長野県立総合リハビリテーションセンター
Nagano prefectural Rehabilitation Center

高次脳機能障害の検査評価

高次脳機能障害の障害程度の検査は、MRIやCTなどの画像診断だけでは不十分です。

行動、生活、対人関係などに現れる高次脳機能障害の状態像を、客観的な指標で表し理解するとともに支援の方法を考えるため複数の検査やチェックリストを使用します。

職適検査

検査の一例(職業適性検査)

当センターで実施している検査

当センターでは専門スタッフがさまざまな検査を行ない、高次機能障害の状況を明らかにしていきます。すべての検査を行うわけではありませんが、複数の検査が必要となり、時間もかかるため、短期入院していただき行なっています。

高次脳機能障害の評価検査
検査名 内容 担当
画像検査 CT、MRI Dr
視野検査(簡易) 視野 Dr、OT
運動機能 体力と動作全般 PT
STEF 上肢機能 OT
浜松式 全般 OT
WAIS-V 知能 CP
WISC-V 知能 ST/CP
JART 知能(簡易) CP
HDS-R 認知症 CP、OT
RavenCPM 推理、知能 CP、ST
失語症検査 言語機能 ST
抽象語理解力 言語機能 ST
WMS-R 記憶機能 CP
RBMT 行動記憶 CP
Rey AVLT 言語記憶 ST
Rey 複雑図形 視覚記憶 ST
三宅式記名力検査 記憶 CP
生活健忘チェック 行動記憶 CP、OT
(チェックリストを含む)
Dr:医師、PT:理学療法士、OT:作業療法士、ST:言語聴覚療法士、CP:心理士、Ns:看護師、JT:職業訓練担当
検査名 内容 担当
かなひろい 注意力 Dr、OT、CP
PASAT 注意力 ST
TMT 注意力 Dr、OT、ST
BADS 遂行機能 OT
ハノイの塔 遂行機能 Dr、OT
WCST 前頭葉機能 CP
POMS 気分尺度 CP
YG 性格傾向 CP
TEG 性格傾向 CP
GHQ 神経症傾向 CP
MMPI 性格傾向 CP
内田クレペリン 作業/精神機能 CP
生活評価表 生活評価 OT、Ns、LS
J-RACT 服薬管理力 Ns
自動車評価 運転適正
職業適性検査 職能判定 OT、CP

「物忘れがひどくなった」「人が変わってしまった」・・・などの家族の戸惑いを客観的に明らかにするのが検査です。