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更新日:2017年4月21日

平成26年(2014年)3月26日 部局長会議録

 

時間:3月26日 9時30分~10時51分
場所:県庁 特別会議室
 

 

 

出席者:阿部知事、和田副知事、加藤副知事、伊藤教育長、山崎警察本部長、久保田危機管理監兼危機管理部長、原山企画部長、岩﨑総務部長、眞鍋健康福祉部長、山本環境部長、太田商工労働部長、野池観光部長、中村農政部長、塩入林務部長、北村建設部長、長澤会計管理者、岩嶋公営企業管理者職務執行者企業局長、原監査委員事務局長、春日人事委員会事務局長、駒村労働委員会事務局長、青木教育次長、笠原教育次長、北原議会事務局長、土屋広報県民課長

 

 

 

 

(和田副知事)

おはようございます。ただいまから部局長会議を始めたいと思います。本日は年度末ということで、青木、笠原両教育次長、それから北原議会事務局長にも出席をいただいております。それでは議題に入る前に、恒例の本日のメニューの説明、中村農政部長からお願いします。

 

(中村農政部長)

おはようございます。本年度最後のおいしい部局長会議のメニューのご紹介をさせていただきます。今回は、「おいしい信州ふーど(風土)」のヘリテイジの中から、地域の年中行事などで振る舞われております行事食2品をご紹介いたします。

1品目でございます。県の選択無形民俗文化財の指定になっております「御幣餅」でございます。起源は、お祭りごとなどで神前に備えるための御幣(おんべ)、御幣(ごへい)をモチーフにした、軍配型から始まったそうでございますけれども、県内には眼鏡型ですとか、並木型ですとか、さまざまな形の御幣餅がございます。

このほかに宮大工さんの棟梁でありました五平さんが、毎日、ご飯を握った物にお味噌をつけて持っていきまして、職場でたき火であぶっていたのが始まりというふうな説もございます。

今日、ご用意をいたしましたのは、木曽の大桑村の「味処いなほ」でつくっているものでございます。この「いなほ」の代表の林ちかゑさんは、「おいしい信州ふーど(風土)」の名人も務めていただいております。地元産のコシヒカリ、信州味噌を使いまして、上にゴマですとかクルミがこうばしく香る味噌をあしらった物でございます。1本140円で、直売が基本でございますけれども、発送をご希望の場合にはお問い合わせをいただければ可能だそうでございます。

2品目でございます。同じく県選択無形民俗文化財の「飯山市富倉の笹寿司」でございます。殺菌効果があると言われております笹の葉の上に、酢飯とゼンマイなどの山菜、クルミなどをあしらった物でございます。ご家庭によりましてさまざまでございますけれども、昔から冠婚葬祭などで振る舞われた郷土料理でございまして、かつて、川中島の合戦に向かう上杉謙信公に富倉の人々が献上したというようにも伝えられております。一緒に川中島のお水がございますが、こちらにつきましては、後ほど企業局からご紹介があると思います。この笹寿司は、こんなこともありまして、別名、「謙信寿司」とも呼ばれているそうでございます。

今日、ご用意をいたしました笹寿司は、「北信州味工房 やなぎはら」の皆さんがおつくりいただいている物でございます。召し上がっていただいておりますのは、通常品に比べて特別に小さくつくっていただいた物でございまして、もう少し大きめの物が通常の販売商品でございます。1つ120円で、工房で販売をしていただいておりますし、地域の直売所や、毎月第3金曜日には、飯山合同庁舎でも販売をしていただいている物でございます。以上でございます。

本年度の部局長会議での「おいしい信州ふーど(風土)」の紹介は最後になります。大変貴重な時間をいただきまして、ありがとうございました。来年度につきましては、当部の「おいしい信州ふーど(風土)」に加えまして、健康長寿ですとか、食品開発センターの成果ですとか、あるいはしあわせ信州シェアスペース、あるいは信州の山、こうしたものなどにまつわるタイムリーな情報の場としてご活用をいただくように、また工夫をしてまいりたいと思っております。1年間、どうもありがとうございました。

 

(和田副知事)

どうもありがとうございました。それでは続いて、この川中島の水について、では企業局長からお願いします。

 

(岩嶋企業局長)

企業局、上田市の一部から長野市の一部まで、7万3,000戸に、千曲川流域で水道水を提供しているわけなんですけれども。その水源の一つが川中島、小市橋を渡ったところに水道管理事務所があるわけなんですけれども。あの周辺に井戸がございまして、地下100メートルから汲み上げた水です。軟水なんですけれども、ラベルをご覧になっていただくとおわかりになるように、リットル当たり94ミリグラム、ミネラルが含まれておりまして、非常においしい水だと自負をしております。川中島、それと篠ノ井地区の皆さんは、この水をお飲みになっているわけなんですけれども。水道法で塩素を添加しなくてはふだんはいけないわけですが、これは塩素が含まれておりません。水そのものの味を味わっていただけるかなと思っております。是非、紙コップにとらずにぐびぐびとお飲みになっていただくと、本当のおいしさを味わっていただけるのではないかなと思っております。ありがとうございました。

 

(和田副知事)

それでは、早速、協議事項の方に入りたいと思います。今日は会議の項目として、最後に一人1改善の取組状況の事例発表がございますので、説明のほうは簡潔にお願いをしたいと思います。それでは資料1の長野県リニア活用基本構想(案)について、原山企画部長からお願いします。

 

(原山企画部長)

それでは長野県リニア活用基本構想をご説明させていただきたいと思います。この策定に当たりましては、各部局の皆様に大変ご協力をいただきました。ここに感謝を申し上げます。

それでは基本構想の概要につきまして、資料1-1について、ご説明させていただきます。まず策定の背景・趣旨でございますが、1にありますとおり、平成39年開業予定のリニア、劇的な時間短縮効果ということで、長野県に大きなメリットをもたらすわけですが、その整備効果を広く県内に波及させること、これが本県の発展につながるということから、リニアを見据えた地域づくりの指針として、この基本構想を策定するものでございます。

この基本構想の根幹をなしますのが、3にあります駅勢圏・地域の特性に応じた3つの交流圏構想でございます。右下にイメージ図を掲げてございますけれども、飯田市に設置が予定されている長野県駅を利用するエリア、上伊那地域と飯伊地域が想定されますけれども、ここを伊那谷交流圏と名付けまして、リニアを活かして大都市、そして大都市には国際空港が存在いたしますので、世界とつながる地域と位置づけております。

また、諏訪・木曽・松本地域につきましては、長野県駅に加えまして、山梨県や岐阜県に設置される駅、これも利用することが見込まれますので、この県中央のエリアをリニア3駅活用交流圏と名付けまして、鉄道、道路、空港による多様な移動手段を選択できる地域というふうに位置付けてございます。

そして県全体につきましては、本州中央部広域交流圏ということで、2つの新幹線、道路網等を基軸といたしまして、本州中央部における流動の創出が可能な地域を目指すというものでございます。

2ページをお願いいたします。伊那谷交流圏構想では、その目指す姿として、グローバルな“知”の集積と交流の拠点など3つ掲げてございます。そしてその実現に向けまして、資料2ページの下半分に記載してあります方針のもと、地域振興や基盤整備の取組を進めていくということとしております。

資料3ページをお願いいたします。2番目のリニア3駅活用交流圏構想でありますが、目指す姿をリニア整備による流動回路の多様化を活かした交流の拡大、地域の活性化ということといたしまして、記載のような項目、方針に基づいて取り組んでいくこととしております。

そして3番目の本州中央部広域交流圏構想、これは、昨年度、策定いたしました長野県新総合交通ビジョンの中で打ち出している将来構想でございますが、その目指す姿を東日本と西日本、太平洋と日本海を結ぶネットワークを活用した広域交流圏の構築ということで、それに向けまして資料に記載のような取組を進めていくということであります。

概要は以上でございますが、構想本体につきましては、資料1-2で申し上げてございますので、後ほどご覧いただきたいと思います。それから資料1-3に提言集概要版というものをお配りしてありますので、今回の構想策定の手法についても、若干ご説明をしたいと思います。

リニアの整備をどう地域振興に活かしていくかということについては、多くの方から多様なヒント、アイデアをいただくことが大切だということでございまして、有識者等による委員会を設けるという方式ではなく、県内外の学識経験者でありますとか、企業経営者、観光・交通の関係者などに職員が足を運びまして、直接伺うインタビュー方式を採用させていただきました。提言集ということでありますけれども、インタビュー結果をまとめました。原本は大部になりますものですから、本日は概要版を配付させていただきましたけれども、原本につきましては、既に各部のほうにお配りしております。

また、日本総合研究所の寺島実郎氏を訪ねまして、リニアが長野県に与えるインパクトをテーマにご意見を伺いまして、これにつきましては、基本構想の13ページの方に記載しておりますので、後ほどご覧いただきたいと思います。

このインタビュー等を踏まえて、リニア建設促進長野県協議会の構成団体でありますとか、沿線地域の自治体との意見交換などを経まして、先月開催の伊那谷自治体会議におきまして公表し、県民意見の募集を行いました。その意見を取り入れた上で、本日の部局長会議での協議に至ったところでございます。

このリニア活用基本構想でありますが、リニア開業を地域の発展につなげる第一歩ということでございます。さらにこの効果を広く県内に波及させるためには、今後、構想の具体化を図っていく必要があると思っております。新年度には知事を本部長といたしまして関係部長をメンバーとするリニア中央新幹線地域振興推進本部、そして現地には現地推進本部の設置を予定しているところでございます。引き続き各部局のご協力をお願いしたいと思っております。説明は以上であります。

 

(和田副知事)

皆さんのほうで質問、ご意見がありましたら、いかがでしょうか。関連のところでありましたら、よろしいですかね。では知事の方でありましたらお願いします。

 

(阿部知事)

リニア活用基本構想は、企画部中心にまとめてもらっていますが、市町村の意見等も十分反映した形で作ってきています。4月以降、体制も強化をしてこのリニア中央新幹線へ対応していこうと考えております。特に新しく地域振興推進本部をつくって取り組んでいきますので、企画部だけではなくて、かなりの部局が関係をしてきますので、ぜひこの基本構想の中身については、関係する部局長、あるいは課長以下担当する職員の皆さんも頭の中に入れてもらって、それぞれの分野で政策を考えるときも、このリニア中央新幹線関連でどういうことをしていく必要があるかということを、是非、考えていっていただきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

それからリニアの話とは全然違う話なんですが、たまたま、今回、このリニア活用基本構想と提言集が後ろについていますが、和田副知事をキャップに、災害の検証をやってもらっていますけれども、私のイメージはこういうイメージですね。こういうイメージというのは、関係者の声を極力生データとしてまとめてもらって、そこから出てきたものを取組の方針としてまとめてもらうと。そういうことでイメージしているんで、そこはそういうことでいいんですよね。

 

(和田副知事)

はい、わかりました。

 

(阿部知事)

ちょっと、私も、この間、大雪災害の関連でいろいろなところへ出かけて、もうありとあらゆる分野の人と話をすると、我々、行政の視点だけではなかなか捉えきれない課題というものもあるなと思っていますので。ぜひ、いわゆる平面的な検証ではなくて、県民の目線に立った検証にしてもらいたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

 

(和田副知事)

はい。それでは、これをもちまして、基本構想として決定をしたいと思います。よろしいですね。

それでは続いて資料2ですが、いじめ防止等のための基本的な方針(案)について、それでは伊藤教育長からお願いします。

 

(伊藤教育長)

恐れ入ります。資料2-1をご覧いただきたいと思います。長野県いじめ防止等のための基本的な方針(案)についてということでございますが。この基本方針は、昨年9月に施行されました国のいじめ防止対策推進法に基づくものでございまして、長野県内の県立はもとより、市町村立、さらには国立や私立の学校も含めた長野県内の学校全てにおける、そのいじめ対策に関する方針を網羅したものということで策定をしようと考えているものでございます。

内容につきましては、真ん中あたりにありますが、目指す方向ということで3本柱、未然防止、早期発見、いじめへの対応という3本柱で考えてございます。おめくりいただきまして裏面をごらんいただきたいと思います。それぞれについて、どういう対応を、学校、または関係機関と連携して取り組むかということでございます。例えば未然防止という観点では、単なるいじめ対策だけではなくて、ポツの2つ目でございますが、自己肯定感を高めながら、ストレスに徹底的に対処できる力を育成するとか、ささいなトラブルを人間関係づくりをする機会と捉えて指導するというような形で、いじめの起きにくい学校づくりをしっかりしていこうということをまず柱の一つに置いてございます。

また早期発見では、いじめを見逃さずに積極的に認知をする。そのために定期的なアンケート調査等をしていくということを謳ってございます。そして不幸にもいじめが起きてしまった場合の対応でございますが、学校のみならず、心理や福祉の専門家の助言とか、関係機関との適切な連携を図っていくと、こういうことを柱として据えているところでございますし、あわせて長野県らしい取組ということで、保護者や地域、関係機関と連携をしっかりとりながら、いじめ対策全体に取り組んでいくということを柱に据えてございます。

今後の進め方の部分でございますが、そのページの下のほうでございますが、組織として長野県いじめ問題対策連絡協議会を設けるというふうにしてございます。これは、実はこの基本方針の策定に当たっても、教育委員会のみでなく、この知事部局のほうからも企画部、総務部、健康福祉部、また県警本部のほうにもご協力、メンバーに入っていただいて策定をしたところでございますし、幅広く関係の機関、地方法務局や中央児童相談所、また弁護士、臨床心理士などに入っていただいて、この案を策定したところでございますが。今後もこうしたメンバーの会議を引き続き実施することによって、いじめ問題対策というものがしっかり県内各地域、各学校で取り組んでいただけるようにしていきたいというふうに、今、考えているところでございます。

具体的にこの方針を踏まえて、今後は各学校において、学校におけるいじめ防止の基本方針を策定をいただくという形になってまいります。この基本方針を踏まえながら、長野県としては、学校、教育関係者のみならず、幅広い機関と連携しながら、また県民と協働してこの問題に県全体でしっかり取り組んでいく、こういう体制をつくっていきたいというふうに思ってございます。以上でございます。

 

(和田副知事)

ありがとうございました。これについて、皆さんのほうで何かご意見、ご質問ありましたらお願いしたいと思います。よろしいでしょうかね。県として、これ、できていれば、各部局でこの対応とか、個別にまた方針について何かやるとか、それは必要ないということ、これでいくということでよろしいですね。

 

(伊藤教育長)

協議会をこのあと設けておりますので、今後はそこの協議会の中で、それぞれの部局で一緒に新しいことに取り組もうとか、しっかりやっていこうということを調整をとらせていただきたいと思っております。

 

(和田副知事)

そうですか、わかりました。これについて、よろしいですか。知事の方で何かありましたらお願いします。

 

(阿部知事)

これ、教育委員会中心にまとめていただいて、ありがとうございました。基本方針としては、私はこれでいいですけど、ちょっと1点だけ、ランチミーティングで学校の先生たちと話したときに、要は、ここにもちょっとあるけど、アンケートとかチェックリスト、周りの友達がいる中で、書きやすいもの、書きにくいもの、いろいろあって、例えば記述式になっていると、あいつ、何かいっぱい書いているんじゃないかと、我々に言えないようなことを先生に報告しているんじゃないかみたいに思われたりしがちだと。これ、方針なんで、基本的にはこういうことをやっていきましょうということはいいんですけど、ただ本当にその現場、学校の中でいじめられている子どもたちのSOSを、どうすれば把握できるのかということは、かなり個別、要するにどういうチェックリストでチェックしておきましょうねとか、どういう形で子どもたちが抵抗感なくSOSを発信できるようなアンケートをとりましょうかねっていう、そこのレベルの話が極めて重要だと思うんで、是非、これ、いい事例を各学校が共有できるように、ちょっと教育委員会のほうで考えてもらいたいと思っているんですけれども、いいですかね。

 

(伊藤教育長)

お手元の資料2-2のほうで10ページをちょっとご覧いただければと思うんですが。まさに、今、知事ご指摘のようなことは、パブリックコメントの際も県民から意見を寄せられまして、その10ページの上から10行目当たりのウのアンケートやチェックリストの活用のところで、当初はアンケートによる児童・生徒の学校内での生活うんぬんというだけだったんですが、ご指摘いただきまして、無記名式など回答方法に配慮したアンケートというふうに規定をさせていただきました。この1行だけだと無味乾燥な1行になるんですが、まさに、今、ご指摘いただきましたような形で、児童・生徒が相談しやすい、また率直に先生方のほうに情報を述べやすい、こういう雰囲気づくりというものをしっかりするとともに、ご指摘いただきましたように、いろいろな学校でいろいろな工夫をしていますので、いい事例というものをどんどんこれから発信していきたいと思います。

 

(阿部知事)

是非、この学校教育、全てそうかもしれないけど、何か考え方とか理念のところの問題と、それからどうやってSOSを把握するかというのは、ある意味、そのスキルみたいなところがあって、スキルだったりテクニックでやれるところはやっぱり、そのいじめをなくしましょうという精神論を言い続けるだけではなくて、やっぱり、そのテクニカルなところでどう対応できるかということもやっぱりあわせて具体化をして共有をしてほしいなと思いますので、是非、お願いします。

 

(伊藤教育長)

はい。

 

(和田副知事)

よろしいでしょうか。それではこれをもちまして、基本的な方針として決定をしたいと思います。

それでは、以下、報告事項に入りたいと思います。まず資料3ですが、26年4月からの統一広報テーマについて、それでは土屋広報県民課長からお願いします。

 

(土屋広報県民課長)

それでは資料3、お願いいたします。平成26年4月からの統一広報テーマについてということで、17日の政策会議におきましてお諮りをし、次のとおり決定をいただいております。テーマは、「信州の山 新世紀元年」。期間につきましては、4月から9月までの6カ月間でございます。

今年初めて制定いたします「信州 山の日」、7月の第4日曜日ということで、今年は7月27日でございますが、この日を中心に、「五感で感じる山」「世界水準の山岳高原観光地」「美しく安全な山」といった観点から、具体に信州の山の魅力を、県を挙げて発信・PRしてまいりたいというふうに考えております。期間につきましては、9月にも日本ジオパーク南アルプス大会であるとか、ユネスコエコパーク全国サミットといったイベントが予定されておりますことから、9月までといたしました。

取組内容でございますが、全ての箇所において、あらゆる機会を捉えて、信州の山に関する事業やイベントなど、山に関連する発信をしていただきたいというふうに考えてございます。また、ホームページに信州の山のポータルサイトを新たに設定いたしまして、イベント情報等を発信してまいりますほか、広報誌、テレビ・ラジオ、ツイッターといった広報媒体で重点的に取り上げてまいりたいと思っております。さらに泥臭い営業活動ということで、今年度もやっていただきましたけれども、名刺の裏面でありますとか、メールの署名欄といったもの、使えるものは何でも使ってPR、発信してまいりたいというふうに考えてございます。職員全員、一人一人に発信の担い手となっていただきたいという趣旨でございます。

まずその手始めといたしまして、ちょうど4月の異動期ということでございますので、各部局長さん方、挨拶回りなどで企業や団体、市町村といったところを訪問される機会が多くあろうかと思います。そうした際に、是非、この「信州 山の日」を一緒に盛り上げていきましょうといったようなメッセージなり呼びかけをしていただきたいなというふうに考えてございまして、これにつきましては、この信州の山、「山の日」のほかにも、こんなテーマを、こんな呼びかけをといったものを、ほかにも何項目か用意してまいりたいと思っておりまして、現在、各部局の発信役さんにそのピックアップをお願いしているところでございます。うちの部のこんな項目をというようなことを積極的にエントリーしていただきますように、部局長さん方からもご助言をいただければというふうに思います。私からは以上でございます。

 

(和田副知事)

ありがとうございました。これについて、皆さんのほうでありますかね、何か。よろしいですかね。知事の方でありましたらお願いしたいと思いますが。

 

(阿部知事)

統一広報テーマは、「信州の山 新世紀元年」でいいということで、これ、この間、政策会議でそういう議論をしたんでいいんですが、あのときも少し話があったと思うんだけど、県内の人たち、県外の人たちへ、どういう中身で伝えていくのか。県外の人たち、長野県の山、強固なファンが多い中で、そういう人たちに「信州の山 新世紀元年」ですよということは、いかなるメッセージと一緒に発出すべきなのかということは、しっかり戦略を持って取り組まないと。ただ「山の日」ができましたということを伝えるだけでは、あまり意味がないんじゃないかというふうに思うんで、それは、各部局、発信役がいるんで、集まって、これ、何をするんだということを、一遍、徹底的にちょっと議論して、それに基づいて発信をしてもらいたいなと。

この「信州の山 新世紀元年」というテーマはいいんだけど、例えば統一的に発信を、各部局、いろいろなところでやりましょうとしたときに、例えば何か、統一的なロゴマークは要らないのかとか、では山のイメージって、どんな色を基調に考えていくかって、やっぱりそういうことを。しあわせ信州創造プランを発信しましょうというのは、どちらかというと各部それぞれ、しあわせ信州創造プラン、かかわりがある中で、しっかり中身を伝えていってもらえばいいし、とりわけ県外より県内、県民の皆さん中心なんで、しあわせ信州の発信のほうは、そんなに工夫する必要はないと思うんですけど。こっちの今回の「信州の山 新世紀元年」は、この「信州の山 新世紀元年」を統一広報テーマにしましょうというふうに決めるだけでは、多分、効果が出ないというふうに思うんで、そこをさらにちょっと突っ込んだ検討をして、各部に指示を出したいと思いますので、よろしくお願いします。

 

(和田副知事)

よろしいでしょうかね。ではお願いいたします。

それでは続いて、資料4、資料5、資料6をまとめて、世界水準の山岳高原観光地づくり構想以下、信州ブランド戦略まで、では野池観光部長、お願いします。

 

(野池観光部長)

それでは観光部から、3点、お願いいたします。まず資料4でございます。世界水準の山岳高原観光地づくり構想でございます。本体と概要版がありますけれども、一番上のA3・縦長の概要版のほうで説明をさせていただきたいと思います。

しあわせ信州創造プランに掲げました、山岳高原を活かして世界水準の滞在型の観光地をつくっていこうと。その第一歩として、今年度、有識者と希望市町村と研究会を組織いたしまして、今月11日に座長から知事に提言をされたものでございます。

構想の方、世界の事例もよく知る有識者の目から見た長野県に必要な取組の提言をいただいております。構想の構成、3点でございます。まず世界水準とは何か、その考え方を整理した上で、それを実現するために、県、あるいは県内各地で必要となる具体的な取組、それから重点支援3地域における取組を整理してあります。

まず左上ですけれども、世界水準の滞在型観光地、特に世界水準というものの要件、議論になりました。これにつきましては、「地域の本質的なもの」をコンセプトとして確立をし、そのコンセプトに基づいた「独自の価値」、コピーではなく「独自の価値」が商品やサービスとして提供されていること。それと「独自の価値」が世界の観光市場で広く認知をされていること。そして具体的な、各地域に戦略があって、それを実施するマネジメント体制が整っていること。こんな要件を整理をしていただいたところでございます。

右上に県の事業がございますけれども、山岳高原観光地づくりを支える基盤整備、2にありますけれども、こういった4つを県は推進をしてまいります。

また、左下にございます3つの重点支援地域、大町・白馬・小谷、それから飯山を中心とする信越9市町村、それから木曽町ですけれども。この構想に基づきまして、来年度、それぞれビジョンを策定をいたします。今後、地域の主体性も伴って具体的に取り組んでまいりますけれども、県のほうでは集中的にサポートをして、そのプロセスや成果を県内他地域にも波及をさせていきたいというふうに思っております。

資料の下半分ですけれども、4つの要件を実現するための施策の実施方針と主体別の取組についてまとめてございます。この中には、観光部はもちろん事業化するものもありますし、登山道ですとか、景観ですとか、他の部局にお願いをしているものもございます。また、国の制度に対して積極的に特区等の活用で提言をしていくものもございます。こういった方向で取組を積極的に進めてまいりたいと思っていますので、関係部局にもぜひご協力をお願いを申し上げます。

それから資料5でございます。山岳遭難の今後の防止対策でございます。こちらも本体の上についております資料5の概要版の方で説明をさせていただきたいと思っています。昨年10月から有識者の皆さんで構成する長野県山岳遭難防止対策検討会におきまして、長野県における今後の山岳遭難防止対策について、集中したご議論をいただきまして、昨日、報告書として提言をいただいたものでございます。

一番上の現状にありますけれども、長野県における山岳遭難発生件数、昨年、300件を超え、4年連続最多を更新しているという、極めて深刻な状況でございます。

その下、第2、課題にありますけれども、これまで県としても遭難防止対策に取り組んできたところでございますけれども、登山者の中高年ですとか、外国人ですとか、多様化。それと初心者、これ、年代を問わず初心者の増加ということで、現場の変化に十分対応してないという課題もございます。

検討会におきましては、第3の遭難防止対策の方向性ということで、山の専門家、救助の現場の皆さんから、山におけるリスクを、抽象的なものではなくて、リアルに感じさせるような啓発が非常に重要である。また登山者への直接指導、山際作戦と言っていますけれども、実施することが非常に効果的である。また、大都市部での啓発、外国人への啓発を重視すべきである、こんな提案がなされております。

また、第3の下段のほうに*印でありますけれども、条例による入山規制についても議論をしていただきました。そこの理由にありますけれども、現時点では入山を規制するということは難しいという結論でございましたけれども。例えば登山届をどうするか、そんな登山のルールやマナーをきちんと整理をして確立することが必要ということで、そういった内容につきまして、条例化という選択肢を含めて、きちんと県の方で検討してまいりたいというふうに思っております。こと、山ということですので、県境を接しますので、他県との情報交換、情報共有、非常に大事になってまいりますし、また、山ですので、長野県の果たす役割、責任というものも非常に大きいというふうに考えております。

これから春山シーズン、目前に迫っております。昨年もゴールデンウイーク期間中、27件の遭難が発生しております。報告書の内容に従って、これを具体化して、安全登山のために一層積極的に取り組んでいきたいというふうに思っております。また関係部局も幅広い、遭対協のご協力も是非お願いしたいというふうに思っております。

3点目が資料6でございます。これも概要版の方でお願いをいたします。信州ブランド戦略の、昨年、コンセプト編というのをつくりましたけれども、行動計画編を、昨日付けで策定をいたしました。ご報告でございます。コンセプト編では、しあわせ信州、それに込められた思いということで、県民が共有をして、外にみんなで発信をしていくという内容でございました。今年度の行動計画編ですけれども、信州ブランド研究会、これは、県、経済団体、市町村、それから信州大学等の学術、メディアの皆さん、こういった皆さんで構成をする研究会でご議論をいただきましてまとめたものでございます。

2に概要がございますけれども、2の(2)「構成」で、品質向上・開発支援ということで「つくる」、それから戦略的なマーケティングを展開する「届ける」、それから発信力の強化ということで「伝える」、3本柱でまとめてあります。

3にありますけれども、「つくる」という部分では「信州ブランド支援者会議」、県や大学や、それから経済界や県の関係現地機関で、ブランドをつくり発信をしていく、支援者会議を新たにつくりたいと思っています。それから6次産業化を目指す人材の育成。先ほども出ました「おいしい信州ふーど(風土)」名人による物語の発信。

それから2の「戦略的なマーケティング」の方では、信州ブランドアワードの受賞メリットの向上。それから原産地呼称管理制度をはじめとする品質保証制度の一層の活用・発信。それから信州首都圏総合活動拠点のオール信州での活用。それから東京オリンピック・パラリンピックに向けた世界への発信。こういったものに総力を挙げて取り組んでいきたいと思っております。

2ページ目の4にありますけれども、今回、市町村、それから県内の企業の皆さんから、ブランドづくりという面でどういうふうにかかわっていくかというのを、それぞれA4・1枚ですけれども、提出をいただいております。具体的に市町村、企業の皆さんがこういった観点で行動する、企業の皆さんの取組はどんどんこれから増やしていきたいというふうに思っております。これも裾野の広い取組ですので、どうぞよろしくご協力のほどをお願い申し上げます。説明は以上でございます。

 

(和田副知事)

ありがとうございました。それでは皆さんの方で何かありますでしょうか。よろしいですかね。知事の方でありましたらお願いします。

 

(阿部知事)

これ、各関係部局、いろいろあるんで、何かもう少し、議論しなくて、私がいつも評論家のようなことを言っていてもしょうがないんで。

 

(和田副知事)

そうですね、はい。関連部局長さんの方で、これについてどうでしょうか。商工、農政あたりでどうですか、何かこれに関連してありましたら。

 

(中村農政部長)

資料4でご説明をいただきました、山岳高原観光地づくり構想の中の、4つの要件としての、「地域の本質的なもの」という、表現上、かなりちょっと抽象的な表現になっているんですけど、とても大事なことだと思うんですね。それがこの右下の方の具体的な取組になりますと、例えば品質を保証する評価制度の導入ですとかね、こうした取組が具体的に掲げられているんですけど。既に物の品質を、物体のですね、品質を保証する制度というのは、関係部局も、私どももそうだし、商工労働部もあるんですけど、そうしたものがあることは、拡大していくという意味ではいいことだと思うんですが。一番大事なことは、物の品質ではないもの、要するにその文化ですとか、精神ですとか、そうしたものを、本当にその、お客様の心を本当に捉えたり、心に響くそうしたものを、どうやって本質的なものとしてその品質をアピールできるような制度をつくっていくかというのはすごく大事なことなんで、そうしたことがこう具体的にこう出てくると、すごくいいなと思うんですけど、どうなんでしょうか。

 

(野池観光部長)

今、中村部長からお話がありましたとおり、ここで提言があったのは、例えば宿泊施設を選ぶ際に、外から見たときにその宿泊施設、どういうような機能がある施設なのか、そういったものが明確でないためになかなか選ばれづらいという環境があって、そういうそのいい・悪いという主観的な評価ではなくて、客観的な、選んでもらうための評価、そういったものが具体的に議論された、そんな経過がございます。

 

(中村農政部長)

本当にこれからこう、広い部局が関与するんですけど、物のよさっていうのは、専門部局がやっぱり結構極められると思うんですけど、その物のよさ、物体のよさではなくて、本当にその気持ちが伝わるよさ、サービスということなどが、本当にこう強まっていくことがうんと大事だと思いますので、そうした部分で、新しい担当部長さんもできるようですけど、そうした活動がとても大事なんで、その辺のところがこううまく機能していくといいかなというふうに思いました。

 

(野池観光部長)

はい、わかりました。

 

(和田副知事)

ほかの部でどうですかね。商工はよろしいですか。

 

(太田商工労働部長)

今の話も、それからその後ご説明いただきましたブランドの話もそうだと思うんですけれども。行政として、そのブランドの確立のために応援する、これはもちろんこれからブランド化を進めようとしている企業なり事業者の皆さんに協力するのは当然だと思っているんですけれども。既に、いわゆる新年度、長野県の老舗ですね、老舗について検証を行うという事業を行うということになっておりまして。そういう意味では、長い間、100年を超えるような企業で、老舗という形でのブランド、強いところがあると思うんですよね。そういったところは、それぞれその100年以上の歴史にわたって、自分のところの製品を、ある意味ブランドとしてお客様に定着させてきて、それが集合体になることによって、長野県の、食品もそうでございますし、いわゆる製造業も含めてブランド化しているので。もちろんこれから立ち上げるところに対する応援もさることながら、そういった、そのもうブランド化している長野県での、知名度もあり評価も得ている企業さん、こういったところとの、何ていうんですかね、顕彰制度もそうですけれども、より広める、それは商工労働部も考えておりますけれども、ぜひまた一緒にやっていただければと思います。

 

(野池観光部長)

去年、コンセプト編で、全体と個のブランドにかかる関係というのが随分議論になりまして、長野県、個々の企業も、それから農産物もブランドがたくさんあります。その個のブランドの集積があってこそ、信州全体のブランド力の向上、それから信州全体の入り口として信州というものが選ばれる、それがあってこその個々のブランド力の向上、そんな全体と個の関係をつくっていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。

 

(和田副知事)

私の方からですけど、資料6にあったストーリーづくりというのが、何かあれですかね、具体的にこんなことをやっていてこんなものがあるということ、何かいい例があったらちょっと紹介していただきたいんですがね。

 

(野池観光部長)

これはもうまさに「おいしい信州ふーど(風土)」の取組のように、物が、もちろん品質のいいおいしい物があるというのはそれでいいんですけれども、それが育った、あるいはそれを生産した人や風土を同時に語る。それによって、期待以上のものが生まれる。そんな取組をいろいろな面でやっていきたいと思いますし、特にしあわせ信州シェアスペースでは、そこで扱う品は全て、そういったストーリー性、物語性をしょったものを扱うと。そういうことで統一していきたいというふうに思っております。

 

(和田副知事)

何かその参考になるモデル的な、例えばこんなものとか、例として何かあるようなものはありますかね。

 

(中村農政部長)

農政部でございますけど、資料の一番下のところに「おいしい信州ふーど(風土)」のプロジェクトによる「物語」の発信とございますけれども、今年度からも各地域の伝統食ですとか、すばらしいヘリテイジ、プレミアム、こうしたものなどについての、実際に生産をされたり、利用されている方々が見識としてお持ちになっている知識やアピール材料というのを、物語としてそれぞれ、今、つくっておりまして、来年度にはこれを少し集積した資料的なものにして、県民の皆様にも、おいでになる皆様方にアピールできる材料というふうな形で、使っていただけるような活動を、今、始めているところでございます。

 

(和田副知事)

ほかにはどうでしょうかね。よろしいでしょうか。

 

(阿部知事)

これ、観光部中心にまとめてもらって、この段階のまとめは、私はこれはこれでよくまとめていただいたなというふうに思っていますので。ただ、これ、産業競争力協議会、東海と関東に行ったときにも言ったんだけど、行政、長野県だけじゃなくて行政全般、いい報告書だったり、いい方針をまとめるけど、そこから先が大丈夫かという話が多くて。それはやっぱり競争力協議会でまとめたものは、しっかり具現化するようにしてくださいと。してくださいと言うだけじゃなくて、県も一緒にやりますからという話をしてきているんですが。

例えば山岳高原観光地づくりは、これは3つ、重点地域を定めてやっていきますと。これ、誰がプロジェクトマネジャーになるのかとかっていうあたりが判然としないんだけど、これは構想の提案だからこれでいいんだけど、具体的にこれ、どうやって進めていくということになるんですかね。

 

(野池観光部長)

具体的には、専門家も含めて、県も提案を、こういった仕組みを提案した関わりがありますので、地域ごとのビジョンを具体的につくる中で、それぞれの役割分担を明らかにして事業化をしていくということになります。

 

(阿部知事)

そうだね、それはそうなんだと私も思うんだけど。その、何ていうか、少しそういうことを変えていったほうがいいんじゃないかなと。変えていったほうがいいんじゃないかなというのは、要するに、私、例えばこの清水先生から提案をもらって、これ、全部、私はもうもっともだと。もっともだというか、それはもうこういうことをやらなければいけませんよねというのは、もう100%というか120%、全く同意だと。それで、その地域の本質的なものがコンセプトとして確立しているとか、独自の価値が提供されているとか、世界の観光市場の中で認知されているというのは、全くそれはやらなきゃいけない話だけど、誰がやるのと。

このプロジェクトなんで、もう誰かが、例えば大町・白馬・小谷だったら、誰と、誰が統括責任者なのかということを、県の職員でもいいし、地域の人でもいいし、とにかく誰が統括して、我々はその人を応援する形にしないと、進むものも進まないんじゃないかというふうに思っているんですけど、どうなんですかね、進め方として。

 

(野池観光部長)

そこが、本当に本質的な問題で、観光地域づくり等もやっていますけれども。まずその地域の主体的なマネジメント体制の、さらにその責任者が明らかになる、明らかにする、そこからスタートをしていきます。ビジョンをつくる中でも、単に役割分担というのではなくて、その体制をどうするか、当事者意識をどうするか、住民の参加をどうやってしていくか、そこからの、相当な議論になっていくというふうに思っております。今時点で何の太郎兵衛と決まっているわけではありませんけれども。

 

(阿部知事)

これ、是非ちょっとこの実行フェーズで、ここ、いっぱいこういうことをやります、あああうことをやりますって書いてあるんだけど、これ、予算もどれだけ確保できるかという話もある中で、むしろこの中でどこをもう確実にやるのかと。で、誰がやるのかというのを、工程表とその責任者、そのトータルの責任者と個別の分野の責任者があるかもしれないけど。そういうことを具体的に落とし込んで進めてほしいなと。やっぱり市町村との共同事業になるんだけれども、私は市町村、この間の地域再熱で集落活性化のときにも言ったけど、私は市町村を支援するという言い方、あんまり好きじゃないんだよね。あんまり好きじゃないというか、それはもちろん市町村を支援しなければいけない部分もあるけれども。やっぱりこの観光、しかも世界の発信というフェーズは、これ、県の責任、県も一緒にやります、あるいは県がやることに協力してくださいと。もちろん地域に協力すること、もう少し主体的にかかわらなきゃいけないんじゃないかなと思っているんで、そこはちょっと今後の進め方はしっかり考えてください。

山岳遭難の話は、これ、ちょっと他県と連携してどうするのかということを、よく山岳を共有している県と話をしてもらいたい。要は問題意識を共有して取り組まないと、何ていうか、長野県側から登った人はこうだし、向こう側から登った人はこうだみたいな話では、統一的な発信とか対策はできないので、ここを是非しっかりやってもらいたいのと、あと夏までに何をするのかと。これ、非常に広範なことをいろいろ言われているけれども、山岳遭難が増加しているということに対しては、本格的に取り組まなければいけないと思うので。これはもう待ったなし、時間がない、どうするんだということがまさに問われているので。それを、あれもやります、これもやりますとは言えないけれども、夏までに、この提言を受けて何と何をどうするのかということを早急にまとめて具現化する対応をしてもらいたいなというふうに思いますので、そこの点、是非お願いします。

それからブランド戦略は、花岡さんたちにまとめてもらって、こういう「つくる」「届ける」「伝える」ということでまとめてもらっているので、これ、具現化していかなければいけないんだろうけど。このブランド戦略自体の発信力が弱いなと。この信州ブランドを活用して商売をやる人とか地域づくりをやる人たちに、この信州ブランドというものがどれだけ期待されているかというと、甚だ心もとないなと。何ていうか、このブランド戦略のためのブランド戦略であってはいけないので、やっぱりその観光であったり、ものづくり産業であったり、農業であったり、そういうところにどれだけ具体的な効果を及ぼすことができるのかという観点で考えたときに、やっぱりその県民の巻き込みがまだまだ十分ではないんじゃないかなと。そこは、行動計画の中で、こういうこと、ああいうことをやっていきますというふうに書いてあるけれども、やっぱりもう少し、何ていうか、一般の県民の人たちも必要だけれども、やっぱりその事業者とか、そういう人たちの巻き込みを少し真剣に考える必要があるんじゃないかと。

それから、と同時に、この信州ブランド戦略の、コアというか、旗印というかね、何かそういうものが必要ではないか。要するにブランドづくりをやっていますよと、信州ブランド戦略をやっていますよと、行動計画で、例えばこんなこと、あんなこと、いろいろやっていきますっていうふうに書いてあるけど、それは必要だけど、これがやっぱり、これをやることによって広く県民に訴求しましょうというものは、一体何なのかということが判然としてないんじゃないかなと。もう少し、これがブランド戦略の主要な事業ですねというものは何なのかと、この行動計画でいったら。

 

(野池観光部長)

そうですね、ブランド戦略の大事なところは、企業も、それから生産者、製造者、行政も、みんながその市場に向かって発信、矢を放っているんですが、それが束ねられていないんで、一本一本の矢の力が弱いということだと思うんです。このブランド戦略というのは、それを束ねる役割を持つということが一番重要じゃないかなというふうに思っています。

 

(阿部知事)

例えば原産地呼称管理制度とか、「おいしい信州ふーど(風土)」だとかやっていて、あれは、何ていうか、パーツブランドですよね。農業だったり、お酒だったり、ワインだったり。これ、ブランド戦略もしばらくやってきて、やっぱりまさにこれがザ・信州だというものをもっとはっきり出していかなきゃいけないんじゃないかと。しあわせ信州、あるいはブランドコンセプトをつくって、美しさだとか、健康長寿だとか、そういう概念整理はしているんだけど。それはブランド戦略の根底の思想をこれまで大事にまとめてきたけど、ちょっと言い方は悪いけど、やっぱり県外の皆さんとか、関係者の皆さんにやっぱり訴求する上では、目に見えるものが必要になってきて、こういうものが信州を代表するものですよと、ことですよとか、人ですよとかっていうことを、そろそろ具体的にしていかないと、何ていうか、論理、理屈だけのブランド戦略、理屈先行のブランド戦略になって、個別の人たちの心とか行動への訴えかけとしては弱いなというふうに思うんで、これ、行動計画編を今回つくったんで、そろそろ次のフェーズの、具体的にこれこそまさに信州ブランドの代表的なものだとかね、そういうものをはっきり、目に見える形で出していかなければいけないのではないかと思うんで、そこは、行動計画編をまとめて、いろいろやることを書いてあるけれども、ちょっと可視化できるような視点をぜひ入れてもらいたいなと思いますので、よろしくお願いします。

 

(野池観光部長)

はい、わかりました。

 

(和田副知事)

よろしいでしょうか。それでは次に移りたいと思います。資料7ですが、一人1改善・提案事業にかかる取組状況ということで、まず総務部長から説明をお願いします。

 

(岩﨑総務部長)

それでは資料7ですけれども、御案内のとおり、一人1改善には皆さんに大変なご協力をいただいて、5,100件というたくさんの提案をいただきました。これまでに約2,600件については一定の方向性が出ておりまして、半分ということです。昨年度末が800件ですから、今年度、大変多く方向性が見えてきたということになっております。26年度中には、一定の方向性を全部につけたいと考えております。

今日は、その中で公用車の利活用の改善など、職員に身近な課題を検討して解決に導いた例を、紹介をしていただきます。今後も検討中としている提案もありますけれども、切り口を変えればできそうな提案については、対応をスピードアップしながら取り組んでいただきたいと思いますし、日々の業務を執行する上での疑問点や改善点についても、職員一人一人の方が自分で声を発して、工夫しながら改善をしていくと、そういう風土につなげていければいいなと思っておりますので、意識として是非そういうお考えをお持ちいただきたいと思います。

早速、ご紹介いただきますけど、1点だけ、直接は関係ありませんが、先日、異動時の挨拶回りについて、主管課の補佐会議でお話をいただきました。これも工夫の一つと思いますので、異動時に同じ課の中の人たちが何人もまとまって挨拶回りに歩くような風景が見えます。それは業務の効率化を考えても、年度の切りかえを考えても、いかがなものかと思いますので、そういうことはもう必要がないのではないかと思います。それは蛇足ですけれども。では早速、1改善の提案の事例の紹介を始めていただきたいと思います。はい、よろしくお願いします。

 

(和田副知事)

それでは、関係課からお願いします。

 

(吉沢行政改革課企画幹)

では全体の状況について、私、行政改革課の吉沢と申しますが、報告をさせていただきたいと思います。資料7をご覧いただくか、前のほうの方は前の画面をごらんいただければと思います。

24年度からスタートしましたこの取組ですけれども、25年度につきましては、ご覧の職員間での取組状況の共有・周知、それから取組事例の発信、3つ目として取組のフォローアップということで、この3点に力を入れまして、全庁的な取組の促進を図ってきたところです。

その結果、全体の進捗ですけれども、今、総務部長からご報告いただきましたとおり、5,100件ベースで見まして、昨年度末、約800件の実践着手だったんですが、今年度末、各部局からの集計をしましたところ、約2,600件ということで、半分を超えた取組が進んでいるところでございます。それからあわせまして、来年度当初予算等への反映ということで、提案に関連する30の事業ですとか、取組ですとか、こういったものを反映をさせていただいたところでございます。

主な取組事例を幾つか紹介させていただいてますが、しあわせ信州創造プランにおけるプロジェクト関連のものとしましては、「信州 山の日」の制定推進事業ですとか、あるいはながの出会い応援プロジェクト、こういったものも多くの提案がありまして、提案と同時並行で検討されていた事業ももちろんございますけれども、予算化が図られたところでございます。

それから事業というよりはどちらかというと県民サービスの向上ですとか、職員の皆さんの業務の効率性、効果的な執行といった点での提案も多くございまして、例えばタブレット端末の導入ですとか、あるいは、本日、紹介をいただきます公用車の利活用、こういったものについても、事業化といいますか、予算化が図られたところでございます。

今後ですが、この取組は、従来からお願いしておりますとおり、来年度、26年度までで一定の方向性を出すということとされております。来年度につきましては、左下に3つ書かせていただきましたけれども、今後検討とされている案件も相当数ございますので、そういったものの早期着手。それから、なかなか難しいなとされているものの中でも、できるものがあるんじゃないかという可能性の検討といったようなことを進めるとともに、最終年度になりますので、取組全体の総括ということで、全体の状況の整理ですとか、あるいはいい事例がたくさん出てきていますので、そういったものをまとめて紹介していくと。いい事例については、例えばホームページのようなところでわかるように発信していくといったこともやっていきたいと思っています。まずは残りの案件に前向きに取り組むということだと思いますけれども、総括とか、フォローアップの状況を見ながら、次の改善・提案のステップについても検討していきたいなと思っております。全体については以上でございます。

引き続いて、個別事例の紹介をさせていただきたいと思います。本日は、身近な事例ということで、公用車関係は、非常に多く、200件を超える提案がございましたけれども、その中でも提案者を含んだ検討グループによって検討した事例も含めまして、記載の2つの事例について、紹介をさせていただきたいと思います。

では、最初の現地機関の黒塗り公用車の廃止、共用乗用車のリース方式での導入ということでお願いしたいと思います。

 

<一人1改善・提案事業 提案者・実践者からの事例報告>

黒塗り公用車の廃止と共用乗用車の導入

公用車のインターネットオークション売却

 

(和田副知事)

ありがとうございました。全体を通じて、何か皆さんのほうで質問がありましたら。それでは、この取組、先ほど話がありましたように、来年度が一応最終年度と予定をしておりますけれども、その辺はまたフォローアップの状況を見ながら、次のステップを考えていきたいということですので、各部局、また鋭意、ご協力のほど、お願いしたいと思います。

それでは、その他に移りたいと思いますが、その他で何かございますか・・・

 

(阿部知事)

リース化の事例で、費用の比較が、維持費とリース代が見合うって書いてあったけど、そのリースじゃない所有を考えれば、取得まで入れれば、また大分違うと思うんだけど、トータルコストではどれぐらい改善されると考えていますか。

 

(提案者)

買った場合との比較でもよろしいですか。

 

(阿部知事)

維持管理費と、そのリース代の比較しかしてなかったけど。

 

(提案者)

今の維持管理費とリース代を比べると、今の黒塗りの公用車の3台分と、これはたまたま偶然なんですけど、リース代、新しく入れたのとは大体同額だったという感じです。実際、購入した場合と比べると、リースは7年更新で試算していますけど、購入した場合の、普通、今、公用車って11年ぐらい使って更新するので、それと比較もしたのですが、金額的には、実はリース代って利息がちょっと高くなったりするので、その車代だけ比べると購入とリース代はそんなにメリットは出ないんです。ただ、購入の場合には、先ほど長野地方事務所の副所長が言われたように、人件費が相当かかっているので、そういうものを比べると、リース代と購入代では、1年の比較をすると、数万円、2、3万円ぐらいはリース代のほうが安くなるんじゃないかという試算は出ています。

 

(阿部知事)

それぐらいしか変わらないものなの。

 

(提案者)

実は、車1台ですが、まとめてリースしたりするとメリットが出てきますので、そうしたときの減額幅とか、あと職員の負担軽減をどうやって見ていくかということだと思いますので、その辺は、今後、リースを拡大していったときのメリットがどの程度出てくるかという形になるんじゃないかと思います。そこは引き続き研究していきたいと思っています。

 

(阿部知事)

発表していただいて、ありがとうございました。是非これからもどんどん現場から提案をしてもらいたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。全体的に一人1改善、、24年度に提案してもらって、もう2年たって、今後、どうするのといったら、今、残っている事業はあるけど、これからの仕組みは恒常化させていかなければいけないと思うんだけど、そこはどうするんですかね。

 

(岩﨑総務部長)

そうですね。一人1改善という一斉の取組をして、5,100件やってみて、一定の成果が出ていますので、今後、これを、1年に1回にするのか、ずっと受け付けるのか、いずれにしても職員からの提案ができるような、そういう仕組みにしていくということで、検討しております。

 

(阿部知事)

ぜひ、政策研究もそうだし、一人1改善・提案も、県職員の、それぞれの問題意識をやっぱり県政全体に反映させなきゃいけないというのが一番の主眼なので、どういう仕組みがいいかというのも、総務部だけが考えるのではなくて、県職員に、どういう感覚でいるのかっていうのは是非聞いてもらってね。

それで、今日、部局長会議でこうやって発表してもらっているけれども、例えば私を含めた部局長レベルで検討しなければいけないようなテーマもあれば、それは部長レベルで議論すればいいでしょうというテーマもあれば、所属でそれぞれ考えればいいよねと、ただ予算がないからどうしましょうかという、いろいろなレベルがあると思うんで。今回、5,100件は、基本的に、その政策的なものも事務処理的な話も、全部一律に同じ土俵に乗せて対応しているんだけれども、1回やって、どんな感覚のものが出てくるのかというのはある程度わかったはずなので、もう少し、だから精緻な仕組みというか、精緻というのは、がちがちの仕組みというよりはね、もう少し、日常的に県職員の問題意識が県政に反映できるような仕組みにつなげていくということが大事。常に何かここで発表してもらうような大層な話しか対応しないみたいな話でもいけないし、逆に何か現場レベルで解決できるようなものしか出てこないような話にしちゃってもいけないので、そこは、少し知恵を出してもらう必要があるんだろうなと思っていますので、よろしくお願いします。

 

(岩﨑総務部長)

そのとおりだと思います。

 

(和田副知事)

よろしいでしょうか。それではその他ですけど、何かありますかね、よろしいでしょうか。この会議ですけれども、この顔ぶれによる会議は今日が最後ということでございますが。知事のほうで何か最後に話とかありますか。

 

(阿部知事)

退職される方、最後、一言ずつ発言していただいたら。

 

(和田副知事)

できるだけ、では簡潔に。

 

(岩﨑総務部長)

では一言だけ。いろいろ無理を申し上げたり、いろいろなことを申し上げましたけれども、非常に皆さんのおかげで仕事ができたなというふうに思っております。心から感謝を申し上げます。以上でございます。

 

(久保田危機管理監兼危機管理部長)

長い間、お世話になりました。県のしあわせ信州創造プランに掲げた理想に向かって、ぜひとも今後とも着実に進めるよう祈念をしたいと思います。ありがとうございました。

 

(塩入林務部長)

この部局長会議だけでなくさまざまな場面、政策会議等さまざまな場面で、いろいろご意見等をいただきながら仕事ができたこと、本当にありがたく思っております。大変長いことお世話になりました。ありがとうございました。

 

(北村建設部長)

長い間、お世話になりまして、ありがとうございました。36年でございましたけれども、川や道路やいろいろな整備やって、整備もかなり進んだと思っていますけれども、やはり道のとおりで、道半ばの部分もございます。これからもしっかりと整備が進んで、そしてそれが長野県の底力になれるようにやっていけるようにと思っています。どうもありがとうございました。

 

(長澤会計管理者)

知事初め、多くの皆さんに本当にお世話になり、ありがとうございました。これからはまた健康に留意しながら、心豊かに生きてまいりたいと思っておりますので、引き続きご指導をよろしくお願いいたします。

 

(岩嶋企業局長)

私、東京で既に仕事についていたわけなんですけど、そのときに、信州の山並みだとか、圧倒的な緑だとか、決して地形的に恵まれているわけではないんですが、そこでこう文化、経済活動を営んでいる長野県民のためにどこかでお役に立てたらなと思って県職員になりました。33年間たちました。いろいろな方々に本当にお世話になりまして、本当に感謝したいと思っております。あと何年か頑張れると思っておりますので、またよろしくお願いしたいと思っております。ありがとうございました。

 

(駒村労働委員会事務局長)

長い間、お世話になりまして、本当にありがとうございました。また在野で皆様の活躍を応援したいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

 

(笠原教育次長)

大変お世話になりました。これからも長野県の子どもたちのためにできることがあれば、そんなふうに思いながら過ごしてまいりたいというふうに思います。大変お世話になりました。ありがとうございました。

 

(和田副知事)

以上ですね。ありがとうございました。

 

(阿部知事)

退職される皆さんには、長い間、県職員としてご活躍いただきまして、ありがとうございました。また、この部局長会議のメンバーとして、ここ数年、人によって期間は違いますけれども、私も大変充実した仕事を一緒にさせていただけたというふうに思っております。改めて感謝申し上げたいと思います。

ぜひ新しい職場、当分、仕事につかれない方もいらっしゃいますけれども、次の人生においても、これまでの経験、最大限に生かしていただいて、ご活躍をいただきたいというふうに思いますし、長野県、しあわせ信州を目指して取り組んでいきます。これは、県民の皆さんのご協力なしには実現できませんので、退職される皆さん含めて、ぜひみんなで応援をしていただきたいなというふうに思っています。

健康長寿の長野県、実現するためには、ぜひ健康には留意して健康寿命を伸ばすのにもぜひ協力してもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。本当に長い間、お世話になりまして、ありがとうございました。

 

(和田副知事)

それでは以上で会議のほうを終わりたいと思います。ありがとうございました。御苦労さまでした。

 

 

会議次第(PDF形式:49KB/1ページ)

資料1-1:長野県リニア活用基本構想(案)について(PDF形式:343KB/3ページ)

資料1-2:長野県リニア活用基本構想(PDF形式:8,358KB/61ページ)

資料1-3:長野県リニア活用基本構想【提言集】(PDF形式:348KB/35ページ)

資料2-1:長野県いじめ防止等のための基本的な方針(案)について(PDF形式:399KB/3ページ)

資料2-2:いじめ防止等のための基本的な方針(案)PDF形式:906KB/22ページ)

資料3:平成26年4月からの統一広報テーマについて(PDF形式:199KB/1ページ)

資料4:世界水準の山岳高原観光地づくり構想について(PDF形式:223KB/1ページ)

資料5:山岳遭難の現状と今後の防止対策について(PDF形式:557KB/1ページ)

資料6:信州ブランド戦略~行動計画編~について(PDF形式:155KB/2ページ)

資料7:一人1改善・提案事業の取組について(PDF形式:670KB/6ページ)

 

おいしい部局長会議(PDF形式:202KB/1ページ)

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