更新日:2017年10月16日

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性犯罪被害が心や体に与える影響

性犯罪被害が被害にあわれた方に与える影響には、さまざまなものがあります。

これらの影響は、被害にあった人の誰にでも生ずるもので、決して異常なものではありません。

自分自身が安心だと思える環境で生活することが大切です。

  • 再体験(侵入)・・・事件の記憶が突然よみがえる。「思い出す」こととは異なる。もう1回同じ場面を同じ気持ちで体験し、ワープしたような感じになる(フラッシュバック)。
  • 否認・回避・・・何もなかったかのようにふるまったり、大したことではないと思いこもうとする気持ち。
  • 怒り・報復感情・・・怒り、加害者を罰して欲しいと思う感情
  • 感情のマヒ・・・大きなショックを受けているにもかかわらず、その感情が表に出ない。
  • 自己無価値・・・「生きていてもしょうがない」という気持ちになる。
  • 自責感・罪悪感・・・被害にあったことは、自分に原因があると自分を責める。
    例:「反撃できなかった自分が悪い」
  • 無気力・無力感・・・何事にもあきらめの気持ちを抱く。
    例:「何をしてもどうせ無駄だと思ってしまう。」
  • 不安・恐怖感・・・全般的な不安、恐怖感を持つ。
    例:「男性の捜査官と二人きりになると恐い」
  • 不信感・・・裏切られる経験により、他人との信頼関係を築けなくなる。
  • 孤立感・・・「わかってもらえない」と感じることから、周囲との関わりを絶ってしまう。
  • 体の不調・・・眠れない、悪夢を見る、原因不明の体の不調、緊張による疲労、摂食障害(拒食・過食)など

さらに、これらの症状はしばしば周囲の人が理解しにくいことがあり、それによって孤立感を深めてしまうことがあると言われています。誰かに話したくなる時もあると思います。

そんなときは相談電話「性犯罪被害ダイヤルサポート110」を利用してください。

お問い合わせ

長野県警察本部刑事部捜査第一課
電話:026-233-0110(代表)