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更新日:2018年12月25日

知事会見(平成22年(2010年)9月13日(月曜日) 14時30分~14時50分 県庁:会見場) 

項目

阿部知事からの説明

  1. 副知事の選任について

取材者からの質問

  1. 副知事の選任について(1)
  2. 浅川ダムについて(1)
  3. 情報公開について
  4. 議会対応について
  5. 副知事の選任について(2)
  6. 女性副知事の選任について
  7. 元気づくり支援金について
  8. 浅川ダムについて(2)

 

本文

阿部知事からの説明

1 副知事の選任について

長野県知事 阿部守一
 どうも皆さん、こんにちは。私のほうからは本日県議会臨時会を開催させていただきました。議案は副知事の選任同意ということでありまして、環境部長の和田部長を副知事ということで、議会のご同意をいただいたということであります。率直にご同意いただけたことをありがたく思っておりますし、早速執行態勢をしっかり充実してですね、県民の皆様のための県政にまい進していきたいというふうに思っております。私が県議会の議場に足を踏み入れたのは6年ぶりでありますけれども、昔はいろいろな事がありましたので、いろいろ感慨深いものがありましたけれども、また議場の場において県民の代表であります県議会の皆様方としっかりと県民のほうを向いた議論をしていきたいというふうに改めて思っております。私のほうからは以上でございます。

 

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取材者からの質問

1 副知事の選任について(1)

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 先程同意を得られました副知事に関してなんですけれども、前県政の時には二人態勢で、実務とそれから総務企画系とそれぞれ役割等々あって職務を遂行してきたと思うんですが、とりわけ今回和田さんを選任されてですね、どういったところを補佐していくのか、それとも特命的に当たって欲しい事項があるのか、その辺はいかがでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 私は副知事は二人制ということを前提に考えております。一人は女性副知事ということで繰り返し申し上げておりますけれども、女性副知事選任に至るまでの間は、県政全般、補佐をしていただこうというふうに考えています。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 逆に質問になってしまいますが、女性副知事に関してはとりわけ今後になると思いますけれども、どういった役割を持たせていこうとか、そういったものは現段階ではあるんでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 現時点で具体的な人を決めているわけではありませんので、どういう人を選ぶかということによっても分担等は若干変わってくる可能性があります。その時点で私として判断していきたいと思っています。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 ありがとうございました。

2 浅川ダムについて(1)

長野朝日放送(abn) 中村あゆみ 氏
 この後のことで、浅川ダムの視察に行かれるということなので、そちらのことでお伺いをしたいんですけれども、まずこの時期に視察というタイミングとですね、それから今日の視察の中でのポイントというのを改めてお伺いをしたいと思うんですが。

長野県知事 阿部守一
 タイミングというのは、できるだけ早くというのがたまたま今日になったということですね。今日じゃなくてはいけないということではなくて、できるだけ早く行きたいということで、いろいろ日程が入っていましたので今日になったということです。視察のポイントと言うか、現場の状況を見ながらですね、今まで県が考えてきている構想について担当部のほうから話をしっかりと聞いておきたいというふうに思っておりますし、今現在着工中でもありますので、現状がどういう状況かということについても把握しておきたいと思っています。

長野朝日放送(abn) 中村あゆみ 氏
 ありがとうございます。それから今日見た後に、15日とそれから22日と今日リリースがあったと思うんですけれども、住民の方から意見を聞かれるということなんですが、今後どのタイミングで判断をされて、説明責任を果たすんだというふうに何度もおっしゃられていますけれども、いつ頃をめどに、どういう形で方向を出していくのかというのをお伺いしたいんですが。

長野県知事 阿部守一
 必ずいつまでにという話を聞かれるのですが、来年度予算にどういう形で計上していくかというのは私の責任で判断していくことになりますので、遅くともそこの時点までには判断していきたいというふうに思っています。

長野朝日放送(abn) 中村あゆみ 氏
 ありがとうございました。

3 情報公開について

読売新聞 井上知幸 氏
 今日議場の中で、答弁の中でもいくつかお話があったんですが、各部からの説明は10日あたりで全て終えられて、もう現状としては県で抱えている諸課題、後は進んでいる事業についてはほぼ把握された、という現状でまずよろしかったでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 主な事業の現状については一通り聞かせてもらっているという感じですね。深いやりとりはこれから個別にしていく必要があると思っています。

読売新聞 井上知幸 氏
 今日議員さんから質問の中でですね、情報公開について今日の副知事の選任案にからんだ話の中で、趣旨としてはもっと進めてもらいたいというような話があったんですが、情報公開について改めて現状についてお考えがありましたらお聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 私自身は繰り返し申し上げているように県民主権の長野県をつくると。その県民の皆様と行政との情報の格差があると、同じことを論じていても違う方向になってしまいますから個人情報の問題その他行政として配慮しなければいけないことはもちろんありますけれども、できる限り情報は共有していくということを基本に県政は行っていきたいと思っています。

読売新聞 井上知幸 氏
 共有というのは行政と県民と双方がということですよね。

長野県知事 阿部守一
 そうですね。はい。

読売新聞 井上知幸 氏
 できる限り今日お話しがあった黒塗りの部分がない、できる限りオープンにできるものをオープンにと・・・

長野県知事 阿部守一
 そうですね。はい。

読売新聞 井上知幸 氏
 ありがとうございます。

4 議会対応について

読売新聞 井上知幸 氏
 あと、今日の副知事、和田さんの件なんですけれども議場でも特に賛成についての答弁はなかった、議会側からのきちんとした同意は得られたということなんですけれども、提案について事前に県議会側にもかなり入念というか事前にも意向のほうは伝えられたということで、その辺りについてはかなり県議会に対する配慮というんでしょうか、今日提案して今日同意を得たということなんですけれども、提案についての手続きというんでしょうか、その辺りで気配りというんですか、心掛けたことみたいなものがありましたら教えてください。

長野県知事 阿部守一
 心掛けたというか議会の同意なり議決をいただかなければいけない案件、今日の人事案件も含めてありますから、やはり行き違いのないようにですね、丁寧にご説明をしていくということは必要だろうと思っています。ただ何度も繰り返しますけれども議会と知事との間で方向性が全て同じじゃなければいけないというふうにはですね、意見が違うところはしっかりと公開の場で議論をしていくということが必要だと思いますけれども、ただ内容について十分ご理解されないまま対応されてもいけませんので私どもの考え方についてはしっかり伝えていくということが重要だと思っています。

読売新聞 井上知幸 氏
 あと最後に1点、久しぶりに議会に臨まれたということなんですけれども、それほど大きいトラブルにはなっていないんですが、議場の中で結構やじというんでしょうか、発言者に対していろいろと挙手をしない発言がやや多いような雰囲気が最近県議会にあるんですが、今日久しぶりに県議会に出られてどういった、先ほど感慨深いというような印象があったんですけれども、何か・・・

長野県知事 阿部守一
 そうなのですか。いや、すごく静かな県議会になっているのかなというような感覚でいたのですけれども、そうでもないのですかね。すみません。私の比較対象が6年前の県議会になってしまうので、ちょっと直近の県議会の雰囲気との比較は私自身は分からない状況でありますけれども。どうなのですかね、直近の県議会と比べると。

読売新聞 井上知幸 氏
 でもお話しの出た6年前の県議会というとどういうふうな印象の差があったんでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 6年前の県議会をご存じない方もいっぱいいらっしゃるかもしれませんけれども、まあ6年前の県議会はいろいろにぎやかな部分が多かったのではないかなと思います。

読売新聞 井上知幸 氏
 分かりました。ありがとうございました。

5 副知事の選任について(2)

テレビ信州(TSB) 塚本夏希 氏
 副知事人事案についてなんですけれども、和田環境部長を副知事にということで、やはり意図とすると県職員との架け橋というような存在になってもらえればというような思いはあるんでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 和田部長は県職員として重要なポストを経験されてきていますし、県職員をしっかりと束ねてこれまで取り組んできていらっしゃると思っていますので、そうした経験を生かしてこの長野県の組織を最大限能力を生かせるような形で引っ張っていってほしいというふうに私は期待しています。

6 女性副知事の選任について

中日新聞 小柳津心介 氏
 先程女性の副知事の関係で具体的には決めておられないというふうにおっしゃっていましたが時期的にはいつ頃までに選任したいというものはありますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 環境が整い次第ということですね。現時点でいつまでというふうには決めていません。

中日新聞 小柳津心介 氏
 できるだけ早くとかそういうことですか。

長野県知事 阿部守一
 時期の問題よりは適当な人材をしっかりと見極めて判断していくということです。

中日新聞 小柳津心介 氏
 今日の和田部長は県庁での経験というのがポイントになっていると思うんですけれど、女性の副知事を選任する際のポイントで何かお考えの点はあるんでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 やはり長野県の女性職員が目指していく模範になれるような人が望ましいと思いますし、あと行政のいろいろな政策を考えるにあたっても男性ばかりで議論しているということが、現実、私今日に至るまで長野県の中でいろいろ事務説明とかを受けていても女性から説明を受けたというのは今のところ無いのではないかなと思っていますけれども、あるかな?無いですよね、という環境ですから、女性の視点を県政の中にしっかりと入れていただけるような人が望ましいと思っています。

中日新聞 小柳津心介 氏
 それは行政経験とか民間の方であるとか・・・

長野県知事 阿部守一
 そこはいずれとも決めているわけではありません。

中日新聞 小柳津心介 氏
 分かりました。

7 元気づくり支援金について

信濃毎日新聞 渡辺知弘 氏
 今日の議会とは直接関係のないお話で恐縮なんですけど、閉会後に過疎中山間地域の振興条例の制定検討調査会の申し入れがありまして、その中で元気づくり支援金の関係のお話も出たんですけれども、基本的には継続ということでお考えなのかどうか確認させていただきたいんですけれどもどうでしょう。

長野県知事 阿部守一
 元気づくり支援金については、今日もご要請いただきましたし、地域の皆様とお話する中でも県民の皆様のご要望が強い事業だというふうには認識しています。ただ私としては全体の財政状況をしっかりと見極めた上で判断していかなければいけないと思っているということと、私の公約の中にNPOをはじめとする公共的活動をしている団体に県民税の1パーセントを支援しますということを言っていますので、それとの整理は必要になってくるというふうに思いますので、今現在、ただ単純に延長するということを決めているわけではありません。

信濃毎日新聞 渡辺知弘 氏
 予算規模ややり方、事業のシステム等は変わる可能性があるということでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 基本的にニーズが高い事業であり、拡充の要請が強いということは踏まえた上で考えていきたいとは思っています。

信濃毎日新聞 渡辺知弘 氏
 分かりました。ありがとうございます。

8 浅川ダムについて(2)

鈴木恵美子 氏
 長野市に住みます鈴木恵美子と申します。浅川ダム建設問題について2点伺います。1点目は現地調査についてです。本日はご担当課のご案内とご説明で調査をされるということですが、今後、住民の皆さんのですね、ご説明やご案内で現地調査をされるというお考えはおありでしょうか。2点目の質問です。「浅川の治水対策に関してご意見をお聞きする会」が9月15日と22日に予定されています。このプレスリリースを拝見しますと、「住民団体の方からご意見をお聞きすることを目的としており、意見交換は行いません」とあります。これに関しては、先の知事会見でも知事のお考えを述べられましたが、今後、時間が許せば、あるいは、今後の予定の中で、住民との意見交換会をなさるお考えはおありでしょうか。以上です。

長野県知事 阿部守一
 まず、前段の住民の皆様のご案内でというところですが、今日は担当部局の説明を聞きながらですが、これから、反対されている方、賛成されている方双方のご意見を伺いますので、まずはそれをお伺いして、どうしても現地を一緒に見なければいけないような問題が有るのか無いのかというところは、考えなければいけないなと。私自身、中立的な立場で現状を見たいと思っていますので、あまりどちらかの考え方の人にご案内をしていただいて、説明を受けるということは、現時点では考えてはいません。それから、意見交換の話ですが、これはもっと早い段階の状況であれば、全くフリーに意見交換をさせていただいても構わないというか、その方が私も望ましいだろうと思いますけれども、浅川ダムの問題についてはこれまでいろいろな議論を深めてきてさまざまな検討委員会の場で議論してですね、なおかつ、その上で現時点でも賛成の方、反対の方がいらっしゃるという状況でありますから、今の時点で私がフリーというかですね、全く前提条件なしに、意見交換するということは考えてはいません。県民の皆様方のお考えは広くお伺いはしていきたいというふうに思っていますし、しっかりと私自身の考えを固めた段階では、何度も繰り返し申し上げているように、県民の皆様への説明責任を果たしていきたいというふうに思っていますが、訴訟等にもなっているという部分もございますのでこの点については私としては慎重に対応していかざるをえないなというふうに思っています。

鈴木恵美子 氏
 ありがとうございました。

長野県知事 阿部守一
 よろしいでしょうか、どうもありがとうございました。

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企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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