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更新日:2019年1月6日

新年のあいさつ(31年1月4日)

  • 日時:平成31年1月4日(金曜日)10時00分~
  • 場所:特別会議室(部局長会議)

知事あいさつ

改めまして皆さん新年あけましておめでとうございます。

今年の年末年始は比較的穏やかな日が続いたわけで、部局長の皆さんそして県職員の皆さんも、部署によっては勤務し続けた方もいると思いますけれども、ゆっくり休めた人たちが多いのではないかと思います。年も改まりましたので、新たな思いで県民の皆さまのために力を合わせて邁進していきたいと思います。どうか皆さま方のご協力をよろしくお願いしたいと思います。

今年から年始の仕事始めの式は省略、止めました。これはある意味、休める人はしっかり休んで英気を養ってもらおう、あるいは集まる時間を県民の皆さんのための時間に使ってもらおうという思いで変えたわけでありますので、今日も休んでもらっている部局長の皆さんもいると思いますし、県庁全体ではかなりの皆さんがゆっくりしていただいているのではないかと思います。ぜひこれは次のステップにしっかりつなげていってもらいたいと思います。

いつも講堂で話していますが、年頭に当たりまして私の方から少し私の思いと皆さんへのお願いをお話ししたいと思います。

今年は己亥(つちのと・い)ということで亥年です。この己亥とはどういう意味か調べてみると、己(つちのと)とは繁栄したものを統制するという意味があるようですし、亥は植物の生命の力が種の中に閉じ込められている状態だと言われています。少し私の思いを述べさせていただきますが、私は今年一年を次の時代に向けた大きく発展させるための準備期間、そうした一年になるように県政に取り組んでいきたいと思っておりますので、ぜひ皆さんにも一緒になって思いを共有して取り組んでいただきたいと思います。

今年は平成が新しい元号に変わる年でもあります。ちょっと平成を振り返ってみると、人口が増加するのが当たり前だった時代から人口が減るのが当たり前という時代になりました。平成の初めの頃はそろそろ人口減少になるのではないかと思いながらも、右肩上がりで何でも増加する計画を作らなければいけないという、ある意味行政には脅迫観念があった時代が続いたと思いますけれども、今やもう人口減少は織り込みながらいろいろな政策を打っていかなければいけない、そういう時代に明らかに変わっています。それからデジタル革命、スマホの普及やインターネットであったり、AI、IoTであったり、さまざまな技術革新がどんどん進む時代にもなりました。世の中の環境というのはこの平成の約30年間で大きく変わったと私は思っています。年末に各社からインタビューを受けましたけれども、質問のされ方がそれぞれのメディアによって違うので答えている内容はそれぞれでしたけれども、この30年間、私は「どういう時代だと考えますか」ということに対して、大変化の時代、激変だということでお話をさせていただきました。社会経済環境はまさに大きく変わってきたと思います。そうした中で私はこれから未来に向けて社会経済環境の変化をプラスに活かせるように我々の政策への向き合い方、取り組み方、こうしたものを変えるところからスタートしなければいけないのではないかと思います。どうしても我々の仕事の中身というのは国が法令で決めた中身、政策に従って取り組むことが多いわけでありますけれども、大きな変化の時代にあっては、むしろ我々自身が県民の皆さま方の声をしっかり踏まえて県民起点で政策をしっかり作り上げていくこと、そして世の中の変化を先取りしていくということが大変重要だと思っています。そういう中で、何点かの項目でぜひ皆さんと一緒に、この大きな変化の時代にあってしっかりとした政策を作ることによって世の中の変化を先取りした県にしていきたいと思っています。

まず一つ目が教育・人づくりへの投資と働き方改革についてということであります。大きな変化の時代、一番わかりやすいのは明治維新の頃かもしれませんけれども、一番重要なのは、新たな時代に一人一人の国民あるいは県民がしっかり適応していく、変化に対応できるそうした環境をつくっていくことが我々にとって重要な使命だと思っています。新しい総合計画でも学びの県づくりということをうたっているわけでありますけれども、ぜひこうした変化の激しい時代、そして大きく変化を起こさなければいけない時代にあって、教育そして人づくり、県として全力投球をしていきたいと思っています。もちろん狭い意味での子どもたちの教育、教育委員会の所管する教育だけではなくて、あらゆる分野における人づくり、能力開発、こうしたものにぜひ力を入れていっていただきたい。そして県組織自体も学ぶ県組織へと転換を図っていきたいと思います。それと併せて働き方改革、10日間の連続休暇ということも今年からスタートさせていこうと思っていますし、教育委員会はある意味先行して取り組んでもらっていますけれども、県のみの働き方改革ではなくて、本当に県民の皆さん一人一人が生きがいを持って働けるような環境づくり、そして働くことを希望する人たちが、女性も男性も、障がいがある人もない人も、歳を重ねても働くことができるような環境をつくっていくということが重要だと思っています。ぜひ教育・人づくりへの投資、それから働き方改革の推進を皆さんと一緒に問題意識を持って進めていきたいと思っています。ちなみに平成を振り返ると、私が公務員になった頃はまだ週休2日ではなかった時代で、土曜日は半日出てきてという時代だったですけれども、公務員の完全週休2日が国家公務員でスタートしたのが1992年、それから教育でいくと私は共通一次試験を最初に受けた世代でありますけれども、1990年から次の大学入試センター試験が始まって、また再来年度からは新しい大学入試の共通テストが始まるということで、働き方も昭和から平成に入って大きく変わりましたし、大学入試のあり方も変わってきましたが、さらにこれから未来に向けて働き方であったり学び方であったり、どんどん変わっていかなければいけないと思っています。ぜひ県職員の皆さんにも問題意識を共有して取り組んでもらいたい大きなテーマであります。

それから、そうした観点での二つ目でありますけれども、これ「しあわせ信州創造プラン」の中にも政策推進の基本方針として位置付けた生産性の向上、そして格差の是正。貧困をなくそうということを含めて生産性の向上、格差の是正ということにしっかり向き合っていきたいと思います。AI、IoT時代、新しい技術革新をプラスに積極的に活かしていかなければいけないと思います。これは働き方改革と相まって産業の生産性をどう上げていくかということが日本の発展にとっても長野県の発展にとっても極めて重要なテーマだと思います。産業労働部のみならず全ての分野で、我々公務員の生産性も含めてしっかり上げていくということが重要だと思いますし、そうしたことを通じて所得の再分配、格差ということがこの平成の時代になってすごく意識されるようになってきました。私も選挙期間中いろいろな方とお話をすると、やはりお子さんが多くいらっしゃるような家庭は非常に苦しいということも直接伺ってきています。ぜひ貧困の問題、格差の問題、こうしたことにもしっかり取り組む、生産性の向上と併せて県民の皆さま方が貧困や格差で悩む、苦しむ、こうしたことがなくなるように取り組んでいきたいと思います。世界の統計データ、年末になるといつも大前研一さんが自分の講演を私に送ってくれて、朝会のときに少し披露させてもらいましたけれども、世界ではこの30年間、株価も上がり、あるいはGDPも上がり、名目賃金もどんどん上がっているという中で、日本だけというと言い過ぎかもしれませんけれども、先進国の中でほとんど唯一、ほぼ横ばいあるいはマイナスというのが日本であります。世の中がどんどん大きく変わっていく中で変化に対応した政策をしっかり打っていかないと新しい次の時代は開かれない、開いていくことはできないと思いますのでぜひそうした問題意識を持って生産性の向上あるいは格差の是正に取り組んでもらいたいと思います。

それから少し観点変えますけれども、長野県にとって今年当面大きなイベント、まず「G20持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合」が開かれます。SDGs未来都市に選定をされた長野県として、あるいは環境エネルギー政策を牽引してきたという自負を持っている長野県として、ぜひこのG20大臣会合を成功させなければいけないと思います。同時にこの大臣会合の開催を契機として長野県自体の環境エネルギー政策もさらに進化をさせていくことが重要だと思います。ぜひこのことについては世界的な視点、グローバルな視点を持って各部局の皆さんと一緒になって取り組んでいきたいと思います。そして全国都市緑化フェア、信州花フェスタ、これも長野県の未来にとって非常に重要だと思っています。長野県は県土の中には緑が多いわけでありますけれども、必ずしも街の中の緑が多いわけではない。人をひきつける快適な県づくり、新しい総合計画にも位置付けていますけれども地域間の競争力を上げていく上ではこうしたまちづくりに対してもしっかり目を向けて取り組んでいくということも重要だと思っています。ぜひこの花フェスタ、長野県のまちづくりが大きく変わるきっかけにしていきたいと思っています。

いろいろなことを申し上げましたけれども、ぜひ県職員の皆さんと共有したいのは、今まさに大きな変化の時代だということ、そして変化の時代にあって、ぜひ変化を先取りする県でありたいと思っています。そうした観点で教育や人づくりへの積極的な投資、働き方の改革、さらには生産性の向上と格差の是正、こうしたものにしっかり取り組んでいきたいと思いますし、また今年開催されますG20大臣会合、あるいは信州花フェスタ、こうしたものを未来の長野県づくりにしっかり結び付けていきたいという思いであります。ぜひ皆さんにはこうした観点でご協力をいただきたいと思います。

最後にもう一点だけ付け加えさせていただきますと、あまり喜ばしい話ではないですけれども、過去振り返ると亥年というのは非常に大規模な災害が発生した年であります。1923年の関東大震災、あるいは1995年の阪神淡路大震災、いずれも亥年でありますし、ちょうど今から60年前の1959年、伊勢湾台風で大きな被害が発生しています。今年一年、長野県も日本全体も、そして世界も平穏な平和な年、災害のない年であることを心から願っていますが、しかしながらいついつこうした災害に見舞われるかわかりません。ぜひ日頃の備えを改めて皆さんと一緒にしっかり行っておきたいと思いますし、来年度予算、あるいは今年の補正予算、国においても防災・減災対策、国土の強靭化、こうした取り組みへの予算措置がなされておりますので、こうしたものも積極的に活用して、災害に強い長野県をぜひ皆さんと一緒につくっていきたいと思います。

いろいろなことを申し上げましたが、今年一年、私も全力で県政に向き合っていきたいと思います。どうか部局長の皆さん、そして県職員の皆さんには、県民の皆さま方の思いにしっかり寄り添って、一緒になって県政を前に進めていただきますことを心からお願いを申し上げます。今年一年が県職員にとっても県組織にとってもしっかりした、発展する良い年でありますこと、そして県民の皆さま方がこの一年幸せで暮らす良い年になりますことを心から願って私からの年頭のあいさつとしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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