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更新日:2016年12月28日

「集まれ!信州技術系女性の交流会」を開催しました

平成27年11月7日(土)に、長野県の主催により、「集まれ!信州技術系女性の交流会」を小諸市文化センターで開催しました。建設業や林業、製造業(専門技術職)などの分野で活躍している女性やこれらの分野での就業に関心のある女性、企業経営者など31名が参加し、事例発表やグループごとのフリートーク、経営者との意見交換を通して交流を行いました。


   点 事例発表 点     

建設業、林業、製造業の各分野で活躍されている女性の皆さんに、事例発表をしていただきました。

○発表者の皆さん

  発表者1

<建設業> 出川 奈美恵 さん (株式会社栗木組)  

入社してから20年の間に、私生活では結婚・出産・育児と経験し、仕事では多くの壁にぶつかりながらここまでやってくることができました。なぜこの仕事を続けてこられたかというと、現場の仕事には何よりも大きな達成感があるからです。
建築は、何もない敷地への基礎作りから始まり、骨組み、外装・内装の仕上げ、完成引き渡しというゴールがあり、現場の仕事でしか経験できない充実感があります。

ある現場の仕事で、一軒の住宅を初めて自分で統括し、設計施工を行うという事例がありました。お客様をはじめ設計士や職人さんと自分なりのコミュニケーションにより信頼関係を築き、大きな困難も乗り越えることができました。そして、お客様にも大変喜ばれ、満足していただきました。

出産のときは、産休と育休を取得して7カ月で職場復帰しました。子どもが二歳から保育園に入園するまでのあいだは、会社を離れたこともありましたが、その後再就職、パート勤務など勤務形態を変えながら今は正社員として仕事に励んでいます。
現場の仕事は、大きな責任をともなう仕事ですが、いつも多くの人に支えられ助けられて今があります。日々感謝することを忘れずに、毎日笑顔で明るく元気よくをモットーに日々精進していきたいです。

 

  発表者2

<林 業> 小島 未帆 さん (株式会社勝野木材)

林業との出会いは、就職活動中に県の林業大学校を知ったことがきっかけです。循環する資源である木材の分野に興味を持ち、林業大学校へ入学しました。そして、授業の実習先で、今の勤務先である勝野木材の勝野社長から持続可能な森林経営についての説明を受け、それに強く共感したことが今の仕事に就くきっかけとなりました。

林業はよく川上から川下までと言われますが、今の製材所の仕事は川中に位置付けられ、川上・川下の両方と関わりがある仕事です。工場では、20代から70代まで幅広い年齢層の社員とともに、ベテラン社員から優れた技術や課題解決方法を学んだり、また、同世代の社員と一緒に頭を悩ませたりしながら取り組んでいます。

一般の方向けに行っている工場見学では、お客様に、気候と風土に合った国産材を使う良さなどを説明しています。お客様に直接お会いし、自分が選んでいる木材が実際にお客様の住宅の一部に使われると思うと、気が引き締まります。

機械ではなく、人の目で寸法などを決める作業では、数ミリの違いで節ができてしまうなど出来上がりが大きく左右されます。一発勝負に向けて、半日かけて木の目を見ることもあります。製材したヒノキは年月をかけて強度を増していく性質もあるなど、長く住み継いでいける家のよさなどを提案しています。

 

  発表者3

<製造業> 樽沢 亜好花 さん (日本ハルコン株式会社)

駅の自動改札機などに使われるセキュリティーゲート製造の分野で、新規開発や設計を担当しています。子どもの頃から飛行機や電車など機械の分野に興味を持っていたこともあり、そのまま今の仕事に就くこととなりました。エンジニアとしての一番の醍醐味は、まったくの無の状態から自分の思い通りに製品をかたちづくることができるところです。

製造業のなかでも、製品の一部分の設計を担当するといったケースはあると思いますが、今の仕事では、製品企画をはじめ、意匠デザインや駆動部についても自分たちで設計・シミュレーションを行い、ゼロから社会に出るまで主担当として携われるというやりがいがあります。

仕事では良いことばかりではなく、苦しいこともありました。どう乗り越えてきたかを特別意識したことはありませんが、その時々の案件に対して責任感を持って取り組んでいると、苦しいことも最後までやり遂げることができます。また、休日には登山や旅行などでストレス解消、リフレッシュをしています。

本日参加されている方の中にも、未だに残る男性中心型社会の要素を感じながら働いている方もいらっしゃると思いますが、頭脳戦では性別は関係ありません。これからも仕事に対する意思を強く持ち、心にも余裕をもって楽しく仕事をしていきたいです。

 

    点 フリートーク 点

引き続き、発表者の方を交えて、グループごとにフリートークを行いました。
「今の仕事に就いたきっかけ」、「今の仕事の醍醐味・やりがいを感じること」、「職場で苦労したこと・悩み、イメージとの相違」などをテーマに自由に意見交換をしていただきました。

 

 トーク1  トーク2

‐‐‐フリートークで出された主な意見等‐‐‐

・今日の交流会で、同じように頑張っている人がいることがわかり、元気をもらった。

・子育てをしていた当時、自分がきっかけとなり、会社で新たにフレックスタイム制を導入してもらうなど制度を整えた。

・技術者として経験を積むことで、お客さんからの信頼度も上がってきた。キャリアはとても大切。

・次の世代の女性たちにも入ってきてもらえるように環境を整えていきたい。


・育休を取得した当時は、職場での理解がなかなか得られなかった。

・自分の周りにいた女性も、結婚などを機に辞めていく人が多く、身近にも女性がいないので、情報が入ってこない。

・男性が家事・子育て等に関わらないという意識の問題もある。

・育休からの復帰時に、いきなり現場に出てとてもつらい想いをして、体調を崩してしまったこともあった。

・現場では女性用のトイレがないなど、苦労したこともある。

・仕事や家庭のことなど、男性でも女性でも互いに協力できるようにしていきたい。

    
                                                                                         

   点 経営者を交えての意見交換 点

 

 助言者1   助言2 助言全体

 

【助言者】

株式会社野沢土建 代表取締役 樋口郁子 さん

 

オルガン針株式会社 執行役員管理本部長 武田和宏 さん

 

Q.ワーク・ライフ・バランスの推進について、会社ではどう捉えていますか。

・まだまだ育児等で会社を辞める人が多いですが、当社の場合は、育児等で休職した社員はほぼ復帰していて、それが当たり前になっています。育児等で職場の人員が欠けるのは大変ですが、それは当り前のこととして職場で受け入れるようにしています。また、ワーク・ライフ・バランスや子育てサポートに取り組んでいる会社を選ぶことも大切です。


Q.就職活動に当たり、女性が働き続けやすい会社、取組が進んでいる会社をどのように判断すればよいですか。また、アピールはしていますか。

・例えば当社では、厚生労働省が子育てサポート企業の認定を行う「くるみんマーク」を取得しています。また、認定を受けている企業については、長野労働局のホームページで公表されています。就職活動の際などには、単純な募集要項の内容を見るだけではなく、一歩踏み込んだ内容を企業に確認してみることも大切です。

 

Q.小さい会社では、若い女性が少ないなどの理由で環境整備が進まない状況もあるのでは。

・当社についてもあてはまりますが、規模がそれほど大きくない会社では、若い女性社員が少なかったり、新しく入ってこないなどの理由で、環境整備がなかなか進まないということも現状としてあると思います。

・経営者は、さまざまな法律・制度に気を配っていますが、社員の皆さんについても、自分たちを守ってくれる法律(特に労務に関すること)についてはアンテナを高くして、把握しておくことが大切です。利用できる法律や制度を知らないまま勤務している可能性もあります。

 

Q.女性活躍推進法が施行されて、女性の活躍について期待すること

・現状としては、すぐに行動計画を策定して会社として取組を進めていくということは難しい状況もありますが、建設分野では、新しく発足した県建設業協会の女性部会の活動などを通じて、さらなる活躍を目指していきたいです。

・企業としては性別にかかわりなく、結果を出している人のはたらきをきちんと見ています。例えば女性の管理職割合を目標値にすることで、意欲のある女性の活躍の場が広がり、会社にとっても新たに管理職が生まれるなどプラスの影響があります。

お問い合わせ

県民文化部人権・男女共同参画課

電話番号:026-235-7106

ファックス:026-235-7389

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