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1月20日部局長会議録
平成24(2012)年1月20日9:00〜9:24 県庁 特別会議室
出席者:
阿部知事、和田副知事、加藤副知事、山口教育長、佐々木警察本部長、下條危機管理部長、岩嶋企画課長、岩ア総務部長、眞鍋健康福祉部長、荒井環境部長、太田商工労働部長、野池観光部長、萩原農政部長、久米林務部長、堀内建設部長、宮下会計管理者、山本企業局長、吉岡監査委員事務局長、島田人事委員会事務局長、井澤労働委員会事務局長
(和田副知事)
おはようございます。それでは、ただいまから部局長会議を始めたいと思います。はじめに知事から何かございますか。
(阿部知事)
いいです。
(和田副知事)
では議題に入る前に、恒例でありますけども、おいしい部局長会議の本日のメニューの説明を萩原農政部長からお願いします。
(萩原農政部長)
それでは、今日は開田高原の「とうもろこしのゴーフレット」をまず紹介させていただきます。これは、開田のとうもろこしで加工品をつくりたいということで開発された菓子でございます。開田産のとうもろこしをクリーム等に使ったものでございまして、食べていただくとわかりますが、とうもろこしの味がするゴーフレットです。洋風のせんべいになります。
木曽町のおんたけ有機合同会社ですが、開田地区の住民が出資してつくっておりまして、加工所や直売所、レストランを運営し、菓子の他、豆腐やすんき漬け等も生産販売をしております。
次に「りんごの酢」ですが、これは飯綱町産のりんごジュースをベースに、りんご酢やハチミツ等をブレンドした飲料でございまして、4〜6倍に薄めて飲んでいただくということでございます。酢の苦手な方でも飲みやすい商品に仕上げてあります。
飯綱町ふるさと振興公社ですが、平成9年に設立されました有限会社でございまして、そば処「よこ亭」というそば屋を運営し、りんごジャム、ラ・フランスのジャム、長野県原産地呼称管理委員会認定のそば焼酎「飯綱の風」等も販売しているところでございます。
軽いお菓子でございますので、試食をしていただければありがたいと思います。以上です。
(和田副知事)
はい、ありがとうございました。
それでは議題に入りたいと思います。今日は報告事項2件でございます。では資料1、平成23年中の犯罪情勢及び交通事故発生状況について、佐々木警察本部長、お願いします。
(佐々木警察本部長)
それでは警察本部から平成23年中の犯罪情勢と交通事故発生状況についてご説明します。資料1をご覧ください。まず平成23年中の犯罪情勢の(1)刑法犯の認知・検挙状況です。このグラフでは、刑法犯の認知件数が戦後最悪を記録しました平成13年以降の認知件数、検挙件数、人員、検挙率を示しております。
平成23年中につきましては、一番右の表のところですが、暫定値でありますが、ゴシックで書いてありますように、件数が1万7,707件で、これは長野県の中期総合計画で掲げました刑法犯認知件数を2万件未満とするという目標を、22年に引き続き2年連続で達成いたしました。平成13年との比較で申し上げますと、半分近くまで順調に犯罪が減っておるということであります。一方、検挙率ですが、昨年は34.9%でありまして、50%以上にするという中期総合計画での目標の達成には、残念ながら至りませんでした。
なお、全国における長野県の順位は、認知件数、検挙件数では21位、検挙率では27位となっております。
次に(2)重要犯罪認知・検挙状況についてであります。この重要犯罪とは何かと言いますと、表に掲げております殺人、強盗、放火など6罪種を示しております。昨年のこの重要犯罪の検挙率は前年比10.3ポイント増加いたしまして、合計で73.1%となりまして、これも中期総合計画で掲げました70%以上という目標を達成いたしました。
重要犯罪の検挙率につきましては、県の主要施策評価においても、ここ数年、遅れているという評価を受けておりまして、県民の皆様が最も不安を感じる犯罪であることから、昨年は重点的な検挙対策を講じてまいりました。その結果、特に検挙率が低迷しておりました強制わいせつ、放火といった検挙率も徐々に向上いたしまして、目標の達成に至ったと考えております。
次に(3)犯罪の特徴的傾向でありますが、まず殺人事件につきましては、一昨年は、いわゆる無理心中のような家族間、親族間での殺人事件が13件と多発したわけでありますが、昨年は大幅に減少いたしまして、結果として殺人事件のトータルの認知件数も減少いたしました。
強盗事件は、万引き等の窃盗犯人が、逃走の際に逮捕を免れるために警備員等に暴行を加えて負傷させることを事後強盗と呼ぶわけでありますが、そういうタイプの強盗事件が大幅に増加しております。
それから窃盗犯につきましては、常に全刑法犯の70%以上を占めておりまして、窃盗犯対策が検挙率向上のキーポイントであり、引き続き重点的な施策を講じていきたいと考えております。
問題は、昨年、窃盗犯の検挙人員、捕まえた泥棒の数ですが、数は増加したんですけれども、検挙した件数が減少しております。要は、逮捕された事件以外の他の犯罪、余罪と呼ぶんですけれども、その余罪をなかなか自供しない、しゃべらないという傾向が強まっておりまして、これが検挙率低迷の一因となって、頭を痛めているところであります。
それから振り込め詐欺でありますが、昨年は認知件数、被害額ともに増加に転じております。振り込め詐欺のうち、架空請求詐欺は減少いたしましたが、それ以上にオレオレ詐欺、それから融資保証金詐欺が増加しております。また平成20年以降、本県では認知がなかった還付金詐欺についても発生しております。
最後に(4)今後の対策でありますが、刑法犯認知件数の減少については非常に順調に進んでおりますので、これをさらに定着化させるために、県の次期中期総合計画を考慮の上、今後6カ年計画としまして、平成29年までに1万5,000件未満とすることを目標にしたいと考えております。この1万5,000件というのは何かと言いますと、戦後、最良の指数治安を記録したのが昭和47年でありまして、この昭和47年当時の犯罪率、これを現在の県の人口に掛けて1万5,000件未満とすると、これを目標といたしました。この目標達成に向けて、今後、官民協働による犯罪の起きにくい社会づくりのための各種施策を展開するとともに、柔軟な発想のもと、いろいろ創意工夫を凝らした検挙力強化方策を推進してまいります。
次に裏面の平成23年中の交通事故発生状況についてご説明いたします。まず県内の交通事故の発生件数、負傷者数でありますが、ともに平成17年から連続で減少いたしましたが、残念ながら死者数につきましては115人でありまして、前年より5人増加いたしまして、6年続いて減少していたんですが、昨年は増加に転じてしまったわけであります。特に近年、交通事故死者数に占める高齢者の割合が増えておりまして、昨年は約54%に当たる62人、これは10年前と比較しまして14ポイント上昇しております。
また、全国の死者数は4,611人で、全国では11年連続の減少となりましたけれども、本県の全国的な位置づけで申し上げますと、死者数でワースト13位となっております。
次に(2)の交通死亡事故の特徴でありますが、増加した主な死者は、高齢者の事故死者が62人ということで昨年比プラス4人、夜間における事故死者は60人で昨年比プラス7人、歩行中の事故死者が51人で前年比でプラス18人であります。要は、歩行中の死者の6割以上、また夜間の死者の半数を高齢者が占めております。また高齢ドライバーが第一当事者となる死亡事故も前年より増加しておりまして、高齢者が死亡事故の増加に深く関与している状況にあります。一方、減少した主な事故死者は、ここにありますように自転車、二輪車乗用中の死者でございます。
最後に(3)本年の交通事故抑止対策でありますが、本年は、平成24年までに年間の交通事故死者数100人以下とする長野県中期総合計画最終年であります。また昨年には、平成27年までに死者数を60人以下とするという第9次長野県交通安全計画も決定されているところです。県警といたしましては、本年の交通事故死者の抑止目標を100人以下と定め、新たな取組といたしまして、高齢者が多く利用します医療機関等の協力をいただきまして、その窓口において交通安全のアドバイスを行うとか、夜行反射材の普及促進、着用指導等、引き続き関係機関、団体と連携した様々な対策を推進いたしまして、死者の半数以上を占める高齢者の交通安全対策を最重点といたしまして、イに掲げてあります様々な重点施策に取り組んでいこうと考えております。以上です。
(和田副知事)
ありがとうございました。それでは、この点につきまして、何かご質問等ありましたらお願いしたいと思いますが、いかがですか。先ほどの話の中で、犯罪率は昭和47年が一番少なかったという話がありましたが、犯罪率というのは、分母は県の人口ですか。
(佐々木警察本部長)
分母は県の人口数になります。
(和田副知事)
人口1人当たりの認知件数というような感じですか。
(佐々木警察本部長)
人口10万人当たりの発生件数、認知件数を犯罪率と呼んでいます。
(和田副知事)
昭和47年が一番少なかったというのは、何か理由はあるのでしょうか。
(佐々木警察本部長)
戦後、経済成長があって、経済的にもだんだん豊かになって世の中が落ちついてきたということではないかと思います。
(和田副知事)
わかりました。他にはよろしいですか。
(阿部知事)
交通事故の死者数については、一昨年までは減少していましたが昨年は増加しまして、私自身も大変残念だったなと思っているので、ぜひ警察と我々知事部局が協力して、今、本部長がおっしゃった100人以下に抑えるという決意で、各部局も取り組んでもらいたいと思います。特に、私も車で出歩く機会が多いんですけど、お年寄りが結構、横断歩道じゃないところを歩いたりとか、そういうところがあるので、健康福祉部やいろいろな部で、お年寄りが集まるような場では、ぜひこの交通安全の話も一言言ってもらうと、また皆さんの意識にも少し、交通安全のことも考えなきゃなって入るんじゃないかと思うので、またそういうことも考えてもらえるとありがたいと思います。
あと、犯罪の発生状況は、これは警察の努力で検挙率も上がって、発生、認知件数も下がってきているんですけれども、順位のところですが、人口対比でどれぐらいの率だとか、もう少し詳細な分析をしてもらうと、これからまた中期総合計画もつくる中で参考になるのかなと思っているのと、あとこれまでの努力をさらに警察の方でも継続してもらいたいのと同時に、やはりこれは、安心できる社会とか、阻害されない社会とか、社会全体のあり方も変えていかないと、犯罪の発生、認知件数のところの抑制にはなかなか結びついていかないと思うので、ここも警察本部と我々と問題意識を認識しながらやりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
(佐々木警察本部長)
はい、ぜひよろしくお願いいたします。
(山口教育長)
すみません、例えば窃盗で、高校生あるいは中学生の万引きとか、それから交通の方でも、今までちょっと出会い頭に交通事故に巻き込まれるというような自転車通学の生徒があったんですけども、逆に自転車でも無灯火で加害者になり得るとか、そういったケースもありますので、何か特徴的なことでぜひ学校に伝えるような部分がありましたら、ちょっと教えていただければと思いますが。
(佐々木警察本部長)
自転車で加害者になる部分というのは、そういう通学・通勤の部分が非常に多く占めておりますので。今年も自転車対策を県警としても重点でやっておりますけれども、全県ではなくてエリアを決めて、事故の多い場所で行っていこうと考えております。これについては学校との対策、連携で行っていきたいと考えております。
(山口教育長)
お願いします。
(和田副知事)
他によろしいでしょうか。
続いて資料2ですが、高病原性鳥インフルエンザ等に備えた畜産農家データベースの構築について、萩原農政部長お願いします。
(萩原農政部長)
それでは資料2をお願いいたします。鳥インフルエンザ等、等は口蹄疫を言っておりますが、最初に1番の背景を見ていただきますと、既にご承知のとおりでございますけれども、22年度に宮崎県で口蹄疫が大発生しました。それから全国的に高病原性鳥インフルエンザが発生して、これは社会問題化したわけでございます。
右側の発生の検証結果でございますけれども、特に感染拡大の要因としましては、初期の人や車の移動でウイルスが伝播したということが挙げられておりまして、これらの状況を踏まえまして、今年度、県で初動防疫に必要な農家情報データベースの構築を行っているところでございます。
試行を始めましたデータベースの概要について紹介をさせていただきます。2番の「データベースの概要」をご覧ください。このシステムにつきましては、県の統合型GISとマイクロソフトアクセスを活用して作成したものでございまして、利用につきましては、セキュリティ対策を講じまして、県の園芸畜産課と現地対策本部の中心となります家畜保健衛生所と地方事務所農政課の3所で運用をしてまいるということでございます。
情報の内容ですけれども、農場の位置情報や飼育状況、それからウイルスを伝播する可能性があります餌会社等の疫学情報も合わせまして、大体180項目を入れております。入力データの対象者については、家畜を飼養いたします農家、それから動物園、学校、個人等、約2,500件入れております。データの更新につきましては、家畜保健衛生所の立ち入り調査や、農家が家畜伝染予防法に基づきまして定期報告をしてまいりますので、こういった内容に基づきまして定期的に更新をしてまいるということにしております。
これまで家畜保健衛生所ごとに管理をしていた農家情報でございますけれども、一括管理ができるということで、詳細な情報が事前に整理をされておりますので、調査の手間も省いて、即、防疫体制に専念できるということでございますし、餌会社や獣医師等、農場に出入りするものが入力されておりますので、疫学関連農場と言いますが、感染リスクの高い農場を瞬時に抽出いたしまして、感染を最小限にするということが可能になってまいります。
具体的な例を若干紹介させていただきますが、3番のところでございます。最初にアの「移動制限区域内の農家との距離」ということですが、一番右の距離というところを見てみますと、これはメートル表示されておりまして、発生農場から近い順に農家を抽出することができまして、家畜の異常の確認等に活用できるということですし、移動制限区域等の設定に対しまして指示が迅速にできるということにもなります。
それからイの「獣医師が共通の農家」ということですが、同じ獣医師が診療するということになりますと、ウイルスが伝播している可能性があるわけでありまして、こういったところを早期に抽出して、早い段階で防疫対策を講じることができるということになります。ウとエですが、これは県のGISを利用したことによりまして、農場の位置や周囲の位置関係等が視覚的に確認できまして、移動制限の設定や消毒ポイントの設置場所の選定が的確にできるということにもなりますし、住宅地図と連動させていますので、発生農場周辺の具体的な交通規制や消毒のポイント等の防疫措置計画が具体的に立案することができるということでございます。このGIS活用につきましては、従来、家畜保健衛生所単位で運用しておりましたが、今回、全県が一本で運用できるようになりました。
現在、基本的な機能構築は既に終えておりますけれども、最終的にさらに使いやすさを加えまして、3月に完成させていきたいと思っております。
最後に右上の4番をご覧いただきたいと思いますが、今年度につきましては、現時点で口蹄疫、それから高病原性鳥インフルエンザともに国内発生はありません。ただ、アジアではそれぞれ散発しておりまして、依然として国内への侵入リスクは高いという状況でございます。今後とも事象に応じて的確な対応をしてまいりますので、各部局におかれましても、ぜひまた引き続きご協力をいただきたいと思います。以上です。
(和田副知事)
はい、ありがとうございました。それでは、ただいまの件につきまして、ご質問等ありましたらお願いしたいと思います。よろしいでしょうか。
それでは、今日、予定をしておりました報告事項は以上2件になります。では次にその他でありますけれども、何かございますでしょうか。
(野池観光部長)
それでは観光部からお願いいたします。観光関係の施策については、大変多くの部局と関係があって、連携することによって新しい方向性が見出せるということで、各部局と連携をして進めているわけですけれども、その中で特に観光部と商工労働部と農政部は非常に関係が深いということで、観光関係施策連携会議というものをこの度立ち上げまして、今日、会議を行います。例えば観光や物産振興に関する情報の共有ですとか、協力体制の検討等を定期的に行っていく場にしたいと思っております。最低でも月1回、それに加えて必要に応じ随時ということで、部長や課長、係長と様々なレベルで集まる会議になると思います。
この3部以外にもご出席をいただく場合がありますし、また様々な部でも、こういった場でぜひ情報共有をお願いしたいということがありましたら、事務については観光企画課で行っておりますので、お申し出をいただければと思っております。以上でございます。
(和田副知事)
はい、ありがとうございました。ただいまの件について、何かありますか。よろしいですか。では、他に何かございますか。
(佐々木警察本部長)
先ほど知事からお尋ねがありました人口当たりの話を、今、手元にあるもので申し上げますと、犯罪の認知件数は多い方からいって、先ほど申し上げましたように21位でありましたが、人口当たりで見た犯罪率ですと、昨年は、よい順位から数えて15位ということになっております。
それから、教育長からお尋ねのありました高校生の自転車の関係で思い出したことが1点ありまして、現在、小学校、中学校、高校で自転車安全教室というのを行っておりまして、小学校の場合はほぼ9割位、学校にお伺いして行っております。中学校もかなり率が高いんですけども、高校になるとぐっと率が下がりまして、全体の2割位しかできてないのが実情でありまして、ここら辺のところをもう少し一緒に協力を深めてやっていけたらなと考えております。
(和田副知事)
ありがとうございました。他によろしいでしょうか。それでは知事から最後に何かございますか。
(阿部知事)
荒井部長、「ねこ」を着用して参加してもらっているので、我々もやっていかなければいけないなと思うので、ありがとうございました。私も、この間、出初め式へ行ったときに、会場が体育館で寒かったので、「ねこ」を着せていただいて大分温かい思いをしました。やはりそういうところでも活用できるなと思いましたので、ぜひまた広げてください。ありがとうございました。
(和田副知事)
よろしいですか。それでは以上で部局長会議を閉じたいと思います。ありがとうございました。
会議次第(PDF形式:49KB/1ページ)
資料1:平成23年中の犯罪情勢及び交通事故発生状況について(PDF形式:137KB/2ページ)
資料2:高病原性鳥インフルエンザ等に備えた畜産農家データベースの構築について(PDF形式:147KB/1ページ)
おいしい部局長会議(PDF形式:201KB/1ページ)
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