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更新日:2023年1月23日
下記動画をご覧ください。
「 I LOVE US 」https://youtu.be/bcsEzsak71c
https://www.youtube.com/watch?v=VJVa2HvZdvg(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
令和5年1月5日 観光庁「心のバリアフリー認定制度」について掲載しました。
令和4年11月30日 第2回ユニバーサルツーリズム推進セミナーinすわが開催されました。
令和4年11月24日 長野朝日放送「いいね!信州スゴヂカラ」11/26(土)10:45~で、JINRIKIが特集されます。
令和4年11月22日 NHK Eテレ(11/25(金)12/2(金)22:30~放送)でユニバーサル・サポートすわの取組が紹介されます。
令和4年11月4日 信州ユニバーサルツーリズムフォーラムのYouTubeアーカイブ配信をアップしました。
令和4年10月28日 阿智☆昼神観光局のUTの取組が11/3(木・祝)15:35~長野朝日放送の番組で紹介されます。
令和4年10月26日 富士見町で実施した信州ユニバーサルツーリズム エクスカーションの様子をお伝えします。
令和4年10月24日 阿智村・諏訪地域でユニバーサルツーリズムファムトリップを実施しました。
長野県では、自然豊かなフィールド(山岳高原観光地)を、年齢や障がいの有無に関わらず、どなたでも安心して楽しんでいただける「信州ユニバーサルツーリズム(UT)」を推進しています。今回初めてフォーラムを開催し、専門人材・機器を活用した県内各地の取組の紹介やパネルディスカッションを行い、ユニバーサルツーリズムの可能性やこれからの観光のあり方を考えました。
フォーラムには、多くの皆様にリアルまたはWEBでご参加いただきまして誠にありがとうございました。
当日の模様は、下記、YouTubeのアーカイブ配信をご覧ください。
https://youtu.be/sInyEbg5DTY(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
当日発表される皆様の資料は以下のページからご覧いただくことができます。
https://www.shinshu-universal.com/(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
(一社)諏訪観光協会(諏訪市) |
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観光庁では、バリアフリー対応や情報発信に積極的に取り組む姿勢のある観光施設を対象とした
「観光施設における心のバリアフリー認定制度」を創設。認定された観光施設には、観光庁が定める
認定マーク(右記)が交付されています。
詳しくは下記、または観光庁HPをご覧ください。
https://www.mlit.go.jp/kankocho/shisaku/sangyou/innovation_00001.html(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
県内の認定施設は、こちらをご確認ください。(PDF:289KB)
メードイン信州!砂利や草むらなどの荒れ地でも車いすの移動ができるけん引式の車いす補助装置=JINRIKIが特集されます。
番組の中では、中村正善社長のJINRIKI開発のきっかけや、今年6月と9月にウクライナ支援としてポーランドにわたりJINRIKIを寄贈した取組について紹介。また、県内の介護福祉施設での職員の皆さんの体験会の様子が放送されます。ぜひご覧ください!
https://www.abn-tv.co.jp/sugodikara/backnumber/2022-11-26/(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
「旅行のふつう」をテーマに、長野県を舞台にした1泊2日ツアーが2週連続で放送されます。車いすユーザーや目の見えない人たちとお笑いコンビ・エルフさんが、観光名所や絶景スポットを巡るとどんな課題やバリアが見えてくるのか徹底検証。
番組内では、ユニバーサル・サポートすわで取り組んでいるバリアを除くための工夫やサポートの様子が紹介されます。ぜひご覧ください。
https://www.nhk.jp/p/baribara/ts/8Q416M6Q79/(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
広大な自然を観光資源とする長野県でのお出かけは、子供やベビーカーを使用する方、足腰の弱い高齢者や車いす利用者にとって大きな制約が伴います。豊かな自然や星空を観光資源とする阿智村・昼神温泉では、そういった人達にもお出かけを楽しんでもらいたいと様々な施設や場所で専門家などがサポートする「昼神☆プレミアムサポート」を活用することで、これまではあきらめていた場所にもお出かけすることができるようになってきています。
「誰もが誰とでも楽しめる地域を目指して」・・・。
昼神温泉だけに留まらず、南信州に広がりをみせているこの取組についてご紹介します。
https://www.abn-tv.co.jp/1oshi/backnumber/hirugami_202211/(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
ユニバーサルツーリズム(UT)の先進地と言われる富士見高原リゾートは、特別支援学校等の学習旅行や障がい者家族等の受入を積極的に行っており、年間約5~6万人がユニバーサルフィールド体験をされています。
今回はその富士見高原リゾートでエクスカーションを開催し、観光関係者、福祉事業者、教育関係者など約20名が参加しました。普段車椅子を利用されている方3名も参加され、まずはパークモビリティ(天空カート)に乗って、標高差200m・距離1,500m、富士山の見える「創造の森・展望台」をめざし、色付き始めた森の中を時速3kmの緩やかなスピードで25分かけて登って行きます。
到着すると、絶景が待っていました!!
日本一の富士山に、標高第2位の南アルプス 北岳、そして標高第3位の北アルプス 奥穂高岳と180度の大パノラマが広がっていました。参加者も大喜び!!早速記念撮影タイムです!!
この日は、兵庫県淡路島から車椅子ユーザーの木村さんとそのお仲間3名で急遽参加してくださいました!!続いて創造の森周辺をJINRIKIを使って散策。参加者は交代で車椅子を押したり引いたりしながら、富士見高原の絶景ポイントに到着しました。
その後、施設に移動し、障がいの程度に応じた食事の見学や、具体的に特別支援学校と連携したプログラムの紹介や専門機器について説明会を行いました。
参加した方は、「信州ユニバーサルツーリズムすごい!!ぜひ淡路島に戻ったらユニバーサルツーリズムを広げたい。」「富士見高原リゾートはユニバーサルツーリズムのトップランナーと言える。専門機器を活用した多彩なプログラムや宿泊施設の対応など試行錯誤を重ねて努力してきたのがよく分かる。旅行を諦めている方にもぜひ紹介していきたい。」と話していました。
富士見町の小学1年生~6年生13人が、富士見高原リゾートでユニバーサルツーリズム(UT)体験をしました。
これは町内にある「こどもの未来をかんがえる会」が、「夏休み中の子供たちに、町内の先進的な観光施設の取組を体験してほしい」と企画したものです。子供たちは、広々とした高原で、HIPPO campe(アウトドア用の車椅子)やJINRIKIの操作をしたり、電動カートやパラモーションといった専門機材の乗車体験をしたりと、UT体験を楽しんでいました。
参加した子供たちからは、「専門機材を使うと少ない力で人を押すことができて便利。」「あまりUTが知られていないので、たくさんの人に知っていただき、誰でも専門機材が使える世界になってほしい。」といった感想が聞かれました。主催者は、「今後は養護学校等の子供たちとの交流も実現できたら。」と話しています。
https://www.abn-tv.co.jp/ekimaru/backnumber/2022-07-16/(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
今回のゲストは温泉エッセイストでVISIT JAPAN大使の山﨑まゆみさん。
山崎さんは、長年の「バリアフリー温泉」の取材や、ご自身も高齢のご両親と利用する当事者としての目線、「誰でもやさしい観光地すわ」になるためのヒントを全国の先進地の事例を交えてご紹介いただきました。
山形県天童市にある天童温泉でエリア全体で取り組まれている三世代の旅行にやさしい温泉を目指し改修されたユニバーサルデザインの取組や九州運輸局がスタートしたバリアフリー情報ネットワークなどについて、参加する宿泊施設関係者等に伝わるよう具体例を交えて丁寧に説明してくださいました。
会場には車椅子利用者や障がいをお持ちのご家族なども参加され、「障がいを持っている娘と旅行にいくとき、貸切風呂は1時間だと時間が足りない。お金はかかってもよいので、2時間枠を作ってもらったり、料金理表示もしたりを検討してほしい」という具体的な要望が挙がり、会場の宿泊関係者からは「すぐに表記を変えていきたい。」などのやり取りがありました。
山崎さんは、旅行者の皆様に情報発信をしていくことが大切。ぜひ諏訪の取組についてどのように情報発信をしていくのか、これから一緒に考えていきましょうと話していました。
~「誰にでも優しい観光地すわ」になるために~ハードもハートもバリアをパスできる街づくり・人づくりを街全体で考えるセミナーが諏訪市で開催されました。「ウィズコロナ時代、今こそユニバーサルツーリズムで諏訪へ」をテーマにユニバーサルツーリズムアドバイザーの渕山知弘氏が講演しました。
渕山さんは、諏訪地域の特徴として、「『ユニバーサルサポート・すわ』という組織があることで入浴介助サービスができるのは、非常に珍しい取り組み。地域の更なる連携で、足腰が不安なシニア世代の方や障がいをお持ちの方など、誰にでも選ばれる諏訪を目指してほしい。」と話していました。
講演の後には、アイマスク体験やJINRIKIの体験会が行われ、参加された観光関係者や福祉関係者の皆さんが、ペアになって実際にお客様への対応を学びました。
第3回の参加者も募集しています。お申込み、お問い合わせは、ユニバーサル・サポートすわへメール・お電話にてお申込みください。
日時:令和5年1月26日(木)13:30~16:00(予定)
会場:RAKO華乃井ホテル
参加費:無料(定員50名)
講師:高野登氏(人とホスピタリティ研究所 代表)
E-mail:yunisaposuwa@gmail.com
mobile:090-3558-4502
諏訪市でユニバーサルツーリズム推進セミナーが開催されました。諏訪エリアでは、観光庁の「地域の観光の磨き上げを通じた域内連携実証事業」に選定され、「足腰が不安なシニア層」に向けた「長い距離を歩かない観光」プログラムの実証を軸に、8月から電動カートの体験会等を実施してきました。
この日のセミナーには、宿泊施設の社長や支配人など観光関係者約30名が出席しました。参加者は、コロナ禍での観光の現状や、他地域のユニバーサルツーリズムの取組、諏訪エリアでの可能性など、各講師からの話を熱心に聞いていました。
一般社団法人諏訪観光協会では、諏訪市観光ガイドホームページに「ユニバーサルツーリズム」専用ページ(https://www.suwakanko.jp/sut/)を作成するなど、情報発信にも力を入れていく予定です。
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![]() セミナー 「観光庁心のバリアフリー認定制度等について」 富士見高原リゾート(株) 藤田然氏 |
平成30年度からユニバーサルツーリズムを進めている阿智☆昼神観光局で、旅館・ホテルの宿泊施設の方を対象にした研修会が行われました。
当日は、(有)わくわくの中山代表取締からの昼神☆プレミアムサポート(介護の専門家が旅行をサポートする取組)の事例紹介や、(株)JINRIKIの中村社長から「「阿智☆昼神」を世界一のバリアフリー観光地に」と題した基調講演がありました。会場には、昼神温泉の宿泊施設の関係者など約40名が集まり、メモを取りながら熱心に話を聞いたり、具体的に取組を進めるための疑問点について、講演者に直接質問したりしていました。
昼神☆プレミアムサポート紹介 |
基調講演「阿智☆昼神を、 |
阿智村・昼神温泉では、「旅行をあきらめない!」をテーマに、介護の専門家が旅行をサポートする「昼神☆プレミアムサポート」がスタートしました。
病気やケガなどで、体力や運動機能が低下して介護が必要になっても、旅行を楽しんでいただきたい。ご家族の負担を減らし、お1人様でも気軽に出かけられるお手伝いを専門家がサポートしています。
今回は、紅葉が見ごろを迎えている「ヘブンスそのはら」で、プレミアムサポートを活用した森林セラピーロード「いわなの森」ガイドツアーと森林ピクニックが行われました。
ヘブンスそのはらのロープウェイは、車椅子に乗ったまま、全長2,549m、標高差610mで約15分間の空中散歩を楽しむことができます。従業員の方も車椅子の対応に慣れていらっしゃり、皆さま、安心してロープウェイに乗車することができました。
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当日は、9組13名の方が参加されました。お天気に恵まれ、秋晴れの下、赤や黄に色づいた森の中を、車椅子けん引器具「JINRIKI(じんりき)」を活用しながら、のんびりと散策を楽しんでいらっしゃいました。ヘブンスそのはらでは、車椅子やベビーカーの方でも安心して楽しめるユニバーサルデザインの遊歩道が整備されています。
参加者の方からは、「コロナになって病院と家の往復ばかり。外に出かけられて本当に嬉しい。」「この日が楽しみで3日間眠れなかった。思い切って出かけてよかった。」「サポート体制がしっかりしていて、こういう機会を作ってもらえてありがたい。」など喜びの声が聞かれました。
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ユニバーサルツーリズム実践における諸課題を把握し、これを基に県内の特に山岳高原における楽しみ方、安全管理、専門人材との連携等による商品(コース、時間、料金、開催時期)造成をするとともに、モニターツアーを実施し検証結果をまとめる。
地 域 |
時 期 |
着 地 型 観 光 素 材 ・ 旅 行 商 品 集 |
造 成 事 例 |
飯山 | ウィンター | 信州型ユニバーサルツーリズム 豪雪の飯山で満喫スノーアクティビティ(PDF:461KB) | 資料1(PDF:1,275KB) |
信濃町 | グリーン | 車いすで水あそび。野尻湖縦断 Hippo sup(PDF:287KB) | ー |
戸隠 | グリーン | 車いすでいらっしゃい!デイキャンプ&どうぶつあふれるトレッキング(PDF:348KB) | |
戸隠 | グリーン | 戸隠の自然を巡る。車椅子で遊べるユニバーサルロゲイニング(PDF:223KB) | ー |
戸隠 | ウィンター | 車いすでいらっしゃい!戸隠スキー場デュアルスキーで楽しむ冬の絶景(PDF:1,611KB) | 資料3(PDF:1,664KB) |
戸隠 | ウィンター | 白銀の戸隠奥社参道杉並木を満喫(PDF:268KB) | ー |
白馬 | グリーン | 岩岳でワイワイ♪デコボコもへっちゃら!ヒッポに乗って秋のネズコの森散策ツアー(PDF:260KB) | 資料4(PDF:1,496KB) |
白馬 | グリーン | 天空のお花畑と大自然の絶景へ ~いざ白馬五竜・雲上の楽園を散策~(PDF:250KB) | 資料5(PDF:987KB) |
茅野市 | グリーン | 雲の上で空と一緒に高原さんぽ(PDF:238KB) | 資料6(PDF:6,122KB) |
富士見 | 通年 | 富士見高原のユニバーサルツーリズム視察研修(PDF:306KB) | 資料7(PDF:5,483KB) |
阿智 | 通年 | 日本一の星空浪合パークで楽しむ☆ミ 星空観賞会(PDF:319KB) | 資料8(PDF:903KB) |
阿智 | 通年 | 天空の楽園Ⓡ ヘブンスそのはら(PDF:232KB) | 資料9(PDF:327KB) |
山ノ内町 | グリーン | 山ノ内町を満喫!Hippoキャンプで巡る秋の旬・紅葉ツアー(PDF:336KB) | ー |
総括説明 | ー | モデルルート造成報告 ~地域事例から学び、推進するために~ | 資料10(PDF:13,911KB) |
【令和3年度 募集】※募集は締め切りました。
募 集 開 始 :令和3年4月30日(金曜日)
募集締切日時:令和3年5月28日(金曜日)17時00分(必着)(郵送の場合は当日消印有効)
選定事業者数:(1) 介助用車いすの購入:1事業者
(2) 着座型スキーの導入:1事業者
※ 原則として、上記の事業者数とします。なお、応募多数の場合は選定委員会にて選考の上決定します。ただし、申請内容によっては予算の範囲内で選定事業者数を変更する場合があります。
補助対象事業・事業内容:
介 助 用 車 い す |
ア 補助対象 |
バリアフリー環境整備が困難な場所で利用されることを目的とした介助用車いす本体(以下、「介助用車いす」という。)の導入経費 |
イ 補助率 |
2分の1以内 |
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ウ 補助上限額 |
1台30万円を上限額とする。 |
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エ 補助要件 |
次に掲げる要件をすべて満たすもの (ア) 長野県のユニバーサルツーリズムの推進を図る目的で利用されるもの (イ) 日本工業規格(JIS)若しくは他外国の工業規格(CN,EN,ANSI等)を取得したもの、又は日本工業規格(JIS)若しくは他外国の工業規格(CN,EN,ANSI等)に準じたもの (ウ) 県内観光地等において、観光客を中心とした多くの者の利用されるもの (エ) 指導者や操縦者等により、安全対策に万全を期するもの |
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オ 補助対象経費 |
(ア) 機器本体の導入に係る経費 (イ) 購入機器本体の公式オプション品の導入に係る経費 (ウ) 購入時の運送費、組み立て等の作業経費 |
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着 座 型 ス キ ー |
ア 補助対象 |
操縦者を必要とする着座型のスキー(以下、「着座型スキー」という。)の導入経費 |
イ 補助率 |
2分の1以内 |
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ウ 補助上限額 |
1台70万円を上限額とする。 |
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エ 補助要件 |
次に掲げる要件をすべて満たすもの (ア) 長野県のユニバーサルツーリズムの推進を図る目的で利用されるもの (イ) 日本工業規格(JIS)若しくは他外国の工業規格(CN,EN,ANSI等)を取得したもの、又は日本工業規格(JIS)若しくは他外国の工業規格(CN,EN,ANSI等)に準じたもの (ウ) 県内観光地等において、観光客を中心とした多くの者の利用されるもの (エ) 指導者や操縦者等により、安全対策に万全を期するもの |
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オ 補助対象経費 |
(ア) 機器本体の導入に係る経費 (イ) 購入機器本体の公式オプション品の導入に係る経費 (ウ) 購入時の運送費、組み立て等の作業経費 |
詳細については、以下をご確認ください。
【募集要領】 令和3年度ユニバーサルツーリズム推進機器導入等補助事業募集要領(PDF:301KB)
【交付要綱】 ユニバーサルツーリズム推進機器導入等補助金交付要綱(PDF:235KB)
【交付要領】 ユニバーサルツーリズム推進機器導入等補助金交付要領(PDF:161KB)
【様式】 要領別記様式第1号~第11号(ワード:169KB)
今年度も長野県のユニバーサルフィールドでの実務的な対応が可能な専門人材を育成する講座を信州大学と共同で開講し、その開講式を行いました。
今年度は、インクルーシブ野外活動指導員養成講座に4名の方が、ユニバーサルフィールドコンシェルジュ養成講座に3名の方が受講されます。
開講式では、受講者を代表して2名の方が挨拶され、「長野県は自然が豊か。人の知恵と専門人材と機材を活用して、どんな方にも信州の山岳高原観光地を楽しんでいただきたい。」「自分たちが宿を営む地域は、ハンディキャップをお持ちの方々の対応がまだ十分でない。この講座で皆さんと共に学び、ノウハウを地域に持ち帰り、ユニア―サルツーリズムを実行していきたい。」と決意を述べられました。
1年間、よろしくお願いいたします。
長野県では、自然豊かな信州のフィールド(山岳高原観光地)を障がいの有無に関わらず、どなたでも楽しんでいただける観光地を目指しており、その受け入れ体制を強化するため、専門人材を育成しております。
今年度も、信州大学と共同で、下記「長野県ユニバーサルツーリズム実務人材養成講座」を開講し、その受講生を募集します。
(1)インクルーシブ野外活動指導員養成講座(3級,2級,1級,上級):IOI養成講座
インクルーシブ野外教育及びユニバーサルフィールドに関する専門知識や専門機材取り扱い技術を用いて、包括的な教育的指導を行うとともに、関係者と連携したプログラムの立案や指導助言ができる専門人材を養成します。本講座は、令和2年度より長野県と共同開講し、教育、医療・福祉を専門とする教員による座学と、専門機材取扱講習を踏まえた専門人材教育プログラムです。
(2)ユニバーサルフィールド・コンシェルジュ養成講座:UFC養成講座
ユニバーサルフィールドツアーに関わる旅行商品の企画や、旅行業者へのアドバイス、旅行業者と旅行者のコーディネートに対応できる専門人材を養成します。本講座は、平成30年度、令和元年度の観光庁山岳連携による観光産業の中核人材育成・強化事業に採択され開発したプログラムです。
受講対象の詳細や受講料、講座の詳細については、下記要項をご覧ください。
長野県では、自然豊かな長野県のフィールドにおいて、障がいの有無に関わらず誰でも楽しめる環境を整備する「『信州型』ユニバーサルツーリズム」を推進しています。その推進には、受入環境の整備に加えて、実務的な対応が可能な専門人材の存在が不可欠で、昨年度から信州大学と共同で、ユニバーサルツーリズム実務人材養成講座を開講しています。
本年度は、16名がインクルーシブ野外活動指導員に合格。3名がユニバーサル・フィールドコンシェルジュ養成講座を修了され、県庁で閉講式を行いました。
合格、修了された皆様、1年間大変お疲れ様でございました。
それぞれのユニバーサルフィールドでのご活躍を心よりお祈りしております。
人材養成講座のプログラムの1つである「スノーカート」「チェアスキー」の取り扱い・ライセンス講習を2月25日(木曜日)、26日(金曜日)の2日間、戸隠スキー場(長野市)で実施しました。
当日はインクルーシブ野外活動指導員養成講座を受講している志賀高原スキー場のインストラクターや戸隠スキー場の観光関係者など5名が参加しました。
参加者は、講師から機材の取扱の説明を受けてから、さっそく2人1組になり、リフトの乗降の仕方や実際に機材を操作しながらのトレーニングを行いました。
参加された方は、利用者が安全に滑走できるようバックアップの取り方やペアになった相手に声掛けをしながら指導技術を習得していました。
その後実施された検定試験では、この日受講した5名全員が合格となりました。
【スノーカート:着座式ハンドルスキー】 上半身が安定し、片方の腕が動けば単独でスキーを楽しむ ことができ、専用ハンドルで緩斜面を自由自在に滑ること ができます。長野県では、松本盲学校や須坂支援学校など でのスキー学習に採用されました。 |
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【チェアスキー:着座式自走スキー】 より上半身が安定し、ストック(アウトリガー)を効果的 に使うことができれば単独でスキーを楽しむことが できます。 |
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人材養成講座のプログラムの1つ、アウトドア用車いすヒッポキャンプ(HIPPO campe)の運用講習を信濃町の野尻湖周辺で実施しました。
この日はユニバーサル実務人材養成講座の受講生と信州大学の学生が参加し、取り扱い方から始まり、組み立て方、操作方法や、水上講習(水に入っての注意点や車いすへの乗せ方やおろし方)、山岳講習(険しい山道での操作の仕方、安全確保の方法)などについてチーム毎に実践しました。皆さん、一つ一つの操作や動きを確認しながら熱心に取り組んでいました。
最後に専門機材取り扱い実技試験が行われ、全員が「合格」となりました。
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アウトドア用車いす(HIPPO campe)
水陸両用のアウトドア用車いすHIPPO campe(ヒッポキャンプ)は、自立歩行が難しい児童・生徒が、学校の仲間たちと共に取り組む野外学習で活用されています。これまでの野外学習のように別行動や、お留守番をすることなく、多様な児童・生徒が共に楽しみ、コミュニケーション能力を高めながら多様性を認め合い、共生について学ぶインクルーシブ野外教育に効果的な機材です。
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今年度、長野県では多くの学校関係者に「信州ユニバーサルツーリズム(UT)」の取組を知っていただくため、特別支援学校及び小中学校(県内の一部地域)の校長会や教頭会等で、信州UTの事業概要の説明を行い、各校に実態調査のアンケートにご協力いただきました。
このうち、実施希望のあった学校と一緒に、野外学習の支援を行う(インクルーシブ野外活動体験)学習旅行実証事業を進めています。
白馬八方エリアを訪れたのは、安曇野市三郷中学校の1年生約160名。
八方池までの登山グループと自然観察グループに分かれ、学習旅行を実施し、このうち自然観察グループに参加した10名が「信州ユニバーサルツーリズム」を体験しました。
車椅子を利用しているの中田琢磨さんは、4人の男子生徒とグループを組み、高山植物の自然観察を行いました。ガタガタした道を車いすで進むのは大変なため、JINRIKIというけん引式車椅子補助装置を活用。4人が交代で前からけん引したり、後ろから押したりと、琢磨さんと一緒に標高1,400mの兎平周辺を散策しました。
生徒たちからは「結構揺れるけれど大丈夫?」「車椅子から景色は見られる?」と琢磨さんを気遣う声掛けの様子が見られました。活動後、琢磨さんからは「今日はみんなに協力してもらって嬉しかったなぁ~。」との感想が聞かれました。
車椅子をけん引した一人、斎藤さんは、「結構大変だったが、勉強になった。学校生活でも、これからは琢磨くんを手伝っていきたい。」と話してくれました。
また、生徒達の様子をご覧になっていた先生方は、「非常によい経験になってよかった。もっとこういう経験を積んでほしい。」「これからもアウトドア用車椅子を利用して自然の中に入っていかれたら非常にありがたい。」とおっしゃっていました。
昨年に続き「旅行会社招へい事業」の第2弾。今年は阿智村の昼神温泉及び諏訪地域を舞台にファムトリップを実施しました。
【ご参加いただいた旅行会社様】
(株)JTB総合研究所、近畿日本ツーリスト、(株)日本旅行、(株)阪急交通社、おはようトラベル(株)
<ヘブンスそのはら(阿智村)>https://mt-heavens.com/summer/activity/boardwalk/(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
ヘブンスそのはらは、誰でも利用できるようにと施設内各所をユニバーサルデザイン化。
年齢や性別、障がいの有無などに関わらず車椅子やベビーカーでも楽しめる天空の散歩道にリニューアル。
駐車場から車椅子や電動カートのまま、乗車し、ロープウェイ駅まで行くことができます。お手洗いもユニバーサルトイレになっています。
山頂駅に到着すると、専門機器=JINRIKI(けん引式車椅子補助装置)が登場。開発者の中村社長が装着の仕方を説明。実際に旅行会社の皆様はJINRIKIを装着すると、車椅子でも安心のユニバーサルデザイン遊歩道を使って森林セラピーを体験。阿智村の絶景を車椅子で堪能しました。
<浪合パーク(阿智村)>https://namiai-park.com/(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
阿智村と言えば日本一の星空。阿智村内にある標高1,200mの星空の聖地=浪合パーク。豊かな自然が残り、空気が澄んだ地だからこそ観える美しい星空。
さらに浪合パークは、ユニバーサルデザイン遊歩道になっているので、車椅子のままの移動も楽々。夜にはランタンの貸出もあり、足元を明るく照らします。
おススメは、星空観察会。天体望遠鏡を使っての星空観測方法を学ぶ講座&観測会を2コースご用意。未経験者から初心者、上級者まで、コースごとに講師が丁寧に観測方法を教えてくれます。
この日は天気に恵まれ、天の川や流れ星をバッチリ見ることができました!!
<原田泰治美術館(諏訪市)>https://www.taizi-artmuseum.jp/(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
画家の原田泰治氏が長年にわたって制作した作品を、彼の生まれ故郷である諏訪市にぜひ残したいという想いから、諏訪市が建設した美術館。館内は随所にユニバーサルデザインが取り入れられており、車椅子用トイレやスロープ、触れることのできる作品など、誰にでもやさしい美術館です。
<ホテル紅や(諏訪市)>https://hotel-beniya.co.jp/(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
体と心に優しいバリアフリー対応の旅館=ホテル紅や。足の悪い方やご高齢の方をはじめより多くの方に安心してご利用いただける「体と心に優しい旅館」を目指しし、バリアフリーに積極的に取り組んでいます。
<双泉の宿 朱白(諏訪市)>https://www.suhaku.co.jp/(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
双泉の宿 朱白は、諏訪地域でいち早くユニバーサル対応ルームを作るなど、ユニバーサルツーリズムに力を入れています。
https://tabicoffret.com/article/79744/index.html
「信州ユニバーサルツーリズム」の推進・取組により、長野県では、県内各地に「ユニバーサルツーリズム」モデルコースの造成や専門人材の育成が進んできました。
今回は、そのモデルコースを中心として、実際に「信州型ユニバーサルツーリズム」を旅行会社の皆さんに体験していただき、旅行の商品化や旅行者の皆様へPRしていただこうと、戸隠高原(長野市)及び白馬岩岳・白馬五竜(白馬村)にお越しいただきました。
【ご参加いただいた旅行会社様】
(株)JTB、近畿日本ツーリスト(株)、(株)日本旅行、(株)阪急交通社、おはようトラベル(株)
<戸隠高原観光協会(長野市)>https://togakushi-21.jp/universal/
戸隠観光協会では、車椅子利用者や何らかのお手伝いが必要な方、すべての方々が安心して訪れることができる観光地を目指して、ユニバーサルツーリズムデスクを開設しています。
サポートデスクでは、レバードライブで自らハンドルとブレーキを操作できるマウンテントライクや介助者が操作を行うMTプッシュといったアウトドア用車いすやJINRIKIの貸し出しも行っており、車いす利用やお手伝いが必要な方も安心して観光地を楽しめるサポートを実施しています。
また、専門人材である「ユニバーサルフィールドコンシェルジュ」が6名所属されていて、障がい者や高齢者などの旅行相談に対応しています。
その中のおひとり田村達彦さんは、ご自身も車いす利用者であり「今まであきらめていた事が可能になる。世界中の車いすの方をお迎えできるようにしたい。養護学校や一般学級の障がいのある子どもたちにもぜひ訪れてほしい」と話しています。
マウンテントライク |
MTプッシュ |
JINRIKI |
車いす使用方法をレクチャーする、ユニバーサルフィールドコンシェルジュの田村さん(左)と村田さん(右) |
戸隠高原観光協会では、車椅子での観光やお泊まりのお手伝いができる宿泊施設,飲食店についてHP(https://togakushi-21.jp/universal_facility/)で紹介しています。
旅行会社の方は、「障がいをサポートする機能を持った機材があれば、今まであきらめていた方々も旅行をご堪能いただける。ぜひ会社に戻ったら旅行者の方にPRしていきたい。」と話していました。
ユニバーサル対応の |
戸隠牧場 |
ユニバーサル仕様のバンガロー |
<白馬エリア:白馬岩岳 ねずこの森自然探勝路> https://iwatake-mountain-resort.com/green/trekking
白馬岩岳では、アウトドア用車いすを活用し、ねずこの森で五感で自然を感じながらの散策ツアーを体験いただきました。「ネズコの親子」や「うまブナ」など、森の中には個性的な木々が点在し見どころがたくさん!営業期間中、毎日開催しているウォーキングガイドツアーでは、「ねずこの森」を知り尽くした現地スタッフが森をご案内。ガイド無しでは体験できない様々な魅力を余すところなくご紹介していただけます。
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HIPPO campe(ヒッポキャンプ) |
JINRIKI |
白馬三山(白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳)を正面に見据え、南北に広がる北アルプスを一望できる絶景テラスが魅力の「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR」(ハクバマウンテンハーバー)。毎年10月頃には、名物の北アルプス「三段紅葉」が楽しめます。三段紅葉とは、「山頂の冠雪」と「山の中腹の紅葉」、そして「麓の樹木の緑」が織りなす白馬三山の美しいグラデーション。標高差2,200mを一望できる日本でも数少ない絶景ポイントのひとつです。その他のシーズンにおいても、四季折々の北アルプスの絶景をテラスでゆったりと寛ぎながらお楽しみいただけます。
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ユニバーサルフィールドコンシェルジュの白馬観光開発(株)の千國さん(前)と北條さん(後) |
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<白馬エリア:白馬五竜 白馬五竜高山植物園> https://www.hakubaescal.com/shokubutsuen/gondola/trail/
白馬五竜高山植物園では、車いすの貸し出しから案内、エレベーターの設置などバリアフリーの取り組みを行っており、車いすで園内を楽しむことが出来ます。また、国内に1台しかない「トレイルライダー」を使用し、園内をめぐるツアーも実施しています。車いすの取り扱いは、全社員が研修を受けており対応が可能です。
トレイルライダー |
幅60cm以内の車いすで |
ゲストもトレイルライダーも |
白馬五竜高山植物園は、本来標高2,000m以上でないと見ることができない高山植物を手軽に見ることが可能。より自然に近い形でみることができ、山に登らずとも山の雰囲気が感じられる植物園です。トレイルライダーに乗ることにより、お花との距離が近くなります。トレイルライダーを操作しているスタッフが、ガイドも兼ねておりますので、より詳しくお花を知ることができます。
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(参考)車いすで自然の中へ!(PDF:2,192KB)
長野県大阪観光情報センターが作成しているパンフレットです。
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