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更新日:2023年3月10日
県民文化健康福祉委員長報告
県民文化健康福祉委員会に付託されました、議案及び請願、陳情に対する審査の経過と結果について御報告申し上げます。
知事提出議案につきましては、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定し、陳情につきましては、書面で御報告申し上げたとおり決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして、議論されました主な事項について申し上げます。
初めに、県民文化部関係であります。
県民文化部からは、ヤングケアラーについて、早期に発見・把握し、必要な支援に結び付けるため、専用相談窓口の設置、市町村との連携調整や支援体制の構築を後押しするコーディネーターの配置など、支援体制を整備していくとの説明がありました。
委員からは、潜在化しやすい当事者に対する具体的な事業内容を質したほか、「家庭内の問題」という風潮を克服する観点での取組を求める意見がありました。
また、大学等立地促進事業について、若者の県内定着の点で評価する一方、多様性の世の中で子どもたちの未来や幸せのために、どういった人材育成をするのか明確にする必要があるとの意見が出されるなど、様々な議論がありました。
次に、健康福祉部関係であります。
「誰も自殺に追い込まれることのない信州」を目指して自殺対策を推進していくとの説明に対し、委員からは、自殺未遂者の支援について質問がありました。
健康福祉部からは、未遂者が再び自殺を図ることを防ぐための支援が重要であるとした上で、圏域ごとに支援の枠組みや関係機関の具体的な連携方法を検討していくとの答弁がありました。
また、新型コロナウイルス感染症を5類感染症に移行する政府方針について、健康福祉部としての受止めや、移行後の高齢者施設への支援などに関し、様々な質問や意見が出されたところであります。
以上をもちまして、委員長の報告といたします。
危機管理建設委員長報告
危機管理建設委員会に付託されました議案及び請願、陳情に対する審査の経過と結果について御報告申し上げます。
知事提出議案につきましては、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定し、陳情につきましては、書面で御報告申し上げたとおり決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして、議論されました主な事項について申し上げます。
初めに、建設部関係であります。
建設部からは、県発注工事における週休2日等を見込んだ適切な工期設定や施工時期・発注時期の平準化、また、市町村発注工事における週休2日の確保の支援など、建設産業の働き方改革推進の取組について説明がありました。
委員からは、建設現場における労働環境の改善、就業者の処遇改善を促がし、3K(きつい、きたない、危険)から新3K(給与、休暇、希望)への転換を図り、建設産業で働く人材の確保と定着を更に推進してほしい、との意見がありました。
また、委員からは、大雪となった1月24日から25日、2月10日から11日における除雪等の対応について質問がありました。
建設部からは、大雪時は大規模な車両滞留の回避に取り組んでおり、国、高速道路会社、県、警察からなる幹線道路連絡会議において情報を共有し、通行止めの可能性のある区間について周知したうえで高速道路、国道、県管理道路を同時に通行止めとし、集中除雪を実施した。また、少雪の年でも、除雪機械の維持管理費や待機費用などの固定経費を除雪費として積算することで、除雪業者の適正な利潤の確保に取り組んでいる、との答弁がありました。
次に、危機管理部関係であります。
危機管理部からは、火山防災について、御嶽山でのシェルターの設置は今年度で完了したが、この対策だけでは十分とは言えず、常時観測による火山活動の把握、登山者への迅速で確実な情報提供、平時からの防災教育など、ソフト面の対策も重要であることから、「信州 火山防災の日」制定を契機に、更に複合的な防災対策を進め、他の火山の防災にも活かしていく、との説明がありました。
委員からは、「信州 火山防災の日」の制定により、様々な情報発信や、火山防災に係る活動を強化することで、県民や火山を訪れる多くの皆さんの火山防災意識を高めていくことが大切である、との意見がありました。
以上をもちまして、委員長の報告といたします。
環境文教委員長報告
環境文教委員会に付託されました議案及び請願、陳情に対する審査の経過と結果について御報告申し上げます。
知事提出議案につきましては、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決または同意すべきものと決定し、陳情につきましては、書面で御報告申し上げたとおり決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして、議論されました主な事項について申し上げます。
初めに、教育委員会関係であります。
教育委員会からは、目指す姿を「個人と社会のウェルビーイングの実現」とする、第4次長野県教育振興基本計画の策定状況や、この計画に示す方向性に沿った新年度の取組について説明がありました。
委員からは、パブリックコメント等で頂いた様々な意見を取り入れるなど、県民とともに策定した計画となるよう努めることや、教職員などの教育関係者をはじめ、より多くの県民に対し、分かりやすく丁寧な普及に努めるなど、計画の実現に向け、積極的に取り組むよう意見が出されました。
併せて、個別最適な学びの研究や、インクルーシブな教育の推進、教職員の研修の充実や資質向上などを推進していく施策に対しても議論が交わされました。
また、公立中学校休日部活動の地域クラブ活動への移行について、委員からは、円滑かつ着実に進めるよう意見が出され、教育委員会からは、学校部活動や地域クラブ活動の在り方などを関係者と検討し、本県における取組の方向性を決定することや、市町村の取組への支援をしていくとの答弁がありました。
次に、環境部関係であります。
環境部からは、来年度を計画初年度とする第五次長野県環境基本計画等に基づき、環境施策を着実に進めていく旨の説明がありました。
委員からは、産学官、その他あらゆる主体によるプラットフォーム「くらしふと信州」における様々なプロジェクトの成功を期待することや、取組を県民や市町村などに広く周知するとともに、関係部局と連携し、2050ゼロカーボンの実現に向け努力するよう意見が出されました。
また、社会資本整備総合交付金事業における不適切な事務処理について、委員からは、今後再びこのような事案が発生しないよう、事務処理体制の見直しを行うなど、再発防止に取り組むよう意見が出されました。
このほか、太陽光発電設備に係る条例制定や再エネ普及に向けた支援、山岳環境保全など、様々な意見が出されたところであります。
以上をもちまして、委員長の報告といたします。
産業観光企業委員長報告
産業観光企業委員会に付託されました議案及び請願、陳情に対する審査の経過と結果について御報告申し上げます。
知事提出議案につきましては、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定し、陳情につきましては、書面で御報告申し上げたとおり決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして、議論されました主な事項について申し上げます。
はじめに、産業労働部関係であります。
産業労働部からは、産業の創出・振興を目指したDX・GX等への重点的な支援や産業人材の育成・確保を推進するとともに、新型コロナウイルス感染症・価格高騰への継続的な対応により、「暮らし」と「産業」を支えていくとの説明がありました。
委員からは、コロナ禍等で既に融資を受けている事業者の経営継続を危惧する意見が出され、返済負担の軽減措置や利子補給など、引き続きの金融支援を求めました。
この他、後継者不足等が課題となっている伝統的工芸品産業の振興や、次年度から始まる奨学金返還支援制度への企業の参画状況、幅広い業種における労働環境の改善などについて様々な意見や質問が出されました。
次に、観光部関係であります。
観光部からは、コロナ禍で停滞した観光交流の回復を目指し、「観光地域づくり」、「プロモーションの展開」、「インバウンドの推進」を柱に、世界水準の山岳高原観光地づくりに取り組んでいくとの説明がありました。
委員からは、独自の自然や文化、歴史を観光資源とした持続可能な観光地域づくりを求める意見のほか、マーケティング力の強化をはじめとした地域課題に対応するための人材育成を進めることなどについて様々な意見が出されました。
次に、企業局関係であります。
企業局からは、官民一体となって電源開発の加速化を図る「信州Green電源拡大プロジェクト」の取組や、石川県で発生した大規模断水に対する給水応援派遣などについての説明がありました。
委員からは、小水力発電の事業化支援等を含めた更なる再生可能エネルギーの普及拡大や、水道管の凍結破損を防止するための空き家情報の把握・水道メーター位置の台帳整備などについて、意見や質問が出されたところであります。
以上をもちまして、委員長の報告といたします。
農政林務委員長報告
農政林務委員会に付託されました、議案及び陳情に対する審査の経過と結果について御報告申し上げます。
知事提出議案につきましては、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして、議論されました主な事項について申し上げます。
初めに、農政部関係についてであります。
委員からは、有機農業など環境にやさしい農業について、栽培技術が確立されていないなどの課題がある中で、県として具体的な支援を行っていく必要があると意見が出されました。
農政部からは、先駆的な栽培事例の収集やオーガニックアカデミーでの技術習得、学校給食での利用など、生産と消費の両面から総合的に支援を行うとの答弁がありました。
また、委員からは、肥料・飼料の価格高騰の影響を受ける農家への支援の継続が必要との発言や、アニマルウェルフェアに配慮した家畜の飼養管理の推進、ワンヘルスへの取組を求める意見が出されました。
次に、林務部関係についてであります。
委員からは、主伐・再造林を推進するに当たり県有施設の木造化や公共事業への木材利用など、県産材の積極的活用を求める意見が出されました。
林務部からは、庁内の連絡会議を活用し、県産材利用の促進や進捗管理を図っていくとの答弁がありました。
また、委員からは、森林所有者とその後継者に対し、より森林に関心を持つよう働きかけるべきとの発言や、策定中の「長野県森林づくり指針(案)」について、めざす森林の姿や、適切な林内路網の開設、親しめる里山の整備などについての意見が出されました。
このほか、林業人材の確保・育成や松くい虫被害への対応など、様々な議論が交わされたところであります。
以上をもちまして、委員長の報告といたします。
総務企画警察委員長報告
総務企画警察委員会に付託されました議案及び陳情に対する審査の経過と結果について御報告申し上げます。
知事提出議案につきましては、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定し、陳情につきましては、書面で御報告申し上げたとおり決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして、議論されました主な事項について申し上げます。
初めに、警察本部関係であります。
委員からは、本年4月1日からの自転車乗車中の「ヘルメット着用の努力義務化」に向けた取組について質問が出されました。
警察本部からは、ヘルメット着用は命を守るために重要であり、着用率の低い高校生や、事故死者率の高い高齢者を重点に、関係団体と連携した啓発活動等を行い、着用率の向上を図っていくとの答弁がありました。
次に、総務部・企画振興部関係であります。
委員からは、「しあわせ信州創造プラン3.0」のサブタイトルにある「大変革への挑戦」に対する取組について質問が出されました。
企画振興部からは、計画に掲げた八つの「新時代創造プロジェクト」を進め、基本目標「確かな暮らしを守り、信州からゆたかな社会を創る」の実現に向けて、5年間で具体的な成果を得られるよう取り組んでいくとの答弁がありました。
また、委員からは、総合5か年計画の推進等に必要な行財政基盤について質問が出されました。
総務部からは、社会の変化等を捉え、学び続けること、課題対応への組織風土を変えていくこと、また、持続可能な行財政基盤等が不可欠であることから、今後、新たな行政・財政改革方針に沿って取り組んでいくとの答弁がありました。
このほか、男性職員の育休取得の促進等についても、様々な意見が出されたところであります。
以上をもちまして、委員長の報告といたします。
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