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更新日:2020年6月30日
知事様
児童相談所や一時保護所・児童養護施設等のコロナ対策について(陳情書)
現在コロナウイルスにより、学校が5月末まで休校等、対応されていますが、児童相談所や一時保護所・児童養護施設等はなんら対策がされていないため陳情します。
○「3つの密を避けましょう」を厚生労働省は公表(3月20日)されています。
集団感染の共通点は、特に、「換気が悪く」、「人が密に集まって過ごすような空間」、「不特定多数の人が接触するおそれが高い場所」です。
換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まることを避けてください。が通知されているが、児童相談所に関連する施設は、一切対応されていない状況であり、いつ、クラスターが発生してもおかしくない状況であるため、次の内容について実施してください。
○到着後2週間以内にご回答ください。
○児童相談所や一時保護所・児童養護施設等は、「換気が悪く」、「人が密に集まって過ごすような空間」、「不特定多数の人が接触するおそれが高い場所」に該当します。
全国の児相は保護の重要度が低い子ども(性的虐待された子や自宅に帰りたくない子ども以外)については、家族環境改善策を実施し、自宅で療養させること。
○自宅での療養の場合でも、毎月の子どもの状況を確認すること。
○コロナウイルスに感染した両親がいて、陰性の子どもがいたら各児相がもれなく児童福祉法により保護すること。
長野県県民文化部長の増田隆志と申します。
「県民ホットライン」に5月21日にお寄せいただきました、児童相談所や一時保護所・児童養護施設等のコロナ対策に関するご要望についてお答え申し上げます。
1.児童相談所や一時保護所・児童養護施設における新型コロナウイルス感染防止対策について
県内の児童相談所、一時保護所及び児童養護施設におきましては、この度の新型コロナウイルス感染拡大を受け、施設内におけるマスクの着用・手洗い・消毒の徹底、検温を含む入所児童・職員の健康管理、外部との面会の制限、密室状態の防止のための換気や空気清浄機の設置等感染防止のための徹底した対策を実施しているところです。これに加え、児童相談所の相談業務にあたっては、感染防止のためのアクリルボードの設置や身体的距離の確保(2m)を実施しているほか、一時保護所や児童養護施設等においては、不要・不急な外出の制限や集団行事の自粛等により、日々感染防止に努めております。
また、万が一、感染が疑われるケースが発生した場合に備え、個室の確保や、連絡・相談体制の整備、さらには職員や児童等が取るべき行動についてマニュアル化するなど、必要な備えをしているところです。
なお、現在のところ県内の上記施設においては、利用者、入所児童及び職員等の感染は確認されておりません。
2.重要度が低い子どもの自宅での養育について
児童相談所による児童の一時保護及び施設への入所措置につきましては、これまでも、当該児童の状況を総合的に勘案し、最善の利益を守る観点から実施しているところであり、今回の新型コロナウイルスの感染リスクも含め、実施の判断を行っております。
なお、一時保護所や児童養護施設においては、1において回答いたしましたとおり、感染防止対策等の徹底を行っているところです。
3.保護者等が新型コロナウイルスに感染し入院等した場合の子どもの一時保護について
保護者等が新型コロナウイルスに感染し入院等した場合の子どもの養育先につきましては、保健所、市町村、児童相談所が連携し、確保を行うこととなっております。その上で、他に適当な養育先を確保することが困難な場合には、保護者による養育が再開できるまでの間、児童相談所において一時保護を行います。
なお、その際には他に保護している児童等への感染防止を図る必要があることから、通常の一時保護所とは別施設において、別の職員が保護にあたる体制をとることとしております。
以上、ご意見への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、こども・家庭課児童相談・養育支援室長:樋口忠幸、担当者までご連絡くださいますようお願い申し上げます。
【問合せ先:県民文化部こども・家庭課/児童相談・養育支援室/電話026-235-7099/メールjido-shien(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】
(分野別:保健・医療・福祉)(月別:2020年5月)2020000672
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