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更新日:2022年9月30日

知事会見(令和4年(2022年)7月1日(金曜日)14時30分~14時50分 会場:県庁)

項目

阿部知事からの説明

  1. 県議会6月定例会の閉会について
  2. 熱中症対策およびエネルギー削減について
  3. 新型コロナウイルス感染症への対応について
  4. 山小屋応援プロジェクト寄付金の募集について

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取材者からの質問

  1. 県議会6月定例会の閉会について
  2. 大糸線について
  3. 特別職・管理監督者の心身の健康管理対策について
  4. リニア中央新幹線について

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本文

阿部知事からの説明

 1 県議会6月定例会の閉会について

長野県知事 阿部守一
 本日で6月定例県議会が閉会となりました。県議会の皆さまには慎重審議の上、関係議案をご議決いただきましたことに感謝申し上げたいと思います。今回、特に補正予算においては価格高騰対策、事業者の皆さまへの支援、あるいは県民の皆さまの暮らしへの支援であったり、こうした予算を盛り込ませていただいていますので、速やかに執行することができるように取り組んでいきたいと考えています。

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2 熱中症対策およびエネルギー削減について

長野県知事 阿部守一
 きょうは私から3点お話をしたいと思います。一つ目が、昨今の暑さ対応という観点です。梅雨明けが非常に早かったということもあり、連日暑い日が続いている状況です。本日も熱中症警戒アラートが発表されているという状況の中で、熱中症で救急搬送される方が非常に多くなっています。梅雨明け直前の20日から26日の搬送人数が速報値で82名という状況です。前の週に比べて約4倍、6割の方が65歳以上の高齢者ということで、例年6月はまだこんなに暑くないので20人から30人程度という状況の中で、熱中症で救急搬送される方が非常に増えているという状況です。ぜひ予防行動をとっていただきたいと思います。屋内においてはエアコンを適切に使用していただきたいと思いますし、また暑いときの外出は控えられれば控えていただく。また、どうしても外出したり屋外で作業しなければいけないというようなときは、できるだけ気温の高い時間帯を外していただいたり、また小まめな水分補給等もしていただければと思います。外を歩かれているときもコロナ対策ということでマスクをされている方はまだ多い状況ですが、私は一人で歩いているときは基本的にマスクを外しています。非常に暑くて大変な状況でもありますので、状況に応じてマスクを外す、屋外でマスクを外すということもお考えいただければと思っています。その一方で、省エネルギーのお願いをしているところですが、今回、補正予算をご議決いただきましたので、ご家庭向けの省エネ家電購入支援事業、それから事業者向けの省エネ・再エネ設備導入支援事業をできるだけ早く事業開始できるように取り組んでいきたいと考えています。事業者向けのエネルギーコスト削減助成金については経済団体の皆さまに事務局を設置していただく形になっていますので、各団体にご協力いただきながら体制を整えて執行できるようにしていきたいと思います。非常に暑い状況ですので、エアコンの設定温度等も28度ということを目安にお願いしていますが、必ずしもそれにこだわることなくご自分の体調、体感温度に合わせて無理のない節電をしていただきたいと思います。また、いろいろな省エネに役立つ機器もありますので、そうしたものを活用していただきながらできるだけエネルギーについて削減をいただくことも意識をしていただきながらも、ご自分の健康をしっかり守っていただくようにお願いしたいと思います。

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3 新型コロナウイルス感染症への対応について

長野県知事 阿部守一
 それから2点目ですけれども、コロナ対策の関係で資料をお配りしていますが、「信州の安心なお店」の認証基準の見直しと、それから「新たな会食のすゝめ」、「新たな旅のすゝめ」の一部改訂というお知らせ(会見資料2)です。本県においては、13種類の事業者の皆さまを「信州の安心なお店」ということで認証しています。5月末現在で1万店を超える皆さまにこの感染対策にご協力を頂いてきている状況であり、大変ありがたく思っています。今、感染状況はだいぶ落ち着いてきています。また新型コロナも当初、対応の仕方がよくわからないという頃から対策の講じ方もだいぶわかってきましたし、ワクチン接種が進んだり、あるいは治療薬も出てきたりということでだいぶ状況も変わってきています。そういう中で、専門家懇談会においては必要性が低くなっている感染防止対策については見直す必要があるというご指摘がありましたので、今回、「信州の安心なお店」の認証基準については「連絡先記入表の設置」、それから「ハンドドライヤーの利用禁止」、この二つの項目について、業種ごとのガイドラインに記載のない業種については認証基準から削除するということにします。随時、感染対策の在り方については引き続き見直していきたいと考えていますし、また、国が示した認証基準例であったり、あるいは各業種別のガイドラインもありますので、こうしたものについても必要な見直しを検討していただきたいということを国にも求めていきたいと考えています。それから「新たな会食のすゝめ」、「新たな旅のすゝめ」についてはこれもお配りしている通りです。まず会食については「メンバーの体調や行動履歴を確認」といったような詳細な食マエの対応から「体調に異変を感じた場合には参加を控えよう」ということでシンプルにしました。また、帰宅後の対応についても「丁寧な手洗い」、「うがい」、それから「1週間程度の健康チェック」としていましたが、基本的にずっと体調に異変がある場合には検査、受診を呼び掛けていますので、特に1週間というようなことは書かずに、「体調に異変を感じた場合には医療機関に相談しよう」という形にします。それから「新たな旅のすゝめ」に関しても「旅行前7日前の感染リスクの高い行動を控えよう」ということと、それから旅行のあと「7日間程度は健康チェックを続けよう」といったようなことについても一般的な対応に変えるという形にします。こちらについても今後の感染状況であったり、必要な対策、対応の変化に応じて適宜見直しを行っていきたいと考えています。陽性者の絶対数は比較的多いですけども入院される方が少ない状況であり、また新しい感染警戒レベルの中では感染状況は比較的落ち着いた状況が継続していますけれども、まだ完全に収束している状況ではありませんし、大都市部を中心に新規陽性者増加の兆しも見えていますので、引き続きめりはりのある感染対策を心掛けていただければと思っています。

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4 山小屋応援プロジェクト寄付金の募集について

長野県知事 阿部守一
 それから最後3点目ですけれども、山小屋応援プロジェクト寄付金の募集について(会見資料3)ということです。これまでも新型コロナで大変な影響を受けている山小屋の皆さまに対して、県としても支援を行わせていただいていますけれども、併せて長野県の山岳、あるいは山小屋は全国から大勢の皆さまをお迎えしていますし、全国に信州の山岳ファン、あるいは山小屋を応援いただける皆さまがいらっしゃいますので、そうした皆さまに対して寄付の呼び掛けを行っていきたいと思っています。まだ山小屋の皆さまは宿泊定員を抑制して営業されていますし、また原油価格の高騰と物価上昇の影響も受けている状況ですので、ぜひ多くの皆さまのご協力を頂きたいと思っています。本日から9月30日までクラウドファンディング型ふるさと納税ということで寄付を呼び掛けていきたいと思っています。ぜひ多くの皆さまにご協力をいただければと思っています。ちなみに今回3回目ですが、昨年は全国から約1950万円のご寄付をいただいたところです。ご寄付をいただいた皆さまには心から感謝を申し上げたいと思います。SNSでの発信とPRを工夫していきたいと思いますし、ぜひメディアの皆さまからも長野県は山岳県であり全国から多くの山岳ファンの皆さまをお迎えしていますので、多くの皆さまに伝わるようにご協力を頂ければ大変ありがたいと思っています。私からは以上です。

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取材者からの質問

 1 県議会6月定例会の閉会について

長野朝日放送(abn) 山岸玲 氏
 先ほど議会のあいさつでもありましたけれども、今回の任期できょう最後の議会ということで、その辺りについて所感を一言いただけますか。

長野県知事 阿部守一
 私に今与えていただいている任期はあとちょうど2カ月を残すという状況になりました。もとより8月いっぱいまでは今の任期ですので、県政をしっかり前進させるように取り組んでいきたいと思います。県議会の皆さまと公式な場でお話をさせていただく機会は最後ですので、そういう意味で私の感謝の思いを閉会のあいさつでお伝えしたところです。今コロナ禍もまだ継続していますし、また価格高騰の問題等で県民の皆さまの暮らしが非常に影響を受けていますので、この予算の執行も含めてしっかり責任を持って対応をしていきたいと思っています。

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2 大糸線について

市民タイムス 萩原真一 氏
 きょう、小谷村の方から大糸線関係で要望等あったと思うのですが、改めて県として大糸線に対する知事の考え方をお聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 大糸線については、これは地域の足として重要な役割をこれまで果たしてきた路線です。きょうもご要請いただきましたけれども、やはり地域の皆さまにとっては重要な鉄道だと考えていますし、県としても小谷村の取り組みにも協力をしながら利用の促進であったり、あるいは関係方面への働き掛けであったり、取り組んでいきたいと思っています。鉄道ネットワークは全国的な視点で、まずは国としてもしっかり在り方を考えてもらいたいと思いますし、またその一方で、この大糸線は今、長野県も含めて沿線都道府県と協力して北陸新幹線の関西への一日も早い延伸ということで建設促進の動きも行っています。新幹線が大阪に延伸すれば関西方面から北アルプス方面へお越しいただく方は、糸魚川経由でお越しなられる方も今と比べるとかなり増えるのではないかと思いますので、そうしたことも念頭に置きながらJR西日本には対応を考えてもらいたいと思いますし、県も今の状況だけではなくて将来の地域の在り方ということも考えながら今後の対応を行っていきたいと思います。

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3 特別職・管理監督者の心身の健康管理対策について

信越放送(SBC) 中嶋言実 氏
 きょう、県議会で教育長に関する条例案が可決されましたが、改めましてこれまで特別職の心身の健康管理にどういう問題があったのか、また今後どうしていくかということに関してお考えをお聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 一般職については地方公務員法が適用されていますけれども、私も含めて特別職については基本的に地方公務員法の適用除外という形になっていますので、そういう意味ではさまざまな勤務時間のルール等も含めて一般職とは違う取り扱いが制度上行われています。ただそういう中でも今、働き方改革は重要な課題になっていますし、心身の健康を維持していくということが非常に重要になってきていますので、そういう意味では今回、教育長の勤務時間等も条例の規定に基づいて定めるという形にしましたし、また私を含む特別職の健康管理についてもこれまで以上に充実させて対応していきたいと思っています。特別職、あるいは一般職の中でも管理職、さらには管理職以外の職員も含めて引き続き働きやすい環境整備に努力をしていきたいと思っています。

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4 リニア中央新幹線について

信濃毎日新聞 古志野拓史 氏
 リニアの期成同盟会に関して、大村愛知県知事から静岡県の加盟について近く決定するというようなご発言があったようなのですけど、知事が今月上旬、この場で現行ルートでの推進を前提に歓迎したいというか、そういったご発言あったかと思うのですが、静岡県の加盟の方向になっていることについて改めて期待とか所感とかお尋ねをしたいのですけども。

長野県知事 阿部守一
 静岡県から加盟の要請があって、私が申し上げてきたように同じ方向を向いて一緒に取り組んでいくのが一番望ましいと思いますので、そういう意味で静岡県の考え方も今回確認をしていただいたわけですが、静岡県から同盟会の事務局を担っていただいている愛知県に対する回答の中では、「現行ルートでの整備を前提にスピード感をもって静岡県内の課題解決に向けて国と協力して取り組みを進めます」ということですので、そういう意味では多くの皆さまが加盟して一緒に取り組むということについては異論がないのではないかと思いますし、私も静岡県に加盟していただいてぜひ一緒にこの建設促進に取り組んでいきたいと思います。
 ありがとうございました。

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お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7054

ファックス:026-235-7026

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