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更新日:2015年4月1日

中島恵理副知事会見(平成27年(2015年)4月1日(水曜日)13時30分~13時45分 会場:県庁)

項目

中島副知事あいさつ

取材者からの質問

  1. 理想の副知事像について
  2. 副知事と地域との関わり方について
  3. 行政職員を目指したきっかけについて
  4. 二地域居住のメリットについて
  5. 現在の長野県の課題について
  6. 長野の魅力発信について
  7. 今後の生活について

本文

中島副知事あいさつ

 副知事就任のあいさつ

長野県副知事 中島恵理
 
本日、副知事を拝命致しました中島恵理でございます。どうぞよろしくお願い致します。私はこれまで、20年間国で環境行政に携わってきましたが、そういった経験や15年間ほど長野県の富士見町で一県民として子育てをしながら地域の活動に関わってきました。こういったナショナルな、またはローカルな経験を生かしながら、しあわせ信州を実現するため全力で取り組んでいきたいと考えております。皆さま方のご支援ご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。私からは以上でございます。

取材者からの質問

 1 理想の副知事像について

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 
1つは今お話されたようなご自身のご経験を生かしながら、ご自身の描くどんな副知事を目指したいとお考えでしょうか。

長野県副知事 中島恵理
 まずは県民として、子育て中の母親として長野県で暮らしてきましたので、飛び出す公務員という言葉がありますが、ぜひその地域に出かけていって、まずは県民の皆さまとお会いをしてどういった課題があるのか、どういった取り組みがあるのかを勉強し、さらに長野県は非常に魅力のある県ですので、長野県の魅力を発信できるような副知事としての取り組みをしていきたいと考えております。

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 
そうしますと、どちらかというと庁内にとどまるのではなくてできるだけ現地へ出掛けるというような、先ほど飛び出す公務員というお話がありましたけれども、いわば飛び出す副知事のようなイメージでご自身のこれからの副知事像を描いていらっしゃるということでしょうか。

長野県副知事 中島恵理
 
そうですね。私自身のこれまでの公務員人生でも、長野県の富士見町に住んで、富士見町の地域の活動に実際に県民として関わったりとか、現場での市民感覚を非常に大切にしてきましたので、ぜひそういった形で飛び出す副知事として地域の皆さんとお相手したいなと思っております。

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 
それから副知事の大事な役割の1つとすれば、これから所管されてらっしゃる担当部局もありますし、政策テーマもあります。それから地域の担当もこれから決まりました。そういう意味では組織運営、どんな長野県庁を副知事として目指していきたい、変えていきたいとお考えでしょうか。

長野県副知事 中島恵理
 
そうですね。知事もご指摘されてますけれども、私も自分で感じているのは、地域で暮らしていると環境の問題も福祉の問題も農業の問題も、それぞれが複雑に絡み合いながら生じていますので、できるだけ部局の視点だけではなく分野横断的な視点を重要視していきたいと思っていますし、また1つの取り組みが複数の効果を生じるような、そういった取り組みをぜひしていきたいと、そのために県庁の関係部局の連携であったり、または県と市町村の連携であったり、県と県民の皆さまとの協働、そういったものをぜひつなぐ、重要視するような役割を担っていきたいと考えております。

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 
今おっしゃられたような視点というのは、やはりこれから副知事として県組織、職員の方たちも共有してほしいとお考えなんでしょうか。

長野県副知事 中島恵理
 
そうですね。これは私自身の経験ですけれども、温暖化対策課長としても仕事をしていましたが、温暖化対策も温暖化の視点だけでは取り組めなくて、全ての部局が取り組む必要があったんですけれども、なかなか実際上、縦割りの部署にいると、その総合調整はそれほど簡単ではなかったんですね。そういったことから副知事の立場では、よりフラットな立場で部局の調整を積極的に努めてやっていきたいと考えています。

 2 副知事と地域との関わり方について

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 
この春から新しく地域担当が加わりました。中島副知事でいらっしゃったら諏訪をはじめ5地域のご担当になります。今後の副知事と地域との関わり方というのはどんなふうにしていこうとお考えでしょうか。

長野県副知事 中島恵理
 
そうですね。長野県は小さな市町村も多いので、それぞれの市町村だけではなくて広域に取り組まなくてはいけない、広域で取り組むからこそ効率的にできるような施策もたくさんあると思うんですね。そういったものを、やっぱり市町村同士のもちろん連携はあるんですけれども、市町村それぞれ施策を推進されていますから、県の立場から広域で取り組む必要がある課題を見つけてぜひ市町村と一緒になりながら、かつ横断的な視点でなるべく環境とか福祉とかいう観点ではなくて地域活性化をしていくと、「しあわせ信州」を実現していくという観点からぜひ取り組んでいきたいと、そのためにはぜひ担当となった5地域には積極的に出掛けていって県としてやるべき課題を見つけて、リーダーシップを取りながら進めていきたいと考えております。 

 3 行政職員を目指したきっかけについて

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 
1つプロフィール的なことも伺いたいのですが、もともと環境庁の職員を目指されたきっかけ、広くいえば行政職員ということになるのかもしれませんが、どういうきっかけで目指していらっしゃるのか教えてください。

長野県副知事 中島恵理
 
そうですね。分かりやすく言うと人々の幸せを実現する政策作りに関わりたいと思っていまして、もともと関心は環境だけではなくて、環境や福祉や教育や、さまざま関心はあったんですけれども、その当時は地球環境問題も深刻になっていたということで、環境の側面から人々の幸せを実現するような、そういった仕事を選んだわけです。ただ実際仕事をしてみると環境を良くするためにも経済のこと、福祉のこと、教育のことも含めて取り組まないと環境もよくならないし、他の問題もよくならないということで、実は環境以外の仕事に関わりたいと思っていたんですね。こういった観点から、この1年間は地域再生という観点で研究もしていましたので、ぜひ環境だけではない地域再生、地域創生という観点で総合的な取り組みをぜひ取り組んでいきたいと考えております。

 4 二地域居住のメリットについて

中日新聞 小西数紀 氏
 
副知事としてというのとはちょっと違うかもしれませんが、これまで長く、富士見と東京とか、富士見と長野とか、二地域居住をやってこられたと思うんですけど、二地域居住をされてきて、お仕事に生かせるメリットですとか、新しく気付いたことというのをちょっと教えていただければと思います。

長野県副知事 中島恵理
 
二地域居住で良かったのは東京、都会の視点と、富士見町は農山村ですから、地方農山村の視点の両方を持てたことですね。私が今までやってきたことは、東京で得た環境行政なり国の行政の情報を富士見なり八ヶ岳山麓の皆さんに発信をし、またこの八ヶ岳山麓で生じている課題を国の方に発信して、私自身の環境政策作りにも実際参考にしてきました。さまざまな地域にいると、廃棄物の問題や水の汚染の問題さまざまありまして、そういったことを地域で私が県民として経験したことを基に環境政策を立案していくと、そういったことをやってまいりました。また、今後は東京の視点、東京から物事がすべて発信されることが多いと感じていたんですけども、これからは地方が主役になっていく時代なので、なるべく地方の課題や地方の魅力を、長野県の宝を、ぜひ県外、東京、また国際的に発信をするような情報の流れを逆にしていくような、そういった東京と都会と地方をつなぐ役割をぜひ担っていきたいなと感じています。

 5 現在の長野県の課題について

読売新聞 武石将弘 氏
 
先ほど、担当の地域中心に外へ出て行っていろんな地域の課題を見つけていきたいとお話があったんですけれども、中島さん、2年間、県の職員として、温暖化対策課長として勤務なされて、中から長野県を見られていたと。その後、2年間、外から長野県を見られていたと、両方の経験をされていると思うんですけど、具体的にその2年間、合計4年間、現在見えている長野県の課題っていうのを具体的にちょっといくつか挙げていただきたいんですけども。

長野県副知事 中島恵理
 
そうですね。県庁内の課題と県全体の課題があると思うんですけれども、県庁内の課題としては、非常にやる気のある、優秀な職員の方が非常に多いと思っているんですけれども、なかなか予算上の制約もあって、自由な発想での企画・立案というのがなかなか難しいと。国と比べてなかなか県の職員の皆さんが、自主的に政策を立案する機会が若干少ないなというのを見ていまして、ぜひ私は、そういった職員の皆さんが、自主的にやりがいのある仕事ができるよう、想像力・企画力を生かした、そういった仕事場作りにしていきたいなと思っています。それから、県全体の課題って見ると、やはり人口減少社会を迎えて、高齢化社会という中で耕作放棄地も増えていますし、特に小さな農山村ではこれから集落を維持していくのも非常に難しいという状況になっていますので、まずは、そういった地域の皆さんが、力を合わせて地域を活性化していけるような、そういった地域創生の取り組み、そして、移住という形で、都会から長野県に元気な人を連れてくるということで、長野県を、または日本全体を地域創生していくというような取り組みをぜひ取り組んでいきたいと考えております。

 6 長野の魅力発信について

時事通信 岩崎万季 氏
 
先ほど副知事が、長野の魅力を発信できる副知事になりたいとおっしゃられてたんですけれども、今の段階で特に発信したいと思っているような長野の魅力について、あれば教えてください。

長野県副知事 中島恵理
 
そうですね、私自身が長野と二地域居住をして自分自身が元気をもらっているということなんです。その元気っていうのは、長野には長野にしかない自然環境と、それからさまざまな地域のいろんな活動があると思うんですけれども、そういった例えば私が関わっていたことからいうと、諏訪湖は日本で唯一のきれいになった湖なんですね。なかなか湖沼は水質改善しない中で、日本である意味初めて水質改善をした、そういった場所なんですけれども、それはきれいになった背景には県庁と、または大学と県民の皆さんのパートナーシップで改善をして、それがその地域の魅力になっている。こういうふうな県の皆さん、県庁と県民の皆さんが協働して地域を良くしていくことがさまざまあると思っているんですね。こういった活動や、長野県の持っている自然資源、地域資源がたくさんありますので、ぜひそれを発信していきたいなと思っております。

 7 今後の生活について

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 
温暖化対策課長時代と同じ生活スタイルになるかもしれませんけども、今後は危機管理上の側面もありますから、長野と富士見町とどんなサイクルで生活されるのかというのが一点とですね、それから、先ほど最初にお話がありましたみたいに、お子さんをお持ちの母親でいらっしゃるので、お子さんは今お年はおいくつでいらっしゃいますか、ちょっと教えてください。

長野県副知事 中島恵理
 
8歳と5歳ですけれども、まず、私自身平日は長野市の市内に住んでおりますので、平日は基本的に長野におります。週末は特段仕事がなければ富士見にいる予定ですが、危機管理上の問題もありますので、知事と副知事で交代で週末はいることになっておりますので、そういったときには長野市にいる予定でございます。子どもはまだ小さいんですけども、なるべく子育てとも両立しながら仕事をしていきたいというふうに思っております。

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 
以前と同じように、そうしますと平日は単身赴任のような形でこちらへ。

長野県副知事 中島恵理
 
はい。

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 
分かりました。ありがとうございます。

長野県副知事 中島恵理
 
どうもありがとうございました。

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7054

ファックス:026-235-7026

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