新型コロナウイルス感染前の休校措置について

ご意見（2020年2月25日受付：Eメール）

本日北海道の小学生2名が新型コロナウィルスに感染したというニュースを目にし、子を持つ母として背筋が凍りつきました。
決して他人事ではありません。

そこで、阿部知事にお願いでございます。

まだ長野県では新型コロナウィルスの感染者は出ておりません。
しかし、感染者が出ていない今のうちに、県内のすべての保育園・幼稚園・小学校・中学校・高等学校の休校を早急に決断していただきたいと存じます。

年度末、また新年度、新学期を控えているこの時期に休校にすればいろいろな弊害が出ることが予想されます。
働いている保護者が対応に苦慮されるのも目に見えております。
大変な混乱が生じることでしょう。

しかし、未来ある子どもたちの健康や命には変えられません。
子どもたちを守るのはわたくしたち大人の重大な責務です。

様子見をしている段階は過ぎました。
長野県内に感染者が出る前に、手遅れになる前に、悲劇が起きる前に、どうかご決断いただけますようお願い申し上げます。
子どもたちの命を守れるよう、お力添えください。

回答（2020年3月3日回答）

長野県教育委員会事務局教育次長の轟寛逸、県民文化部長の増田隆志と申します。
県民ホットラインにお寄せいただいた「新型コロナウイルス感染が広がる前の休校措置」に関するご意見についてお答えします。

新型コロナウイルス感染症に関しまして、園・学校における感染拡大への御心配をいただいておりますことに、感謝を申し上げます。

報道されておりますとおり、県内での初めての感染が2月25日に発生し、子どもたちへの感染防止対策の強化が急務となっていたところ、2月28日には文部科学省より、各都道府県・市町村教育委員会等に対し、小学校から高等学校まですべての学校を臨時休業にするよう要請がありました。
県としても、子どもたちの健康・安全を第一に考えるとした要請の趣旨を踏まえて、3月2日または3日から春休みまでの間、すべての県立学校を臨時休業とすることといたしました。
また、決定した内容は市町村教育委員会や私立学校の設置者にもお知らせし、国からの要請及び県立学校の決定を参考に、小中学校等の対応についても、具体的な取組の検討をお願いしたところです。

なお、国の要請には保育園・幼稚園は含まれておりませんが、県としては家庭で保育ができる場合は登園しないことを認めるよう保育園・幼稚園の設置者に依頼するとともに、マスク着用等の咳エチケットや手洗い、アルコール消毒の徹底、体温測定等、児童の体調管理に十分留意するよう周知を図ってまいりますので、ご理解をお願いいたします。
また、感染した子どもが、発熱や咳などの症状が出ている状態で登園していた場合には、市町村は、保育所等の一部又は全部の臨時休園を速やかに判断するよう国からも示されており、市町村に適切に対応するようお願いしているところです。

本感染症に関しては日々状況が変化していることから、文部科学省や厚生労働省、県健康福祉部等の関係機関から最新の情報を収集・発信するなど、引き続き子どもたちの感染予防・感染拡大防止に取り組んでまいります。

以上、ご意見への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、
公立幼稚園・学校関係は、教育委員会事務局保健厚生課長：神田一郎、担当：保健・安全係、保育園の関係は、県民文化部こども・家庭課長：米久保篤、担当：保育係、私立幼稚園・私立学校関係は、私学振興課長：布山澄、担当者までご連絡くださいますようお願い申し上げます。

【問合せ先：教育委員会事務局保健厚生課/保健・安全係/電話026-235-7444/メールhokenko（あっとまーく）pref.nagano.lg.jp】

【問合せ先：県民文化部こども・家庭課/保育係/電話026-235-7098/メールkodomo-katei（あっとまーく）pref.nagano.lg.jp】

【問合せ先：県民文化部私学振興課/電話026-235-7058/メールshigaku-shin（あっとまーく）pref.nagano.lg.jp】

（分野別：教育・文化）（月別：2020年2月）2019000783

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