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更新日:2020年3月31日

県立高校入試について

ご意見(2020年2月20日受付:Eメール)

1
前期後期と分かれているのは、本来、複数の受検機会および、複数に合格した場合には進学先の選択を保証するためです。
が、県内では、事実上、受検機会は一回で、インフルエンザや月経等による不運への配慮がなく、複数合格自体が閉ざされています。
県としては人数がわかって運営が楽ですが、その楽は、子どもたちの将来の選択権を狭めることで実現されています。
子どもたちの選択権を狭めることが公序良俗に照らして正当と考える理由をお知らせください。

2
「令和2年度(2020年度)公立高等学校入学者選抜における学校別実施内容」
中、受検時の意思や意欲を求めるに留まらず、入学後の行動そのものを制限するものがあります。

A校
部活動・社会体育において実績や記録を有し、入学後も同じ活動を継続・発展させる者

B校
入学後、本校にある部活動のいずれかに入部し、主体的に活動する。

C校
基礎学力を有し、部活動・特別教育活動・学校外活動等のいずれかで優れた資質・実績があり、本校入学後も継続してその活躍が期待できる生徒

D校
卒業まで学業と部活動を両立させることができる者。

E校
2部活動・生徒会活動等での活動実績があり、入学後も活動を継続し、リーダー性を発揮できる者

学校外の活動はもとより、県と無関係なものです。
部活動も「希望する子どもたちが主体的に参加して行われる「教育課程外の学校教育活動」」であり、強制は禁じられています。希望を替える権利が子どもたちに認められています。
前記各校の求めが法的に有効とお考えの理由をお知らせください。
これらが公序良俗に照らして正当と考える理由をお知らせください。

3
「令和2年度(2020年度)長野県立高等学校入学者選抜要綱」の、ブラウザタブに示される題名が「令和2年度(2020年度)長野県立高等学校入学者選抜要綱」ではなく「4通学区制の実施に伴う取り組みについて」としてある理由をお知らせください。

4
(様式第8号)(第2-第5関係)
「1指定の期日までに入学確約書を提出しない場合は、入学を辞退したものとみなします。」
に対して授権している上位法令文書名をお知らせください。
なお、「令和2年度(2020年度)長野県立高等学校入学者選抜要綱」では、
「(2)前期選抜合格通知書を受けた者のうち当該志望高等学校に入学しようとするものは、入学確約書(様式第11号)を最終在籍学校長を経て、3に定める期限までに志望高等学校長に提出する。」とだけあり、提出しなかった場合の定めがなく、提出しなかった場合に不利益な取扱をしてよいとの法令上の根拠とはなりません。

5
入学確約書の提出を求め、子どもたちの選択権を狭めることが公序良俗に照らして正当と考える理由をお知らせください。

6
県民ホットラインで使用できないために精確な引用を不可能とする丸数字が県の公文書で使われている理由をお知らせください。

回答(2020年2月28日回答)

長野県教育委員会事務局教育次長の轟寛逸と申します。県民ホットラインにお寄せいただいた、「県立高等学校入学者選抜」に関するご質問にお答えします。
なお、連休を挟みましたため、回答が遅れましたことをお詫び申し上げます。

県立高等学校入学者選抜について、より良い制度となるようにという、お気持ちが伝わってまいりました。県教育委員会としても、子どもたちの持つ多様な資質・能力を適切に評価し、高校入学後も主体的に学び、自己の持つ力をより伸ばすことができるような入学者選抜制度にしてまいりたいと考えております。

まず1つ目の前期選抜、後期選抜における高校選択の機会についてですが、前期選抜は平成16年度入学者選抜から導入されましたが、その目的は、志願者が多様な資質・能力によって学校選択ができるように、各高等学校や各学科の特色に応じた様々な入学者選抜方法を実施するということです。
学力検査を実施する後期選抜に加えて自己推薦型の前期選抜が導入されたことで、子どもたちの持つ多様な資質・能力が評価される場面が増え、学校選択の機会が増えたものと考えています。

2つ目の学校別実施内容の募集の観点についてのご意見・ご質問についてですが、各校が様々な募集の観点を提示する中で、クラブ活動等に関連した観点を挙げている学校がございます。中学校の学習指導要領では、「生徒の自主的、自発的な参加により行われる部活動については、スポーツや文化、科学等に親しませ、学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養等、学校教育が目指す資質・能力の育成に資するものであり、学校教育の一環として、教育課程との関連が図られるように留意すること。」とされています。高校入学後も、さらに自己を高めようとする生徒を求める募集の観点は妥当であると考えます。入学後、心身の成長や進路希望の深まりなどに伴って、高校生活の中で取り組みたい活動が変化することもあるため、入学後の希望の変化には配慮すべきものと考えます。各校では、高校生活充実の観点から生徒の話をよく聞き、希望の変化に対応していると聞いておりますが、校長会等において、より適切な指導がなされるよう伝えてまいります。

3つ目のブラウザタブに表示されたページと関係のない情報についてですが、早速確認をさせていただいたところ、ファイルのプロパティ情報に関係のない情報が入っており、それが表示されておりました。早速修正させていただきました。大変申し訳ございませんでした。また、ご指摘いただきありがとうございました。

4つ目、5つ目の前期選抜の入学確約書についてですが、前述のとおり、前期選抜は高校が示した募集の観点に対して、自身の力や今後の意欲をアピールする自己推薦型の選抜です。その高校を第1志望として、高い意欲を持つ生徒を選抜するものですので、合格したならば、入学していただくことが前提です。ただし、入学確約書を提出しないことで、合格したけれども、やはり進学するのはやめるという選択肢も残されております。なお、前期・後期の両方の合格を手にする受検生がいる一方で、本来合格できるはずの受検生が不利益を被る状況は避けたいと考えています。したがって、前期で合格した受検生には、後期選抜の前に、その学校へ入学するか否かの決断をしていただくよう、求めているところです。なお、学校教育法施行規則第九十条により高等学校への入学を許可する権限は校長にあり、本件についてもその権限の中での妥当な扱いであると考えます。

6つ目の県の公文書に丸数字を使っている理由についてですが、資料を見やすくするために丸数字を使用しています。

以上、ご意見・ご質問への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、高校教育課長:塩野英雄、担当:管理係までご連絡くださいますようお願い申し上げます。

【問合せ先:教育委員会事務局高校教育課/管理係/電話026-235-7430/メールkoko(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

(分野別:教育・文化)(月別:2020年2月)2019000777

 

 

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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