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更新日:2016年1月4日

知事会見(平成28年(2016年)1月4日(月曜日)11時00分~11時12分 会場:県庁)

項目

知事からの説明

取材者からの質問

  1. コンプライアンス元年に向けて
  2. 今年開催するイベント等に向けて
  3. 国内外に向けた発信強化について

本文

知事からの説明

 新年を迎えて、部局長会議を開催

長野県知事 阿部守一
 1月4日の会見を始めさせていただきたいと思います。
 あけましておめでとうございます。昨年1年間も皆さま方に大変お世話になりましたが、今年も私どもとしてもできるだけ的確な情報提供に努めていきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
 冒頭、私の方からは仕事始めのあいさつでも触れましたけれども、年末にコンプライアンス元年にしたいという話を申し上げましたが、今年をぜひコンプライアンス元年、あるいは仕事再生元年、そういう形の年にしていきたいと思っています。単なる法令順守ということではなくて、真に県民の皆さま方の期待に応えられる組織として、長野県が生まれ変わる年にしていかなければいけないという決意を新たにしているところでございます。お役所仕事というような言われ方があるわけですけども、ある意味そうした言葉が長野県内では使われなくなるように、いい意味で県民の皆さま方の期待を裏切る組織に変わることができるように取り組みを進めていかなければいけないと思っています。そのために私とすれば、できる限り今年は県庁の内外、多くの県職員と対話を進める年にしていきたいと思っています。併せて、さまざまな現場からの意見が反映されやすいような仕組みをつくっていかなくてはいけないと思っています。取り組むべきことはさまざまあると思っていますけれども、これから私がこれとこれと決め付けるのではなく、まずぜひ広く職員からも意見をもらいながら元気で前向きな長野県政をつくるべく取り組んでいきたい、そういう年にしていきたいと思っています。また政策面では、昨年地方創生の総合戦略を策定致しました。総合戦略は「オール信州」で着実に進める年にしていきたいと考えています。特にあいさつでも申し上げましたけれども、教育、高等教育であったりあるいは多様な学びの場であったり、教育の振興と、それから働くこと、多様な働き方の推進であったりあるいは人材のミスマッチ解消、さらには女性や高齢者、障がい者、こうした皆さんの雇用の推進、この学ぶ、働く、こうしたことに光をしっかりと当てた政策作りに努めていきたいと思っています。いろいろ細かいことはこれから予算編成に向けて考えていきますけれども、冒頭私の方からは以上とさせていただきたいと思います。よろしくお願い致します。

取材者からの質問

 1 コンプライアンス元年に向けて

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 今年もよろしくお願い致します。知事から今お話があったコンプライアンスの関係だと思うんですけど、職員の方と対話をできるだけ進めていきたいと、年末の仕事納め式の際にも年末考えてくださいと呼び掛けをしていらっしゃったと思うんですが、知事ご自身、何かこの年末に考えられて、なかなか新しい策というのはないかもしれないですが、こんなことをやっていきたいという少し具体策があれば教えていただけませんか。

長野県知事 阿部守一
 さっき仕事始めのあいさつのところでも職員に三つお願いしました。目的を常に意識すること、それから自分の意見をはっきり出してもらうこと、それから時間軸を明確にしてもらう。これは職員の皆さんに意識してもらうことでありますけれども、その裏返しとして私もその実現に向けて取り組まなければいけないと思っています。目的を意識するということは、県政全体の責任者である私と現場を含めた多くの県職員がやはりしっかりコミュニケーションを取って問題意識を共有するということが最も重要だと思っていますので、そういう意味では対話の促進をしていきたいと思っていますし、また、自分の意見を持ってもらうということの裏返しとして1人1人の職員の意見が本当に反映される、実現できる組織にしていかなければいけないと思っていますので、そうした仕組み、かつて一人1改善提案事業をやりましたけども、これも一定の成果を収めましたので、また次のステップとして県職員からいろいろな提案を聞く仕組みを私としては恒常的に考えていきたいと思っています。それから時間軸については、仕事、政策作りのやりとりをする中でお互いにデッドラインというか締め切りを明確にする、意識をする、そうしたことを心掛ける中で、職員には今言ったような3点を意識して、まずは取り組んでもらいたいと思っています。

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 対話ということですと職員の方から提案というのもおっしゃられましたが、なかなか管理職というか上に立つ方が作っていった方がなかなかそういう動きになるのかなという気がするんですが、知事ご自身何かその辺で具体的なアイデアというのはございますか。対話を促進して対話がしやすい雰囲気づくりの職場に変えていくという何か具体策、もしアイデアがあれば少し教えていただきたいのですが。

長野県知事 阿部守一
 いくら言っても無駄だと思われてしまうと対話の促進には多分つながらないわけでありますので、私とすれば一つでも二つでも、まずは現場の職員、あるいは県政でそれぞれの分野で頑張ってもらっている職員の思いを実現していくということが重要だと思っています。政策提案、職員キャリア開発センターでここ数年やってもらっていますけれども、そこで作って出されてきている政策についてもできるだけ具体化しようと取り組んできていますので、そうした取り組みについてはさらにしっかりと進めていきたいと思っています。

 2 今年開催するイベント等に向けて

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 もう1点、今年いくつか非常に大きなイベントがあって、先ほども例を挙げられて、「真田丸」が始まりますし、御柱祭ですとか植樹祭、山の日、G7交通大臣会合とかいろいろあるんですが、今年のいろいろ大きなイベントに向けて、少し意気込みというかお考えというのを教えいただけますか。

長野県知事 阿部守一
 まず警察の皆さんの力をしっかり発揮してもらう中で、警備も含めて万全な準備をしていかなければいけないだろうと思っています。また、その上で単にイベントが成功したということで良しとするだけではなくて、そのイベントに向けて長野県の強み、例えば「山の日」であれば、これまで山岳高原観光地づくり、あるいは山の安全対策を進めてきていますけれども、そうしたものをしっかり形にして、イベントを契機に日本中、あるいは世界に発信していく、そういう機会にしていかなければいけないと思っています。そういう意味では、単なるイベントではなくて、イベントプラス長野県の強みの磨き上げと発信のための機会として最大限活用していきたいと思っています。

 3 国内外に向けた発信強化について

読売新聞 戸田貴也 氏
 先ほどの関連の質問なんですけれども、今年はさまざまなイベントがあって発信強化というのを先ほどもおっしゃっていました。いわゆる国内や海外に向けた発信という中で、例えば海外のお客さんに向けてはこういった発信のあり方があるのではないかとか、北陸新幹線等でつながった首都圏や北陸圏で、こういったところにこういうふうにPRしていきたいと、もし知事自身が今お考えのことがあれば教えていただけますか。

長野県知事 阿部守一
 われわれが試みなければいけない発信の仕方というのも時代とともに変わってきているのではないかと思っています。そういう意味では、観光部には従来型の観光行政を大きく転換しようということを言っていますが、SNSを使って今や個人の人たちが口コミでいろいろな情報をどんどん広げる時代になっていますので、そうした方たちの協力も得ながらの発信、これまでもやっていますけれども、これまでと違った発信の仕方の工夫ということもしっかり行っていきたいと思います。そういう意味で、これまで従来行ってきたような取り組みも片方で必要な部分もありますが、新しいメディアに対応した発信の方法ということもこれからさらに力を入れていきたいと思います。

読売新聞 戸田貴也 氏
 最後に、今日の部局長会議では観光部長さんの方から善光寺の御開帳がホップであって、次はステップっていうお話もありましたけども、知事のお考えとしては同じようなご意見なのか、付け添えることがあるかどうかを教えていただけますか。

長野県知事 阿部守一
 昨年は善光寺の御開帳、あるいは北陸新幹線の開通で、長野県のある意味で人の流動が変わるスタートの年だったと思います。加えて今年はさまざまな行事、イベント、お祭り、こうしたもので全国から長野県に多くの人たちの注目が集まる年になります。来年はDCキャンペーンの年でありますので、ホップ・ステップ・ジャンプいうことで昨年、今年、来年ということで、この3段階で観光政策のレベルアップも図っていきたいと思っています。

長野県知事 阿部守一
 よろしくお願い致します。

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7054

ファックス:026-235-7026

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