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更新日:2019年4月1日

新規採用職員任用式(平成31年4月1日)

  • 日時:平成31年4月1日(月曜日)10時30分~
  • 場所:県庁講堂

知事訓示

 本日、205名の皆さんに新しい県職員になるための辞令をお渡しさせていただきました。皆さんに対して心からの歓迎と、そしてお祝いのあいさつを申し上げたいと思います。ちょうど11時30分、新しい元号が発表されますね。

 まず皆さんとはぜひ楽しく一緒に仕事をしたいと思います。毎年そうなんですけれども、私は新採の皆さんに辞令を交付させていただくと、どうもニコニコしてしまって、なんとなく心がウキウキしてしまいます。それは新しい仲間を迎えて一緒に仕事ができる喜び、そして皆さんがこの県庁の職員として、第一歩を記す今日、非常に緊張感を持っている方は多いと思いますけれども、初々しい姿で、それぞれの決意と思いの下に集ってもらえているということ、大変うれしく感じています。

 とくに今日は新しい年度が始まるということに加えて、新しい元号が公表されるということで、いつも以上に未来に向けて希望をもって県民の皆さんのための仕事をしていかなければいけないなと、私自身、思いを新たにしているところですし、今日辞令を受け取った皆さんも、それぞれいろいろな思いがあると思います。

 私からは皆さんにこの機会に何点かお話しをしたいと思います。

 1つは、まず皆さんはなぜ公務員になったのか、県職員になったのか。自分の得意分野を生かして長野県を発展させたい、あるいは困っている人がもっと笑顔になれるように応援をしてあげたい、いろんな動機、いろんな思いがあると思います。ぜひ皆さんには今日の気持ちを持ち続けていただきたい。また、皆さんはこれからいろんな仕事を経験されることになると思いますが、同じような分野の仕事でも、立場によって、あるいは場所によって、仕事の仕方もやることも変わってくると思います。ですが常に覚えておいてもらいたいのは、自分は何のためにこの仕事をしているのかという目的です。そのことはぜひいつも考え続けてもらいたいと思っています。

 私に比べると皆さんはITとかデジタル社会に精通されている人たちは多いのではないかと思いますが、人間の仕事は、これからAIやロボットにとって代わられるんじゃないかと言われています。たしかに効率性を上げたり、生産性を上げたりするのに、AIやロボットは役に立つと思いますけれども、私たちが何をすべきか、何のためにここにいるのかということは、人間がしっかり考えなければいけませんし、私たちでなければ、考えることはできないと思っています。

 時々私自身も自分が何のためにこの仕事をやっているのかなと、わからなくなってしまうこともありました。そういうときは原点に立ち返って、皆さんにとっては今日この日ですが、何のために自分は県の職員になったのかというところから思い起こしてもらえると、必ず、そのときやっている仕事の目的は何なのかということを見出すことができると思います。

 今日もこの場には多くの障がい者の人たちが、一緒に皆さんと辞令を受けています。私からも、長野県も障がい者の法定雇用率の算定誤りがあったということについては、この場をお借りしてお詫びをしたいと思います。なぜそのようなことになったのかというと、私はやっぱり目的を間違っていたのではないかと、我々の認識が誤っていたのではないかと思います。法律で何パーセント、障がい者を雇うということが決まっています。私たち長野県も、その目的を達成しているからいいのではないかという発想になってしまっていたことを反省しているところです。でも、法定雇用率を達成することだけが目的ではないと私は思っています。もちろん達成しなければいけない目標ではありますけれども、障がいがあっても、なくても、すべての人たちが県職員として働きやすい環境を作っていくこと、そしてみんなが生き生きとして仕事ができるような取組をしていくこと、本当はそれが目的であると思います。だけど数字を達成することがいつのまにか目的になってしまって、仕事の仕方を誤ってしまうことになってしまったと思っています。

 皆さんがこれから取り組んでいく仕事というのは、県民の幸せにつながる仕事です。そして私たちが暮らすこの長野県が発展していくための仕事です。ですが、日々の仕事に忙殺されていると、目の前にあることに一生懸命になって、その先の目的はいったい何だったのだろうということを時々忘れてしまいかねない、忘れてしまうと今申し上げたような誤りをしてしまうことになりかねないと思っています。ぜひ皆さんには、仕事の目的、何故私はこれをやっているんだ、誰のために、何のためにやっているんだということを常に考え続けてもらいたいと思っています。

 この際、申し上げますけれども、私は県の組織、あるいは長野県全体は大きな船だと思っています。200万人を超える人たちが乗り込んでいます。そして、皆さんは今日からその船の乗組員です。それぞれいろんな仕事ありますけれど、でも船をイメージしてもらえば、みんな共通の目標に向かって進行しているんです。安全に航海をすること、そして乗船しているお客さんたちが気持ちよく快適に過ごしてもらえるよう、操縦している人もいれば、機関士業務をしている人もいれば、料理をしている人もいれば、掃除をしている人もいれば、いろいろな人が大きな船の航海に関わっています。その仕事一つひとつの仕事を見れば、まったく違う仕事をやっていますけれど、船の航行はきちんと目的地に着くように、そして気持ちよく、お客さんが過ごしてもらえるように、同じ目的で、仕事をしているわけです。

 長野県の組織も同じです。今日もいろんな職場の辞令を渡させていただきました。もちろん皆さんは職場で与えられた仕事をしっかりと責任もって、やってもらいたいと思いますけれども、常に私たちは県民の皆さんのために仕事をしているんです。同じ目的の下に集っているんだということをぜひ忘れずにいて欲しいと思っています。

 長野県は新しい総合5か年計画、しあわせ信州創造プラン2.0を進めています。「確かな暮らしが営まれる美しい信州」を作ろうと明日への希望と暮らしの安心に満ちた長野県を作っていこう、これが、私たちが目指す方向性であります。ぜひ、皆さんにはこうした目標を共有してもらいたいと思いますし、もう一つ、総合計画が「学びと自治の力で拓く新時代」ということを謳っており、これは私たち長野県のDNAに刻まれているといっても過言ではない重要なキーワードだと思っています。ぜひ政策を進めるにあたっても、学びと自治、意識してもらいたいと思いますし、皆さんがそれぞれ仕事をするにあたっても、常に学び続けてもらいたいと思っています。県の職員になって、学びが止まってしまっては困ります。世の中はどんどん変化しています。新しい技術、新しい考え方、どんどん出てきます。ぜひ学び続けてもらいたいと思いますし、私たちは自治体です。大変規模が大きいけれども、市町村と同じ自治体です。自分たちのことは、自分たちで考える。もちろん国からの補助金を返上しろとは思いませんが、私たちがやらなければいけないのは、県民の皆さんの思い、声にしっかりと向き合って、どうすれば県民の皆さんがもっと安心してもらえるのか、どうすればもっと希望をもって暮らせるのか、そうしたことにしっかりとフォーカスをしてもらいたいと思います。

 たった今、新しい元号「令和」が公表されたようですが、今申し上げたことはしっかりと頭に刻み込んでいただいて、この新しい令和の時代、皆さんが県において活躍してもらう時代になっていくわけですので、力を合わせて取り組んでいってもらいたいと思います。

 私からもう1点だけ。私の好きな言葉の一つに、人間万時塞翁が馬という言葉があります。皆さんも聞いたことがあるかと思いますけれども、いいことがあっても悪いことがあっても、それはいいことにつながっているかもしれないということを意味していますけれど、これから皆さんが県の職員として仕事をしていく中では、大変なこととかつらいこともたくさんあると思います。その反面、うれしいことや楽しいこともいっぱいあると思います。

 私は昔、ギランバレー症候群という病気で入院をしていました。ひどいときには手も足も動かないという状況でした。おかげさまで今は完治をしましたけれど、そのときの経験がなければ、人に対する思いやりは、もっと欠けていたと思います。こうやって立って歩くことができているだけで、幸せだと思っています。

 皆さんもこれまでつらい経験があったかもしれません。でもそれは未来に向けて必ず役に立つと思います。そしてこれからも皆さんにとって楽しいこともあれば、つらいこともあると思います。でもぜひ皆さんは、全体の奉仕、県民の皆さんのためにがんばらなければいけない立場です。どうか常に前を向いて、県職員としての誇りをもって、これからの人生をしっかりと歩んでいってもらいたいと思います。

 皆さんまだ、県の職員になったばかりですから、すべてのことができなくて当たり前です。私たちは組織で仕事をしているんですから、一緒になって、助け合って、励まし合って、仲間として、チームとして、仕事をしていきましょう。

 これからの令和の時代が長野県にとって、すばらしい時代になるようにそして皆さんが長野県職員として、初心を忘れず、活躍してもらえることを心から願って、私からのお祝いと歓迎のあいさつとしたいと思います。

 がんばっていきましょう。よろしくお願いします。

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