先輩からのメッセージ(薬剤師 小林 利典)
県職員の仕事について一言
答えは大コンメンタール(逐条解説)にあり
現在の業務内容
薬事管理課の麻薬毒劇物係で主に麻薬及び向精神薬取締法の免許や監視指導について担当しています。
麻薬施用者免許がなければ医師は医療用麻薬を施用することはできません、また、麻薬施用者が2名以上いる麻薬業務所には麻薬管理者を置かなければなりません。そのため医師等からの麻薬取扱者免許の申請があり、書類審査を行い、免許を発行しています。その他、医療機関等への麻薬や向精神薬の調査に特化した立入検査を実施したり、「ダメ。ゼッタイ。」普及運動等の薬物乱用防止の啓発にも携わっています。
県職員を志望した理由
大学は首都圏に住んでいましたが、就職は地元である長野県で就職できればなと漠然と考えていました。検討するなかで、初任地でもある長野県立木曽病院で薬剤師の臨時職員を募集していたため、病院で経験を積む良い機会と思い、1年間臨時職員として働き始めました。
病院では、県職員として働く薬剤師についていろいろ話を聞く機会が多々あり、行政の薬剤師、検査の薬剤師、麻薬取締員の薬剤師等様々な薬剤師の形を知り、採用試験を受けることにしました。
仕事をするうえで大事にしていること
現在は麻薬の事故や取扱いの相談など日々多くの問い合わせがあるため、メモを残し1つ1つ確実に解決していくよう心がけています。また、個々の事案の対応は上司とよく相談し、県としての方針を示せるように注意しています。
入庁してから感じること
私は薬学部へ進んだ際、将来は医療系の職種に就くとばかり思っていました。しかし、今こうやって薬剤師としての県職員になってみると、病院、保健所、研究所、本庁勤務と同じ県職員でありながら、まさか自分がこのような多様な業務を行うことになるとは思ってもみませんでした。はじめは大変ですが、いろいろな分野の知識と経験は今後きっと役に立つと思っています。

休日の過ごし方
独身時代は友人や県職員の同期とよく遊びに出かけました。はしご温泉、ラーメン店めぐり、レンタカーで富士登山、冬は毎週どこかのスキー場、と今思い返してみると懐かしく思います。
結婚して子どもができてからは、休日の子守りが仕事となりました。朝のテレビ番組が落ち着いたあと、いかに子どもを満足させるかが課題です。
受験者へのメッセージ
公務員は堅いイメージがあるかもしれません。私自身もそう思っていました。しかし、県職員も普通の人間です。皆さんとあまり変わりありませんので安心してください
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