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更新日:2019年4月8日

動物愛護センター

ブタさん、いのちをありがとう

ハローアニマルでは「ブタさん、いのちをありがとう」をアニマルシアターでイベント時など不定期で上映しています。

“食べる”ことは“命を受け取る”こと…

食の大切さ、命の大切さ、そして感謝する心。

私たち大人もおろそかにしがちな“大切なこと”の数々を、今だからこそ、子どもたちに伝えたい…

長野県職員の熱い想いが、職員自らの手によって13分のDVDに結実しました。

小学5・6年生向けですが、大人の心にも響く作品です。

ハローアニマルにご来館の折には、是非、子どもたちと一緒にご覧ください。

豚肉の「ブタさん」はおとといまで仲間と一緒に生きていました お乳をもらっているブタさん 生産農家で大切に育てられます ブタさんはと畜場で生体検査されます
ブタさんは内臓などに病気がないか獣医師が検査します 枝肉の検査をします お肉は衛生的にパックされます ブタさん、ウシさん、トリさん、いのちをありがとう

製作スタッフからひとこと

佐藤彰一郎(前上田食肉衛生検査所長)昭和40年頃まで、地方の農家にはニワトリが歩き回り、家畜小屋にはブタ、ヤギ、ウサギやウシを飼っており、これら家畜の世話は子どもの仕事でした。のんびりしたこの頃には、寝そべっているウシに寄りかかって数分もすれば、ウシは体温が高いために触れている部分がじっとりと汗ばみ、暖かいウシを実感したものです。また、庭先で父親がニワトリを捌いて、お客さんの来訪時や暮れのご馳走に振る舞っていたように思います。

この時代を過ごした人はニワトリにはかわいそうな思いを残しながら美味しくいただいたものでした。

今では、地方に暮らす子どもたちでさえも、ウシやブタを見たこともない、触れたこともないという子どもが多く、彼らの命をいただいて出来た食肉は、肉屋さんのショーケースの中にきれいに並べられて、あるいはスーパーマーケットできれいにパックに盛られて販売されています。今朝、あるいは数日前まで、我々と同じように暖かい血が全身をめぐって生きていた彼らを想像することは難しいのではないでしょうか。焼肉屋さんではコンロの片隅に黒こげにされた肉の山を見ることが多く、家畜から直接命をいただく仕事をしているミニは大変悲しい思いです。

「ブタさん、いのちをありがとう」は、家畜の代表としてブタを例にとり、誕生からと畜、飼いたい、そして小売店に並ぶまで、多くのヒトの手を経て豚肉になる過程をまとめたDVDです。ショッキングな映像もありますが、現実です。私たちは家畜の命をいただいて食肉を食べることで命を永らえ、命をつないでいくだけでなく、皮や医薬品の一部など、家畜から多くの恩恵を受けているのです。

このDVDを見て、現実を受け止め、自分の命と自分を大切にし、また自分以外の人の命と自分以外のヒトを思いやる、優しく強い心を持ったヒトになることを意識していただければ幸いです。

 

原夕美(前秘書チーム)「ブタさん、いのちをありがとう」をつくれたことに、ありがとう。

「こんな作品を作って、子どもたちに届けたい・・・」そう語って下さった佐藤彰一郎さんの熱く優しい瞳を見て、私は「喜んで引き受けます」を胸を熱くしました。脚本を完成させるまでの過程で、ブタの誕生から店頭に並ぶ豚肉になるまでの全てを、この目で見て、言葉に仕切れないほど多くのことを感じました。

~「これを受け止めずして、本当に“食”や“命”を考えられるのだろうか」~

生きること、優しさ、人としての強さ…それを単に言葉ではなく、心の奥深くで理解するために大切なことが、そこにあったのです。精一杯の思いを込めて、大切にこの作品を「手作り」しました。一人でも多くの方々に、“本当のいただきます”と“本当のありがとう”をじっくり感じていただければ幸いです。

 

製作スタッフ

  • 監督
    佐藤彰一郎
  • 脚本・製作
    原夕美
  • 撮影
    佐藤彰一郎・原夕美
  • イラスト
    赤池拓美
  • ナレーション
    赤池拓美・原夕美

お寄せいただいた感想

DVD「ブタさん、いのちをありがとう」へ、世代を超えてたくさんの感想が寄せられています。

「食」と「命」の大切さを子どもたちに伝えようと長野県職員が制作したDVD

ご覧になった皆様からいただいた感想をご紹介します。

<小学2年生から>

  • ブタさんは、いのちをかけて、みんなの体をまもってるんだねって、おもいました。
  • 赤ちゃんをうむときに、ぶたはくるしかったと思います。だけど、大きなぶたさん、よくがんばったなって思いました。
  • ぶたをそだてている人ありがとう。ブタさんいのちをありがとう。
  • わたしがたべるときに、かならずのこさずたいせつにする。
  • いのちをもらっているから、いのちをありがとう。一ぴきずつそだててくれてありがとう。

<小学3年生から>

  • いき物のいのちをもらった、わたしたち自分のいのちを大切にします。
  • ブタさんはかわいそうだけど、みんなのいのちになっているんだなと、わかりました。
  • こんどからブタの肉を食べるときは、ブタさん「ありがとう」と言って食べたいです。

<小学4年生から>

  • ビデオを見て、ブタさんが命をおとすのがかわいそうでした。でも、ぼくたちがお肉を感しゃして食べると、ブタさんがよろこんでくれると思いました。
  • 人間の命をささえているのに、なにもしらないでたべるのはいけないと思いました。ちゃんとたべる前に「いただきます」と言いたいです。
  • 私たちが生きていくためには、動物たちの命をもらわないと生きていけないから、心から感しゃをして食べたいと思いました。

<小学5年生から>

  • ご飯を食べる時、「いただきます」とお母さん1人だけ、かんしゃして食べていました。でも、このお話を聞いて「お母さんだけでなく、材料を作ってくれる人、食べられてしまう動物にかんしゃをしないといけないんだ」と思いました。

<小学6年生から>

  • ブタは、自分の命をみんなに分けてくれてるような気がしました。
  • 人間の命はたくさんの命から出来ているという事を知りました。これからは、人間のために命をうしなったたくさんの命に感謝して食べていきたいです。
  • いつも給食で出ている肉や野菜は、命が一つしかなくて、それをぼくたちは食べているんだなーと思いました。毎日残さず食べて、生き物の命を大切にしたいです。
  • 改めて他の生き物の命をいただかないと、生きて行けないことを知った。「もっと味わって食べなきゃ」とか「自分のことをもっと大切にしよう」と思った。命をくれたすべての生き物に感謝をして食べるようにしたい。

<中学3年生から>

  • 私たちがいつも見るお肉はパックに入れられていて、そのパックを見ても今まで特に何も思わなかったけど、ちゃんと命があって大切に扱われてきた物なんだ、とビデオを見て思いました。そう思うと、簡単に食べ物を残してはいけないんだ、と思います。
  • 私は小学校の頃、肉がきらいでよく残していたけど、それは命をくれたものに対して本当に悪かったと思った。命をくれたものの命を、捨てていたことだったんだな、とわかった。これからは、世界中の命に感謝して、楽しく残さず給食を食べていければいいと思った。
  • どのようにしてブタが肉になるんだろうなんて、考えてもみたことがなかった。殺されてからも肉になれないで、捨てられてしまうブタもいるなんて・・・かわいそう。肉になるまでには、いろいろな人が関わってくれていることがわかった。本当にすべてに感謝をしていかなければいけない、と思った。
  • 今までは何気なく言っていた、「いただきます」や「いただきました」の深い意味が、あらためてわかりました。
  • やっぱり自分の命のためといっても、他の命を殺してしまうことは、かわいそうだと思った。だからこそ、「ありがとう」の気持ちを忘れないようにしたいと思った。
  • 鳥にも牛にも豚にも、人間にも、同じ重さの命がある訳だから、豚が死ぬのと人間が死ぬのを同等な事として考えないといけないと思った。
  • コンベアに入れられる前の一列に並んだブタたちが頭から離れなくて…残酷だと思ったけど、それは私たちのためであることを常に忘れちゃいけないと思った。そして、いつもちゃんと生きようと思った。

<大人の方々から>

  • さっそく子どもたちに見せました。子どもたちの感想は「かわいそう」…表現のボキャブラリーが少ないし、殺されてしまうブタを単純に「かわいそう」としか言えなかったのかも知れませんが、その後に確実に効果が現れました。ご飯のとき、肉、魚にかかわらず、「ブタさん、いただきます」「魚さん、いただきます」と言うようになり、骨の周りやヒレ近くの肉も「全部食べてあげなきゃ魚さんに申しわけない」と言って食べるようになりました。大人でも、わかっているようで何となく流していた毎日。食べ物を初めとして、モノがあり余っているこの時代、今一度じっくり考え直して、子どもたちに伝えていかなければなりませんね。
  • 私も小さい頃、家で牛やヤギなどを飼っていました。祖父や祖母が世話をしていたのを思い出しました。身近では見ていたものの、お肉を食べる時には何も考えずに食べていました。ましてや屠殺されるところを見たことがなかったのです。DVDを見た時、ちょっとショックでした。しかし、豚や牛などの肉を食べているのは事実です。私たち人間は、それらを食べることによって生かされているのです。命をいただいているのです。ふだん何も考えずに食べていた肉を、これからは見方が少し変わりました。豚さん、牛さん、そして私たちの食卓に食べられる状態にして下さる方々にも感謝しながら、残さずおいしくいただこうと思います。
  • 命が繋がっているという大切なことを、深くしっかりと心に留めることが少ない人の多いことを、とても悲しく思っておりましたが、こんな形で素晴らしいものを作って下さっている方々がおられることを知り、嬉しいと思うと同時に大きな感謝です。学生達に見せ、考えさせる時間を、授業の中に入れていきたいと思っています。
  • 娘から「給食の甘夏をみんな食べないんだよね」と聞きました。理由は面倒だから…手がベタベタするから…それでいいのかな…もっと食に対して欲とか感謝があってもいいのではと思い、学級PTAでも少し話し合いをしました。そんな思いの時にテレビで知って、子どもたちに見せたいと思い、DVDを送っていただきました。みんな素直に内容を受け止めてくれて、一人ひとり全員がまじめでしっかりした感想文を書いてくれたことに感激しました。これから先、食べ物や色々な方々への感謝が薄れてしまう時があるかも知れませんが、何かの時にDVDの内容を思い出してくれたら嬉しいと思います。中学3年生という時期にこのDVDを見たことが、これからの進路にもプラスになればと願っています。

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お問い合わせ

所属課室:長野県動物愛護センター 

長野県小諸市大字菱平字前新田2725

電話番号:0267-24-5071

ファックス番号:0267-26-3282

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