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更新日:2026年1月6日
緊急銃猟での疑念
1:搬送できるバックストップの開発が急務だと思うが、長野県は国の指示待ちですか?
2:下げ打ちするようになっており、高場からななめ下への弾軌道になる。
この場合には、高所作業車を足場として利用することは検討していないのか?
3:跳弾になる場合もあるが、この跳弾について「県民への意識向上(広報活動)」はどうなっていますか?
4:弾がハズレてけが人が出たら業務上過失致死傷罪が適用になる可能性があるが、それでは弾を発射してくれる者が少なくなる。
これについて長野県警の考えを確認したい。
5:刑法犯になるリスクも内在しておる緊急銃猟であるが、「頼まれた側の気持ちが萎えるような運用と判断」を長野県は予定しておるのかを確認したい。もちろん、労働対価としての金員も含む。
以上、ご回答のほどよろしくお願いいたします
長野県林務部長の根橋幸夫と申します。
「県民ホットライン」にお寄せいただいた「緊急銃猟」に関するご質問について回答いたします。
まず、搬送できるバックストップの開発についてお答えいたします。
環境省の「緊急銃猟ガイドライン」では、発砲時の安全確保としてバックストップの確保が原則とされています。移動式バックストップは、安全確保に有効な手段と考えられますが、現場での実行性や有効性については、これまで事例がなく、適切に判断ができません。
県としては、市町村、警察、捕獲者等と連携し、緊急銃猟の訓練や実例を踏まえ、緊急時における実効性等を判断し、必要な対応を検討してまいります。
次に、高所作業車の利用についてお答えします。
高所からの発砲は、弾道を下げ打ちにすることで安全性を高める有効な方法の一つと認識しています。このため、高所作業車を足場として利用することは、緊急銃猟における安全確保策の一つとして考えられます。
ただし、高所作業車の利用には、現場の地形や緊急性、作業車の搬入可能性など、状況に応じた判断が必要ですので、こうした課題を踏まえ、活用事例や有効性について、市町村や捕獲者と情報共有を進めてまいります。
続いて、跳弾に関する「県民への意識向上」についてお答えします。
跳弾リスクについては、緊急銃猟の安全確保策の中で重要な要素と認識しています。ただし、県民に専門的な説明を行うよりも、現場に近づかないことや安全対策を徹底していることを分かりやすく周知することが重要と考えています。県としては、市町村に対し広報誌や回覧板等を活用した周知を依頼するとともに、県ホームページを活用して緊急銃猟時の安全対策や注意事項について、周知してまいります。
次に、業務上過失致死傷罪に関するご質問についてお答えいたします。
緊急銃猟は市町村が主体となって実施するものであり、最終的な責任は市町村が負うことになります。また、市町村長が緊急銃猟の条件を満たしていることを確認し、捕獲者においても人身事故のおそれがないことを確認するなど、注意義務を果たした上で実施する限り、捕獲者の刑事責任が問われることは通常想定されません。この考え方は、環境省が示すガイドラインの趣旨に沿ったものであり、適正な手続きと安全措置を講じた場合、捕獲者が不利益を被ることはないとされています。
なお、本回答は県警本部とも情報共有のうえで回答しております。
最後に「頼まれた側の気持ちが萎えるような運用と判断」に関するご質問についてお答えします。
緊急銃猟については、前述のとおり捕獲者が注意義務を果たしている限り、刑事責任等の不利益を被ることは通常想定されません。県としては、市町村及び捕獲者に対し、民事・刑事責任や行政処分の考え方を丁寧に周知し、不安の払拭に努めてまいります。
また、労働対価に関しては、国や県の補助事業を活用し、市町村が支払う報酬や活動費の一部を補助しています。有害捕獲従事者の待遇は市町村条例により定められており、県が一律に決めることはできませんが、市町村への情報提供や国制度の活用支援を通じ、待遇改善を後押ししてまいります。
以上、ご質問への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、森林づくり推進課鳥獣対策担当課長:宮坂正之、担当:鳥獣対策係までご連絡くださいますようお願い申し上げます。
【問合せ先:林務部/森林づくり推進課/鳥獣対策係/電話026-235-7273/メールchoju(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】
(分野別:農業・林業)(月別:2025年11月)2025000450
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