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長野県立総合リハビリテーションセンター

しあわせ信州

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更新日:2016年8月30日

車いすの主要部分の名称と役割

自分に合った車いすを選ぶとき、愛用の車いすが不調で修理を頼みたいとき、そんなときの参考にしてください。

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フレーム

フレーム

車いすの枠組みのことで、車いす全体を支える重要な部分です。

材質は、鉄、ステンレス、アルミ合金などがありますが、軽量化のためチタン合金を使用する場合もあります。太さを指定したり色をつけたりすることもできます。

背もたれ(バックサポート)~折りたたみ式

背もたれ

身体機能に応じて、高さや角度を調節する必要があります。自動車への積み込みに便利なようコンパクトにするために、折りたたみや取り外しにすることができます。また、長時間の座位姿勢が困難な人のために、後ろに傾斜するリクライニングタイプのものもあります。

にぎり(グリップ)

直角グリップ

曲げグリップ

形状は、直角とカーブしたものがあります。通常、介助者が押しやすい高さに設定します。

肘かけ(アームサポート)

普通型、デスク型、タイヤの形状に沿ったタイプなどがあります。デスク型はテーブルなどに接近しやすいように、前の部分が一段低くなっています。ベッドなどへの乗り移りを容易にするために取り外したり、跳ね上げ式にすることもできます。

普通型

普通型肘かけ

デスク型

デスク型肘かけ

タイヤR型

タイヤR型肘かけ

スカートガード

スカートガード

洋服が汚れたりタイヤに巻き込まれないように取り付けます。

脚部

通常は固定式ですが、ベッドやトイレ、自動車に接近しやすくするために、支柱全体が外に開くスイングアウト式や支柱全体が取り外せる取り外し式などもあります。

また、膝の関節が曲がらない人のために適当な傾斜角度がとれるエレベーティング式というものもあります。

脚部取り外し式

取り外し式脚部

脚部スイングアウト式

スイングアウト式脚部

レッグサポート

足が足板からはずれて後方に落ちないようにするためのもので、両側の支柱にわたされたタイプと左右独立したタイプがあります。

両側支柱タイプ

レッグレスト両側支柱タイプ

左右独立したタイプ

レッグレスト独立タイプ

足板(フットサポート)

足板

材質には、ステンレス、プラスチック、布などがあります。通常は左右に持ち上げることができ、コンパクトにするために手前に折りたためるタイプもあります。足がプレートから落ちてしまう場合には、つま先やかかとの部分にループをつけたりします。

ブレーキ

ブレーキ

レバー式、タッグル式、スポーツ式などがありますが、タッグル式が現在一番多く使われています。通常は手前に引くことによりブレーキがかかりますが、前方に押してかけるタイプもあります。手の力が弱かったり、手が届かなかったりする場合は、ブレーキの柄を延長することも可能です。また、介助者用として、グリップにつけるキャリパーブレーキや足で操作するステップブレーキなどもあります。

ハンドリム

ビニールコーティング型

ビニールコーティング型ハンドリム

ノブ付き

ノブ付きハンドリム

駆動輪に取り付けてあり、これを回転させて車いすを操作します。材質は、ステンレス、アルミ合金、プラスチックなどがあります。握りやすくするために太さやタイヤとの間隔も変更できます。滑りにくくするためにビニールでコーティングしたり、握ることが困難な場合にはノブをつけたりすることがあります。

キャスター

車いすの向きを変えたり回転する際に、走行を滑らかにするもので、硬質ゴム製、空気入り、走行中の振動を抑える抑えるクッション性の材質でできたものやショックアブソーバー付のタイプもあります。

サイズにはいろいろなものがありますが、室内など平らな床面で使用する場合は小さいサイズのものが、屋外の不整地などで使用する場合は大きいサイズのものが適しています。乗り心地の面では空気入り、クッション性の材質やショックアブソーバー付のものが優れていますが、空気入りのものは定期的に空気を管理しないと破損してしまうことがあります。

硬質ゴム製

硬質ゴム製キャスター

空気入り

空気入りキャスター

ショックアブソーバー付

ショックアブソーバー付キャスター

駆動輪

駆動輪の大きさは、22インチと24インチが一般的に使用されていますが、介助者用車いすなどは、16~20インチのものが使用されます。タイヤの太さは普通自転車と同じものが多く使われますが、細いタイヤも選ぶことができます。駆動輪を下開きに傾けることで回転しやすくしたり、着脱式にすることで、自動車へ積み込みやすくすることもできます。

また、タイヤホイールは一般的なスポークタイプの他に強度が高く軽量なカーボンタイプなどがあります。

スポークタイプ

スポークタイプタイヤホイール

カーボンタイプ

カーボンタイプタイヤホイール

座シート

シート

身体の機能や寸法に合わせて、幅・奥行き・傾斜角度などを決めます。シートの材質は、大きく分けてビニール製とナイロン製の2種類があります。ビニール製は汚れにくく、ナイロン製は耐久性に優れています。最近になって色や柄の種類も豊富になりました。

ティッピングレバー

ティッピングレバー

介助者が段差等を越えるために、車いすのキャスターを持ち上げる際に、このティッピングレバーを足で踏むことで楽に持ち上げることができます。

あれば便利な付属品

転倒防止装置

転倒防止装置

車いすが後方に転倒しないようにするためのもので、パイプ状のものとパイプの先に小さな車輪の付いたものとがあります。通常はティッピングレバーの先に取り付けます。

杖おき

杖置き

車いすでの移動のほかに、杖歩行を行っている方が杖を持ち運ぶために取り付けます。杖に合わせて杖置きにもさまざまな種類があります。

泥よけ(タイヤガード)

泥よけ

車いすを屋外で使用することが多い場合、泥はねなどで手や衣服が汚れないように取り付けます。

クッション(座面・背)

クッション

座面や背もたれに取り付け、体にかかる圧力を分散し、褥創などを予防するために使用します。

ウレタン、ラテックス、フローテーションパッド、特殊空気室構造、ゲルタイプとさまざまな種類があり、大きさや厚さも選ぶことができます。

クッションのあれこれについては、『クッションいろいろ』のページをご覧ください。

ポケット

ポケット

背もたれの後ろ、肘かけの内側、座面の裏側等に付けることができます。

スポークカバー

スポークカバー

手が、タイヤのスポークに巻き込まれないようにするために取り付けます。

子ども向けに、カラフルなキャラクター付のものも市販されています。

シートベルト

シートベルト

座位姿勢が不安定な人や、不随意運動が出てしまう場合に体を固定するために、胴・股・脚部などに取り付けます。固定方法は、バックル式とベルクロ式等があります。

テーブル

テーブル

車いすに乗ったまま食事をしたり作業をする場合に、専用のテーブルを取り付けることができます。

 

文字通り、足となって生活を広げてくれる補装具です。日ごろのメンテナンスを大切にしたいものです。

車いすは、体や障害に合わせて選ぶことが大切です。また、利用目的、利用場所によっても違いがあります。

 

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