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更新日:2019年5月16日

北アルプス地域振興局

大北の疎水(木流川)

木流川(きながしがわ:白馬村)における水路の維持管理活動

地域の概要

木流川は江戸時代後期に開削された農業用水路で、白馬山麓で切り出した薪を流し、下流の集落まで運んだことにちなんで名づけられたと言われています。
木流川は一級河川松川から取水し、その水辺や周辺の水田、林等に様々な生物を育んできています。山岳域にも近いため、流れ着いた種から育った高山植物には平地では珍しい種類もあります。


木流川

 

木流川の改修

生物が多く生息する木流川ですが、水路の崩壊・漏水が多く農業用水の機能を維持するためには膨大な労力と時間、経費が必要となってしまいました。
このため、平成4年~13年にかけて水路を含めた水辺環境の整備が行われました。
水路改修にあたっては、平成12年に設立されたボランティア団体の「木流川と親しむ会」を中心に木流川を管理してきた水利組合、農業者、地域住民、県・白馬村らが話し合いを行い、現在の風景を残し、自然環境・生態系に配慮した工法を取り入れた改修を行っています。

 


「木流川と親しむ会」の活動

木流川沿いには、かつてはより豊かな自然が残っていました。
「木流川と親しむ会」では、現在残っている自然と失われた自然の復元を目指すため、生態系保全や水質保全のための清掃活動をはじめ、新たにビオトープ池を整備するなどして多種多様な生物の生息環境の復元を試みています。
地域住民が手軽に、また普遍的に活動に取り組めるよう木流川を地域の人達の空間と位置づけ、みんなが遊べる、楽しめることをテーマに置いています。
このため、草刈りや清掃作業も「参加者が集まって自然と親しむ機会」と捉え、「作業時間は2時間以内」として、残りの時間を有意義にするため、観察会や勉強会の時間に充てています。

 

維持管理活動 夏の観察会 秋の観察会

木流川における維持管理活動

夏の観察会

秋の観察会

 

「木流川と親しむ会」の活動は、平成14年度に関東農政局農業農村整備調査計画等功労者として表彰されています。

 

今後の活動と課題

先人らの知恵と労力で守られてきた木流川は、幾年もの時を経て、白馬の山並み、周辺の田畑、水辺の木々や草花と一体となった風情を醸し出しています。
白馬村や関係地区では、木流川の果たす役割は農業のための用水路であることはもちろんのことですが、様々な行事や環境教育の場として活用されるなど、地域の財産として皆さんに親しまれる水路でありたいと考えています。
この水路の保全に欠かすことのできない管理については、関係5地区の皆さんと年1回(春)ゴミ拾いや草刈などの作業を行っています。また、「木流川と親しむ会」では独自に年5回の草刈と清掃活動、遊歩道の枝拾いや草刈等の整備を実施しながら、併せて春、夏、秋、冬の観察会や勉強会を実施しています。
貴重な地域資源を後世に残すためには、農家や地域住民だけでなくボランティア団体等が一体となって営まれている維持管理活動や環境教育等が今後も引き続き継続し、発展していくことが求められています。

 

お問い合わせ

所属課室:長野県北アルプス地域振興局農地整備課

長野県大町市大町1058-2

電話番号:0261-23-6513

ファックス番号:0261-23-6518

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