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更新日:2014年7月13日
『ちょっと古い トラクター展示館』
13年来の夢だった『ちょっと古い トラクター展示館』が開館しました。
当初は、農業大学校学生の整備実習の教材として「運転練習用のトラクターを使っての、分解整備実習は心配だな。分解して組み立てられなくてもいい物(トラクター)を探そう。」ということで古いトラクターを物色していました。
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最初にやってきたのは『イセキ TB―20(通称:仮面ライダー)』、可愛さと、かっこよさで一躍人気者になってしまいました。 最初は不動でしたが、ダブダブのエンジンオイルを抜いて、 無理矢理の引っ張り掛けをすると、何とかエンジンが掛かりま した。 しかし、分解をすることがかわいそうになったのと、余 りにも古く「今の時代、こんなに古い機械は誰も使っていな い。整備の実習にはならないな。」と悩んでいる間に、噂を 聞きつけた賛同者?の方から、次々と寄贈納車されることと なり、気が付けば、所有台数も10数台になってしまいました。この話は、またいつか掲載したいと思います。 さて、この多数のトラクターどうしたものか。そーっと、車庫の片隅に置くには台数が増えすぎてしまったし、せっかく集まった物なので、多くの皆さんに見てほしいと言うことで、平成13年から毎年秋の「農大祭」に展示することとなりました。 最初は普通に動いていたものも、次第に無理矢理、強引に引っ張り掛けで始動という状況になってしまいました。 更に、年月が過ぎ発案者の転勤、平成14年度で農業大学校営農学部が廃止、統合で発足した農学部も平成21年度で長野市松代キャンパスに全面移行し、現在の研修部だけが残りました。 |
しかし、これが、大きな転機となりました。
研修部の研修内容がそれまでの、農業機械操作研修中心から新規就農希望者への研修、多くの皆さんに農業の楽しさを伝えるふれあい研修の『3本の柱』が建てられました。
「ふれあい研修の目玉にならないかな?」「目玉は無理でも、雨天日の時間稼ぎにはなるかな?」
とにかく10数年間、日に当たるのは『農大祭』の一日だけで、後は車庫の中に押し込んでいたものが、ちょっとは見てもらえるものになるのなら、どんな作業も楽しくできました。
と言って、イモ選別庫の中を空っぽにして、運び込んだだけなので2日間で完成です。
ただ残念ですが、整備時間と¥が無いので洗車しただけで、相変わらず、無理矢理、強引に引っ張り掛けで始動でした。
完成早々の6月20日には『親子ふれあい体験』の際に見学をしていただきましたが、小さな子供達には、別棟の最新トラクター(キャビン付)の方が人気でした。
でも、後日に新規就農基礎研修の皆さんに披露したら、就農の際は「我が農場のシンボルにしたい。」との声が多く聞かれ大変感動していただきました。
これから多くの皆さんが、ふれあい体験、機械研修、総合学習などで訪れます。
ぜひ見ていただきたいと思います。
当面はこうした研修時に開館(見学をしていただく)予定です。
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