ここから本文です。
更新日:2021年2月9日
安曇野建設事務所
安曇野建設事務所が所管する安曇野市は、長野県のほぼ中央部に位置し、豊かな自然と優れた景観に恵まれ、観光や豊富な水の恵みを活用した産業が盛んな田園産業都市です。「安曇野」とは、安曇野市を中心とし、北安曇地域の一部と松本市梓川地区を含む総称です。
安曇野市は、西側に燕岳(つばくろだけ、標高2,763m)、大天井岳(おてんしょうだけ、又は、だいてんじょうだけ、標高2,922m)、常念岳(じょうねんだけ、標高2,857m)、蝶ヶ岳(ちょうがたけ、標高2,677m)など3千m級の山々が連なる北アルプス連峰がそびえ立ち、中部山岳国立公園となっています。これら山岳地帯を源として高瀬川、穂高川、烏川、黒沢川、万水川などが流れ、上高地を源とする犀川と合流し、豊かな水環境をもたらしています。これらの河川により、なだらかな扇状地や平地が形成されたことで、「安曇野」を象徴する田園風景が広がり、「安曇平」とも呼ばれ、多くの人に親しまれています。
管内は南北約21km、東西約26km、面積約332km2で、ほぼ中央を一般国道147号とJR大糸線が南北に並行し、東側には長野自動車道と一般国道19号及びJR篠ノ井線が並行しています。これらを交通の骨格とし、東西を結ぶ県道によりネットワークが形成されています。昭和63年の長野自動車道豊科(現在、安曇野)インターチェンジの開通、平成22年の梓川スマートインターチェンジの開通などにより、観光や製造業等の産業が発展し、現在の安曇野市の産業都市の基盤を支えています。
安曇野建設事務所の位置は、北緯36度18分09秒、東経137度53分58秒であり、標高は550.0mです。
安曇平はフォッサマグナの西縁に位置し、糸魚川静岡構造線とそれに並行して走る断層が存在する構造となっています。国の地震調査研究推進本部は「糸魚川-静岡構造線断層帯の長期評価(第二版)」を平成27年4月24日に発表し、マグニチュード8程度の地震の発生確率が、小谷から明科の区間は0.008%~15%、明科から諏訪湖南方の区間は13%~30%であるとしています。
地層は、沖積層及び洪積層で構成され、洪積層は北アルプスの山麓から約2kmの幅で南北に分布し、耕地を形成しています。山麓から流れ出る河川は、砂礫層のため水の浸透性が極めて大きく、一級河川黒沢川は、いわゆる尻無川となっています。上流部で伏流した水は、三川合流地帯で湧水となって現れ、これを利用したワサビの栽培やニジマスの養殖は全国的に知られています。
また、北アルプスのうち常念岳より南方の山地は堆積岩の古生層で、北方の山地は火成岩の花崗岩地帯となっています。
安曇平の過去10年間の気象状況は、年平均気温が約12℃、平均年間降水量が約1,100ミリであり、県下では比較的小雨地帯に属しています。冬は厳寒の日が多く、夏は高温で内陸的気候のため、四季を通じ昼夜の気温差が大きいです。過去10年以前の10年間と比較すると、気温、降水量ともに大きな変化はありません。
観測所名 |
穂高 |
長野 |
上田 |
飯田 |
諏訪 |
年平均気温 |
11.7 |
12.3 |
12.1 |
13.1 |
11.4 |
12.0 |
12.2 |
12.0 |
13.2 |
11.5 |
|
平均年間降水量 |
1,137 |
1,002 |
945 |
1,744 |
1,346 |
1,147 |
977 |
928 |
1,621 |
1,275 |
(注)気象庁気象観測データによる。下段は1998~2007年、上段は2008~2017年。
南安曇郡の豊科町、穂高町、三郷村、堀金村並びに東筑摩郡の明科町、3町2村が平成17年10月1日に対等合併し、安曇野市が誕生しました。これに伴い、当事務所の名称も、豊科建設事務所から平成18年4月に安曇野建設事務所へと改められました。
(平成30年4月1日現在)
区分 |
面積 メートル) |
世帯数(戸) |
人口(人) |
||||
平成17年 |
平成30年 |
増減比 |
平成17年 |
平成29年 |
増減比 |
||
安曇野市 |
331.78 |
32,743 |
35,785 |
1.093 |
96,266 |
94,871 |
0.986 |
(対全県) |
2.4% |
4.2% |
4.4% |
|
4.4% |
4.6% |
|
全県 |
13,561.56 |
780,245 |
818,283 |
1.049 |
2,196,114 |
2,065,168 |
0.940 |
(注1)長野県毎月人口異動調査(県情報統計課)による。
(注2)平成17年のデータは、平成17年10月の合併時のもの。
(平成29年4月1日現在)
道路種別 |
路線数 |
実延長 |
規格改良済 (注2) |
舗装済 (注3) |
橋梁数
|
トンネル等 (注4) |
|||||
延長 (km) |
% |
延長 (km) |
% |
数 |
延 長 (km) |
数 |
延長 (km) |
||||
国道 (注1) |
指定区間 |
1 |
14.24 |
14.24 |
100.0 |
14.24 |
100.0 |
3 |
0.35 |
0 |
0.00 |
指定外 区間 |
2 |
21.68 |
20.19 |
93.1 |
21.68 |
100.0 |
24 |
0.39 |
1 |
0.05 |
|
管内小計 |
3 |
35.92 |
34.42 |
95.8 |
35.92 |
100.0 |
27 |
0.74 |
1 |
0.05 |
|
県道 |
主要 地方道 |
5 |
42.81 |
36.28 |
84.8 |
42.81 |
100.0 |
50 |
1.79 |
0 |
0.00 |
一般県道 |
20 |
116.12 |
60.15 |
51.8 |
107.84 |
92.9 |
106 |
1.66 |
3 |
0.31 |
|
管内小計 |
25 |
158.93 |
96.42 |
60.7 |
150.65 |
94.8 |
156 |
3.45 |
3 |
0.31 |
|
管内合計 |
28 |
194.85 |
130.85 |
67.2 |
186.57 |
95.8 |
183 |
4.19 |
4 |
0.35 |
|
管内合計 (指定区間除く) |
27 |
180.61 |
116.61 |
64.6 |
172.33 |
95.4 |
180 |
3.84 |
4 |
0.35 |
|
県内合計 (指定区間除く) (注5) |
424 |
5,171.33 |
3,397.37 |
65.7 |
5,067.39 |
98.0 |
3,836 |
125.42 |
320 |
93.69 |
(注1)国道143号は、松本建設事務所が管理しているため、当所の管理延長に含まない。
(注2)規格改良済とは、幅員5.5m以上の改良が済んでいること。
(注3)舗装済延長には、簡易舗装を含む。
(注4)トンネル等には、ロックシェッド、スノーシェッドを含む。
(注5)県内合計の数値は、平成29年4月1日現在。
(平成30年4月1日現在)
種別 |
水系 |
県管理河川 |
直轄河川 |
合計 |
整備状況 |
|||||
数 |
延長 |
数 |
延長 |
数 |
延長 |
要改修 |
29年度末 |
整備率 |
||
一級 |
信濃川 |
26 |
122.0 |
1 |
22.6 |
27 |
144.6 |
45.5 |
16.5 |
36.3 |
県全体 |
737 |
4,802.7 |
16 |
308.3 |
739 |
5111.0 |
2,194.5 |
850.4 |
38.8 |
(注1)要改修河川延長とは、一定計画に基づき改修を実施する必要のある河川の延長。管内(安曇野市)の要改修河川は、穂高川、烏川、濁沢川、欠の川、潮沢川、会田川、前川、黒沢川。
(注2)改修済延長とは、要改修河川延長の内、一定計画に基づく改修が済んでいる延長。
(注3)下段()内は、延長のすべてが直轄管理である河川の数。
(注4)県全体の改修済延長は、平成27年度末の現況。
(平成30年3月31日現在)
区分 |
指定地数(箇所数) |
面積(ha) |
|||||
安曇野市 |
県全体 |
安曇野市 |
|||||
管内 |
管外(注) |
計 |
管内 |
管外(注) |
計 |
||
砂防指定地 |
35 |
49 |
84 |
1,968 |
566.12 |
338.27 |
904.39 |
地すべり防止区域 |
3 |
10 |
13 |
315 |
32.60 |
216.10 |
248.70 |
急傾斜地崩壊危険区域 |
6 |
4 |
10 |
765 |
13.75 |
6.64 |
20.39 |
計 |
44 |
63 |
107 |
3,048 |
612.47 |
561.01 |
1,173.48 |
(注)安曇野市明科は、県犀川砂防事務所が所管しているため、当所の箇所数に含まない。
(平成30年3月31日現在)
区分 |
安曇野市 |
|||||||
管内 |
管外 |
合計 |
||||||
豊科 |
穂高 |
三郷 |
堀金 |
計 |
明科 |
|||
土石流 |
警戒区域 |
15 |
28 |
17 |
11 |
71 |
53 |
124 |
特別警戒区域 |
14 |
26 |
15 |
10 |
65 |
45 |
110 |
|
地すべり |
警戒区域 |
7 |
- |
- |
- |
7 |
33 |
40 |
特別警戒区域 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
|
急傾斜 |
警戒区域 |
72 |
63 |
32 |
15 |
182 |
79 |
261 |
特別警戒区域 |
69 |
60 |
32 |
13 |
174 |
76 |
250 |
|
合計 |
警戒区域 |
94 |
91 |
49 |
26 |
260 |
165 |
425 |
特別警戒区域 |
83 |
86 |
47 |
23 |
239 |
121 |
360 |
(注1)安曇野市内の土石流、地すべり、急傾斜は、平成27年度までに全地区の指定を完了しています。
(注2)安曇野市明科は、県犀川砂防事務所の所管のため、当所の箇所数に含まれません。
都市計画は平成24年12月20日に、合併前の旧町村単位の都市計画区域から、安曇野市都市計画区域に変更されました。
(平成29年3月31日現在)
都市計画法 |
都市計画道路 |
都市計画公園 |
|||||||||
路 線 数 |
計画 |
道路 |
改 良 率 |
都市計画決定 |
既開設公園(注1) |
整 備 率 |
|||||
区分 |
箇所数 |
面積 |
箇所数 |
面積 |
|||||||
安曇野市 |
23 |
41.98 |
14.04 |
33.4 |
国営 |
1 |
100.00 |
1 |
100.00 |
100.0 |
|
県営 |
1 |
153.00 |
1 |
49.67 |
32.5 |
||||||
その他 |
37 |
29.88 |
37 |
31.49 |
105 |
||||||
管内計 |
23 |
41.98 |
14.04 |
33.4 |
- |
39 |
282.88 |
39 |
181.16 |
64.0 |
|
県内計 |
752 |
1,580.22 |
727.34 |
46.0 |
- |
562 |
2,795.52 |
521 |
2,209.33 |
79.0 |
(注1)都市計画公園の1人当たりの開設済み面積は、長野県13.5平方メートル/人、全国10.3平方メートル/人。(平成28年3月31日現在)。
(平成29年3月31日現在)
都市計画法 |
下水道 |
土地区画整理 |
|||||||
区分 |
都市計画 |
計画 |
完了 |
整備率 |
|||||
施行者 |
地区数 |
面積 |
地区数 |
面積 |
|||||
安曇野市 |
流域関連 |
2,995 |
個人 |
2 |
1.8 |
2 |
1.8 |
100.0 |
|
明科処理区 |
130 |
組合 |
7 |
49.4 |
7 |
49.4 |
100.0 |
||
- |
- |
市 |
1 |
19.9 |
1 |
19.9 |
100.0 |
||
管内計 |
- |
3,125 |
- |
10 |
71.2 |
10 |
71.2 |
100.0 |
|
県内計 |
- |
56,504 |
- |
240 |
2,903.20 |
233 |
2,799.0 |
96.4 |
(注)下水道については、他に、安曇野市穂高の市街地外における特定環境保全公共下水道がある。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください