ホーム > 県政情報・統計 > 広報・県民参加 > 県民ホットライン > 『県民ホットライン』2026年3月分(月別) > クマの管理に関する対策の見直しについて
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更新日:2026年5月26日
人とクマの距離が近い地域での対応の難しさを感じております。
クマの出没や対応について、日々のご苦労が大きいことと感じております。
人の安全を守るために駆除が必要な場面があることは理解しておりますが、現在のように駆除が増えている状況に対して、不安と疑問を感じております。
本来であれば、駆除は最終手段であり、それ以前の段階での対策がより重要ではないでしょうか。
電気柵の整備や餌の管理の徹底など、未然に防ぐ取り組みをさらに強化することで、人とクマの共存に近づくことができると考えております。
命ある野生動物が多く失われている現状に対し、今一度、対策のあり方を見直していただけないかと思いご連絡いたしました。
共存できる方法が広がることを願っています。
なにとぞご検討のほど、よろしくお願い申し上げます。
長野県林務部部長の根橋幸夫と申します。
「県民ホットライン」にお寄せいただいたクマとの共存に関するご提案についてお答えいたします。
この度は、野生鳥獣の管理に関し、建設的なご提案をお寄せいただき誠にありがとうございます。
いただいたご意見は、人の安全を守りながら野生動物の命にも配慮し、どのように共存を図っていくべきかという重要な視点を含むものであり、地域の安全やクマとの共存に真摯に向き合われたご提案として受け止めております。
近年、全国的にクマの目撃件数や人身被害が増加しており、県内においても人の日常生活圏での出没や複数の人身被害が発生しています。このため、県としましては、安全・安心を確保するための対策が急務であると捉えております。
県では、クマによる「人身被害ゼロ」を目標に掲げて対策を進めておりますが、捕獲はあくまで最終手段であるべきと考えており、クマによる人身被害の未然防止に向け、注意喚起や市町村が行う出没防止対策の取組を支援しております。
具体的には、出没情報の周知や家庭ゴミ、農作物残さ等の適切な管理の徹底等の注意喚起を行うとともに、農地や集落周辺における電気柵設置、集落周辺のヤブ払いなどクマの隠れ場所をなくす環境整備への支援を進めております。こうした取組を通じて、人とクマとの適切な棲み分けを徹底し、日常生活圏にクマが出没しにくい環境づくりに努めているところです。
また県では、人の日常生活圏とクマの生息域を明確にし、その間に緩衝地域を設けることで人とクマとの棲み分けを図る「ゾーニング管理」の導入を推進しております。このゾーニング管理は、区域ごとに重点的な対策を講じることで、捕獲に過度に依存することなく、予防的な管理を進める仕組みです。
このゾーニング管理を各地域で早期に導入できるよう、市町村と連携して取組を進めており、今後も専門家の派遣や導入に必要となる経費への支援等を通じて、市町村の負担軽減と導入の加速化を図ってまいります。
一方で、人の日常生活圏において人身被害の発生や、そのおそれが高いと判断される場合には、やむを得ず捕獲の判断をすることもありますが、県としましては、安易に捕獲に踏み切ることのないよう、現場の状況を十分に踏まえ、慎重に対応しております。
ご意見のとおり、クマとの共存を実現するためには、地域ぐるみで出没を防止する取組が極めて重要であると考えております。
県としましては、クマによる被害から県民の命と暮らしの安全を守るため、人とクマの棲み分けにつながる出没防止対策の推進、生息状況の科学的な調査、市町村や関係機関との連携強化を一層進め、クマとの共存を図りつつ、人身被害の未然防止に取り組んでまいります。
以上、ご質問等への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、森林づくり推進課鳥獣対策担当課長:宮坂正之、担当:鳥獣対策係までご連絡くださいますようお願い申し上げます。
【問合せ先:林務部/森林づくり推進課/鳥獣対策係/電話026-235-7272/メールchoju(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】
(分野別:農業・林業)(月別:2026年3月)2025000702
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