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更新日:2016年7月28日

平成28年7月16日に開催した県政タウンミーティングについて
「長野県林業の未来を語る ~森林県から林業県へ~」

開催概要

1 基本情報
 開催日時 平成28年7月16日(土曜日) 午後1時30分から3時30分まで 
 場所    上松町ひのきの里総合文化センター(上松町)

2 意見交換
 (1) テーマ 「長野県林業の未来を語る ~森林県から林業県へ~」
 (2) 参加者
    県民 116人
    長野県知事 阿部守一
    進行役    林材ライター 赤堀楠雄氏
    取組発表者
     ①木曽南部森林組合    今井竜太氏  

     ②林業女子会@しなの   榎本浩実氏

     ③株式会社 Tree to Green  鈴木潤吾氏

会場の様子

 今回のタウンミーティングは、森林に囲まれた木曽の地で「長野県の林業の未来を語る~森林県から林業県へ~」をテーマに、「しあわせ信州移動知事室」の期間中に開催しました。  

 冒頭、阿部知事からは、「林業は未来に向けて大きな可能性を持った産業だと思っている。ただ、今までと同じ発想・取り組み方で進んでいけば林業が発展するかというと必ずしもそうでないと感じている。森林・林業とともに発展してきた木曽の地から次の時代に向けたあり方を皆さんと一緒に考えていきたい。」とあいさつがありました。

 続いて、進行役の赤堀楠雄氏から、森林・林業に対して普段抱いている問題意識についてお話いただきました。

  「今日お集まりの方は森林や林業に関わっている方が多いと思うが、我々が森林や林業に対して抱いている気持ちが果たして社会全体の中で共有されているのだろうか、共有してもらえるように発信しているのだろうかという問題意識を持っている。最近も、商社マンから林業はこれからの日本に本当に必要なのかと聞かれた。そういう社会の中で我々は林業に向かい合っているということをまず押さえておく必要がある。
 これまで同様、自然と人間が共生していく道筋が必ずあると思う。木材だけでなく、ありとあらゆる山の恵みを利用しながら暮らしを成り立たせることが林業そのものなんだと思う。自然との関わりを、我々一人ひとりが都会にいようが山間地にいようが自覚しながら自分たちの暮らしのあり方について考えることがこれからの時代に求められていると思っている。具体的にどうするかをこれから皆さんと考えていきたい。」との話がありました。

 次に、木曽の地で頑張っている3人の若者から取組の発表があり、その後、会場の皆さんと意見交換を行いました。

 木曽南部森林組合の今井竜太氏からは、「職業としての林業の魅力について」をテーマに、小さい頃から山菜取り・魚釣り・登山・狩猟などを祖父母から教わり山が大好きになって現在の仕事を選んだこと、作業班には同世代がおらず、また、職人気質の上司に怒鳴られながら技術を磨いた苦労話のほか、生まれ育った木曽谷で身近な里山づくりを通して木曽に恩返しをしていきたい、3K(危険、きつい、きたない)と言われていた林業を3K(綺麗、快適、気配り)に変えていきたいという夢・目標の発表がありました。

 林業女子会@しなのの榎本浩実氏からは、長野県には山がたくさんあるにもかかわらず、どうしても遠い存在のように感じてしまうことから、「林業女子会@しなの」として山と暮らしをつなげる活動をしているという発表がありました。
 木を伐るだけでなく、山菜などの山の恵みや、苔をインテリアに取り入れるなど、森林が持ついろいろな魅力を女性ならではの目線で発見し、山と関わる機会を間接的にでも増やしていき、興味を持ってもらいたい、関心を持つことで、何か変わってくるかもしれない。と発表がありました。
 最後に、最近読んだ本に『森が死ぬ本当の原因は、わたしたちが日常生活にはもう木など必要ではないと考えること、無関心になること。森が最もうまく扱われるのは、木材が人間の生活の中で重要な役割を果たすとき、木材と上手に付き合える職人がいるとき、わたしたち人間が森や木材を恵みとして受け入れるときなのです。森林を守るということは、森の恵みを有り難く受け入れて、それを有意義に活用することにほかなりません。』と言う言葉があり、大きく影響を受けたと紹介がありました。

 株式会社 Tree to Greenの鈴木潤吾氏からは、理系大学から自動車会社に入社して燃料電池自動車の普及による自然への貢献を考えたが、普及までの間、自然はどうなるんだろうかと森の現状について調べたところ、現在の森は儲からないから放置されていることに気づき危機感を感じた。そこで今の森を守るため木を使って儲けることを考え、木を使う技術を一から学ぶために自動車会社を辞めて上松技術専門校に入校したこと、また、そこで多くの人たちと出会い、技術の価値を共有することで木の価値・森の価値を知ってもらえるのではないかと考えた。そのような人とのつながりの中で、自分の思いと一致する現在の会社に出会って働いていること、また、木造の元公民館を借りて自宅として里山に暮らす選択をしていることなどについて発表がありました。

 続いての意見交換の中では、赤堀氏から参加者全員に質問し、参加者は3色の紙を一斉に上げ結果を会場全体で共有する「旗上げ」も行われ、会場は盛り上がりました。

 知事からは、「木と森に無関心になっている社会に、森林県長野県として何を発信していくのかということが重要だと思っていて、そういう活動を具体的に考えないといけないと思っている。」「今、長野県を含めて、林業政策があまりにも生産に偏っているが、これからは需要をつくらなければいけないと思っている。」「これまでの長野県の林業を支えてきてもらった先達の皆様方の苦労は大変なものだったと思うが、今、その苦労の成果としてこの木曽地域は木材の生産地として全国から認知されているのは間違いない。そのアドバンテージを生かしていくこと、それから若い人達の知恵と力を出してもらって、林業の分野においても生産工程・デザイン・流通のイノベーションを起こしていくということを関係の皆さんと共有して進んでいきたいと思っている。」とのコメントがあり、さらに、「木曽地域をどうするか、林業をどうするかということは、私だけではできない。林業を生業にしている人たち、そこで暮らしている人達が、こうしたい、こうするんだということを具体的な夢として描いてもらって、その分、ここだけは県も応援して欲しいと言っていただければ、なんでも協力する。ぜひ、ビジョンを地域・林業関係者の中で共有していただければと思う。」とのコメントで終了しました。

 

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