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更新日:2018年1月31日

第11回郷士沢川流域協議会議事要旨

日時:平成18年5月10日(水曜日)19時00分~21時00分
場所:豊丘村役場保健センター

出席人数

構成員:13名(会員10名、関係行政機関の長3名)
行政機関担当者:10名
合計:23名

協議会全構成員数:22名(会員19名(当日新会員入会1名含む)、関係行政機関の長3名)
傍聴者:10名

 

配布資料

  • 郷士沢川流域協議会会則(改正案)(事務局作成)
  • 郷士沢川流域協議会提言【治水対策】に対する「芦部川河川改修修正案」(飯田建設事務所作成)
  • 森林(もり)と水特別対策事業(下伊那地方事務所作成)
  • 平成17年度簡易水道等施設整備事業北部簡易水道地区(豊丘村作成)
  • 平成17年度豊丘村新旧水源水質検査結果(下伊那地方事務所作成)

 

議事

座長の選出について

会則第9条により座長の任期は2年間なので、昨年の12月で任期切れ。
現座長が再選される。座長の指名により座長代理も再任。

 

会則の改正について

郷士沢川流域協議会会則(改正案)
4月1日付けの県の組織改正に伴い県の水道に関する事務が保健所から地方事務所に移ったため、第4条の構成員から飯田保健所長を削除する改正案。

改正案を決し本日より施行。

 

治水対策(芦部川河川改修修正案)について

(飯田建設事務所)

A区間

  • 堤防の裏法勾配は原案、修正案ともに2割。
  • 堤防天端幅は原案、修正案ともに3m。
    修正案の当面の対応では、堤防天端幅の拡幅を行わず、現在の堤防天端内に収めるという案。
  • 修正案での現況護岸の嵩上げ高さは0~20cm。
  • 修正案の方が原案より用地への影響は小さい。A区間上流の左岸側(堤防天端と村道が兼用している区間)は現況の護岸の高さで余裕高も確保できているという結果が得られたため、修正案では改修が不要となってくる。
  • 修正案であっても用地への影響は皆無ではないので、当面の対応を考えた。
  • 修正案として現況護岸の嵩上げを選択した理由

沿岸民地への影響を軽減できる。
既存施設を活用した工法であり事業費軽減につながる。
用地への影響の無い当面の対応を取ることができ、早期に治水安全度を向上させることができる。

  • 当面の対応を取っても、修正案の最終形に対しては手戻りにはならない。
  • 現況護岸の積替により、堤防内部への河川水の浸透などを押さえ堤防の補強に繋げる。
  • 村道西橋の扱いについて

合計110cmの余裕高が必要であるが、現状でも70cmの余裕高は確保されていることから、当面の対応ではそのままとする。

B~E区間

B~E区間は原案と基本的に同じ。

本日の協議会で工事実施となれば、まずは最優先とされるA区間について沿岸住民の方に工事説明会を行い、今年度の台風シーズンが終わった渇水期になり当面の対応に着工したい。

 

流域の森林整備について

(下伊那地方事務所)

  • 県林務部では「森林(もり)と水特別対策事業」を、平成15年度から平成24年度までの10箇年計画で実施。
  • 整備内容は、間伐をしっかりやり、針葉樹と広葉樹が入り混じった災害に強い森林を作り流域全体の保水力を上げる。
  • 保安林のみでなく普通林(整備が必要であるが個人ではなかなか手が入らないもの)についても森林所有者に代わり県で森林整備を行う。この場合、森林所有者、市町村と長期的な協定を結んだ上で事業を実施する。
  • 郷士沢川(芦部川)流域の全体計画面積(H15から10箇年計画)=241ha。平成18年度末で39%の進捗予定。

 

利水対策の現状について

(豊丘村)

  • 5本の調査井戸を昨年度県補助で掘削をし、その井戸の水質を保健所で検査した結果、田村及び河野の2水源の水質が良質であったので、平成17年度、国・県の補助事業で本掘削を開始した。
  • 利水対策ではこの他、県で農業関係の窒素を減らす調査研究、環境省補助の窒素の総合対策モデル事業による調査を2箇所で実施している。
  • 県の補助による郷士沢川(芦部川)流域での利水対策は今回の2本の新規井戸掘削により終了。これにより豊丘村北部簡易水道の水利の確保は終了。
  • 平成18年度予算からは、南部簡易水道地区の水源確保を実施していく。

 

(下伊那地方事務所)

  • 平成17年度、旧井戸2箇所(旧林水源、新林水源)及び今回の新規掘削井戸2箇所(田村、河野)の合計4箇所で毎月水質検査を実施。
  • 旧井戸2箇所の水質検査結果は、硝酸性窒素及びヒ素の値が水質基準を超えている。
  • 新規掘削井戸2箇所の水質検査結果は、水質基準を満たしている。

 

【質疑】

(A会員)
A区間について、修正案の当面の対応は原案(1割引堤)より堤防の厚みは小さいが強度的にはどうなのか。

(飯田建設事務所)
原案、修正案共に最終形は堤防天端を拡幅し幅3mとしているのに対し、当面の対応では現況堤防につりつけるため厚みは小さくなる。
しかし、現況老朽化護岸の積替及び流下能力の確保により、現在より治水安全度は向上するので、用地買収を伴わない中ではこの案が最適と考える。

(A会員)
当面の対応をとった後、いずれ修正案の最終形を実施するのか。

(飯田建設事務所)
修正案の最終形は、県の河川改修の将来計画として持っていたい。

 

(B会員)
A区間は将来的には修正案の最終形に近づけるのか。
提言でも堤防天端幅や勾配、兼用道路の基準を緩和して・・・という表現を使っているが、道路が極力用地買収を伴わないように、堤防裏法勾配を少しきつくし、天端幅を赤色(当面の対応)よりは広く緑色(最終形)よりは狭くして、もう少し安全度を高めるという考え方はないのか。
当面はとにかく嵩上げ及び補強(積替)のみを行い、当面の対応から段階を踏んで将来形に近づけるのか。

(飯田建設事務所)
現在の堤防の幅を広げるということ自体で用地は民地側に入っていく。
緑色(最終形)では用地のみならず家屋の移転も伴うので、今の時点で実施が可能かどうかはわからないが、河川管理者として、将来計画は政令で定められた基準を守ったものとしたい。
赤色(当面の対応)から緑色(最終形)に向かって、少し用地買収しては広げることを繰り返すことはしないで、赤色を実施して、全ての条件が整ったならば緑色もあり得るという考え。

(A会員)
堤防の裏法勾配は2割勾配が基準のようであるが、ここを柔軟に考え、堤防天端幅は3mにしても勾配を仮に1割勾配にすれば、土地はそんなに要らないが丈夫さは赤色(当面の対応)のままよりは強いということは考えられないか。

(飯田建設事務所)
現状の堤防の裏法勾配は1割5分である。これよりきつい1割勾配では崩れる心配はある。このため、現在の堤防につりつけるという形としている。

(B会員)
当面の対応をして、段々に用地買収した所を広げていくこともしないのであれば、基準通りのものはいつになるかわからないという捉え方でよいのか。
赤色(当面の対応)は、今の堤防をそのまま少し上げただけである。極力用地買収を伴わない中で最高レベルのものを今回実施しないのか。

(飯田建設事務所)
完成断面形でやったらどうかという意見かと思うが、その場合、用地確保などで進捗度が非常に落ちてくる。
なるべく早く治水安全度を高めるに流下能力の確保と脆弱部護岸積替えなど、当面やらなければならないことを早急に行うという提案である。
天端幅3m確保など完成形に近い断面で行うということになれば検討する。

(B会員)
最近全国的にも水害が各地で起きているので不安を覚えている。赤色(当面の対応)は第一段階としてはいいが、将来的には家屋移転などが絡む緑色(最終形)までいかなくても、例えば一昨年施工された河床整備(川へ降りたときに以前と比べ広々とした状況が広がり安全度が確保された感覚がもてた)のようなものを組み合わせて安全性を確保した方が、住民にも理解してもらえるし早く進められると思う。完全な緑色(最終形)にこだわらず、もう少し早くできる方策を立ててもらいたい。

(飯田建設事務所)
安全度を高めるために河川の中の断面を確保して、今仰られた河床整理も含めて並行して実施するという修正案(当面の対応)である。

 

 

(C会員)
高水を再検証する会ではある結論が出ているのか。

 

(飯田建設事務所)
昨年より高水協議会が立ち上がり現在も継続中である。議論の状況は県のホームページにも載っている。

 

(豊丘村長)
豊丘村は大雨の時には流れ出る土砂によって河床が上がる。河川の堆砂排出は一層推進していってもらいたい。
修正案については、家屋の移転や道路の変更というものがあると事業が進捗できないことも想定される。そういう点で、左岸側へ道路の移転が無いような形で構造物を若干入れて、堤防の勾配も2割でなく1割5分とか、そういうことをすることによって、天端幅が確保できるのではないか。また、天端も何かコンクリートなど構造物で補強してもらえれば安心できる感じを持つ。

(飯田建設事務所)
提言に、堤防天端幅や勾配・兼用道路等の基準を緩和し隣接地への影響の減少、事業費の軽減につなげるよう柔軟に対応を、というものがあり、その中で当面の対応を提案した。
天端幅3mというのは管理用道路、兼堤防幅という意味である。この幅や勾配について再度検討した上で再提案する。

 

(D会員)
森林造成は非常に大事。私有林が多く困難を来すこともあると思うが、具体的な取り組みをし、山で保水調節するという計画も必要である。
森林整備の計画で、郷士沢で20haという数字があるが具体的な内容は。

(下伊那地方事務所)
20haというのは平成18年度予算で、治山事業と県営造林事業、また補助造林事業で実施を計画しているものである。

(D会員)
普通林は所有者による整備が期待できない森林が大部分だと思うが、具体的に進めていって欲しい。

 

(E会員)
河川改修は、村の中心部であり長期的に見ればやはり1割引堤が理想。

(飯田建設事務所)
提言中の3案併記の1つが1割引堤であるが、早期に治水安全度を向上させる、事業費を軽減できる、既存施設を活用できることから、3案の中で現況護岸の嵩上げを選択した。

 

(F会員)
A区間は、今までの協議会の意見を踏まえた上での修正案、当面の対応案だと思う。是非この案のとおり進めていって欲しい。住民説明会も先ほど説明したとおり分かりやすく説明することが大事。
B区間についても、亀山付近は過去の災害においても越流した部分だと思うので、早急に対応して欲しい。

 

(G会員)
NO.12+9.5(右岸)で堤防天端を3m取った場合、建物との間が狭くなり、トラクターとか通れなくなるので、2割勾配は取らずにコンクリート壁でやってもらいたい。

 

(C会員)
協議会の提言はA区間については一つの案ということではなくて3案併記した形で提言している。こういう中で修正案は柔軟な対応だと思う。これが最終ではないということで今後も必要な改修を加えていかなければならないと思う。

左岸側も、実際に堤防裏法勾配を計画通りに2割でやれば、村道が潰れてもっと南側に付け替えとなり当然用地交渉の難しさが出てくる。南側に若干用地の余裕があれば、そこを起点にしながら必要な村道幅員を確保し、村道と堤防の境界部分に構造物を設けて、堤防の裏法勾配や天端幅を考える対応とかあると思う。

色んな話を聞いた中では堤防の天端の中へコンクリートで一定の強度になるまで補強するやり方もあると聞いてはいるが、適する所と適さない所があると思うので、技術的な面で現場に即した柔軟な対応をして頂きたい。

 

(B会員)
B区間の金山橋の下に、道西島井の取入口があり蛇篭が入っている。皆さんが心配するのは橋の上側右岸が過去も何回か被害にあっている。上流の時広井の取入口を広げて道西島井分の水量も確保できるように水路改修をすれば蛇篭も取り除ける。水利権の問題もあるので簡単にはいかないことだと思うが検討して欲しい。

(H会員)
A区間は当然改修が必要だが、B区間は雨が降る度に蛇篭に立木や葦が絡み、そこへ濁流がカーブになって当たる。地元住民にとっても一番心配の種。

 

(C会員)
C、D、E区間の修正案については、原案と同じと解釈してよいか。

(飯田建設事務所)
そうである。提言にあるように、ここだったら改修しなくても遊水地的な役割で今のままの方が良いということも考えられるので、一律にこの区間は全部やるのではなく、場所毎に川の背後地を考えながらやるという内容である。

(C会員)
嵩上げによって返って山崩れを引き起こす可能性のある箇所を現場で指摘した。
C区間中流域でも、嵩上げによって最重要なA区間への被害も考えられる。
C区間より上流では、このような考えも是非今後の具体的な改修工事の中では考慮して頂きたい。

 

(B会員)
今まで林水源を薄めて使っていた役場(田村)の井戸は廃止に向かい、今度は丸々新たに掘っている井戸を使うことになるが、直線距離でそう遠くない位置にあり、夏場の需要期にかなりの量を汲み上げた時に、地下水位が下がり硝酸の濃度が上がる心配は。

(豊丘村)
心配はない。新規井戸は水量的には変わらないので心配ない。田村で汲み上げても結果的には林へ行き、量的な差はほとんどない。林の水はほとんど使えなかったので、どっちから行くかの問題で結果的には同じことと考えている。

 

(D会員)
新規井戸2本掘って水源の確保はとりあえず終わりという説明があったが、それで利水対策は終わりか。

(豊丘村)
水の確保については終わりという解釈である。
また、それがいつまでもつかという保証はないので再現することもあり得る。
例えば硝酸性窒素を減らす調査や研究は利水対策でお願いしているし、先ほどの森林整備関係の山の話も利水に関係してくるので、利水対策は続く。

(D会員)
県の段階では水質検査までなのか。硝酸性窒素対策まで踏み込んでやらないのか。

(豊丘村)
農作物に対して施す窒素の量をどこまで減らせるかを県の下伊那農業改良普及センター、南信農業試験場、環境森林チームでやっているので、それは続けられるし、保健所の水質調査も継続していくと理解している。

 

(H会員)
新しい温水ボイラーがダメになったという話を聞いたし、他の町村に比べ豊丘村の器具類の傷みが早いという話もある。また近所の方が言うには蛇口に付けてある浄水フィルタがすぐドロドロしてくると言う。
今回の水質検査は検査項目がたくさんある中でほとんどの結果が許容量以下なので、私個人で水質検査を実施しようと思う。
個人的に水質検査をしたいがどこで水質検査をやってもらえるか。

(豊丘村長)
設備工事屋さんの話では、傷みやすい傾向にあるようだが、それに対応するボイラーもあるとのことである。
水質検査はお金がかかり、例えば村でやった水質検査項目をやると20万円くらいかかる。皆さんから持ち込まれたものの水質検査を村で行うことはできない。
村で実施している毎月の蛇口の水質検査では、異常な結果が出ていない。
豊丘村は井戸水なので残留物となるようなカルシウム、マグネシウム等は含まれるが、検査結果では基準値の半分以下になっている。

 

(D会員)
私も60mくらいの井戸を13年に掘って亜硝酸窒素を調べたが、7.3が昨年は12になって井戸としての役割はない。水そのものは細菌もなく非常に良い水が出るが、亜硝酸窒素が入っていて使えない。こうしたものを抜く研究とか機械の開発を県の方で進められないか。

(下伊那地方事務所)
平成17年度に環境省のモデル事業で菌により硝酸性窒素を窒素ガスに変えることを進めているようである。結果については、県の環境保全研究所や水資源チームから改めて話ができる。

 

(座長)
予定の時間もまいりましたので、今日のところは以上としたい。

協議会の役割にも絡んでくるが、かつて河川整備計画の資料をもらっているが、河川改修を実施するにあたり、協議会が意見を言うとか、住民の意見を聞くとか、地方公共団体の長の意見を聞くとか、この流れが今度どのように変わるのか。具体的に言えば住民への説明、豊丘村役場に対する説明等がどのようになされるのか、また住民説明はどのぐらいの範囲で行うのか、次回説明して欲しい。

河川改修についていろいろ意見が出されたので、再度検討していただくが、次はいつ頃できるか。

(飯田建設事務所)
論点を整理したい。
河川改修修正案は、提言の3案併記のうち、現況護岸の嵩上げを提案したが、これについてはご理解いただけたと考えて良いか。

堤防の裏法勾配などもっと工夫した方がいいとの意見を承ったが、A区間は1割引堤ではなくて、「現況護岸の嵩上げ」、「老朽化護岸の積替」、「河床整理」を行うという基本的な3点については今日の協議会で了解いただけたと考えて良いか確認したい。

また、いつどのような出水があるかわからない中、治水安全度をより高めたいということで、早急に当面の対応の嵩上げをやっていきたいと考えているが、この点もご了解いただけるか確認したい。

(数人の会員)
基本的なことは了解した。

(B会員)
基本的なことは良いと思うが、修正案(最終形)が一番のレベルだとしたら、早急に当面の対応をやり、そこから先は家屋移転や用地買収ができないから先送りになってしまうことを心配する。

将来的に今計画しているのはこうだが、この工法ならみんなに心配かけなくていけるし、必ず近いうちに出来るとだけは言えるような、先の見えた計画を示す中で進めることが大前提だと思うので押さえて欲しい。

 

(座長)
協議会が最終的にお墨付きを出すわけでもないが、今日答えてないことについては、次回納得できる説明がなされるために、次回はいつ頃できるか。

(飯田建設事務所)
今回いただいたご意見を踏まえた中で協議会を開くとなると若干時間をいただきたい。検討出来次第事務局から通知する。

(座長)
もう一点、土砂或いは流木対策等は別に検討していただき、県から提案を出してもらい協議する。
時間も予定より大分遅くなったが以上で終わります。

 

お問い合わせ

飯田建設事務所 

電話番号:0265-23-1111

ファックス:0265-24-5412

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