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更新日:2022年1月13日
令和3年12月14日伊那市役所において、伊那市スマート農業推進協議会で取り組んだ、令和3年度スマート農業推進対策事業(国庫事業)によるスマート農業技術現地実証試験の成績検討会が開催されました。
県農業試験場からは、「自動運転田植え機」はオペレーターの技術の習熟度に関らずに精度の高い田植えが可能であること、「自動操縦ドローン」による小麦の防除試験では、従来の作業従事人数を1人削減できること等が報告されました。
信州大学農学部からは、7月下旬の「ドローン」による水田のセンシングで、葉色による追肥の可否を判定し、必要に応じた追肥で増収効果が期待できることが報告されました。
農業農村支援センターからは、水田の「自動水管理機」による精度の高い水管理で、除草剤の効果が安定すること、直播栽培での出芽苗立ちを安定させる効果があること、「ドローン」によるカメムシ防除の殺虫剤(豆つぶ剤)散布が、慣行の地上防除による粒剤散布と同等の効果があること等を報告しました。
スマート農業技術は「ドローン」による防除や「ラジコン草刈り機」、「直進アシスト田植え機」等、現地で徐々に導入が進みつつあります。農業農村支援センターでは市町村、JA等関係機関と連携して、導入の検討に必要なデータ収集をこれからも進めて参ります。
写真1:自動運転田植え機による田植え実演の様子
写真2:自動操縦ドローンによる小麦の防除
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