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更新日:2020年11月30日

大北森林組合への損害賠償請求大幅減額について

ご意見(2020年10月12日受付:Eメール)

損害賠償請求額6748万円が2833万円になった。なぜだろうね。
森林整備をしたと見せかけ14億5千万円も騙し取った。その金はどこへ行ったんだろうか。いまだ解明されていない。解明する気もない。だから解明できないんだね。

1.森林整備が、実は行われていたので3915万円は減額する。だったらなぜ請求したの?
2.3915万円は請求可能な分だったから請求した。だったらなぜ減額したの?
3.林務委員会は全会一致で減額を可決した。共謀しているね。共謀罪というのがあったな。
4.損害賠償の負担が経営再建の負担になる?14億5千万円も騙し取っておいて、どこが負担になるんだろうか。145200万円-(91500万円+6748万円)=46952万円も儲けているではないか。時効で請求できない分はどうするの?負担が生じているのは県民だ、分かっていないね。
5.大北地域からなくなったら、自然環境や産業面で問題が出る?もう十分問題が出ているよ。
6.不正受給した補助金の早期返還が県民の利益に資する?14億5千万円の行方を調べる気もないくせに。
7.もっとも、あなた方は調べる立場ではなく、調べられる立場だからね。やる気のないのも無理ないね。
8.組合は地域の林業の中核的な担い手として、県が指導、支援する?
9.引き続き県民に対して、丁寧な説明をしていく?笑っちゃうね。どこが丁寧な説明だろうか。かつて県民に対して開かれた説明会は、真っ黒な公開文書に続き、前日の公告、平日の開催。県民をなんだと思っているんでしょうね。周知期間が短いとさすがの知事も遺憾と申してました。そもそも自分で自分のことを遺憾というのも変な話だね。知事が出席していないのは県民を軽視していたからですか?その後県民に対する説明会は開かれていない。説明キャラバンも行われていない。
10.そろそろ、ほとぼりも冷めた頃かと、出してきたんだね。ずるがしこいね。もっと違うことに頭を使って欲しいものだね、キャッシュフローはどうなっているの?

回答(2020年10月19日回答)

長野県林務部長の井出英治と申します。
「県民ホットライン」にお寄せいただいた大北森林組合に対する損害賠償請求の減額に関するご意見及びご質問についてお答えいたします。

1.3,915万円減額するならなぜ、請求したのかというご質問ですが、大北森林組合への損害賠償請求は、大学教授、弁護士からなる「大北森林組合等補助金不適正受給事案に係る法的課題検討委員会」での報告書を受け、平成29年9月に公表した「大北森林組合等補助金不適正受給事案に係る損害賠償請求についての対応方針」に基づき、県民の皆様の財産を確保するため、民法上可能な限りの請求を行ったものでございます。

2.3,915万円請求可能な金額を請求したのになぜ、減額したのかというご質問ですが、裁判所が間に入り、互譲により実情に即した解決を目的として行われた調停での話し合いを進めた結果として、実際に大北森林組合により森林整備が行われており、事業を通じて森林の持つ県土の保全や、水源のかん養といった公益的機能の恩恵を県民が受けていることから、減額することが妥当との判断に至ったものでございます。

3.林務委員会が全会一致で減額を可決したことにつきましては、減額が妥当との県の判断について、ご理解をいただいたものと考えております。

4.損害賠償額の負担が経営再建の負担になるかとのご質問ですが、今回の減額調停が成立しますと、2,834万円の損害賠償請求額が、現在補助金等返還計画に基づいて返還している補助金返還債務に上乗せされ、大北森林組合にとっては新たな負担になるものと考えております。

5.大北森林組合が大北地域からなくなったら、自然環境や産業面で問題が出るのかというご質問ですが、大北地域で、多面的な機能を持った山づくりのためには、地域の森林整備の中核的な役割を果たす大北森林組合の存続と経営の安定が不可欠であると考えており、今回の調停を行ったものでございます。

6.不正受給した補助金の早期返還が県民の利益に資するかというご意見でございますが、大北森林組合が、事業を立て直し、経営を安定させることにより、計画どおり補助金の返還を実行することが、県民の利益に資することになると考えております。

7.7については、ご意見として承らせていただきます。


8.組合は地域の林業の中核的な担い手として、県が指導、支援するのかというご質問ですが、これについては、調停条項案に記載されております。この条項は、大北森林組合が地域の林業等の中核的な担い手として着実にその役割を果たし、補助金等の確実な返還ができるよう、県が指導及び支援の両面から取り組むこととしたものでございます。

9.引き続き県民に対して、丁寧な説明をしていくのかというご質問ですが、調停の内容は非公開ということになっており、ご説明できませんでしたが、裁判所の調停案に県と大北森林組合の双方が合意したことから、議会の中で調停条項案について丁寧に説明するとともに、調停案の内容を県ホームページに掲載させていただいたところでございます。
これからも、県民の皆様へは県のホームページ等を利用し、大北森林組合補助金不適正受給問題についてお知らせしてまいります。

10.キャッシュフローはどうなっているのかというご質問ですが、県ホームページに大北森林組合の損益計算書の概要を公表しておりますので、ご確認いただければと思います。
(掲載場所)
長野県ホームページ>県政情報・統計>組織・行財政>組織・職員>
長野県の組織一覧(本庁)>林務部>森林政策課>大北森林組合等の補助金不適正受給への対応状況>第10回林務部改革推進委員会(令和2年9月9日)>資料4
https://www.pref.nagano.lg.jp/rinsei/kensei/soshiki/soshiki/kencho/shinrin/kaikaku10.html

以上、ご意見及びご質問への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、森林づくり推進課長三澤雅孝、担当者までご連絡くださいますようお願い申し上げます。


【問合せ先:林務部森林づくり推進課/電話026-235-7272/メールshinrin(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

(分野別:農業・林業)(月別:2020年10月)2020001093

 

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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