項(2)「平成22年度長野県公立高等学校入学者選抜の結果について」、小林高校教育課長から説明してください。

 

小林高校教育課長

 (資料説明)

 

矢﨑委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言願います。

 

伊藤委員

 よろしいでしょうか。

 

矢﨑委員長

 どうぞ。

 

伊藤委員

 直接関係ないのですけれども、わかる範囲で教えていただければと思うのですけれども、今年の入学者の選抜に関わっては、中学側でも調査書の問題があったり、また高校側においても例えばこの間のUSBの取扱いについての問題とか、いくつか前期選抜についてもいろいろな検討があったと思うのですが、実際には生徒さんの人生を左右する、それらの選抜に関わる事務的な部分において、中学側、高校側のそれぞれで、ちょっと工夫をしたり、考慮していかなければいけないのではないかという部分があったのではないかと思うのですけれども、そのあたりが逆に長野県は個々の学校を尊重したり個々の学校でそのようなことをきちんと考えてくださいということをとても大切に進めていらっしゃるのかなという感じは持っているのですが、逆にそれはある意味では各学校の校長先生や教頭先生なり、管理職の方々の負担を増やす事にもなるというか、逆に教育委員会がそのような負担を肩代わりするように決めていい部分、例えば、それについてはこのようにしてくださいというようにした方が、先生方にとっては動きやすい部分があるならば、そういったような部分についての検討もどうなのか改めて考えてみる必要もあるのかなと感じたりします。

 例えば、生徒さんが必ず自分の調査書はチェックを行い、そのサインがあるかどうかということを確認して、これから面接というものが前期選抜で無くなるので、今度から後期だけになる学校もあるということならば、生徒さんがそのことに対して余計に違和感を感じたり、疑問を感じるというよりは、出されたものを学校側もそのまま見て判断をしていくというような高校も増えてくるということになるならば、それらの問題についてこれからどのように考えていくのかということは、検討が進んでいるとは思うのですけれども、教育委員会なりの方向性というものを示す必要があるのではないかなと思います。

 もう一つ、やはり先日のUSBの問題もそうなのですけれども、パスワードの設定ですとか、学校として個人情報の保護に対する組織的な取り組みというものが、個人のルールに任されているというと変ですが、個人というよりは各学校のルールにお願いをしていて、いわば管理職の許可を得た上でのUSBの使用というようなことであったということは、果たしてそれで防げるのかと言えば、人間というのは何等かのミスは犯してしまうことはあるであろうと思うので、やってしまうことは絶対やはりしてはいけないと思うのですけれども、個人情報については各学校の先生方がそのようなものについて安心して子ども達の情報管理ができるようなパスワード設定ができるようなソフトを導入する必要はないかとか、いくつかそういったものの取り扱いのルールを改めて確認すると同時に、校外に持ち出すことについて非常にいろいろな形で確認をしていくということや、また、本当に必要なのかということも含めると同時にそういった一番重要なものは決して持ち出してはいけないことであるでしょうけれども、そういったデータが過去のものならばどのような形で破棄、又は保存、管理をするのか、そして現在のものについては、いざという時にも、盗難とか、もし学校に何かがあったときにでも、決して外部の人達の目には触れないという工夫をどのようにされるのかということについて、これからの検討だとも思うのですけれども、その2点についてどんなことを考えているのか教えていただいてもよろしいでしょうか。

 

矢﨑委員長

 はい。北田義務教育課長、どうですか。

 

北田義務教育課長

 調査書の誤記入の問題は、県民の信頼を本当に大きく砕くようなことになってしまったと思います。

 各学校の調査書の記入の仕方というのは各学校でそれぞれ違います。

 パソコンにあるデータからコピーして写し取ってくる学校もあれば、一枚一枚全部きちんと書いていく学校もあり、それぞれやり方が違いますので、その各学校でどのようなやり方をやっていて、どのようなチェックをしていったらいいのかということをやはりきちんともう一回見直すということだと思います。それから、多くの学校で行っているのが本人の申し出です。例えば、特別活動ということで委員会はどこをやったとかといった事項の最後の突合せをきちんと行うというようなチェック体制などを見直していくというようになっております。

 ただ、伊藤委員さんが言われたように、調査書の最後の段階で、自分のものを自分で見るというようなところまではまだ進んでいない状況です。

 

伊藤委員

 自分の情報がどのように持たれていくのかということについて、開示請求はもちろんできると思うのですけれども、開示の前に、自分の人生に関わるというときに確認などは本当に必要ないのかということは、今回のことも踏まえて検討していかなくてはいけないのではないかと思うのですけれども、いかがでしょうか。

 他県では自分でチェックしている県もありますよね。 

 

北田義務教育課長

 そういった県もあります。ただ、点数までいくと、進路指導という観点からすれば非常に難しい面もあると思うのですが、少なくとも記載されている事項が間違いないかというような形でのことは可能かなという面もあると思います。委員会がどこであったとか、部活は何をやったとかいう、そのような基本的な間違いを正すにはそういうことも可能かなと思いますけれども、まだそこまで議論が至っておりません。

 

伊藤委員

 書類は統一してあるけれども記入の仕方が異なるということですか。

 

北田義務教育課長

 様式はきちんと決まっていて統一されています。

 ただ、調査書一人ひとりの作成の仕方が各学校で異なり、昔のように手書きでやっていけば間違いはないと思うのですけれども、パソコンを使ったりしていて、その操作上のミスというのが今回の場合は大きかったかと思います。

 

伊藤委員

 操作上のミスの場合、過去のデータが残っているという問題があると思うのですね。

 あと、全てが過去のデータですとか、そういった以前のデータの処理とか、特にここで新年度になってきたときに、以前の学校のデータですとか、過去関わった方々のデータを、それぞれの先生がどのように管理又は保管の処理をされているのかということが、個別のどこかに残ったまま、他校へ移っていったり、また、それぞれの過去のデータをそのままにして違う作業をしていくということになれば、次へ次へという目の前の課題をこなすという中で、重要な過去の個人データというものについて、どのような管理がされているのかという視点を、もしまた御検討の中で考えていっていただければと思います。

 

北田義務教育課長

 調査書作成に関して過去のデータが新しい年度になって記載されていくということはありません。

 それから私たちはいつも各学校に対して転任する際はデータを校長先生、教頭先生に確認してもらった上で消去して確認してくださいということをお願いしています。

 かつて、転任先でデータを消去せずUSBをなくしてしまったというようなことがありましたので、転任する際は今言ったようなものは全部消去してからにしてくださいということをお願いしております。

 

伊藤委員

 改めてそのようなデータの保管管理ですとか、自分たちの関わってきた生徒さんたちの情報、または本当に単純に、例えば修学旅行の保険証のコピーとかを集めた後、また本人のところに戻っていくのか、集まったものがどこか行ってしまっているのか、それは本当に学校というのはいろいろなやりとりがあって、それを管理されたり運営するのは難しいことだと思うので、先生方の御負担は多いと思うんですが、逆にそういったデータが簡単に捨てられてしまったり、ゴミのようにただの紙くずのようにされてしまうのは困ることだと思うので、例えば、学校の中に個人情報に関わるような書類を集めた場合は必ず此処に置くとか、または、こういったような書類を取扱っていけば先生方の机の上は本当にいろいろな書類があると思うのですが、何かひとつのそういう決まりや、必ず過去のデータについて確認するというようなことをもう一度お話しするなり何等かの形というものをまた確認していただくとどうかなと思います。

 

矢﨑委員長

 基本的には伊藤委員の提案の中で、市町村教育委員会、校長、県教育委員会の役割分担みたいなところで県教育委員会がもうちょっと参加できるところはないかというような御意見もあるわけです。

 流れとしては、できるだけ市町村教育委員会でという考え方で来ていますから、市町村教育委員会や校長がきちんとその点のルールを守っていくように研修していくなり、話をしていくという方向で、今、動いているということですね。

 

伊藤委員

 先ほどのUSBのことについてはどうですか。

 

小林高校教育課長

 はい。USBの件につきましては、また、まとめて御報告しなければいけないところだと思っておりますけれども、今回、私どもで一番反省するのは、USBというものが非常になくしやすい媒体であるということでありまして、それに、今、御指摘のようにそれを管理するパスワードの設定が無かったということが非常に危険であるということであります。

 もちろん、情報をまず持ち出さないという事が一番基本だと思いますけれど、そのようなことも含めましてUSBの取扱いにつきましては、各学校へしっかりお願いしなければいけないことを精査いたしましてやっていかなければいけないと考えているところでございます。

 どうしても、ガードがちょっと甘いといいますか、そのようなシステムというものがどうしてもございますので、そのようなところを何とか工夫しながらやっていきたいと思っておりますので、学校だけにそのようなことをお願いするのではなくて、県教育委員会としてもしっかりした形のものを特にUSBにつきましては考えさせていただきたいと思っております。 

 

山口教育長

 個人情報保護条例の制定をひとつのきっかけにしまして、例えばこのようなことをベースにしてそれぞれの学校で工夫しプラスアルファしてやってくださいということで情報管理をやったのですね。

 ですから、それを、文字どおりやってくれていれば事故は起こらないはずなのですけれども、事故が起きてしまうのです。ですから、この辺のチェック機能が働かなかったのか、 例えば、コピーした時にコピーし忘れた、あるいは、うっかりして範囲指定を間違えたとか、調査書の作成でも調査書の作成委員会でそのようなものを作って、ミスがあってはいけないので複数でやるというようにはなっているのですけれども、なかなかミスは無くなりません。やっぱり、どこかに落とし穴があったり、うっかりミスやら、明日に回したところが次の日には忘れてしまったり、あるいは管理すべき人間がミスのあることを忘れてしまったり、完璧ということはないものですから、やっぱり、具体的にこのような事故が起きたときにどれだけの労力と、どれだけの危険度を背負うことになるかということをもう一回徹底したりして、今のシステムを節目ごとにお互いに確認したり、実際にそぐわないところがあったら改善していくという意識を持たないとなかなか事故は防げないかという感じはしているのですけれども改めてまたいろいろなところでそういった働きかけなどに活かしていきたいと思っています。

 

伊藤委員

 個人情報保護条例ができた頃は名簿の管理やら何からとても真剣にやったと思うのですけれど、時間が経ってくると慣れてしまいます。決して誰も悪意があるわけではないのですが、このようなことが起きてしまい、これだけの社会的影響があり、これだけの問題を起こしてしまいます。そのような事例に基づいた学びというのは繰り返さないといけないのかなと思いますし、私も各市町村教育委員会さんがそれぞれの地区で主体的な教育を構築していくということと同時に、そのノウハウや、ものの考え方というものをそれぞれの市や郡や町村の教育委員会から積み上げてきているかというとなかなかそこは難しいところがあるだろうと思うので、ある意味でスタンダードな部分というものを県がいわばサンプルとしてお示しして、よろしければお使いくださいというようなことを提案できるともっといいのかなと思います。

 

矢﨑委員長

 茅野市ではそのやり方でやったのですけれども、例えば、個人のパソコンの中にもデータは入れないとか、メモリは持たないようにするといった方法が基本的にはありますよね。

 

山口教育長

 要するに、人間がミスをするものだという前提に立って、ミスのしようが無いことをハード面でやってしまおうという方針が一番いいのですよね。本人の自覚とか、手続をきちんとやってくださいというところに依存している部分がありまして、ミスを100パーセントなくすというようなことはなかなか難しいところです。茅野方式については私どもも業者と話をしまして、茅野方式はかなりお金をかけないといけませんが、業者さんの説明を聞きますと、このようにやれば絶対大丈夫だなと思いました。

 

矢﨑委員長

 個人ではもう絶対データを持たないということですか。

 

山口教育長

 そうですね。

 

矢﨑委員長

 はい、わかりました。ちょっと時間が経つとまた気が緩んでしまうので、今回のことをひとつの契機にして、また気を引き締めるという方向で終了してもらいたいと思います。以上で、教育長報告事項(2)を終了します。

 次に、教育長報告事項(3)「高校再編に係る懇話会の状況について」、小林高校教育課長から説明してください。

 

小林高校教育課長

 (資料説明)

 

矢﨑委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言願います。

 ちなみに、これは全部公開でやっているわけですね。

 

小林高校教育課長

 はい、全て公開でやっております。

 

矢﨑委員長

 基本的には随分丁寧に進めていると思っていいですか。

 

小林高校教育課長

 今回はこのようなやり方でやっておりますので、地域の皆さんの意見をしっかり聞きながら、齟齬が生じないように進めてまいりたいという方向でやっております。

 

矢﨑委員長

 特にないようでありますので、以上で、教育長報告事項(3)を終了します。

 次に、教育長報告事項(4)「平成22年度『笑顔で登校』支援事業の選定結果について」、町田心の支援室長から説明してください。

 

町田心の支援室長

 (資料説明)

 

矢﨑委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言願います。

 

長岡委員

 相当数の申請が挙がってきて、選定事業がほとんど通っているわけですけれども2件だけ選定されなかったのは、補助内定額もほぼ満額なのですけれども、予算的な問題だったのか、挙がってきた事業内容がこれにそぐわなかったのかというのはここでお聞きすることはできるのでしょうか。

 

町田心の支援室長

 この2件についてちょっと足りなかったという部分は従前の事業の焼き直しであったりそのような要素が強かったりということで、ある意味で新規性とか、よりうまくいくという観点からちょっと如何なものかという御意見もいただいたところで、そちらの市町村についてはそのような旨を申し上げて御理解をいただいておるところであります。

 

矢﨑委員長

 37市町村から出ていますよね。そうすると、あと、40市町村くらいが出ていないということになりますが、これは全く出てこなかったということですか。

 

町田心の支援室長

 私どもも、もちろん全ての皆さんのところからと理想的には考えるのですが、実は御存知のように、これは不登校対策検討委員会と並行しながらこの予算編成を各市町村もやっていて、県の予算編成もここで同時進行ということで、私どもも今考えて見ますと、やはりある程度時間的なゆとりと言いますか、周知の部分で若干、弱い面があったかなというところも実は反省しておりますので、次年度に向けましては更にそこの部分に創意工夫を加えて、いろいろな要素を取り入れながら新しい事業が展開できるような形を作れたらとその部分については考えておりまして、更にもうちょっと研究したいと思っております。

 

矢﨑委員長

 ただ、もう予算がいっぱいになっていますよね。来年から新しい市町村がエントリーしたときに入れるかどうかという点ではどうですか。

 

 

町田心の支援室長

 確かに予算の手法といいますか、その点では委員長の御意見のとおりだと思いますが、うちの市町村だけの力でもできる部分があるじゃないかというような内容もあるかもしれませんので、その部分は御協力も得ながら、できるだけ予算が有効的に活用できるような方向を目指して、やっていきたいと思っております。

 

矢﨑委員長

 全部が3年間事業というようにスタートしているわけではないですか。

 

町田心の支援室長

 そうではありません。

 年度ごとに同じようにそれぞれ選定をしますというように申し上げております。

 

矢﨑委員長

 やってもらいたいと思うところで、出てこなかったところもあるのですか。

 現状の数字とはあまり乖離してはいないですか。

 

町田心の支援室長

 ほとんど、皆さんが思っていたところでは、私どもが考えていたところは出てきました。ただ、もう少し準備期間が必要、つまり、当該の市町村の中で、希望、あるいは期待としてはこのような方向でいきたいのだけれども、まだ足並みが揃わないといいますか、今年はもうちょっと研究を重ねて更に大きくというような事例もありましたので、例えば、横の連携の中で理屈の上ではわかっているのだけれど、もうちょっと動くには時間がかかるというようなところもありまして、そこのところは、例えば、調査限定という部分で予算付けをした例もございます。

 

 

矢﨑委員長

 これを打ち出したのは何月ですか。

 県教育委員会から補助要綱みたいなものを打ち出して、市町村が取り掛かったのはいつからですか。

 

町田心の支援室長

 一応、年度末です。昨年12月には大きな枠でこのような方向だよということは各市町村には伝えてあります。

 また、秋口からこのようになるだろうということは、希望的観測も含めまして、各市町村に流してございましたけれども、やはりいきなり予算の時期と重なり、デリケートな部分もございまして、そこの中で今一歩、私どもの周知の部分が若干弱かったかなというような反省点はあるかと思います。

 

矢﨑委員長

 市町村の教育委員会に話をしたら県の教育委員会が急にそんなこと言ったって、そんなにすぐ出せるわけがないじゃないかという批判がありそうですが。

 

町田心の支援室長

 その辺はちょっと難しいですね。

 

矢﨑委員長

 なんとなくありそうな気がするから申しあげましたが、基本的に、やっぱり10月頃まででないと、この手のものは難しいと思うのですよ。

 10月頃までに出揃った中で市町村は大体12月頃までに大方の予算を組み込んでしまいますから、願わくば来年はもうちょっと早く導入して、可能かどうかちょっと分かりませんが本気でやりたい人達が入れるような予算確保をした方がいいかもしれませんね。恐らく入れ替えはそんなに簡単に行かないと思うのですよ。一年で止めると言われても、それは市町村としては3年事業のつもりだったという可能性がありますから、ちょっと早めに動いた方がいいかもしれませんね。

 

伊藤委員

 よろしいでしょうか。

 

矢﨑委員長

 どうぞ。

 

伊藤委員

 これはあくまで市町村さんなので、小中学校だと思うのですが、小中学校の問題はとても重要であると同時に、そのまま高校へ進学された方に対する「笑顔で登校」支援事業の支援は高校の部分について本年度どのように組み立てているのか確認させていただいてもよろしいでしょうか。

 

町田心の支援室長

 高校の不登校対策という部分の御質問かと思いますけれども、「笑顔で登校」支援事業はただいま説明させていただきましたように、市町村教育委員会との連携という部分が核になっておりまして、不登校の指針を先般発表いたしました部分で4月の高校の校長会においても県教育委員会の最重要課題であるという事を申し上げて、例えば高校に入っていて実は不登校でなかなか授業に集団の中に入っていけないけれども別室登校であればできるというような事例もありましたので、そのような事例を校長会で紹介しながら、履修と習得が高校は義務教育とは違った面がありますので、少しずつ今までの形とは違うような形もできるといったそこのところは柔軟な対応も含めて各学校に対応をお願いしてあるところです。

 

伊藤委員

 なるほど。そのあたりも逆に小中学校でそのような事例があがってきてこのような成果がありそうだからそれを高校でも使うことはできないかどうかの検討というところは共有したり、特に高校生になるとそこから次が全く地域のサポートを得られない状態の進学になってしまうケースもあると思うので、やっぱりいろいろな問題を含めて考えなければいけないし、長期化されている方のケアはとても重要だと思うので、高校におけるこの点に関する授業というものをどう考えているかということも少し改めてお願いしたいと思います。

 

町田心の支援室長

 今、御指摘の問題はもちろん教育委員会だけでなくて、例えば、引きこもり関係の部局にも合い通ずるようなベーシックなところもありますので、関係部局との連携を取りながら、若者の社会的自立という観点で一致する私どもの事務局の部分ともしっかり連携しながら、対策も教育委員会としても作れるような形で、少しずつ研究しながら踏み出してみたいと思っています。

 

矢﨑委員長

 よろしいでしょうか。

 それでは以上で、教育長報告事項(4)を終了します。

 次に、教育長報告事項(5)「平成21年度『こどもの権利支援センター』相談受付状況について」、町田心の支援室長から説明してください。

 

町田心の支援室長

 (資料説明)

 

矢﨑委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言願います。

 

長岡委員

 3点お願いします。このセンターの受付け状況の数字はよくわかったのですけれどもこのサービスに対する広報はどのような形で行われているのかということが1点です。

 それから2番目ですけれども、ここで見ると電話相談なのかなという感じがしますが、相談の方式はどんな形を取っているのでしょうか。

 それから3番目ですけれども、受けた数字はここでわかるのですけれども、どこまでこのセンターはその相談を受け続けるのか、そこからどこかに回しているのかということをちょっと聞かせて貰えないかと思います。

 

町田心の支援室長

 まず1点目でございますけれども、周知の方法ということで広報につきましては、小中学校、特別支援学校へ広報のポスターを年度当初に配布し、あるいは、市町村教育委員会の広報ポスターも含めまして年度当初に配布を行っております。

 それから青少年育成に関わる様々な県の部署がございますので、ここの広報資料ということに関しまして相談機関の一翼ということで掲載をお願いしているところでございます。また、これも相談窓口ということで、人権支援関係の広報物にも紹介しております。更に、ホームページは当然ございます。なお、一部の市町村においては子どもの相談窓口ということで広報していただいているところもありますので、その市町村からの相談は他のところに比べて多いというような感触を持っております。

 いずれにしても、まだまだ広報の少ない部分もあるかと思いますので、各市町村教育委員会とも連携しながら広報活動に努めていきたいと考えております。これが1点目でございます。

 2点目の部分は、基本的には電話を使っております。電話は固定電話と携帯電話の両方がございまして、私自身の感覚から申し上げますと、ここ3年おりまして、段々電話は長くなってまいりました。

 昨年度の一番長い例は、1件で3時間40数分というものがあり、半日全部そこの電話だけというようなこともございましたけれど、電話の内容をお聞きしながら、必要があれば当該の学校との橋渡し等を行い、あるいはここへ来ていただいて御相談を直接受けたり、その電話に基づいて直接お聞きしながらアドバイス、あるいは仲介を取るということをやっております。

 3点目のどこまでいうところは、学校と仲介をとりながら学校あるいはその市町村の教育委員会等と連携しながら問題が解決できるという部分はありますし、そうは言ってもそこからもまだ進展しないというような例を現在も持っておりますので、それについては、例えば、その当該市町村及び学校、更に私ども、そしてケースワーカー等を含めて様々な機関等でケース会議を開くというようなことを提案しながら私どもも参加し、それぞれの問題を多角的な角度から検討して解決に向っているということでございます。

 

矢﨑委員長

 はい。他にありますか。

 この、子どもの権利支援センターの受付は県教育委員会の中だけですか。

 

町田心の支援室長

 そうです。

 

矢﨑委員長

 そういうことですか。

 それでは以上で、教育長報告事項(5)を終了します。

 次に、教育長報告事項(6)「平成21年度教職員の長期療養休暇者・休職者の状況について」、駒村保健厚生課長から説明してください。

 

駒村保健厚生課長

 (資料説明)

 

矢﨑委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言願います。

 

伊藤委員

 よろしいでしょうか。

 

矢﨑委員長

 どうぞ。

 

伊藤委員

 やはり、長期療養が必要となるような精神的疾患になるべく先生方がそういう状況に陥らず、健康に働き続けていただくということは、県教育委員会として考えていかなければいけない部分ではないかと思います。

 早期の予防はもちろんですが、気付くというようなセルフケアとかラインケアの部分というものが果たして機能しているのかという、不調者への気付きという点が、今、不調が出ている数がこれだけあるということは、そのあたりについてのスキルというものを高めていただくだけでも、長期の疾病に当たる方を相当減少させていく効果があります。

 ですので、少しおかしいなというところに対する気付くポイントというのも、先生方が全員把握をしていただき、常日頃、お互いに、それほど長く話すわけではないけれども、ちょっと多少何か違和感があるなというところで、管理職の先生方と、「どうもちょっと先生、気になるのですけれども」というような情報だけでも上げていただき、このような情報が上がったら誰が対応するかとか、いろいろな不調感を感じたらどこに相談するのかというような気付いたときのルートの明確化ということが重要ではないかと思っているわけです。

 それと同時に、職場環境がどうなっているかという環境への把握という意味では、今も定期健康診断の中にそういった疾病に関する要項を入れるということが厚生労働省から出ていますけれども、そういったものに対する対策が、これからの先生方がそれを何かに使うという事ではなくて、先生方の健康管理の為に先生方御自身が自己チェックとして、定期健康診断の中で医療機関からそのような機会をいただくとか、または先生方の労働負荷については、気になる先生については産業医や精神科医の先生方の面談を行うというような、リスキーな方々に対する早期の対応ということも予防的な措置として必要なのではないか思います。

 ですから、平常での気付きと同時に、そういったリスクに入りそうな方々を早めにケアしていくという体制も必要なのではないか思うのですが、そのあたりについて何かシステム的に心の健康に関する正確な立案をされているとか、相談体制や相談窓口が明確にそれぞれの先生方に周知されているかというところが、今までは復職自体に対するケアについてはそれぞれの取り組みがあることは伺ってきたのですけれども、そういった部分について体制は今どうなのかということについてお聞きしてもよろしいでしょうか。

 

駒村保健厚生課長

 ただいまの御意見の中で、セルフケア、ラインケアというあたりを御指摘いただきましたけれども、セルフケア、ラインケア、スタッフケアを基調にしまして、意識の向上と早期の予防対策ということでやっております。

 セルフケアと致しましては、経験年数、3年目、15年目、25年目の方を対象にメンタルヘルス研修会を行っております。

 それからメンタルヘルス関連の冊子やチラシを配布しております。

 ラインケアとしましては、更に担当者のためのメンタルヘルス研修会を独自に設けております。

 それからスタッフケアとしまして、保健師婦による相談、それから委託専門機関による電話や面接等の相談案内という体制を一応整えております。

 先生の方々はお忙しいような部分もございますので、その点はまた検討を致しまして、更に参加ができるような形、一層浸透するような形をまた考えていきたいと思っております。

 それから長期間労働の面接制度も設けておりまして、労働時間を把握するのが教員の方の場合には、なかなか難しいのですけれども、自己申告も取り入れまして、長く働いている方についてはお医者さんと面談ということも規定としてはございます。

 ただ、実際にとっては出てくる件数が少ないといいますか、校長先生との話の中で多分解決されているのだと思いますけれども、実績としてはない状況でございます。

 

 

伊藤委員

 研修会に出てこられない先生が、やっぱり問題かもしれませんし、今、設定されている3年、10年、15年という節目以外の問題点が非常にあるのかなという感じがするので、各節目というよりは、新任間の研修から始まっていろいろな機会にこういった部分についてのポイントだけでも考えていったり、最近こういった傾向がないかということについて、早めに分かればいくらでも早く回復していくことであるので、そのあたりの正確な知識と予防や対処、そして明確な相談をここにしましょうとか、または近くのクリニックをはじめとした外部のサポート体制を多様に情報として提供していただくと同時に、御家族の方からも、学校ではこうで、家に持ち帰ってきてこんな具合に頑張っているとか、部活で土日もこんなに出て行っているとか、例えば、後進の先生がいてベテランの先生がいろいろなところを受け持って大変になっているようだとか、そういった周りからの情報が先生方同士で気付き難ければ、御家族の方ですとか、そういうところも含めて、このようなところに相談していただけますよというようなラインケアの広さというのも考慮していただけるとどうかと思っています。

 

駒村保健厚生課長

 またお知恵をお貸しいただければ、ありがたいと思います。

 

矢﨑委員長

 ちょっと確認したいのですが、主な疾病異常で、精神系、婦人科、新生物、筋・骨格とありますが、具体的にどういうことですか。

 

駒村保健厚生課長

 精神系の多くは抑鬱状態ですとか鬱病、婦人科系で言いますと切迫流産ですとか早産、筋・骨格系で言いますと骨折、関節症です。新生物は内訳までは把握しておりませんが癌などです。

 

長岡委員

 よろしいでしょうか。

 

矢﨑委員長

 どうぞ。

 

長岡委員

 教職員の長期療養の休暇状況ですけれども、これは本当に先生方に起こっている現象なのか、社会全体の動きなのかということをちゃんと見た上で判断しなければいけないのですけれども、同じ県職員として比較できるとすれば、県庁内での職員の療休、休職者数と、あとは今、精神系が圧倒的に多いわけですけれども、その辺の割合なんかも見てみると、それでは、この県庁内での仕事でもそのような傾向があるのか、それとも、特化して教員にあるのかということになれば、このいろいろなシステムの問題として解決する可能性は見えてくると思うのですけれども、これは全体として社会問題として捉えたときには、やっぱり伊藤委員もおっしゃったように、本当に根本的なところから、いろいろな仕組み自体も変えていかなければいけなくなってしまうのかという気はしますけれども、今、比率で1.65パーセントまで人数が上がってきているという中で、これから子ども達を社会へ送り出していくための支援者とか教育者として頑張っている先生達がこのような状況というのは非常に問題だと思いますので、その辺の比較をしながら、数値の把握だけでなくて、この人数に対する対応策というものを具体的に長期的なプランと短期的なプランの両方を合わせながらやっていかないと、多分、どんどん増えていくだけなのではないかなという気がしますが、

その点について、もし、また調べられたら報告をお願いいたします。

 

駒村保健厚生課長

 速報でかなり違う数字が出てしまいましたので、今回は取り急ぎ確定値だけお知らせするということでお出しいたしました。

 今、作業を若干進めておりますが、長野県の傾向なり特徴なりが出てくれば活かしたいと思いますし、併せて事務局との関係でありますとか、全国との関係でありますとか、そういったものも含めてまた報告をさせていただきたいと思っています。

 

長岡委員

 よろしくお願いします。

 

山口教育長

 よろしいでしょうか。

 

矢﨑委員長

 どうぞ。

 

山口教育長

 今、いろいろな委員さんの御意見、御指摘をいただきましたけれども、平たく言えば、先生方が元気でやってもらわないと子どもが元気になるはずがないということですが、忙しくなっているというのは事実であります。

 単に忙しいということだけではなくて、教員をやっていらっしゃる方が自分が育った環境と比較して、今の子ども達の環境が激変していって子どもを掴みかねている部分や、かつての親御さんとは違う感覚で保護者の方が学校に要望等をされてくるケースもあるということで、行政の方も、様々なこの激動期でありますので、これは一体どうなっているのだということについて調査をかけるとしても、かつてと比べるとやっぱりお願いするケースが大きいのです。実態把握といっても、実態は動いていますので、実態把握をする必要があるとなるとこれをいつまでに提出してくださいという格好を取らざるを得ないのであって、いろいろな意味でいわゆる多忙化というものがあり、そういったものが背景にあることは間違いないと思っています。

 先程、伊藤委員からありましたが、日常的にお互いにざっくばらんにくたびれたらくたびれたと言おう、あるいは、気付いたことがあったら言おうという職場作りといいますか環境作りということで話し合わなければいけないし、あるいは安全衛生委員会はもう一度文字通り機能させるような工夫を管理職にお願いしなくてはいけないし学校医の先生方にも力をお借りしなければいけません。

 そのようなところで、できるものはやらなくてはいけないし、あるいはシステム上の問題があるとすれば、これもまた同様だと思います。

 いずれにしてもこういった状態というのは、しっかりと受け止めてやっていかなくてはいけないと思っていますので、またいろいろと御指摘をいただきたいと思っています。

 

野村委員

 これは大変難しい問題ですし、行政の問題に限った事ではなくて、我々民間企業としても非常に大きな問題です。

 どちらかというと、子ども達の不登校だとかひきこもりというところに目が行ってそちらの方をどうしたらいいかということですが、今、話がありましたように教える先生達に元気がなくて子ども達のところまでとても配慮がいかないというようなことになりかねないということなので、前に言ったことがあるのですが、教育長がおっしゃるように職場の中で、子どもと向き合うのと同じように、先生たちと向き合ってもらって、異常に気付いて、そして伊藤委員さんがおっしゃるように早期発見だとか、外部のサポートだとか、相談窓口の徹底だとかいうこと以前に、そこのところをもっと学校という同じ職場で先生方がお互いに注意をし合うということが、まず、問題解決の一歩だと思います。

 社会的な現象として大人の世界にも精神的な問題がたくさんありますので、その点にしっかりと向き合っていただいて、是非早い時期にそのような異常を察知して手を打つということが大事だと思います。

 我々も職場ではそのようなことについて、課長ではなくて毎日接している職場長や係長クラスがしっかりと社員のケアをしているというところに力を入れていると言っておりますので、是非、子どものほうへ目が行きがちだということですが、先生方にもう少し向き合っていただくということが何としても必要かなということを感じました。

 

矢﨑委員長

 よろしいでしょうか。

 特にないようでありますので、以上で、教育長報告事項(6)を終了します。

 次に、教育長報告事項(7)「『武道の県的拠点施設のあり方研究会』について」、飛沢スポーツ課長から説明してください。

 

飛沢スポーツ課長

 (資料説明)

 

矢﨑委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言願います。

 ここにも書いてありますが、47都道府県の中で5つしか未設置がなくて、その内のひとつが長野県ということなのですね。

 よろしいでしょうか。

 特にないようでありますので、以上で、教育長報告事項(7)を終了します。

 それでは、その他に移ります。

 最初に、「5月、6月の主要行事予定について」、白鳥教育総務課長から説明してください。

 

白鳥教育総務課長 

 (資料説明)

 

矢﨑委員長

 ただいまの説明にありましたとおり、次回の定例会は6月10日木曜日の午後に開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。

 

全委員

 異議なし。

 

矢﨑委員長

 御異議ございませんので、そのようにいたします。

 その他に何かございますか。

 特にないようでありますので、それでは以上をもちまして、第907回長野県教育委員会定例会を閉会いたします。

 

 (以上)

お問い合わせ

所属課室:長野県教育委員会教育委員会

長野県長野市大字南長野字幅下692-2

電話番号:026-235-7421

ファックス番号:026-235-7487

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?