メールマガジン教育ながの/vol.583
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★☆ 教育ながの Vol.583 ☆★
長野県教育委員会メールマガジン
-平成23年(2011年) 7月号-
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆2011/6/20発行◆◇◆
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●ひろば
○安曇野「早春賦音楽祭」から
長野県教育委員会教育次長 荒深 重徳
●特集
○「さわやか信州省エネ大作戦」実施中!
○新しい教科書の採択・教科書展示会について
○熟議のススメ
●今、学校では
○一校一国運動
~トルコ共和国「タンプナル校」との交流~ トルコ学講座
長野市立西部中学校 教頭 湯澤 弘典
[特色あるクラブ活動シリーズ]
○箕輪進修高校フェンシング部の活動について
●ご存知でしたか
○こどもの権利支援センターにおける取り組み
●お知らせ
○研修講座のご案内
○2011県民スポーツフェスティバル参加者募集
○第33回「スポーツ天国」を開催します
○長野県埋蔵文化財センター速報展「長野県の遺跡発掘2011」
○春季展 武士の家宝-かたりつがれた御家の由緒-
○長野県立歴史館講座「信州の三万年をたどる」
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【ご覧いただくにあたって】
◇リンクをクリックしてもWebページが開かない場合は、URLをブラウ
ザのアドレス欄にコピーしてご利用ください。
◇表や枠が崩れて表示される場合は、読取り(表示)フォントを等幅
フォントに変更してご覧ください。
◇担当の方は、お手数ですが、職員の皆さんへ、回覧、掲示、転送等
をしていただくようお願いします。
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★ ★┃ ひ ろ ば ┃ ★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★
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★☆★ 安曇野「早春賦音楽祭」から ★☆★
長野県教育委員会教育次長 荒深 重徳
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「春は名のみの/風の寒さや・・・」という歌詞で始まる「早春賦」。
この歌は、厳しい冬の寒さに耐えて春を待ちわびる思いを、逆境にあっ
ても夢と希望をもって生きようとする思いに重ね合わせた「人生の応援
歌」として、100年近く歌い継がれてきている。
「早春賦の里」である安曇野市穂高では、毎年5月に「早春賦音楽祭
~本ステージ~」が開かれており、今年で26回目となる。この音楽祭に
は、その昔、主題歌「緑の丘の赤い屋根/とんがり帽子の時計台・・・」
で人気を呼んだ、NHK連続ラジオドラマ「鐘の鳴る丘」の舞台となっ
た少年院「有明高原寮」からも、入院している少年たちが毎年招かれ、
賛助出演している。
今年は、10名の少年たちによって合唱団が編成され、ステージ上で
「星屑の街」「とんがり帽子」を歌った。その後、市内小中学校の合唱
部に所属する児童生徒や、早春賦愛唱会の方々とともに「手のひらをか
ざして」「Believe」「大地讃頌」他、計6曲を歌った。
このようなステージが成立する背景には、早春賦音楽祭実行委員長を
務める西山紀子先生の、30年にも及ぶ有明高原寮での音楽クラブ指導や、
「早春賦音楽祭」と連携して開催されている「鐘の鳴る丘コンサート」
に寄せる熱い思いとともに、入院している少年たちへの温かな指導の歴
史があった。
胸ポケットに、手作りのコサージュをさしてもらいステージに立った
少年たちの表情は、幾分緊張ぎみながらも、西山先生の熱い思いに応え
ようと正に真剣そのものであった。この少年たちの、音楽祭に臨むひた
むきな姿と、瞳を輝かせながらの熱唱に心打たれた聴衆からは、歌い終
わる度に大きな拍手が送られた。
このような少年たちの姿からは、どう見ても罪を犯して収容されてい
るとは思えない。一人一人の少年には、いったいどんな過去があり、ど
んな育ちの中で過ちを犯してしまったのだろうか。そんな思いの中で、
「たとえば君が傷ついて/くじけそうになった時は/必ず僕がそばにいて/
支えてあげるよその肩を・・・」と歌う「Believe」の歌詞とは異なり、
人の心の温かさに触れることなく、恵まれない境遇の中で生きてきたで
あろうことは容易に想像ができた。
それだけに、願わくばこの少年たちの今後が「今 未来の扉を開ける
時/悲しみや苦しみが/いつの日か喜びに変わるだろう/I Believe in
future」の歌詞のようであってほしい。そして、それが現実のものとな
り、「I Believe in future.」この少年たちに幸せになれる日がくる
ことを信じたいと、心から思った。
最終ステージでは、再び単独で「乾杯」を歌い「君に幸せあれー♪」
の歌声で幕が下りた。おそらくは、涙する多くの聴衆だけではなく、温
かな拍手と声援を受けて歌いきった少年たちの目にも、感動の涙が溢れ
ていたことであろう。久々に心潤う一時を過ごし、心洗われる思いで会
場を後にした。
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★ ★┃ 特 集 ┃ ★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★
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●○ 「さわやか信州省エネ大作戦」実施中! ●○
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この夏、県内でも電力需給の逼迫が懸念されています。
長野県では、県民生活や経済活動に支障を及ぼさない範囲で、県民総
ぐるみの節電・省エネ運動を進めるための具体的対策を取りまとめ、
「さわやか信州省エネ大作戦」(以下「大作戦」)を展開しています。
教育関係者の皆さんにおいても積極的な参加・協力をお願いします。
◇節電・省エネ目標◇
平日の昼間13~16時の間の電力使用量を前年度比▲5%
(県の機関は前年度比▲10%)
◇取組の期間◇
6月15日(水)~9月30日(金)
◇基本の取組◇
(1)節電・省エネアクションメニューの普及と実践
冷房の設定温度28度、不要な照明の消灯、冷蔵庫の設定温度変更
等々すぐできる節電・省エネアクションをメニュー化(家庭版、事
業者版、県機関版を作成)
(2)「ピークカットチャレンジ」の実施
県民、事業者、行政が一体となって節電を試みる社会実験を実施
します。
<日時>6月22 日(水・夏至)
7月7日(木・七夕)
7月26 日(火)
昼1時から4時までの3時間 と 夜8時から10時までの2時間
省エネアクションメニューのダウンロード等、詳しくは県ホームペー
ジ(次のアドレス)をご覧ください。
http://www.pref.nagano.lg.jp/kankyo/ondanka/honbu/index.html
「大作戦」には、「学校等における節電・省エネ教育の推進」も盛り
込まれています。
○節電チラシやポスターを活用した節電・省エネ教育の実施。
○小中学校の全クラスに、電灯などの「スイッチ切る係」の設置を働
きかける。
○市町村教育委員会やPTAなどを通じた取組の周知。
学校関係者の皆さんにおいては特に以下の3点の取組みをお願いしま
す。
・節電チラシ(節電・省エネアクションメニュー)などを活用して、
節電・省エネに関する児童生徒の実践や意識高揚などを図っていた
だくとともに、児童生徒等を通じて、家庭に普及していくような取
組。
・校長会を通じて依頼しますが、公立の小中学校における、「スイッ
チを切る係」を設置していただく取組。
・教職員自らが率先して行う節電・省エネの取組。
※学校における節電省エネ対策の参考資料
(文部科学省:学校施設における省エネルギー対策について(教職
員向け))
http://www.mext.go.jp/a_menu/shisetu/green/080501-1.htm
(国立教育政策研究所:学校施設の節電対策に係るシミュレーショ
ンについて)
http://www.nier.go.jp/03_laboratory/houdou_pdf/houdou_230509.pdf
信州豊かな環境づくり県民会議では、例年行なっている環境保全に関
する児童等のポスター・標語コンクールに「省エネルギー部門」を新設
し、優秀作品に県知事賞を送ることにしました。市町村教委を通じて各
学校に募集要項が配布されていると思いますが、子どもたちの積極的な
応募をについてご理解とご協力をお願いします。
■お問い合わせ先
教育総務課 企画係
TEL 026-235-7423 FAX 026-235-7487
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●○ 新しい教科書の採択・教科書展示会について ●○
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○教科書が変わります
小学校では本年度から、中学校では平成24年度から新しい学習指導要
領が全面実施されます。これに伴って新たな教科書が編集され、検定、
採択等の手続きを経て、児童・生徒のもとに届き、小学校ではこの4月
から、新しい教科書を使用した授業が始まりました。
中学校では、本年度、全教科の教科書採択が行われます。
○教科書採択の概略
民間の教科書発行会社で編集された教科書は、まず、文部科学省の教
科書検定を受け、合否が決定されます。今回の中学校教科書は18社より
計131点の教科書が合格しました。
県では、教科用図書選定審議会を設置し、検定済み教科書のすべてに
ついて調査、研究し、その資料を市町村教育委員会に送付しました。
検定済教科書は、1種目(教科書の教科ごとに分類された単位。例:
数学[1~3年])につき数種類存在するため、この中から学校で使用す
る1種類の教科書が採択される必要があります。採択の権限は、公立学
校については、所管の教育委員会に、国・私立学校については、校長に
あります。
採択にあたっては、「市若しくは郡の区域又はこれらの区域をあわせ
た地域」を採択地区として設定し、地区内の市町村が共同して種目ごと
に同一の教科書を採択することとなっています。長野県では、12の採択
地区で、教科用図書採択研究協議会を設置し、調査員会を経て、小学校
・中学校の教科書を採択しています。
◆今年度使用されている教科書の採択状況、採択地区、附則第9条図
書(教科書の代わりに使える一般図書)、拡大教科書(弱視の児童・生
徒のための一般図書)、対応本(化学物質過敏症の児童・生徒に対する
教科書)などについては、以下のホームページ「教科書QアンドA」を
ご覧ください。
http://www.pref.nagano.lg.jp/kyouiku/kyougaku/kyokasyo/kyoukasyo-QA.htm
○平成23年度教科書展示会のお知らせ
県民の皆様の教科書に対する関心にお応えするため、小・中・高等学
校で使用する教科書や小・中学校の特別支援学級及び特別支援学校で使
用する図書(今年度、県で調査した20冊)を県下18会場で展示します。
どなたでも自由にご覧になることができますので、お気軽にお出かけく
ださい。
なお、今年度は中学校用教科書の採択年にあたり、24年度版の新しい
教科書を展示します。
◆展示期間 平成23年6月14日(火)~7月21日(木)の中で、
教科書センターごとに14日間(各会場の休館日等を除く。)
◆展示会場 教科書センター(県内16ヵ所)、県立長野図書館、長野
県総合教育センター
◆展示期間、開館・閉館時間、休館日などの詳細は、以下のホームペー
ジをご覧ください。
http://www.pref.nagano.lg.jp/kyouiku/kyougaku/kyokasyo/index23.htm
◆附則第9条図書展示のご案内
「附則第9条図書」とは、学校教育法附則第9条の規定により選
定される教科用図書のことで、教科書として発行されたものでない
一般図書の中から教科書の代わりに使える図書を指します。これに
よって、特別支援学級や特別支援学校で、児童・生徒の障害の種類
や程度に応じて、教科書のほか一般図書を教科書として使うことが
できます。
長野県では、本年度調査した「附則第9条図書」の展示会を、県
下8会場で開催します。「附則第9条図書」をぜひ手にとってご覧
ください。
◆展示場所、展示期間、開館・閉館時間、休館日などの詳細は、以下
のホームページをご覧ください。
http://www.pref.nagano.lg.jp/kyouiku/kyougaku/kyokasyo/index_husoku9.htm
■お問い合わせ
教学指導課 総務係、義務教育指導係
TEL 026-235-7433、7434 FAX 026-235-7495
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●○ 熟議のススメ ●○
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皆さんは「熟議」という言葉を知っていますか? 「熟議」とは、
・多くの当事者による「熟慮」と「議論」を重ねながら、課題解決・政
策形成をしていくことで、
・具体的には、
(1)多くの当事者(保護者、教員、地域住民等)が集まって、
(2)課題について学習・熟議し、議論をすることにより、
(3)互いの立場や果たすべき役割への理解が深まるとともに、
(4)解決策が洗練され、
(5)個々人が納得して自分の役割を果たすようになる
というプロセスのことです。
昨年より文部科学省が推奨している課題解決や政策形成のための手法
です。
広聴会やディベートなどと何が違うかというと、それらの手法は、と
かく批判する側、される側といった対立構造になりがちですが、この
「熟議」の手法は、話し合いを行う中で、みんなが当事者意識を持ちな
がらお互いの立場を尊重し、課題の共有から解決策まで円滑に進むこと
が出来るという点です。ここが「熟議」をお勧めする最大の魅力となり
ます。
本年5月21日(土)に、県主催で初めて、この「熟議」を取り入れた
阿部知事の「県政タウンミーティング」(テーマ:『10年後の学校を考
えよう』)を松本市で開催しました。多くの皆さんにご参加いただき、
グループ毎に様々な意見発表がされました。熟議に参加していただいた
皆さんからのアンケートでは、多くの方から全体を通して「大変有意義
だった」とお答えをいただきました。
「県政タウンミーティング(熟議方式)」の開催概要は以下をご覧く
ださい。
http://www.pref.nagano.lg.jp/kenkyoi/teireikai/925/925-5.pdf
是非、みなさんもこの「熟議」を地域や学校、職場などで取り入れて
みてはいかがでしょうか。今までとは一味違った話し合いが体験できる
と思います。
詳しくは文部科学省ホームページ http://jukugi.mext.go.jp/ を
ご覧ください。
■お問い合わせ先
教育総務課 企画係
TEL 026-235-7423 FAX 026-235-7487
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■ 平成23年度長野県教育職員免許法認定講習の受講生を募集します
http://www.pref.nagano.lg.jp/kyouiku/kyougaku/kousyu/index.htm
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■ ふれあい自然体験キャンプ募集案内を掲載しました
http://www.pref.nagano.lg.jp/kyouiku/syougai/110610campyoukou.pdf
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■ 人権教育指導の手引き(改訂版)を掲載しました
http://www.pref.nagano.lg.jp/kyouiku/kyougaku/jinken44.htm
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■ 第925回長野県教育委員会定例会を開催しました
http://www.pref.nagano.lg.jp/kenkyoi/teireikai/925/925.htm
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■ 第926回長野県教育委員会定例会を開催しました
http://www.pref.nagano.lg.jp/kenkyoi/teireikai/926/926.htm
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★ ★┃ 今、学校では ┃ ★…★…★…★…★…★…★…★…★…★
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★☆ 一校一国運動
~トルコ共和国「タンプナル校」との交流~トルコ学講座 ☆★
長野市立西部中学校 教頭 湯澤 弘典
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平成10年の冬季オリンピックの一校一国運動で、西部中学校は、トル
コ共和国を応援しました。それが縁でトルコ共和国のイスタンブールに
あるタンプナル校との交流が始まり、手紙などのやりとりを行ってきま
した。平成14年10月には、本校職員がタンプナル校を訪問し、今後の交
流について協議し、互いの学校を訪問しあう約束を交わしました。そし
て、翌年には、タンプナル校より職員が来校し、平成16年から両校の生
徒、職員が訪問しあってきました。平成23年度は、西部中が訪問するこ
とになっています。
このトルコとの交流を深めるために、平成17年度から総合的な学習の
時間に「トルコ学」講座学習が行われてきました。今年度からは、全学
年での共修となり、1年生から3年生までの254名の生徒が、9講座の
中から、学習したい講座を選択し、学習を始めています。
<今年度開設された講座とその内容>
◇スポーツ:トルコの代表的なスポーツと日本の伝統的スポーツ等を調
べ、DVDを作製し、訪問団を通しトルコに届ける。
◇音 楽:トルコと日本の伝統音楽の調査と演奏。(1)日本の伝統
音楽(2)トルコと日本の楽器 (3)トルコの伝統音楽
の演奏
◇日本文化:着物の着付けの仕方、折り紙などについて調べ、体験し、
文化祭で発表した様子を訪問団を通してトルコに届ける。
◇社会科学:トルコの「政治」「トルコNOW」「気候」「学校」「経
済」について調べ発表する。
◇歴 史:トルコの世界遺産になっているものの歴史、日本と関わり
を持ったトルコの近現代史、日本の歴史との比較などを調
査する。
◇生活科学:「トルコの衣服」「トルコの料理」「トルコの住まい」に
ついて調べたり、実際に作ったりしたことをまとめ、発表
する。
◇美 術:トルコの風景、建築、文化などを題材に作品の制作、文化
祭に展示。日本を紹介する作品を作り、トルコに届ける。
◇日本ガイド:日本人の誇れるものを調べ、パンフレットにする。訪問
団を通しトルコに届ける。
◇言語文化:トルコ語を練習し、日常会話ができるようにする。ビデオ
レターの作成、カルタ・紙芝居作り。
本校昇降口には、トルコ語で「MERHABA」(メルハバ・・・こ
んにちわ)の文字が掲示されています。また、1階事務室横、3階多目
的室にトルコとの交流の様子の写真や、タンプナル校と交換した品物が
展示してあります。本校にお越しの際はご覧いただきたいと思います。
■お問い合わせ
長野市立西部中学校
〒380-0873 長野県長野市新諏訪1-4-1
TEL 026-234-2265
FAX 026-234-2266
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★☆ 箕輪進修高校フェンシング部の活動について ☆★
箕輪進修高校フェンシング部顧問 大槻高範
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北京オリンピックでの太田選手の銀メダル獲得によって、多少世の中
に名前の広まったフェンシングですが、長野県内には上伊那地区の3校
のみに部活動があります。近隣の高校に所属しながら練習に通ってくる
生徒をいれても男女20人弱での活動です。フェンシングはまだまだマイ
ナー種目の一つであります。箕輪進修高校では、旧箕輪工業高校からの
活動を引き継ぎましたが、部員がいなかったため数年休部となっていま
したが、昨年度より入部者がおり活動を再開しました。
そもそも、箕輪工業高校にフェンシング部ができたのは昭和53年やま
びこ国体が箕輪町で開催されたことにはじまります。地元開催の国体で
は少年男子の部で優勝するなど輝かしい成績を修めています。その後も
インターハイ入賞者や世界カデ(16歳以下)大会の日本代表選手を多数
輩出するなどすばらしい成績を修めており、現在2名の部員のうち1名
が昨年度の世界カデ選手権大会、アジアカデ選手権大会の日本代表に選
出されています。
部員がたった2名しかいないので練習相手が一番の問題です。土日は
近隣の中高生と合同練習をおこなうなど練習も工夫はしていますが、まっ
たく練習相手が足りません。フェンシングにはフルーレ・エペ・サーブ
ルの3種目があり、普通はその中で1種目のみ毎日練習します。そのた
め、20人の練習といっても3種目に分かれると1種目あたりはだいたい
6人くらいです。そのため、現役を退いた身ですが顧問の私も当然のよ
うに生徒の練習相手に駆り出されます。年間の練習の課題はいかにマン
ネリ化を防ぐことかであり、県外の高校、大学へ練習に行くなど少しで
も良い練習ができるようにしています。そんな中でも生徒は「インター
ハイ入賞」、「日本代表」など高い目標をもって練習をしており活気も
あります。これからは少しでもフェンシングをひろめ入部者を増やしな
がら、現在のレベルをさらに高めていければと思っています。
長野県高体連フェンシング専門部ホームページアドレス
http://www.ngn-hssp.org/fencing/index.htm
■お問い合わせ
箕輪進修高等学校
〒399-4601 上伊那郡箕輪町大字中箕輪13238番地
TEL 0265-79-2140 FAX 0265-70-1305
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★ ★┃ ご存知でしたか ┃★…★…★…★…★…★…★…★…★…★
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★☆★ こどもの権利支援センターにおける取り組み ★☆★
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「こどもの権利支援センター」は、いじめ等に関する相談を受け、子
ども・保護者と学校等との関係を調整することで問題の改善を図ること
を目的として平成17年5月に設置されました。(現在は、教学指導課心
の支援室内にあります。)相談形態としては、電話・来所相談または
(家庭)訪問による面談を行っています。
保護者の皆様からの相談は、我が子のいじめ被害や教師の指導に関わ
る不満等の形で語られることが多いのに対し、児童生徒本人からの相談
は、恋愛・進路・親子関係・友人との関係・日常の生活の心理的不安・
教師との関係など多岐にわたります。
当センターでは、苦悩や不安の中に置かれている子どもさん本人の声
(気持ち)を聴くことを何よりも大切に考え、支えるべき大人(保護者、
学校、他の関係機関等)が、子どもの気持ちを大切にしながら、協力と
連携のもと問題の改善に向けて動き出せるように助言や関係調整を行っ
ています。保護者からの相談をお聴きした際は、「是非、子どもさんが
直接この相談電話で悩みを打ち明けられるようお勧め下さい」とお願い
をしています。子どもの不安・苛立ち・不満・恐怖・焦りといった感情
を、支えるべき大人が共通理解(受容)できるか否かが問題改善の大き
なカギになると考えています。
また、当センターでは、いじめ予防と命の大切さを考えることをねら
いに、自らが過去の学校生活においていじめ被害に遭い大変に苦しい想
いをされた若者や、暴力で我が子を失ったご両親を講師として、主に学
校を訪問する「人権教育講師派遣事業」を実施しており、毎年、多くの
講演依頼をいただいています。児童生徒・教職員・保護者の人権感覚の
向上と自己肯定感の高揚の一助になることを願っています。
今後も、あらゆる相談を大切に受け止めながら、子どもの気持ちに寄
り添える相談機関でありたいと考えています。
○電話番号 026-235-7458 および 090-7286-5152
○受付時間 月曜日~金曜日 午前8時30分~午後6時
(祝日・年末年始を除く。)
■お問い合わせ
教学指導課 心の支援室
TEL 026-235-7450 FAX 026-235-7495
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★ ★┃ お知らせ・イベント情報 ┃ ★…★…★…★…★…★…★…
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△▼△▼ 研修講座のご案内 △▼△▼
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●○県生涯学習推進センター
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6月後半から8月までに開催する研修講座のご案内をいたします。詳
細については、当センターのHPをご覧ください。
皆様の参加をお待ちしております。
◆男女共同参画フォーラム
7月9日(土)
講義「元気出し!人生後半勝負どき」
講師:樋口 恵子 NPO高齢社会をよくする女性の会理事長
会場:長野県男女共同参画センター“あいとぴあ”(岡谷市)
時間:13:00~15:30
◆生涯学習推進講座
「大好き!公民館~『やりとり』で学びあう公民館~」
7月14日(木)
講義「寄っといで!公民館は駄菓子屋空間」
演習「人生と地域を豊かにする、やりとりワークショップ」
講師:松田 道雄 東北芸術工科大学芸術学部教授
◆セミナー
「いのち」
8月5日(金)
講師:青山 俊董 塩尻市無量寺東堂
時間:10:00~12:00
◆生涯学習推進講座
「地域と共に育つ子どもと若者~参加から参画・協働・共汗へ~」
8月30日(火)
講義:「子どもの育ちにとっての体験の重要性」
事例発表
情報交換
講師:明石 要一 千葉大学教育学部教授
受講は無料です
■お問い合わせ
長野県生涯学習推進センター
〒399-0711
長野県塩尻市片丘南唐沢6342-4
電話:0263-53-8822 FAX:0263-53-8825
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●○長野県体育センター
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どなたでも開催日の前日まで受講申し込みができます。
◆「身近な自然で心ほぐし」
○期 日:7月30日(土) 受付9:10~ 開講式9:40~
○実 習:10:00~16:00
○会 場:スカイパーク体育館(定員40人)
○講 師:東京成徳大学 教授 石崎 一記
○内 容:自然の中で五感を使った活動を通して、どこにでもある
自然の中で新たな発見ができます。
◆学校教育に生かす「アダプデットスポーツ」
○期 日:8月6日(日) 受付9:10~ 開講式9:40~
○実 習:10:00~16:00
○会 場:スカイパーク体育館(定員40人)
○講 師:東海大学 教授 内田 匤輔
○内 容:障害のある人や運動の苦手な人も、ルールや用具を工夫す
ることでスポーツの楽しみ方を広げます。
◆「学力向上のためには体力向上が不可欠!」
【松本大学との公開連携講座】
○期 日:8月7日(日) 受付9:10~ 開講式9:40~
○講義・実習:10:00~16:00
○会 場:スカイパーク体育館(定員100人)
○講 師:聖徳大学 准教授 百瀬 定雄
松本大学 准教授 岩間 英明
○内 容:学力向上につながる体力つくりの意義
◆こんな遊び方がある・・・ムーブメント教育
○期 日:8月19日(土) 受付9:10~ 開講式9:40~
○講義・実習:10:00~16:00
○会 場:スカイパーク体育館(定員40人)
○講 師:和光大学 教授 小林 芳文
○内 容:児童生徒の障がいに応じた運動遊びと指導の工夫
■申し込み先・お問い合わせ
〒390-1131 長野県松本市大字今井3443
長野県体育センター
Tel: 0263-86-0218 Fax: 0263-86-0204
ホームページ http://www.pref.nagano.lg.jp/xkyouiku/taice/index.htm
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●○ 2011県民スポーツフェスティバル参加者募集 ●○
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スポーツ・レクリエーション活動の場として、相互交流を深め、健康
で豊かなスポーツライフの実現のために、スポーツフェスティバルを開
催します。
○日時:県大会 10月23日(日)
○会場:松本平広域公園他
○申し込み締切日:9月2日(金)
◆競技の部:
陸上競技、ソフトバレーボール、ラージボール卓球、ソフトボール、
グラウンド・ゴルフ、ミニサッカー、小学生相撲、キンボール、ペ
タンク、トリオボウリング、ゲートボール、マレットゴルフ
※ 競技の部のみ事前申し込み、参加料が必要です。
(ゲートボール、マレットゴルフ、グラウンド・ゴルフは、各競技団
体を経由して申し込みます)
◆ふれあいスポーツの部:
ノルディックウォーキング、車いすテニス、ペタンク、キンボール
◆イベント広場:
あそびの広場、健康の広場
○ランチタイムイベントでは、「スポスタフェスティバル」として、
ながのスポーツスタジアムに参加する学校、学級の皆さんによる、
「クラスで8の字ジャンプ」の取り組みと演技の発表をします。
○県大会の他、県下20会場で「地域版」を開催します。総合型地域ス
ポーツクラブや実行委員会が主体になって進めるこの企画にも、ぜ
ひご参加ください。
○詳細は、下記のホームページをご覧ください。
http://www.pref.nagano.lg.jp/kyouiku/taiiku/kenspo.htm
■お問い合わせ
県教育委員会事務局スポーツ課内
県民スポーツフェスティバル実行委員会事務局
TEL :026-235-7449
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●○ 第33回「スポーツ天国」を開催します ●○
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スポーツ天国実行委員会は、長野県教育委員会と共催で、広く県民に
向けたスポーツイベント、第33回「スポーツ天国」を開催します。
今年は人気の集団リレーに加え、新種目として小学生相撲。新部門と
して中高年対象のウォーキング教室も行います。奮ってご参加ください。
◆日時 7月2日(土)開会式9:15 ※マレットゴルフは6月29日(水)
◆会場 松本平広域公園(信州スカイパーク)
◆内容
(種目)集団リレー、一輪車タイムトライアル、マレットゴルフ、グラ
ウンド・ゴルフ、女子ダブルステニス、小学生相撲
(部門)体力測定・健康相談・栄養相談、ニュースポーツ・スタンプラ
リー、チャレンジ・ザ・ゲーム、総合型クラブ交流大会(フッ
トサル)、ウォーキング教室
■申し込み先・お問い合わせ
〒390-1131 長野県松本市大字今井3443
長野県体育センター
Tel: 0263-86-0218 Fax: 0263-86-0204
ホームページ http://www.pref.nagano.lg.jp/xkyouiku/taice/index.htm
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●○ 長野県埋蔵文化財センター速報展
「長野県の遺跡発掘2011」 ●○
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平成22年度、(財)長野県文化振興事業団長野県埋蔵文化財センター
で発掘調査を行った県内各地の遺跡出土品を公開します。
中野市千田遺跡の土偶のほか、弥生時代の墓に供えた赤い土器(佐久
市北裏遺跡群、西近津遺跡群ほか)、修復を終えた中世の漆器椀(千曲
市東條遺跡)、中世寺院の風景を色濃く残す五輪塔や木製祭祀具(佐久
市地家遺跡)など、信濃の歴史再考に迫る新発見資料を多数展示いたし
ます。
◆場 所 伊那文化会館
◆開催期間 7月7日(木)~7月31日(日)
◆開館時間 午前9時から午後5時まで
(入館は午後4時30分まで)
◆休館日 7月11日(月)・19日(火)・25日(月)
◆観覧料 無料
◆調査報告会
開催日時 7月10日(日) 午後1時30分~3時30分
内 容 (1)縄文大集落と土偶(中野市千田遺跡)
(2)弥生から古墳のいのり(佐久市北浦遺跡群)
(3)中世の街道と門前集落(千曲市東條遺跡)
■お問い合わせ
〒396-0021 伊那市大字西町5776
伊那文化会館
TEL 0265-73-8822 FAX 0265-73-8599
info@inabun.or.jp
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●○ 春季展 武士の家宝-かたりつがれた御家の由緒- ●○
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明治初期、武士の身分が消滅したとき、福井藩で代々家老を務めた家
柄であった芦田氏は、先祖ゆかりの信濃へ帰ってきたといわれています。
このとき芦田氏が運んできた長櫃の中には、江戸時代を生きた武士が最
後まで大切に所持していた家宝の品々が収められていました。
本展では、本邦初公開となるこれらの品々(依田家史料)を一挙公開
し、武士がみずからの家の由緒をかたりつぐために何をよりどころにし
て、何を大切にしてきたのか、武士の家宝の実態と武家の由緒を明らか
にします。
◆場 所 長野県立歴史館
◆開催期間 開催中~7月3日(日)
◆開館時間 午前9時から午後5時まで
(入館は午後4時30分まで)
◆休館日 毎週月曜日
◆観覧料
区 分 常設展券
大 人 300円(200円)
高・大学生 150円(100円)
小・中学生 70円( 50円)
※( )は20名以上の団体
以下の方は無料です。
○平日、学校の教育活動として観覧する県内の小・中・高生
○身体障害者手帳などの交付を受けている方とその介護者
○土・日曜、祝日及び振替休日に観覧する小・中・高・特別支援学
校生
◆講演会
開催日時 6月25日(土) 午後1時30分~
演 題 かたりつがれた武士の由緒(仮題)
講 師 国立歴史民俗博物館 副館長 久留島浩 氏
*上記講演会には受講料200円が必要です(企画展観覧料を含む)。
■お問い合わせ
県立歴史館 総合情報課 (〒387-0007 千曲市屋代260-6)
TEL 026-274-2000 FAX 026-274-3996
ホームページ http://www.npmh.net/
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●○ 長野県立歴史館講座 「信州の三万年をたどる」 ●○
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平成23年度の考古学講座は、「信州の三万年をたどる」と題し、全6
講座(うち1回は遺跡探訪会)を開講します。
県立歴史館の職員が、わかりやすく解説しますので、考古学に興味を
持ち始め、学習の機会を求めている方等には、とても良いきっかけの場
になると思います。
ぜひ、県立歴史館の考古学講座にご参加ください。
◆会 場 長野県立歴史館 講堂又は第1研修室
◆日程・内容
第3回 7月16日(土) 花開く縄文文化の森-縄文時代-
第4回 9月17日(土) 新たなる米作り-弥生時代-
第5回 10月22日(土) (遺跡探訪) -群馬県北部-
第6回 11月12日(土) クニから国へ-古墳時代-
◆ 時 間 午後1時30分から午後3時まで(第5回は終日)
◆ 申 込 所定の申込書の提出が必要です。
(通年予約制。当日受付も可。)
◆参加費 資料代として、1回200円をいただきます。
なお、第5回遺跡探訪会は、他に別途参加費がかかりま
す。
■お問い合わせ
県立歴史館 考古資料課 (〒387-0007 千曲市屋代260-6)
TEL 026-274-2000 FAX 026-274-3996
ホームページ http://www.npmh.net/
★☆★ あとがき ★☆★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジン「教育ながの」7月号をお届けします。
先日、冬から育てていた玉ねぎを収穫しました。あまり大きくはなり
ませんでしたが、味はまさに玉ねぎそのものでした。これはこれで美味
しいのですが、やはりせっかく育てる以上立派な野菜を収穫したいと思
い、今回の失敗の原因を探しました。
まずひとつに気温の影響があるようです。私が野菜を育てている場所
は山の上にあり、少し気温も低いため、植物を育てるには平地より早く
準備をしなければいけません。今回大きくならなかった理由のひとつに
は植える時期の遅れがあるようです。
ですが気温の問題以上に手入れの悪さが影響しました。土地が痩せて
いるのに肥料を十分に与えなかったり、草が生え放題であったりと、大
きく成長するための環境が十分にありませんでした。
そこでこの問題に今年の節電で対処しようと考えました!
今年の夏は節電の影響もあり暑さに拍車がかかりそうですが、涼を求
めて山に行き、畑の手入れもすれば一石二鳥というわけです。
長野県は避暑地としても有名です。暑いからこそ、涼しい山に行って
普段しないトレッキングをしてみたり、キャンプをしてみたり。これを
機に今まで行ったことの無い様々な場所に出掛け、色んなことを経験し
てみたいものです。(ひ)
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■ 編集/発行
長野県教育委員会事務局 教育総務課
TEL 026-235-7423 Fax 026-235-7487
長野県教育委員会ホームページ http://www.pref.nagano.lg.jp/kenkyoi/
長野県ホームページ http://www.pref.nagano.lg.jp/index.htm
▲△▲△▲△▲△▲△▲△ 教育ながの vol.583 ▲△▲△▲△▲