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更新日:2021年12月20日
動物愛護センター
8月31日土曜日に開催した今年度第2回目の「ハローアニマル公開講座」は、
防災週間(8月30日から9月5日まで)にちなんで、
「人とペットの災害対策~飼い主だからできること~」を用意しました。
前回に引き続き、今回も米国獣医行動学専門医で、埼玉県川口市の「どうぶつの総合病院」の行動診療科医である
入交眞巳(いりまじりまみ)先生をお招き、災害が発生する前及び発生した時に飼い主さんが取るべき行動等を
分かりやすくお話していただきました。
災害発生時に、なにより優先されるのは人命ですが、かけがえのない家族の一員であるペットを救護することも
重要で、同行避難が原則です。また、いざという時のためには、平常時からの準備が重要で、
迷子札やマイクロチップ等による「所有者明示」、クレートトレーニング等の「しつけ」、
ワクチン接種等の「健康管理」が必要です。
その中で特に、飼い主と動物との間に信頼関係を構築しながら、根気よく「しつけ」をすることが
災害への備えに繋がること、また、災害発生時に犬や猫が受けた不安やストレス等の気持ちの読み方と
その解消方法にまで踏み込んで説明していただきました。
飼い主と動物との間に強い信頼関係を構築することの重要性を、入交先生は力説していらっしゃいました。
動物たちとのふれあいや世話を通して、動物への理解を深め、動物の扱い方や飼い方を学んでもらうことを目的に、
毎年、事前に申込みのあった中学校や高校の生徒を「職場体験」事業として受け入れています。
今年度も7月以降、10校以上の生徒にセンターの施設見学や業務を体験してもらっています。
参加した生徒は、目を輝かせながら体験学習を楽しんでいました。
中には、将来、動物関係の仕事に就きたいという夢を語ってくれる生徒もいました。
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