最終更新日:2011年12月16日


河北省との交流

1 交流の始まり
 昭和47年(1972年)9月に日中国交正常化が実現され、中国との友好交流を盛んにしようという取組が各方面で広まりました。県内でも県や多くの民間団体が訪中し、文化や経済、技術などの分野で友好を深める活動が活発になりました。
 こうした中で、昭和52年(1977年)10月、当時の西沢知事を団長に、多くの県民のみなさんが友好を深めるため「日中友好長野県民の翼」という訪中団を組織して中国を訪問されました。このとき河北省の石家庄市に立ち寄り、そこで熱烈な歓迎を受けたことが河北省との交流が始まった直接のきっかけです。その後、河北省からの留学生や研修生が長期滞在したり、医学学術や農業技術、文化、スポーツなど様々な分野での交流が進み、また相互に訪問する人々も増え、長野県も河北省もお互いにさらに交流していきましょうという気運が盛り上がり、昭和58年(1983年)11月11日に友好提携の運びとなりました。

2 最近の交流事業
 河北省との交流は、技術研修員の受入や技術指導者の派遣など、人が行き来して交流することでお互いに理解し合い友好関係を築くということが中心となっています。現在、行われている主な交流事業は、次のとおりです。
事 業 事業主体 内            容
技術研修員の
受入
河北省が派遣する技術研修員を長野県に受け入れ、技術研修を実施して、河北省の経済、医学等の発展に寄与するとともに、友好関係の発展・促進を図ります。
長野県研修員
の派遣
長野県から研修員を派遣し、中国語の修得を中心に中国の諸事情について研修を行い、帰国後は両県省の友好交流の推進を担う人材を養成します。
長野県・河北省
青少年交流事業
実行員会 両県省の青少年がホームステイや学校交流などを通じて、お互いの文化や生活習慣などに対する理解を深めることで、国際的視野を持つ人材を育成します。
国際交流員の
受入
河北省出身の国際交流員を受け入れ、地域で行う国際交流イベントの企画・運営や県民の方に中国を紹介する異文化理解講座等の講師を担当することなどにより地域に根ざした国際交流を推進します。
経済交流 協議会 友好提携先である中国河北省とのネットワークを活かし、観光、商工、農業に関する新たな経済交流活動を推進し、長野県経済の活性化を図ります。
 このほか、過去においては
 ◇ 周年記念事業(5、10、15、20、25周年)
 ◇ 信州青年洋上セミナー(1984年〜2001年)
 ◇ 河北省技術研修員、農林業研修生の受入(1982年、84年〜2002年)
 ◇ 技術指導者の派遣(1990年〜97年)
 ◇ 中国青年受入交流事業(1991年〜2001年)
 ◇ 日中医学交流事業(1986年〜2002年)
など、様々な分野で幅広い交流が行われてきました。
 
 
3 河北省の観光名所
(1) 避暑山荘
 避暑山荘は、省東北部の承徳市にあり、清朝康熙帝が造営し乾隆帝代に完成した歴代清朝皇帝の夏の離宮で、世界文化遺産にも登録されています。中国に現存する最大の古典園林は、中国各地の美しい風景を模して造られ、その美しさは72景と呼ばれています。
 この北側は、チベット式寺廟群である「外八廟(がいはちびょう)」が取り巻いています。

避暑山荘

(2) 北戴河(ほくたいが)、山海関
 北戴河は、渤海湾岸の秦皇島市にあり、保養地(海水浴場)として名高く、夏季の政治の舞台(北戴河会議)にもなります。
 山海関は、北戴河の東に位置し、2,400km西方遙か甘粛省の嘉峪関(かよくかん)に至る「万里の長城」の東の起点で、長城が海に入る地点は老龍頭(ろうりゅうとう)と呼ばれています。山海関は、東北と華北を結ぶ交通の要所で、14世紀明代に最重要関所(天下第一関)として築城されました。長城より南、山海関より西で嘉峪関より東を関内といいます。

北戴河

(3) 隆興寺
 隆興時は、省都の石家庄市(正定県)にあり、隋代の創建となる古刹です。主殿は宋代に建てられた大悲閣で、そこに祀られる「42手大悲菩薩」は高さ21m余り、中国の銅像で最も高く、河北4大名勝の一つに数えられています。

隆興寺

河北省の地図


 

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